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48 罪悪感
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やってしまった。
じゃあ、どうすればよかったんだ。
南雲のあの顔は、冬次の口から何かの答えを期待してた?
まさかな。
冬次は自問の末ふらふらと階段を上がり、座間と目が合うと「失敗した。難しい少年心、オメガ心?」と自嘲した。座間はチラッと肩をすくめただけだった。
スマホが鳴る。
こんな時に誰だ?
『今夜暇でしたら出かけませんか』
メッセージ内容だけを読み、丁寧な文面から送信者の七草の顔が浮かぶ。
思えば久しぶりの連絡だ。冬次は喜んでと七草のアカウントに返信した。今夜は特に予定もない。
その夜は冬次が予約した店に七草を連れて行った。前回は七草にエスコートされっぱなしだったのでお返しとして、選んだ店が正解かどうかはわからないが。
七草にはナナクサ製薬本社のエントランスで落ち合おうと約束した。早めに勤務を上がれたのは良かった。急いで化粧を落とし、念入りに鏡で顔をチェックした。それから自身の車を昨晩のレストランに取りに行き、七草を拾う。
「こんばんは。そっちのドアを開けるから待って」
ウィンドウを下げ、七草に目配せする。外に出るため運転席のロックを解除した。
「大丈夫」
七草は笑顔で断ると、自分で助手席を開けた。外国映画で見かけるスマートなやり方は冬次にはまだ早かったらしい。
「いいよ、乗って?」
乗り込むだけの場面で七草が躊躇っているように見える。座り方がわからなくなったわけでもあるまいに。右足から乗るか左足から乗るか迷っているとか? 右足なら大吉、左足なら大凶。
「狭いところだと匂うかも。ヒートだったから」
やっと喋った。
「あ、あーそっか、もう平気なの?」
「体はすっかりいつも通りに。でもまだ少しフェロモンが残ってるかもしれないから、念のため窓を開けててね」
「わかった。念のためにね」
冬次はまるで慣れてるふうに請け負って、閉めたウィンドウを戻した。
車が走り出す。窓から吹き込んでくる夜風は心地よく額を撫でて前髪をなびかせた。
「冬次さんはいい匂いがするね」
「えっ、俺も匂う?」
「石鹸の香り」
「ああ」
特殊メイクを落とすのにチューブ半量くらいの洗顔フォームを使った。
車内の会話が途切れる。七草は鼻歌をうたいリラックスしている様子で、流れていく景色を眺めている。
「大変だったのに何も知らずごめん」
七草が冬次を見る。
「気にしないでよ、知らせてなかったし」
「まぁそうなんだけど、次に具合が悪くなった時は頼ってくれていいから」
会話が途切れた。七草は目を見開いている。
これは、今度こそ気まずい。
「それって」
「変な意味じゃ」
動揺で視線がぶれた。事故る前に深呼吸が必要か。深く慎重に息を吸う。
「ほんとごめん。デリカシーがない発言だった」
オメガに対して配慮の足りてない発言だ。具合が悪くなるがどういう意味なのか、保健体育の必修内容をもう一度頭に叩き込んでもらうべきかもしれない。ヒートの時に頼ってくれということは、相手をしてあげるから俺を呼べよという意味になる。
相思相愛の間柄でないなら、とても侮蔑的な誘い文句だ。
「冬次さんってオメガと付き合ったことないんでしょ」
七草は笑ってくれた。
「・・・・・・ないな。幻滅したかな。同じ車に乗るのも嫌だとか、思ったら言ってくれていいよ」
「別に悪くないのになぁ。自分の性が卑しいものだってことを忘れられる。番になれたら幸せだなって思います。もっと好きになっちゃいますよ」
冬次は真っ直ぐ前の遠くを見つめ、眩しくもない信号に目を細める。眩しいのは助手席の七草。冬次を利用しようとする可能性を示唆したのは誰だっけ。つい最近聞いたばかりの兄貴の思想は冬次たちの見合いには当てはまりそうなかった。疑ったままじゃとてもじゃないが七草を直視できなくなる。罪悪感がひどい。
不要な可能性を頭から追い出した冬次は車を走らせ、ヒート明けの七草のために食事場所をビアガーデンに変更した。室内のレストランよりは気が紛れるだろうと考えて。会場には屋台が並び、期間限定の世界一周フェアが行われている。自分たちで好きな肉が焼けるバーベキュースペースもあり、二人ともアルコールはなしだったが、食べ物も美味しく気分は充分にハイになれた。
