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青の章
13.召還命令
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リョウが己の褐色の胸の上に倒れ込んで肩を激しく上下させているトウコの体を押しやり、そのまま体を入れ替えるとトウコの両足を抱えた。
トウコがそれを押しとどめるように、右手でリョウの肩を押す。
リョウが苛立った瞳でトウコを見下ろした。
「…なんだその手。バテるにはまだ早いだろう。ふざけんなよ。」
リョウがトウコの手を乱暴に掴んで抑え込むと、トウコの首に顔を寄せる。トウコは首筋を這うリョウの舌の感触に体を捩りながら囁いた。
「この間から何をそんなに苛立っているんだ。」
リョウが動きを止めて顔を起こすと、明らかに殺気立った目でトウコを見下ろす。
「お前がそれを聞くのか?」
「リョウが私に苛立っているのは分かっているさ。でも、その前から―神殿に行く前からお前はおかしかった。」
「俺はそれに触れられたくない。それをお前は理解している。そうだな?」
「ああ。」
「だったら、何故聞く。」
「第4都市。軍。」
トウコが真っ直ぐにリョウを見つめて言葉を投げると、リョウの顔から表情が全て消え、能面のような顔になった。
「お前、俺に本当に殺されたいのか?」
トウコはリョウの能面のような顔に右手を添えると少し微笑んだ。
「リョウ、私は過去を捨てたと思っていた。だけど、捨てたと思っていた過去が追いかけてきた。ミツルは未だに過去を引きずっていた。お前にも捨てた過去があるはずだ。でも、その過去に取り残された人間がお前にもいるのかもしれない。…過去を捨てるならきちんと清算すべきだ。」
リョウは何も言わず冷酷な目でトウコを見下ろしていたが、そのまま体を起こしてトウコに背を向けると服を乱暴に羽織って立ち上がる素振りを見せる。
その上着の端をトウコが握る。
「行かないで欲しい。」
リョウはしばし動きを止めていたが、振り返ってトウコを見た。
「…お前、その顔はずるいぞ。」
トウコを見たリョウが、少しだけ表情を呆れたものにして呟く。
「捨てられた子猫みたいな顔しやがって。このクソ女。」
リョウは再びトウコの横に体を横たえ、トウコの頭を乱暴に撫でた。
「お前最近少し変わったな。マリーの宿題か?それともルリって子のせいか?」
「そうかな。」
「変わった。」
「…前と今どっちがいい?」
「むかつくのは相変わらずだけど、今がいいな。今の方が前より数倍むかつくけどな。」
トウコは静かに笑うと目を閉じた。
翌朝、トウコとリョウが1か月以上ぶりに2人揃ってリビングに降りると、マリーが「おや。」という顔をしたが何も言わなかった。
トウコがシュウという男と会って5日が経った。
結局、リョウにトウコの外出がばれることはなく、トウコもシュウと会ったことはマリーにも言わなかったため、表面上は何事もなかったかのように時間が過ぎたこの日。
職業斡旋組合本部から再び3人に呼び出しが掛かった。
うんざりした表情で3人が組合長室のソファに座る。
組合長は珍しく少し疲れた顔をしていたが、相変わらず表情の読めない顔で微笑んで3人を見た。
マリーが用件を聞く前から既に疲れた声で言う。
「今度は何…。この部屋に通されるとロクなことがないから、ここには2度と来たくないんですけど。」
「僕もこんなに早く君たちを呼び出すことになるとは思っていなかったよ。用件は2つ。まずはどうでもいい方から話そう。旧跡研究団体からエレナの件について組合に正式に謝罪があった。」
組合長の言葉に3人は、「そういうこともあったな。」という顔をし、それを見て組合長が小さく笑う。
「どうでもいいって顔をしているね。」
「本気でどうでもいいわね…。エレナの件なんてもはや些細なことだわ…。」
「ヨシザキという君たちが護衛した研究者が、謝罪のために尽力してくれたそうだよ。」
「そう…それはご苦労な事ね…。トウコ、リョウ良かったわね、謝罪ですって。」
「そういえばあの女、帰りに見た記憶がないな。死んだのか?」
「エレナは眠りの魔法で眠らせて毛布にくるんでいたのよ。毛布の塊をデニスが抱えてたの覚えてない?」
