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第五章 秋風のロジックと、古びた記憶の鍵
第50話 観客の機転と、負けヒロインの自立
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翌朝。皮膚科医局。
雪村は涼しい顔でコーヒーを飲みながら、論文に目を通している。
その隣で、皐月は何度もため息をついていた。
五十嵐のことが気になり、仕事に集中しきれていないのだ。
「……天野」
雪村が視線を論文から外さずに呼んだ。
「え、はい?」
「うるさい。気が散る」
「ご、ごめん……」
皐月が申し訳なさそうに縮こまると、雪村は呆れたように眼鏡の位置を直した。
「……五十嵐のことなら、もう心配ない」
「え……?」
「昨日、話をした。……どうやらここ数週間、あいつが凹んでいた理由は、立花への罪悪感だったらしい」
「晴瑠ちゃんへの?」
「ああ。自分の曖昧な態度が、彼女のキャリアを狂わせたんじゃないかって、勝手に背負い込んで自爆していただけだ。……まったく、自意識過剰もいいところだ」
雪村は鼻で笑った。
「立花に一喝されて、目が覚めたそうだ」
「そっか……よかった……」
皐月は胸の奥のつかえが取れた。
だが、それと同時に、自分は彼の力になれなかったことに気づき、少し胸の痛みを覚えた。
「……天野、雷久保先生には気をつけろ」
雪村の声が、ふいに低く、小さくなった。
「え?」
「五十嵐に余計な罪悪感を吹き込んだのは、雷久保先生だ」
「……っ」
「あの人は、人の心の隙間に入り込んで、盤面をかき乱すのを楽しんでいる節がある。……お前も、あまり隙を見せるなよ」
雪村の鋭い忠告に、皐月は背筋が寒くなるのを感じた。
「……うん、わかった。ありがとう、雪村」
皐月が頷くと、雪村は「礼には及ばん」と短く返し、再び手元の論文へと意識を戻した。
*
数日後。形成外科医局。
雷久保は、PCモニターの陰から、興味深げな視線を送っていた。
視線の先には、デスクで黙々とカルテを書く五十嵐の姿がある。
先日のカンファレンスでの「死に体」のような状態から一転、今の彼は憑き物が落ちたような顔つきをしている。
ーーこの短期間で何があった?
(カンファレンスの後、雪村が声を掛けていたのは見たが……)
雷久保は記憶を手繰る。
ーー雪村慧。皮膚科専攻医1年目。
五十嵐と皐月の同期の医師。
優秀だが、皐月を巡るレースからは早々に降りた男。
……あんな堅物が、五十嵐のメンタルを劇的に回復させるような言葉を持っているとは思えない。
ふと、医局の入口が騒がしくなった。
立花晴瑠が入ってくる。
彼女は真っ直ぐ五十嵐のデスクに向かうと、ドンと野菜ジュースを置いた。
「先輩、また猫背!シャキッとしてください!」
「……うっせーな。今やってんだよ」
「あと、顔色悪いんでビタミン摂ってください。倒れられたら迷惑なんで」
「母親かお前は」
「可愛い後輩ですよー。感謝してくださいね!」
軽口を叩き合いながらも、そこに湿っぽい空気は微塵もない。
以前のような、腫れ物に触るようなよそよそしさも、悲壮感もない。
まるで「出来の悪い兄貴」と「世話焼きの妹」のような、カラッとした信頼関係が見て取れた。
(……なんだ、あれは)
雷久保は目を細めた。
晴瑠が吹っ切れている。
五十嵐もそれを受け入れている。
この短期間で、二人の関係が劇的にアップデートされている。
ーーやはり、誰かが介入したか。
*
その日の午後。手術室の更衣室。
雷久保が手術を終え、術衣から着替えていると、ちょうど雪村が現れ、術衣に着替え始めた。
「おや、雪村先生」
「……お疲れ様です、雷久保先生」
雪村は一瞬だけ手を止め、礼儀正しく、しかし感情のない瞳で雷久保を見た。
狭い更衣室には、二人きり。
雷久保はロッカーの扉に背を預け、人好きのする笑みでカマをかけた。
「最近、うちの五十嵐と仲が良いみたいだね?」
「……仲が良い?誤解ですね」
「またまた。彼、ここ数日で劇的に元気になったじゃないか。この間のカンファレンスの後、彼を連れ出してたけど、あのとき君が何か魔法でもかけたのかな?」