「善光くんにはうるさすぎる場所かとも心配したけど、楽しんでくれてるようだね」
何杯目かの烏龍茶で乾杯しながら、冬次は心から微笑みを向ける。
「僕もそこそこ普通の人間だよ。思ってるほど箱入りじゃないしね」
七草がくすくす笑いをこぼした。
冬次と七草の相性はいいと認めざるえない。数値で測らずとも、運命の番でなくとも、自然な形で気をつかい合えて穏やかに時間を過ごすことができる。
「冬次さんは、あっ」
七草が倒れかかってくる。彼が話しはじめた時、飲食スペースのテーブルとテーブル間を進んでいた別の客が彼の背にぶつかった。冬次は押されてもたれかかってきた肩を抱き寄せていた。
「大丈夫? さっきより人が増えてきたみたいだね」
「ごめんなさ・・・・・・」
「ほんとだ。ちょっとだけ匂い残ってる」
近づいたことでふと嗅ぎとれた残り香。鼻腔を刺激する甘い匂い。完璧。
七草の体が数秒前より熱を上げたのが、抱き寄せる腕から感じられた。
これほどまで、もしいるのなら神に、お膳立てされた恋愛に心がわずかでも揺れないかといったら嘘になる。
全てが自然で上手くいきすぎてるくらいに感じるが、世間から言わせればアルファとオメガだからだと断じられてしまうのだろう。
彼らを、祝福せよ——。
頬を染めてしおらしく俯いている七草を抱きながら、世間の声が冬次の耳に聞こえるようだった。
もうこれでいいじゃないか。何が悪い?
ハッとする。ありがたいその声に、冬次は流されようとしていた。
きっとかすかに嗅いだフェロモンのせいで頭が鈍くなっているのだ。
そしてこの時になって、やっと自分がかなりへこんでいることに気づいた。
南雲を探していた果てしない時間でさえ張りつめていられた心が、見つけてしまった今は水に濡れた紙きれみたいに脆く疲弊している。
南雲もオメガなのに、なぜ、七草のようにいかない?
南雲を取り巻く環境とオメガだからこその理由が立ち塞がる。
幸せそうな七草の顔を見ていると、忘れようとしていた鉄壁の事実が再び脳裏をよぎっていく。
今度は手遅れにならないうちにと、冬次はうんざりしながら思っていた。
じゃあ、どうすればよかったんだ。
南雲のあの顔は、冬次の口から何かの答えを期待してた?
まさかな。
冬次は自問の末ふらふらと階段を上がり、座間と目が合うと「失敗した。難しい少年心、オメガ心?」と自嘲した。座間はチラッと肩をすくめただけだった。
スマホが鳴る。
こんな時に誰だ?
『今夜暇でしたら出かけませんか』
メッセージ内容だけを読み、丁寧な文面から送信者の七草の顔が浮かぶ。
思えば久しぶりの連絡だ。冬次は喜んでと七草のアカウントに返信した。今夜は特に予定もない。
その夜は冬次が予約した店に七草を連れて行った。前回は七草にエスコートされっぱなしだったのでお返しとして、選んだ店が正解かどうかはわからないが。
七草にはナナクサ製薬本社のエントランスで落ち合おうと約束した。早めに勤務を上がれたのは良かった。急いで化粧を落とし、念入りに鏡で顔をチェックした。それから自身の車を昨晩のレストランに取りに行き、七草を拾う。
「こんばんは。そっちのドアを開けるから待って」
ウィンドウを下げ、七草に目配せする。外に出るため運転席のロックを解除した。
「大丈夫」
七草は笑顔で断ると、自分で助手席を開けた。外国映画で見かけるスマートなやり方は冬次にはまだ早かったらしい。
「いいよ、乗って?」
乗り込むだけの場面で七草が躊躇っているように見える。座り方がわからなくなったわけでもあるまいに。右足から乗るか左足から乗るか迷っているとか? 右足なら大吉、左足なら大凶。
「狭いところだと匂うかも。ヒートだったから」
やっと喋った。
「あ、あーそっか、もう平気なの?」
「体はすっかりいつも通りに。でもまだ少しフェロモンが残ってるかもしれないから、念のため窓を開けててね」
「わかった。念のためにね」
冬次はまるで慣れてるふうに請け負って、閉めたウィンドウを戻した。
車が走り出す。窓から吹き込んでくる夜風は心地よく額を撫でて前髪をなびかせた。
「冬次さんはいい匂いがするね」
「えっ、俺も匂う?」
「石鹸の香り」
「ああ」
