10 / 28
番外編
絡むは毒ー始まりと終わりのひみつの。ー
しおりを挟むこれは『お零れ話』の一つであります、『絡むは毒ー始まりと終わりのひみつの。ー』という演目でございます。
皆様方、当劇場にご来場頂きありがとう存じます。
おや、紛れ込んでおりますがその精悍な顔をしてらっしゃるお方は……「始まりの神様」と言われる、方ではないですか。
「よう、【案内人】。」
この前は気づきませんでしたが、いらっしゃったのですね。
「よく言うよ、言動で気づいていたくせに。」
さあ、私には霞のように見えてらっしゃいましたよ。
「ふふ、それは面白い例えだ。」
ふふ……お褒めの言葉を頂けて、感謝しております。
「私のことも、忘れてはおりませんか?
「始まりと言われる方」先日は私の行動、それに対して謝罪を致します。
申し訳ありませんでした、『かの統治者』にバレる訳には参りませんでしたので……少々手荒な行動をさせて頂きましたが、怪我などはございませんでしょうか?」
「おーおー……真面目な【案内人】だねぇ。
もういいさ、怪我はなかったのだし。」
そう言って微笑む「始まりの神様」に安心したのか、【案内人】は微笑み返します。
「貴方にこれ以上食い下がると、失礼に当たりますね。
改めて感謝を告げさせていただきます、誠にありがとうございました。」
それでは立ち話もなんですし……『演目』で、語らせていただきますね。
「始まりの神様」と言われるお方、こちらの椅子にどうぞお座り下さいませ。
「ああ、よろしく頼むよ。
今回はゆっくり観れそうだ。」
「ああ、Code Nameについて教えて欲しいのだが……何方か説明頼むよ。」
思い出したように、そういうお方でした。
「それでは僭越ながら、私からご説明致します。
『Code Name』は、研究員の偽名のようなもので本名を知られない為に、呼び合うもの達ですのでご注意くださいますようお願い申し上げます。」
「例えば今把握している『Code Name』は、『ある』か?」
「ええ、そこのところは【案内人】にお任せしましょう。」
私ですか……『Code Nameスバル』、『Code Name.キクネ』は勿論『Code Name.ムーナ』はそこまで危険ではございません。
『Code Name.黒き鎌を持つ鮮血の』もいますが一番危険でして、報告によるとどこかの世界におります。
二番目に危険なもの達は『Code Name.深海の斬魈となるもの』や『Code Name.異冥の』でございます。
ほかのCode Nameもおりますが、『Code Name.ムーナ』と同じくそこまで危険ではございませんので、省略させていただきますことをお許しくださいますようお願い申し上げます。
「わかった、ありがとう。
【案内人】、すまないが引き続き捜索を頼む。」
「わかりました、「始まりと言われる方」。」
承知しました。
貴方様のご命令とあらば、『マスター』も許してくださると思います。
「ああ、『マスター』によろしく頼むよ。」
「畏まりました。」
ええ。
話が脱線いたしましたので、僭越ながらご注意点を告げさせていただきます。
・全ての小説は、二次創作対象でございます。
・オリジナルキャラが出演いたします。
・キャラ崩壊がある可能性がありますので、ご注意くださいますようお願い申し上げます。
・暴力シーン、血液表現があるシーンがありますのでお嫌な方は劇場からご退場下さいますと、全額返金致します。
それでは遅くなりましたが1ベルを鳴らさせていただきます。
リイィィィイイイィイイイイィン………。
本ベルを鳴らさせていただきます。
リイィイイィイイィイイイイィン………。
演目名は『絡むは毒ー始まりと終わりのひみつの。』と申します。
それでは開幕致します~、開幕致します~。
ーーー1シーンに移ります。ーーー
ーーーその前に回想に参ります。ーーー
その毒が製造されたのはかの王と薬師が関係する契機として、いやまだ根幹としては温いが。
確かに毒を製造した、きっかけである。
それから生きた毒は、空中に浮いて人の形を取った。
それが本体だったのか、複製だったか人形かは分からなかっただろう。
何故かと言うと、気配がぐちゃぐちゃだったから。
複製の気配も、人形の気配も『あっちの世界』にいるであろう人間の気配も人でないものの気配も、神の気配も『Code Name』の気配もするのだから、気味悪くなるだろうよ。
0
あなたにおすすめの小説
月弥総合病院
僕君☾☾
キャラ文芸
月弥総合病院。極度の病院嫌いや完治が難しい疾患、診察、検査などの医療行為を拒否したり中々治療が進められない子を治療していく。
また、ここは凄腕の医師達が集まる病院。特にその中の計5人が圧倒的に遥か上回る実力を持ち、「白鳥」と呼ばれている。
(小児科のストーリー)医療に全然詳しく無いのでそれっぽく書いてます...!!
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
Husband's secret (夫の秘密)
設楽理沙
ライト文芸
果たして・・
秘密などあったのだろうか!
むちゃくちゃ、1回投稿文が短いです。(^^ゞ💦アセアセ
10秒~30秒?
何気ない隠し事が、とんでもないことに繋がっていくこともあるんですね。
❦ イラストはAI生成画像 自作
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる