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同棲編(番外編!)
幸せは願うものじゃなくて、自らの手で作るもの。あとさ、どうでもいいことだけど、「六」ってずっと見てると「穴」に見えてくるよね。
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神は握った手のひらを俺に向けて差し出し、ゆるやかに開いてみせた。
手のひらに乗っていたのはサイコロ。
夢の中で俺が振ったサイコロだ。
「あとひとつ、願いが叶えられる権利が残っています」
神は言う。
サイコロの目が示していたのは『六』。
俺は五つも自分のためだけに使ってしまったのだ。
「いいんですね? せっかく良い目がでたのに、五つぶんの願いが帳消しになってしまいますよ?」
神の問いかけに、俺は「いいんだ」と頷き、それから告げた。
「やっぱり俺は、あのままの春太郎を———」
———ピピピ、ピピピ。
ん? アラームの電子音が鳴っている。
・・・・・・神よ、もしかして、まちがえた?
しかし、俺の隣で丸くなっている、こんもりとしたおくるみの山がもぞもぞと動きだすと、ひどい爆発ヘアの春太郎が這い出てきた。
寝癖頭の春太郎はポヤポヤしながら目覚まし時計のアラームを止め、そろりそろりとベッドを降りてゆく。
「春太郎?」
「ひ!」
呼びかけて振り向いた春太郎は、ちゃんと俺が『好きになった』春太郎。
「は、は・・・・・・早起きして、あ、朝ごはんでも作ってみようと思って」
しどろもどろに釈明をしだす必死な姿にキュと胸が掴まれる。
泣きそうな顔をするモサモサ頭の恋人がたまらなく可愛くて、俺はぎゅっと春太郎を抱き締めた。
「咎めたんじゃないよ。それってさ、俺のため?」
言いながら、真っ赤な耳をべろりと舐める。
「ひ、・・・・・・んん」
ちゅぶちゅぶと柔らかい耳たぶを唇で食み、耳の後ろまで舌を這わせた。
「ねえ、春太郎。そうでしょ?」
「ンンウゥ・・・・・・そ、う、ごめ・・・・・・」
「なんで謝るの」
こっちの春太郎はメソメソしてて、イジめてあげたくなっちゃうなぁ。
耳の穴までもかわいいくて、俺は舌を尖らせて、耳孔の中をほじくった。
「んあ! あああン・・・・・・」
直に鼓膜を揺らされているみたいにジュポジュポと卑猥な音が耳に響くのか、春太郎はとろけた喘ぎ声をあげる。
うんうん、これよこれ。俺の愛撫に素直で大変よろしい。
むふふ、タケルは調子に乗っちゃうぞ。
ちょっと意地悪しちゃおっかな~~~。
「春太郎、俺はあと一時間で出勤しないといけない。だから、はやく朝ご飯を作ってくれないと遅刻してしまう」
キリッとした顔で告白すると、春太郎は簡単に信じこみ、「い、いま、やるね」と分かりやすく慌てだした。
きゅん、ごめんな。ほんとうは、まだ余裕があるんだけど。
春太郎を急かしてキッチンに立たせ、俺は後ろから抱きつき、バックハグをする形をとる。
これでいろいろと悪戯ができちゃうのだ。(春太郎はバブなので包丁も火も使えない、使わせない。安全を考慮した上で行なっています。By,タケル)
さっそく俺は袋から食パンを取り出そうとする春太郎のパジャマのボタンを一つ二つと開け、手を滑りこませると、まだ柔い胸の飾りをすりすりとさすった。
瞬く間に粒は尖りをみせて、芯を持ちはじめたのがわかり、時折、ぴんと弾く動作を加える。
「ちょ、あ、だめ」
ぴくぴくと悶え、春太郎はクシャとパンの袋を握りしめる。
「だめじゃないの。ほら、まだ何も完成してないよ?」
「ン、ンン、むり・・・・・・」
「頑張って」
春太郎の耳に囁きかけ、息を吹きかける。それから両脇から胸を鷲掴み、谷間を寄せるように揉み上げた。手のひらに収まる胸筋がむっちりしてきた気がするのは、愛情こめて俺が触っている成果だ。
思う存分におっぱいを堪能し、春太郎の様子をうかがうと、いっさいの作業が止まってしまっている。
「も、タ、タケルくん・・・・・・何もできないよぅ」
食パンも取り出せていない春太郎に溜息をつき
「しょうがないなぁ・・・・・・、じゃ、こっちはどう?」
と言いつつ、これがやりたかったのだ。
しめしめと思いながら、ズボンのゴムの内側に手を突っ込み、下着の上から出来上がったモノをぎゅっと握り込む。
「ヒャ!?」
悲鳴を上げ、春太郎はそこを隠そうとする。
「恥ずかしがってるわりに、こっちはちゃんと完成してるみたいだね」
わざと責めるように言い、春太郎をキッチンにもたれて立たせ、ズボンと下着を下ろし、春太郎の勃起した局部を丸出しにした。
ぷるんと揺れた竿を握り、俺は膝をつく。
「仕方ないから、こっちを食べることにするわ」
そしてぺろっと唇を舐め、雫の滲んだ亀頭部分をパクリと咥えた。
「え?! ・・・・・・ん、ん、や、ひいっ」
尿道をストローのようにズズッと吸いあげ、舌をねじ込んで精路をなぶってやれば、春太郎は声を裏返して悦ぶ。
激しく頭を前後させ、喉奥まで咥えてストロークさせると、早漏の可愛いティンコはすぐに根を上げた。
「アッ、アッ、ああん———・・・・・・」
俺は春太郎の片足を上げさせて、びゅびゅと俺の喉めがけて飛ばされた濃い精液も、こぼれて垂れた窄まりまでしっかり舐めとる。
ついでに舌と指で丁寧に穴をほぐし、だが気持ちのいいところはお預けにした状態で指を抜いた。
「ごちそーさま、次は春太郎ね」
舐め回して濡らした下のお口に、ピタッと己れの「剛!直!」をあてる。
かっこよく言ってごめーん、まことにすいまめーん・・・・・・、けど、本気で(本気と書いてマジ)俺のそこは春太郎のナカに入りたくて、びっきびきのガッチガチ。
しばし息を整えるために、ゆるゆると腰を揺らし、孔のまわりをくるくると先端で弄ぶ。
「は、はやくぅ・・・・・・」
たくさん焦らしたおかげか、ハァハァしている春太郎は期待を込めた眼差しで俺を見つめた。
「ん、いくよ」
そう言い、逞しいイチモツをアナルに勢いよく押し込む。
「はああーーー!♡」
衝撃で春太郎の腰が反り、結合部がぐちゅんと深くなる。同時にナカイキを究めたのか、ぶるぶると痙攣しながら俺にしがみついた。
腸壁がうねり絡みつき、俺の子種を誘う。
——————「!!」
———やばいわ、今になってパーフェクトなお願いごとが降りてきちゃったよ。
神に願うこと、間違えたわぁあ。
もう無理かなぁ。ダメかなぁ。
あー・・・・・・春太郎を『孕ませたい』!!!!!
俺の願いを俺の本能が受け取り、瞬間に、「ずきゃん! 」と俺の俺が力を増した、子孫を残すべく、生命力に満ち満ちあふれる太さと硬度で春太郎のナカの奥の奥のお口を抉った。
「あぎッ、ま、まっれぇ・・・・・・! まだイッて・・・・・・ン、ん、んんんんん~~~♡♡♡」
上の口はキスで塞ぎ、ばちゅんばちゅんと腰を打ち付ける。へろへろになった春太郎を抱え、迫り上がってくる自身のオタマジャクシたちに願いを託し、ぎりぎりまで拡げた春太郎の股間に腰を押しつけ、ぐっぽんと最奥を突き刺す———。
さあ、いけ。オタマジャクシ、いけぇ!!!