特殊メイクを落とすのにチューブ半量くらいの洗顔フォームを使った。
車内の会話が途切れる。七草は鼻歌をうたいリラックスしている様子で、流れていく景色を眺めている。
「大変だったのに何も知らずごめん」
七草が冬次を見る。
「気にしないでよ、知らせてなかったし」
「まぁそうなんだけど、次に具合が悪くなった時は頼ってくれていいから」
会話が途切れた。七草は目を見開いている。
これは、今度こそ気まずい。
「それって」
「変な意味じゃ」
動揺で視線がぶれた。事故る前に深呼吸が必要か。深く慎重に息を吸う。
「ほんとごめん。デリカシーがない発言だった」
オメガに対して配慮の足りてない発言だ。具合が悪くなるがどういう意味なのか、保健体育の必修内容をもう一度頭に叩き込んでもらうべきかもしれない。ヒートの時に頼ってくれということは、相手をしてあげるから俺を呼べよという意味になる。
相思相愛の間柄でないなら、とても侮蔑的な誘い文句だ。
「冬次さんってオメガと付き合ったことないんでしょ」
七草は笑ってくれた。
「・・・・・・ないな。幻滅したかな。同じ車に乗るのも嫌だとか、思ったら言ってくれていいよ」
「別に悪くないのになぁ。自分の性が卑しいものだってことを忘れられる。番になれたら幸せだなって思います。もっと好きになっちゃいますよ」
冬次は真っ直ぐ前の遠くを見つめ、眩しくもない信号に目を細める。眩しいのは助手席の七草。冬次を利用しようとする可能性を示唆したのは誰だっけ。つい最近聞いたばかりの兄貴の思想は冬次たちの見合いには当てはまりそうなかった。疑ったままじゃとてもじゃないが七草を直視できなくなる。罪悪感がひどい。
不要な可能性を頭から追い出した冬次は車を走らせ、ヒート明けの七草のために食事場所をビアガーデンに変更した。室内のレストランよりは気が紛れるだろうと考えて。会場には屋台が並び、期間限定の世界一周フェアが行われている。自分たちで好きな肉が焼けるバーベキュースペースもあり、二人ともアルコールはなしだったが、食べ物も美味しく気分は充分にハイになれた。
「善光くんにはうるさすぎる場所かとも心配したけど、楽しんでくれてるようだね」
何杯目かの烏龍茶で乾杯しながら、冬次は心から微笑みを向ける。
「僕もそこそこ普通の人間だよ。思ってるほど箱入りじゃないしね」
七草がくすくす笑いをこぼした。
冬次と七草の相性はいいと認めざるえない。数値で測らずとも、運命の番でなくとも、自然な形で気をつかい合えて穏やかに時間を過ごすことができる。
「冬次さんは、あっ」
七草が倒れかかってくる。彼が話しはじめた時、飲食スペースのテーブルとテーブル間を進んでいた別の客が彼の背にぶつかった。冬次は押されてもたれかかってきた肩を抱き寄せていた。
「大丈夫? さっきより人が増えてきたみたいだね」
「ごめんなさ・・・・・・」
「ほんとだ。ちょっとだけ匂い残ってる」
近づいたことでふと嗅ぎとれた残り香。鼻腔を刺激する甘い匂い。完璧。
七草の体が数秒前より熱を上げたのが、抱き寄せる腕から感じられた。
これほどまで、もしいるのなら神に、お膳立てされた恋愛に心がわずかでも揺れないかといったら嘘になる。
全てが自然で上手くいきすぎてるくらいに感じるが、世間から言わせればアルファとオメガだからだと断じられてしまうのだろう。
彼らを、祝福せよ——。
頬を染めてしおらしく俯いている七草を抱きながら、世間の声が冬次の耳に聞こえるようだった。
もうこれでいいじゃないか。何が悪い?
ハッとする。ありがたいその声に、冬次は流されようとしていた。
きっとかすかに嗅いだフェロモンのせいで頭が鈍くなっているのだ。
そしてこの時になって、やっと自分がかなりへこんでいることに気づいた。
南雲を探していた果てしない時間でさえ張りつめていられた心が、見つけてしまった今は水に濡れた紙きれみたいに脆く疲弊している。
南雲もオメガなのに、なぜ、七草のようにいかない?
南雲を取り巻く環境とオメガだからこその理由が立ち塞がる。
幸せそうな七草の顔を見ていると、忘れようとしていた鉄壁の事実が再び脳裏をよぎっていく。
今度は手遅れにならないうちにと、冬次はうんざりしながら思っていた。
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