「…覚えてないな。生きてんのか。クソ。」
「今の今まで存在を忘れてたくせによく言うわよ…。」
組合長が煙草の煙を吐き出し、少し疲れた声で本題を切り出した。
「さて、君たちを呼び出した本題だが…。軍から君たちに召還命令かかった。第4都市の軍からだ。」
その言葉に、3人全員が動きを止める。
しばらく固まったのち、マリーが頭を抱えて呻きトウコとリョウを窺う。
トウコは少し気まずそうにリョウの方を見ないようにしており、リョウは横目でトウコを睨んでしばらく黙っていたが、地を這うような低い声で言った。
「…そういうことか。そういうことだな、トウコ。お前、昨日俺にエラそうに講釈垂れたのはそういうことだな。マリー、トウコが外出したのはいつだ。」
マリーの肩がびくりと震える。
「殺されたくなければ答えろ。いつだ。」
「…5日前よ。」
「トウコ、5日前何をした。答えろ。」
「私は何もしていない。」
「そうか、質問の内容を変えてやろう。5日前に、何が、あった。」
「私は、何も、していない。」
「このクソアマ!連中の目がお前に向かないよう、外に出て動いてやってたっていうのに何勝手なことしやがったんだ!」
リョウの言葉にトウコが少し苛立った様子で言い返す。
「…説明されないと分からない。」
「ほう、いい度胸だな、おい。」
組合長が少し面白そうにトウコとリョウを見ていたが、口を挟む。
「全く心当たりがないというわけでもなさそうだね。まあ大まかな事情は察せられるが。夫婦喧嘩の続きはベッドの上でやってくれたまえ。そういえばマリー、僕の例の伝言はトウコに伝えてくれたのかな?」
「やめて。本当にやめて。組合長余計なこと言うのはやめて…。せっかく今朝はいい感じになったと思ったのに、逆戻りどころか悪化したんじゃないのコレ…。」
「おい、お前は軍にも食い込んでいるだろう。太いパイプがあるはずだ。断れ。」
リョウの言葉に組合長は首を振る。
「第16都市の軍なら可能だったかもしれないが、第4都市だからね。第16都市の高官に手を回して動いてもらったがダメだった。この都市の高官も裏にいるかもしれない。軍からの召還命令と言ったが、正式に仕事として組合に発注された指名依頼だ。第4都市の軍が別の都市の組合に仕事の依頼は異例だからね。こちらとしては断ろうとしたのだよ。」
組合長の珍しく疲れた様子から、本当にこの件に関しては断ろうと動いていたのだと伺える。それでも拒否できなかったのであれば、第4都市の軍は相当に強引か、もしくはかなり高官の人間が関わっていることが予想された。
「で、依頼内容は何だ。」
「不明だ。」
「ふざけるなよ。そんな依頼内容を組合は受けて、それを俺たちにやらせようって言うのか。」
「それも含めて突っぱねようとしたのさ。街から北にある大森林付近の砦に来て欲しいそうだよ。そこで依頼内容を直接伝えるとのことだ。ここから砦までは軍が護送する。」
「最悪だな。完全に囲い込もうとしてるじゃねーか。」
マリーは煙草を咥えたまま天井を見上げ、遠い目をしてリョウと組合長の話を聞いている。トウコもまた諦めたように煙草を吸い始めた。
その様子を見たリョウがトウコをまた睨み付け、トウコの口から煙草を奪い取るとそれを咥える。
「お前、自分は関係ないって顔しやがって!帰ったら覚えてやがれよ。おい、マリー契約書にサインしろ。」
「はいはい…。」
「すまないね。」
組合長が珍しく本当にすまなさそうな顔をして契約書をマリーの前に差し出す。マリーが疲れた顔でサインしているのを見ながら、組合長が口を開く。
「出発は明朝8時。軍の魔導車が君たちの自宅に迎えに来るそうだ。必要なものは軍が支給するから君たちは何も用意しなくていいそうだよ。」
マリーががっくりと項垂れ、リョウが盛大に舌打ちしてテーブルを蹴り上げる。
「クソがっ!」
その様子にトウコは内心、盛大に冷や汗をかいていた。
帰宅後、リョウから執拗な追及を受けたが、トウコは固く口を閉ざし続け何も言わなかった。
翌朝、寝不足の疲れた顔でトウコが、明らかに苛立ったリョウが、そして胃を押さえたマリーが迎えに来た軍の人員輸送車に乗り込んだ。
こうしてトウコの引きこもり生活は、本人の望まぬ形で終止符が打たれたのだった。