雷久保の探るような視線に対し、雪村は眉一つ動かさず平然と答えた。
「先日、彼とは遊離皮弁の選択について議論していただけですが」
「……皮弁?」
「ええ。前外側大腿皮弁か、腹直筋皮弁か。形成外科の専門的な意見を聞きたかったので。……他に何か?」
完璧なポーカーフェイス。
嘘をついているようには見えないが、真実を語っているようにも見えない。
雷久保は「なるほどね」と肩をすくめた。
「いや、熱心で結構。……邪魔したね」
雪村は一礼して去っていく。
(食えない奴だねぇ……。まあいい。あいつはただの『観客』だ)
雷久保は次のターゲットの元へ向かった。
*
一方、雪村は手術室に向かいながら、先日の光線療法室での出来事を思い出していた。
『雷久保先生に言われたんだ』
五十嵐は、悲痛な表情でそう言っていた。
そして五十嵐が立ち去った後、立花から聞いた言葉。
『実は私も、雷久保先生に色々言われてたんです。五十嵐先輩を諦めるな、君にはまだ役が残ってるって……。雷久保先生は、五十嵐先輩を追い詰めて、何がしたいんでしょうか……?』
雪村は、先刻の出来事で理解した。
(……間違いない。あいつは立花を利用して、五十嵐を追い詰めようとしてる)
他科の自分にまで介入してきた。
ということは、形成外科ローテ中の立花には確実に介入してくるだろう。
(先手を打っておくか……)
雪村はポケットからPHSを取り出した。
電話帳から連絡先を選び、耳に当てた。
数コールで相手が出る。
『……はい、雪村先生?どうしました?奢りの件ならいつでも行けますよ!』
明るい声を聞いた瞬間、雪村は自分でも無意識に、険しかった表情がわずかに緩むのを感じた。
だが、すぐにそれを律するように、いつも以上に硬い声で警告した。
「立花。今から言うことをよく聞け。……雷久保先生には気をつけろ」
『え?』
「あいつはまだ、お前を利用する気だ。俺はこれからオペだから、力になれないかもしれないが、何かあれば連絡しろ」
『……わかりました。忠告、ありがとうございます』
電話を切ると、雪村は小さく息を吐いた。
彼女なら大丈夫だとは思うが、念には念を入れるべきだ。
*
晴瑠が、電話を切った直後。
病棟を出たところで、待ち構えていたかのように雷久保が現れた。
「よっ、晴瑠ちゃん」
「……雷久保先生。お疲れ様です」
晴瑠は笑顔で挨拶したが、心の中で雪村の言葉を反芻し、警戒レベルを最大に引き上げた。
「最近の晴瑠ちゃんさー、いっつも五十嵐か桐也の背中にくっついてるよね。こうやって二人で話すの久しぶりだね」
「あはは、そうですかね」
最近、晴瑠は雷久保と二人きりにならないように、意図的に五十嵐や桐也と行動するようにしていた。
今日のこの時間帯は、二人とも外勤や外来で出払っている。
「そうだよ。……ずっと思ってたんだけどさ、晴瑠ちゃん、五十嵐と一緒にいて辛くない?」
雷久保は同情するように眉を下げ、近づいてきた。
「無理しなくていいんだよ?ずっと好きだった男が、別の女のところに行こうとしてるんだ。……悔しいだろ?邪魔したいって思うのが普通だよ」
甘い毒のような囁き。
以前の晴瑠なら、この言葉に縋りつき、涙を流していたかもしれない。
けれど。
晴瑠は、真っ直ぐに雷久保を見上げ、ふわりと笑った。
「ご心配ありがとうございます。でも、全然辛くないですよ」
「……は?」
「だって私、もう『彼女候補』じゃなくて『可愛い後輩』になりましたから。……先輩が幸せになるのを応援するのが、後輩の役目ですよね?」
一点の曇りもない、晴れやかな笑顔。
そこには、雷久保が期待した「嫉妬」も「未練」も、微塵も残っていなかった。
「……君、本当にそれでいいの?一生脇役で」
「私は私の物語の主役になりますから。……五十嵐先輩の物語には、もう用はありません」
晴瑠はそう言い切ると、「失礼します!」と頭を下げ、颯爽と歩き去っていった。
残された雷久保は、呆気にとられたようにその背中を見送った。
計算が狂った。
あんなに依存的で、感情的だった女が、たった数日でここまで変わるのか?
