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青の章
06.遺跡護衛
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あの後、一行は腰が抜けたヨシザキをマリーが背負い、エレナもまた立ち上がれなかったため、大剣持ちの男がエレナを背負って移動し、遺跡の入り口である地下へと続く階段へと到着した。
トウコらが以前も降りた、やけにつるつると滑る階段を降りると、そこは以前のような洞窟ではなく神殿が広がっていた。
恐らく大理石で作られているのであろうそこは、奥行きは50メートルほどで横幅も30メートルはありそうな空間に、大人が抱き付いても腕が届かないほどの太さの円柱が左右に8本ずつ、計16本が等間隔に並んでいる。柱と屋根の接合部には立派な彫刻が施されており、また、壁と天井の接合部よりも少し下の所謂フリーズと呼ばれる部分も様々なレリーフで彩られていた。天井を見上げると、こちらも見事な天井図が施されている。
左右の床には、壁と並行に溝が掘られておりそこに透き通った水が湛えられている。どこからか湧水が湧いているのかもしれない。
入ってきた入り口とは反対側の奥には祭殿と思わしき場所があり、女神像と思われる銅像がひっそりと佇んでいる。その祭壇の前には、女神像を守るかのように左右に2体、立派な鎧を身に纏った体格の良い男の銅像が立っている。銅像は8メートルを優に超えていそうな大きさで、1体は剣をもう1体は大きな弓を持っていた。
「はえぇぇぇ・・これまた立派な神殿ですねぇ。」
マリーの背中で口を開けて呆けたように神殿を見上げていたヨシザキが声を上げる。マリーがヨシザキを背中から降ろすと、ヨシザキはそわそわとしだし、すぐにでも調査に行きたそうな様子を見せた。
「ヨシザキさん、まだダメよ。簡単な神殿内部の安全確認をしてからじゃないとダメよ。」
マリーがそんなヨシザキを逃がさないとばかりに襟首をつかんで言うと、ヨシザキは「わ、わかってますよぅ。」と情けない声で答えたが、やはり目は神殿内部をきょろきょろと見渡していた。
一行は入り口から入って右側、4本目と5本目の円柱周辺を拠点にすること決め、4本目の円柱をトウコらが、5本目の円柱をエレナたちが使用するになった。
トウコ、リョウ、マリー、そして大剣持ちと魔導士がそれぞれ手分けして神殿内部の安全確認を行い、残ったメンバーで簡易天幕を張っている。
トウコら3人が確認を終えて戻ってきたときには簡易天幕は既に張り終えられており、エレナとリカの姿はなかった。
マリーがヨシに「エレナさんとリカちゃんはどこ?」とヨシに聞くと、「エレナさんは着替えたいとのことで、向こうの天幕の中にいらっしゃいます。リカはそれに付き添っています。」と答えが返ってきた。
そうこうしているうちに大剣使いたちも確認から戻って来た。
「おう。こっちは問題なかったぞ。」
「こっちも問題なかったわ。」
「その色々悪かったな。さっきは助かった。お前たちがいなかったら全滅していたかもしれん。俺はデニスだ。」
大剣使い―デニスがそう言いながらマリーに手を差し出し、マリーがその手を握り返しながら応じる。
「もうその件はお互い水に流しましょう。私はマリー、そしてトウコとリョウよ。」
デニスの仲間の2人とも挨拶をしあい、今後の護衛について話し合った。
ヨシザキとエレナが調査している間は護衛のために2人が付き添うが、ヨシザキとエレナは2人一緒に行動するということもあり、エレナの側にトウコを付けるのはまずいだろうとの判断で、調査中の護衛はデニスたちが受け持つことになった。
神殿の出入り口は入って来た階段以外にないため、死の森からの魔物の侵入を警戒するために、外―死の森での見張りが必要だという意見がマリー、デニスの双方から出た時、その話を聞いていたヨシザキが「迷宮が旧跡化した場所には魔物は入ってきませんよ。」と声を上げた。
「そうなの?」
「はい。なぜかは分からないのですが、一番最近の…と言っても大分前ですが、その報告ですと、旧跡付近を調査していた研究者が魔物に襲われた時、旧跡―そこは教会だったのですが、教会に逃げ込んだら魔物は入って来ずにそのまま去っていったという事例があるのです。他にも同じような話は結構ありまして。なのでここにも魔物は入ってこないと思