トウコがそれを押しとどめるように、右手でリョウの肩を押す。
リョウが苛立った瞳でトウコを見下ろした。
「…なんだその手。バテるにはまだ早いだろう。ふざけんなよ。」
リョウがトウコの手を乱暴に掴んで抑え込むと、トウコの首に顔を寄せる。トウコは首筋を這うリョウの舌の感触に体を捩りながら囁いた。
「この間から何をそんなに苛立っているんだ。」
リョウが動きを止めて顔を起こすと、明らかに殺気立った目でトウコを見下ろす。
「お前がそれを聞くのか?」
「リョウが私に苛立っているのは分かっているさ。でも、その前から―神殿に行く前からお前はおかしかった。」
「俺はそれに触れられたくない。それをお前は理解している。そうだな?」
「ああ。」
「だったら、何故聞く。」
「第4都市。軍。」
トウコが真っ直ぐにリョウを見つめて言葉を投げると、リョウの顔から表情が全て消え、能面のような顔になった。
「お前、俺に本当に殺されたいのか?」
トウコはリョウの能面のような顔に右手を添えると少し微笑んだ。
「リョウ、私は過去を捨てたと思っていた。だけど、捨てたと思っていた過去が追いかけてきた。ミツルは未だに過去を引きずっていた。お前にも捨てた過去があるはずだ。でも、その過去に取り残された人間がお前にもいるのかもしれない。…過去を捨てるならきちんと清算すべきだ。」
リョウは何も言わず冷酷な目でトウコを見下ろしていたが、そのまま体を起こしてトウコに背を向けると服を乱暴に羽織って立ち上がる素振りを見せる。
その上着の端をトウコが握る。
「行かないで欲しい。」
リョウはしばし動きを止めていたが、振り返ってトウコを見た。
「…お前、その顔はずるいぞ。」
トウコを見たリョウが、少しだけ表情を呆れたものにして呟く。
「捨てられた子猫みたいな顔しやがって。このクソ女。」
リョウは再びトウコの横に体を横たえ、トウコの頭を乱暴に撫でた。
「お前最近少し変わったな。マリーの宿題か?それともルリって子のせいか?」
「そうかな。」
「変わった。」
「…前と今どっちがいい?」
「むかつくのは相変わらずだけど、今がいいな。今の方が前より数倍むかつくけどな。」
トウコは静かに笑うと目を閉じた。
翌朝、トウコとリョウが1か月以上ぶりに2人揃ってリビングに降りると、マリーが「おや。」という顔をしたが何も言わなかった。
トウコがシュウという男と会って5日が経った。
結局、リョウにトウコの外出がばれることはなく、トウコもシュウと会ったことはマリーにも言わなかったため、表面上は何事もなかったかのように時間が過ぎたこの日。
職業斡旋組合本部から再び3人に呼び出しが掛かった。
うんざりした表情で3人が組合長室のソファに座る。
組合長は珍しく少し疲れた顔をしていたが、相変わらず表情の読めない顔で微笑んで3人を見た。
マリーが用件を聞く前から既に疲れた声で言う。
「今度は何…。この部屋に通されるとロクなことがないから、ここには2度と来たくないんですけど。」
「僕もこんなに早く君たちを呼び出すことになるとは思っていなかったよ。用件は2つ。まずはどうでもいい方から話そう。旧跡研究団体からエレナの件について組合に正式に謝罪があった。」
組合長の言葉に3人は、「そういうこともあったな。」という顔をし、それを見て組合長が小さく笑う。
「どうでもいいって顔をしているね。」
「本気でどうでもいいわね…。エレナの件なんてもはや些細なことだわ…。」
「ヨシザキという君たちが護衛した研究者が、謝罪のために尽力してくれたそうだよ。」
「そう…それはご苦労な事ね…。トウコ、リョウ良かったわね、謝罪ですって。」
「そういえばあの女、帰りに見た記憶がないな。死んだのか?」
「エレナは眠りの魔法で眠らせて毛布にくるんでいたのよ。毛布の塊をデニスが抱えてたの覚えてない?」
「…覚えてないな。生きてんのか。クソ。」
「今の今まで存在を忘れてたくせによく言うわよ…。」
組合長が煙草の煙を吐き出し、少し疲れた声で本題を切り出した。
「さて、君たちを呼び出した本題だが…。軍から君たちに召還命令かかった。第4都市の軍からだ。」
その言葉に、3人全員が動きを止める。
しばらく固まったのち、マリーが頭を抱えて呻きトウコとリョウを窺う。