「……なんだよ、あれ」
雷久保の端正な顔が、不愉快そうに歪んだ。
「……つまんねぇ」
脚本通りに動かない役者たち。
完璧だったはずの盤面が、音を立てて崩れ始めていた。
(……なら、いいさ)
雷久保は冷たい瞳で、晴瑠が歩いて行った方角を睨んだ。
「『負けヒロイン』はもういらない。……あとは主役たちだけでいい」
『眠り姫』、『王子』、『当て馬』
この三人さえいれば、舞台は成立する。
五十嵐の復活が予定より早かったのは誤算だが……最後に『ジョーカー』を切れば、予定調和のハッピーエンドだ。
(……この物語の『結末』は、9年前から決まってるんだぜ)
雷久保は口元を歪めると、医局に向かって歩き出した。
雪村は涼しい顔でコーヒーを飲みながら、論文に目を通している。
その隣で、皐月は何度もため息をついていた。
五十嵐のことが気になり、仕事に集中しきれていないのだ。
「……天野」
雪村が視線を論文から外さずに呼んだ。
「え、はい?」
「うるさい。気が散る」
「ご、ごめん……」
皐月が申し訳なさそうに縮こまると、雪村は呆れたように眼鏡の位置を直した。
「……五十嵐のことなら、もう心配ない」
「え……?」
「昨日、話をした。……どうやらここ数週間、あいつが凹んでいた理由は、立花への罪悪感だったらしい」
「晴瑠ちゃんへの?」
「ああ。自分の曖昧な態度が、彼女のキャリアを狂わせたんじゃないかって、勝手に背負い込んで自爆していただけだ。……まったく、自意識過剰もいいところだ」
雪村は鼻で笑った。
「立花に一喝されて、目が覚めたそうだ」
「そっか……よかった……」
皐月は胸の奥のつかえが取れた。
だが、それと同時に、自分は彼の力になれなかったことに気づき、少し胸の痛みを覚えた。
「……天野、雷久保先生には気をつけろ」
雪村の声が、ふいに低く、小さくなった。
「え?」
「五十嵐に余計な罪悪感を吹き込んだのは、雷久保先生だ」
「……っ」
「あの人は、人の心の隙間に入り込んで、盤面をかき乱すのを楽しんでいる節がある。……お前も、あまり隙を見せるなよ」
雪村の鋭い忠告に、皐月は背筋が寒くなるのを感じた。
「……うん、わかった。ありがとう、雪村」
皐月が頷くと、雪村は「礼には及ばん」と短く返し、再び手元の論文へと意識を戻した。
*
数日後。形成外科医局。
雷久保は、PCモニターの陰から、興味深げな視線を送っていた。
視線の先には、デスクで黙々とカルテを書く五十嵐の姿がある。
先日のカンファレンスでの「死に体」のような状態から一転、今の彼は憑き物が落ちたような顔つきをしている。
ーーこの短期間で何があった?
(カンファレンスの後、雪村が声を掛けていたのは見たが……)
雷久保は記憶を手繰る。
ーー雪村慧。皮膚科専攻医1年目。
五十嵐と皐月の同期の医師。
優秀だが、皐月を巡るレースからは早々に降りた男。
……あんな堅物が、五十嵐のメンタルを劇的に回復させるような言葉を持っているとは思えない。
ふと、医局の入口が騒がしくなった。
立花晴瑠が入ってくる。
彼女は真っ直ぐ五十嵐のデスクに向かうと、ドンと野菜ジュースを置いた。
「先輩、また猫背!シャキッとしてください!」
「……うっせーな。今やってんだよ」
「あと、顔色悪いんでビタミン摂ってください。倒れられたら迷惑なんで」
「母親かお前は」
「可愛い後輩ですよー。感謝してくださいね!」
軽口を叩き合いながらも、そこに湿っぽい空気は微塵もない。
以前のような、腫れ物に触るようなよそよそしさも、悲壮感もない。
まるで「出来の悪い兄貴」と「世話焼きの妹」のような、カラッとした信頼関係が見て取れた。
(……なんだ、あれは)
雷久保は目を細めた。
晴瑠が吹っ切れている。
五十嵐もそれを受け入れている。
この短期間で、二人の関係が劇的にアップデートされている。
ーーやはり、誰かが介入したか。
*
その日の午後。手術室の更衣室。
雷久保が手術を終え、術衣から着替えていると、ちょうど雪村が現れ、術衣に着替え始めた。
「おや、雪村先生」
「……お疲れ様です、雷久保先生」
雪村は一瞬だけ手を止め、礼儀正しく、しかし感情のない瞳で雷久保を見た。
狭い更衣室には、二人きり。
雷久保はロッカーの扉に背を預け、人好きのする笑みでカマをかけた。
「最近、うちの五十嵐と仲が良いみたいだね?」
「……仲が良い?誤解ですね」
「またまた。彼、ここ数日で劇的に元気になったじゃないか。この間のカンファレンスの後、彼を連れ出してたけど、あのとき君が何か魔法でもかけたのかな?」
雷久保の探るような視線に対し、雪村は眉一つ動かさず平然と答えた。
「先日、彼とは遊離皮弁の選択について議論していただけですが」