います。」
「だったらわざわざ外に出る必要もないか…。神殿の出入り口付近を見張る程度でいいか?」
「そうね。そうしましょう。見張りはこちらが受け持つけど、誰か1人そちらから人を出してくれないかしら。」
「だったら俺が出よう。調査中の護衛はうちの残り2人を選任でさせる。だが俺はそっちの男とは一緒に組まないぞ。そいつには寝首をかかれそうだ。」
デニスがリョウを見ながらおどけるように言うと、リョウはヘラヘラ笑いながら肩をすくめ、マリーが「そもそもリョウはトウコから離れないから、あなたと組むのは私よ。」と応じた。
今日から3日間の調査中の護衛方針が簡単にまとまった時、天幕からエレナとリカが出てきた。エレナはデニスとトウコたちが一緒にいるのを見とがめると眉を顰めてこちらに近寄って来た。
「なぜ私の護衛であるあなたたちがヨシザキの護衛と話しているのかしら。」
「そりゃこれから3日間一緒に護衛するわけだ。話し合いは必要だろう?」
エレナがデニスを険のある声で咎めるも、デニスは肩をすくめて何でもないことのように答える。
「一緒に護衛ですって?あなたたちは私の護衛でしょう?一緒にする必要はないのよ!?」
エレナの言葉にデニスは頭を掻きながら、少し諭すような口調で言った。
「あんたもさっきの戦闘で分かっただろう?俺たちよりもコイツらの方が強いんだ。命が惜しけりゃコイツらと一緒に行動した方がいい。俺だって命は惜しいし、もう仲間を失うわけにはいかねえ。」
「あなたたちはこれまでに何度も遺跡護衛をしたことがあると言っていたじゃないの!?だからあなたたちを雇ったのに!あれは嘘だったの!?そもそも、ドライバーを同行させれば人数の少ないあっちの足を引っ張れるってあの時あなたが言ったから、私はあの女をドライバーと一緒に戻さなかったのよ!?あんな化け物見たいな忌み子の女と一緒になんていたくないわ!」
「嘘じゃないさ。だが、これまで活動していた第4都市付近とこの辺境じゃあ魔物の強さが違う。それを調べもせずに、護衛を請け負ったのは俺のミスだ。それに、お前が嫌っている女がいなければ、お前は今頃死んでいたかもしれないんだぞ。お前らの足を引っ張ると言ったのは本当だ。浅はかだった、すまん。」
最後はマリーたちの方を向き、デニスは少し頭を下げた。
マリーが肩をすくめ、トウコは気にしていないという風に右手を振り、リョウは馬鹿にしたように鼻で笑った。
「お前が彼女を気に食わないなら好きにしたらいい。だが今後俺たちはあいつらと協力してお前を守る。そして調査中の護衛に彼女は関わらない。それで我慢するんだな。」
「あ、あのぅ…。僕はそろそろ調査したいのですが…こんなことに時間を使うのはもったいないので、もう調査を始めちゃってもいいですか…?」
ヨシザキが恐る恐る、しかし空気を全く読まない発言をし、エレナが顔を真っ赤にして叫ぶ。
「好きにしたらいいじゃない!」
エレナはそのまま自分の天幕へと入っていってしまった。
好きにしたらいいと言われたヨシザキは嬉しそうに笑うと、「それじゃ早速調査しますね。」と小太りの体を揺すらせながら走っていき、その背中を、護衛の2人が慌てて追って行った。
リョウがヨシザキを目で追いながら、「アイツ、ある意味大物だな。」と呆れたような感心したような口調で呟くと、トウコもまた少し笑いながら「私はヨシザキさんがいてくれてよかったと心底思うぞ。」と返した。
「じゃ、好きにしたらいいというありがたいお言葉を頂戴したことだし、さっき決めた方針でこれからよろしく頼む。」
デニスがそう言うと、リョウがいつものようにトウコの腰を抱きながら神殿の出口の方へと2人で歩いていく。
「あの2人が最初に見張りをしてくれるそうよ。交代するまでありがたく休ませてもらいましょ。」
「おう。あのよ。お前らの仲間のトウコとかいう女。第16都市にはあんな色無しがまだほかにもいんのか?」
「いるわけないでしょ。他の色無しはアンタが知ってる色無しと同じよ。あの子は自分の実力で周りをねじ伏せてきたの。あの街でトウコのことを知ってる人間は誰も色無しだって馬鹿にしないわよ。」
「手ぇ出した俺らが大馬鹿だったってことだな。」
「その通りよ。」
「それからよ…。」
「何よ。まだ何かあるの?」