トウコは少し気まずそうにリョウの方を見ないようにしており、リョウは横目でトウコを睨んでしばらく黙っていたが、地を這うような低い声で言った。
「…そういうことか。そういうことだな、トウコ。お前、昨日俺にエラそうに講釈垂れたのはそういうことだな。マリー、トウコが外出したのはいつだ。」
マリーの肩がびくりと震える。
「殺されたくなければ答えろ。いつだ。」
「…5日前よ。」
「トウコ、5日前何をした。答えろ。」
「私は何もしていない。」
「そうか、質問の内容を変えてやろう。5日前に、何が、あった。」
「私は、何も、していない。」
「このクソアマ!連中の目がお前に向かないよう、外に出て動いてやってたっていうのに何勝手なことしやがったんだ!」
リョウの言葉にトウコが少し苛立った様子で言い返す。
「…説明されないと分からない。」
「ほう、いい度胸だな、おい。」
組合長が少し面白そうにトウコとリョウを見ていたが、口を挟む。
「全く心当たりがないというわけでもなさそうだね。まあ大まかな事情は察せられるが。夫婦喧嘩の続きはベッドの上でやってくれたまえ。そういえばマリー、僕の例の伝言はトウコに伝えてくれたのかな?」
「やめて。本当にやめて。組合長余計なこと言うのはやめて…。せっかく今朝はいい感じになったと思ったのに、逆戻りどころか悪化したんじゃないのコレ…。」
「おい、お前は軍にも食い込んでいるだろう。太いパイプがあるはずだ。断れ。」
リョウの言葉に組合長は首を振る。
「第16都市の軍なら可能だったかもしれないが、第4都市だからね。第16都市の高官に手を回して動いてもらったがダメだった。この都市の高官も裏にいるかもしれない。軍からの召還命令と言ったが、正式に仕事として組合に発注された指名依頼だ。第4都市の軍が別の都市の組合に仕事の依頼は異例だからね。こちらとしては断ろうとしたのだよ。」
組合長の珍しく疲れた様子から、本当にこの件に関しては断ろうと動いていたのだと伺える。それでも拒否できなかったのであれば、第4都市の軍は相当に強引か、もしくはかなり高官の人間が関わっていることが予想された。
「で、依頼内容は何だ。」
「不明だ。」
「ふざけるなよ。そんな依頼内容を組合は受けて、それを俺たちにやらせようって言うのか。」
「それも含めて突っぱねようとしたのさ。街から北にある大森林付近の砦に来て欲しいそうだよ。そこで依頼内容を直接伝えるとのことだ。ここから砦までは軍が護送する。」
「最悪だな。完全に囲い込もうとしてるじゃねーか。」
マリーは煙草を咥えたまま天井を見上げ、遠い目をしてリョウと組合長の話を聞いている。トウコもまた諦めたように煙草を吸い始めた。
その様子を見たリョウがトウコをまた睨み付け、トウコの口から煙草を奪い取るとそれを咥える。
「お前、自分は関係ないって顔しやがって!帰ったら覚えてやがれよ。おい、マリー契約書にサインしろ。」
「はいはい…。」
「すまないね。」
組合長が珍しく本当にすまなさそうな顔をして契約書をマリーの前に差し出す。マリーが疲れた顔でサインしているのを見ながら、組合長が口を開く。
「出発は明朝8時。軍の魔導車が君たちの自宅に迎えに来るそうだ。必要なものは軍が支給するから君たちは何も用意しなくていいそうだよ。」
マリーががっくりと項垂れ、リョウが盛大に舌打ちしてテーブルを蹴り上げる。
「クソがっ!」
その様子にトウコは内心、盛大に冷や汗をかいていた。
帰宅後、リョウから執拗な追及を受けたが、トウコは固く口を閉ざし続け何も言わなかった。
翌朝、寝不足の疲れた顔でトウコが、明らかに苛立ったリョウが、そして胃を押さえたマリーが迎えに来た軍の人員輸送車に乗り込んだ。
こうしてトウコの引きこもり生活は、本人の望まぬ形で終止符が打たれたのだった。
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2020/9/19 第一章終了
続きが書け次第また連載再開します。
2021/2/14 第二章開幕
2021/2/28 完結
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