「……皮弁?」
「ええ。前外側大腿皮弁か、腹直筋皮弁か。形成外科の専門的な意見を聞きたかったので。……他に何か?」
完璧なポーカーフェイス。
嘘をついているようには見えないが、真実を語っているようにも見えない。
雷久保は「なるほどね」と肩をすくめた。
「いや、熱心で結構。……邪魔したね」
雪村は一礼して去っていく。
(食えない奴だねぇ……。まあいい。あいつはただの『観客』だ)
雷久保は次のターゲットの元へ向かった。
*
一方、雪村は手術室に向かいながら、先日の光線療法室での出来事を思い出していた。
『雷久保先生に言われたんだ』
五十嵐は、悲痛な表情でそう言っていた。
そして五十嵐が立ち去った後、立花から聞いた言葉。
『実は私も、雷久保先生に色々言われてたんです。五十嵐先輩を諦めるな、君にはまだ役が残ってるって……。雷久保先生は、五十嵐先輩を追い詰めて、何がしたいんでしょうか……?』
雪村は、先刻の出来事で理解した。
(……間違いない。あいつは立花を利用して、五十嵐を追い詰めようとしてる)
他科の自分にまで介入してきた。
ということは、形成外科ローテ中の立花には確実に介入してくるだろう。
(先手を打っておくか……)
雪村はポケットからPHSを取り出した。
電話帳から連絡先を選び、耳に当てた。
数コールで相手が出る。
『……はい、雪村先生?どうしました?奢りの件ならいつでも行けますよ!』
明るい声を聞いた瞬間、雪村は自分でも無意識に、険しかった表情がわずかに緩むのを感じた。
だが、すぐにそれを律するように、いつも以上に硬い声で警告した。
「立花。今から言うことをよく聞け。……雷久保先生には気をつけろ」
『え?』
「あいつはまだ、お前を利用する気だ。俺はこれからオペだから、力になれないかもしれないが、何かあれば連絡しろ」
『……わかりました。忠告、ありがとうございます』
電話を切ると、雪村は小さく息を吐いた。
彼女なら大丈夫だとは思うが、念には念を入れるべきだ。
*
晴瑠が、電話を切った直後。
病棟を出たところで、待ち構えていたかのように雷久保が現れた。
「よっ、晴瑠ちゃん」
「……雷久保先生。お疲れ様です」
晴瑠は笑顔で挨拶したが、心の中で雪村の言葉を反芻し、警戒レベルを最大に引き上げた。
「最近の晴瑠ちゃんさー、いっつも五十嵐か桐也の背中にくっついてるよね。こうやって二人で話すの久しぶりだね」
「あはは、そうですかね」
最近、晴瑠は雷久保と二人きりにならないように、意図的に五十嵐や桐也と行動するようにしていた。
今日のこの時間帯は、二人とも外勤や外来で出払っている。
「そうだよ。……ずっと思ってたんだけどさ、晴瑠ちゃん、五十嵐と一緒にいて辛くない?」
雷久保は同情するように眉を下げ、近づいてきた。
「無理しなくていいんだよ?ずっと好きだった男が、別の女のところに行こうとしてるんだ。……悔しいだろ?邪魔したいって思うのが普通だよ」
甘い毒のような囁き。
以前の晴瑠なら、この言葉に縋りつき、涙を流していたかもしれない。
けれど。
晴瑠は、真っ直ぐに雷久保を見上げ、ふわりと笑った。
「ご心配ありがとうございます。でも、全然辛くないですよ」
「……は?」
「だって私、もう『彼女候補』じゃなくて『可愛い後輩』になりましたから。……先輩が幸せになるのを応援するのが、後輩の役目ですよね?」
一点の曇りもない、晴れやかな笑顔。
そこには、雷久保が期待した「嫉妬」も「未練」も、微塵も残っていなかった。
「……君、本当にそれでいいの?一生脇役で」
「私は私の物語の主役になりますから。……五十嵐先輩の物語には、もう用はありません」
晴瑠はそう言い切ると、「失礼します!」と頭を下げ、颯爽と歩き去っていった。
残された雷久保は、呆気にとられたようにその背中を見送った。
計算が狂った。
あんなに依存的で、感情的だった女が、たった数日でここまで変わるのか?
「……なんだよ、あれ」
雷久保の端正な顔が、不愉快そうに歪んだ。
「……つまんねぇ」
脚本通りに動かない役者たち。
完璧だったはずの盤面が、音を立てて崩れ始めていた。
(……なら、いいさ)
雷久保は冷たい瞳で、晴瑠が歩いて行った方角を睨んだ。
「『負けヒロイン』はもういらない。……あとは主役たちだけでいい」
『眠り姫』、『王子』、『当て馬』
この三人さえいれば、舞台は成立する。
五十嵐の復活が予定より早かったのは誤算だが……最後に『ジョーカー』を切れば、予定調和のハッピーエンドだ。
(……この物語の『結末』は、9年前から決まってるんだぜ)
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