「…悪いんだがよ。ちいっとばかし、ここいら…死の森も含めた第16都市付近の魔物について教えちゃくれねーか。」
「んもう。仕方がないわねぇ。貸し1つよ。」
こうしてようやく3日間の遺跡護衛が始まった。
トウコらが以前も降りた、やけにつるつると滑る階段を降りると、そこは以前のような洞窟ではなく神殿が広がっていた。
恐らく大理石で作られているのであろうそこは、奥行きは50メートルほどで横幅も30メートルはありそうな空間に、大人が抱き付いても腕が届かないほどの太さの円柱が左右に8本ずつ、計16本が等間隔に並んでいる。柱と屋根の接合部には立派な彫刻が施されており、また、壁と天井の接合部よりも少し下の所謂フリーズと呼ばれる部分も様々なレリーフで彩られていた。天井を見上げると、こちらも見事な天井図が施されている。
左右の床には、壁と並行に溝が掘られておりそこに透き通った水が湛えられている。どこからか湧水が湧いているのかもしれない。
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「はえぇぇぇ・・これまた立派な神殿ですねぇ。」
マリーの背中で口を開けて呆けたように神殿を見上げていたヨシザキが声を上げる。マリーがヨシザキを背中から降ろすと、ヨシザキはそわそわとしだし、すぐにでも調査に行きたそうな様子を見せた。
「ヨシザキさん、まだダメよ。簡単な神殿内部の安全確認をしてからじゃないとダメよ。」
マリーがそんなヨシザキを逃がさないとばかりに襟首をつかんで言うと、ヨシザキは「わ、わかってますよぅ。」と情けない声で答えたが、やはり目は神殿内部をきょろきょろと見渡していた。
一行は入り口から入って右側、4本目と5本目の円柱周辺を拠点にすること決め、4本目の円柱をトウコらが、5本目の円柱をエレナたちが使用するになった。
トウコ、リョウ、マリー、そして大剣持ちと魔導士がそれぞれ手分けして神殿内部の安全確認を行い、残ったメンバーで簡易天幕を張っている。
トウコら3人が確認を終えて戻ってきたときには簡易天幕は既に張り終えられており、エレナとリカの姿はなかった。
マリーがヨシに「エレナさんとリカちゃんはどこ?」とヨシに聞くと、「エレナさんは着替えたいとのことで、向こうの天幕の中にいらっしゃいます。リカはそれに付き添っています。」と答えが返ってきた。
そうこうしているうちに大剣使いたちも確認から戻って来た。
「おう。こっちは問題なかったぞ。」
「こっちも問題なかったわ。」
「その色々悪かったな。さっきは助かった。お前たちがいなかったら全滅していたかもしれん。俺はデニスだ。」
大剣使い―デニスがそう言いながらマリーに手を差し出し、マリーがその手を握り返しながら応じる。
「もうその件はお互い水に流しましょう。私はマリー、そしてトウコとリョウよ。」
デニスの仲間の2人とも挨拶をしあい、今後の護衛について話し合った。
ヨシザキとエレナが調査している間は護衛のために2人が付き添うが、ヨシザキとエレナは2人一緒に行動するということもあり、エレナの側にトウコを付けるのはまずいだろうとの判断で、調査中の護衛はデニスたちが受け持つことになった。
神殿の出入り口は入って来た階段以外にないため、死の森からの魔物の侵入を警戒するために、外―死の森での見張りが必要だという意見がマリー、デニスの双方から出た時、その話を聞いていたヨシザキが「迷宮が旧跡化した場所には魔物は入ってきませんよ。」と声を上げた。
「そうなの?」
「はい。なぜかは分からないのですが、一番最近の…と言っても大分前ですが、その報告ですと、旧跡付近を調査していた研究者が魔物に襲われた時、旧跡―そこは教会だったのですが、教会に逃げ込んだら魔物は入って来ずにそのまま去っていったという事例があるのです。他にも同じような話は結構ありまして。なのでここにも魔物は入ってこないと思
います。」
「だったらわざわざ外に出る必要もないか…。神殿の出入り口付近を見張る程度でいいか?」
「そうね。そうしましょう。見張りはこちらが受け持つけど、誰か1人そちらから人を出してくれないかしら。」
「だったら俺が出よう。調査中の護衛はうちの残り2人を選任でさせる。だが俺はそっちの男とは一緒に組まないぞ。そいつには寝首をかかれそうだ。」
デニスがリョウを見ながらおどけるように言うと、リョウはヘラヘラ笑いながら肩をすくめ、マリーが「そもそもリョウはトウコから離れないから、あなたと組むのは私よ。」と応じた。
今日から3日間の調査中の護衛方針が簡単にまとまった時、天幕からエレナとリカが出てきた。エレナはデニスとトウコたちが一緒にいるのを見とがめると眉を顰めてこちらに近寄って来た。
「なぜ私の護衛であるあなたたちがヨシザキの護衛と話しているのかしら。」
「そりゃこれから3日間一緒に護衛するわけだ。話し合いは必要だろう?」
エレナがデニスを険のある声で咎めるも、デニスは肩をすくめて何でもないことのように答える。
「一緒に護衛ですって?あなたたちは私の護衛でしょう?一緒にする必要はないのよ!?」
エレナの言葉にデニスは頭を掻きながら、少し諭すような口調で言った。
「あんたもさっきの戦闘で分かっただろう?俺たちよりもコイツらの方が強いんだ。命が惜しけりゃコイツらと一緒に行動した方がいい。俺だって命は惜しいし、もう仲間を失うわけにはいかねえ。」
「あなたたちはこれまでに何度も遺跡護衛をしたことがあると言っていたじゃないの!?だからあなたたちを雇ったのに!あれは嘘だったの!?そもそも、ドライバーを同行させれば人数の少ないあっちの足を引っ張れるってあの時あなたが言ったから、私はあの女をドライバーと一緒に戻さなかったのよ!?あんな化け物見たいな忌み子の女と一緒になんていたくないわ!」
「嘘じゃないさ。だが、これまで活動していた第4都市付近とこの辺境じゃあ魔物の強さが違う。それを調べもせずに、護衛を請け負ったのは俺のミスだ。それに、お前が嫌っている女がいなければ、お前は今頃死んでいたかもしれないんだぞ。お前らの足を引っ張ると言ったのは本当だ。浅はかだった、すまん。」
最後はマリーたちの方を向き、デニスは少し頭を下げた。
マリーが肩をすくめ、トウコは気にしていないという風に右手を振り、リョウは馬鹿にしたように鼻で笑った。
「お前が彼女を気に食わないなら好きにしたらいい。だが今後俺たちはあいつらと協力してお前を守る。そして調査中の護衛に彼女は関わらない。それで我慢するんだな。」
「あ、あのぅ…。僕はそろそろ調査したいのですが…こんなことに時間を使うのはもったいないので、もう調査を始めちゃってもいいですか…?」
ヨシザキが恐る恐る、しかし空気を全く読まない発言をし、エレナが顔を真っ赤にして叫ぶ。
「好きにしたらいいじゃない!」
エレナはそのまま自分の天幕へと入っていってしまった。
好きにしたらいいと言われたヨシザキは嬉しそうに笑うと、「それじゃ早速調査しますね。」と小太りの体を揺すらせながら走っていき、その背中を、護衛の2人が慌てて追って行った。
リョウがヨシザキを目で追いながら、「アイツ、ある意味大物だな。」と呆れたような感心したような口調で呟くと、トウコもまた少し笑いながら「私はヨシザキさんがいてくれてよかったと心底思うぞ。」と返した。
「じゃ、好きにしたらいいというありがたいお言葉を頂戴したことだし、さっき決めた方針でこれからよろしく頼む。」
デニスがそう言うと、リョウがいつものようにトウコの腰を抱きながら神殿の出口の方へと2人で歩いていく。
「あの2人が最初に見張りをしてくれるそうよ。交代するまでありがたく休ませてもらいましょ。」
「おう。あのよ。お前らの仲間のトウコとかいう女。第16都市にはあんな色無しがまだほかにもいんのか?」
「いるわけないでしょ。他の色無しはアンタが知ってる色無しと同じよ。あの子は自分の実力で周りをねじ伏せてきたの。あの街でトウコのことを知ってる人間は誰も色無しだって馬鹿にしないわよ。」
「手ぇ出した俺らが大馬鹿だったってことだな。」
「その通りよ。」
「それからよ…。」
「何よ。まだ何かあるの?」
「…悪いんだがよ。ちいっとばかし、ここいら…死の森も含めた第16都市付近の魔物について教えちゃくれねーか。」
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2020/9/19 第一章終了
続きが書け次第また連載再開します。
2021/2/14 第二章開幕
2021/2/28 完結
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