ぎゅううと最後は抱きしめながら、俺は子種たちを愛しい恋人のナカに解き放った。
「アッ、ふああ゛あ゛ああ・・・・・・しゅご、お腹あったか♡」
「っうう、・・・・・・受け止めてッッ、春太郎ぉ孕んでッッ」
———あーもぉ、馬鹿だな。ほんと。
こんな願いは叶わないのに、春太郎は「うん」と嬉しそうに腹をさすった。
けれど願いが叶わなくったって、今のままで『幸せ』だ・・・・・・。
「春太郎、こっち見て。耳貸して?」
「ふぇ?」
耳を舐められると警戒をする春太郎の肩を抱き寄せ、俺は唇を近づけた。
「春太郎———」
———面と向かっては言ったことがなかった言葉だ。
『好きだよ。春太郎が春太郎でいてくれて、良かった・・・・・・』
* * *
「あっつーーーーー」
残暑はまだまだ続きます。
しかしながら俺の胃腸は踏ん張りを見せ、回復の兆しを見せている。
俺様は変わった。
さすがスーパーエリート。柔軟性も超一流であるのだ。
「タ、タ、タケルくん・・・・・・まって」
おっと、すまない。
スイートマイハニーへと昇格した我が恋人、春太郎が俺を呼んでいる。
出勤前の玄関。呼びかけに振り返ると、なにかを手にした春太郎が、すっ転びそうになりながら駆けて来た。
「なに?」
「こ、これ、・・・・・・どうぞ」
俺は差し出されたものを受け取る。
「何これ、何このアルミホイルの塊」
すると、春太郎はもじもじとうつむいた。
「お・・・・・・にぎり、あとで食べて?」
「うぇぇ、食べても平気なやつ? この前みたいにジャリジャリしない?」
「う、うん、たぶん」
自信なさげに言われて、思わず片眉をつりあげる。
「ご、ごめんなさい」
———ふ。
しゅんとした春太郎のまえで、俺はおにぎりらしき物体を鞄に入れた。
「もしも不味かったら、夜は覚えとけよ? じゃ、いってきます」
そう言い残して、俺は颯爽と職場に向かう。
さーて、今日は楽しい夜になりそうだ。
新しいエッチな玩具を湯門パイセンに聞いておかなきゃなぁぁ!
ルンルン!!
【おしまい】
-----------------------------------------------------
これにて今度こそ完結となります。
タケルと春太郎を見守っていただき感謝感謝です!
最後までありがとうございました!
【サム・レイニー】
手のひらに乗っていたのはサイコロ。
夢の中で俺が振ったサイコロだ。
「あとひとつ、願いが叶えられる権利が残っています」
神は言う。
サイコロの目が示していたのは『六』。
俺は五つも自分のためだけに使ってしまったのだ。
「いいんですね? せっかく良い目がでたのに、五つぶんの願いが帳消しになってしまいますよ?」
神の問いかけに、俺は「いいんだ」と頷き、それから告げた。
「やっぱり俺は、あのままの春太郎を———」
———ピピピ、ピピピ。
ん? アラームの電子音が鳴っている。
・・・・・・神よ、もしかして、まちがえた?
しかし、俺の隣で丸くなっている、こんもりとしたおくるみの山がもぞもぞと動きだすと、ひどい爆発ヘアの春太郎が這い出てきた。
寝癖頭の春太郎はポヤポヤしながら目覚まし時計のアラームを止め、そろりそろりとベッドを降りてゆく。
「春太郎?」
「ひ!」
呼びかけて振り向いた春太郎は、ちゃんと俺が『好きになった』春太郎。
「は、は・・・・・・早起きして、あ、朝ごはんでも作ってみようと思って」
しどろもどろに釈明をしだす必死な姿にキュと胸が掴まれる。
泣きそうな顔をするモサモサ頭の恋人がたまらなく可愛くて、俺はぎゅっと春太郎を抱き締めた。
「咎めたんじゃないよ。それってさ、俺のため?」
言いながら、真っ赤な耳をべろりと舐める。
「ひ、・・・・・・んん」
ちゅぶちゅぶと柔らかい耳たぶを唇で食み、耳の後ろまで舌を這わせた。
「ねえ、春太郎。そうでしょ?」
「ンンウゥ・・・・・・そ、う、ごめ・・・・・・」
「なんで謝るの」
こっちの春太郎はメソメソしてて、イジめてあげたくなっちゃうなぁ。
耳の穴までもかわいいくて、俺は舌を尖らせて、耳孔の中をほじくった。
「んあ! あああン・・・・・・」
直に鼓膜を揺らされているみたいにジュポジュポと卑猥な音が耳に響くのか、春太郎はとろけた喘ぎ声をあげる。
うんうん、これよこれ。俺の愛撫に素直で大変よろしい。
むふふ、タケルは調子に乗っちゃうぞ。
ちょっと意地悪しちゃおっかな~~~。
「春太郎、俺はあと一時間で出勤しないといけない。だから、はやく朝ご飯を作ってくれないと遅刻してしまう」
キリッとした顔で告白すると、春太郎は簡単に信じこみ、「い、いま、やるね」と分かりやすく慌てだした。
きゅん、ごめんな。ほんとうは、まだ余裕があるんだけど。
春太郎を急かしてキッチンに立たせ、俺は後ろから抱きつき、バックハグをする形をとる。
これでいろいろと悪戯ができちゃうのだ。(春太郎はバブなので包丁も火も使えない、使わせない。安全を考慮した上で行なっています。By,タケル)
さっそく俺は袋から食パンを取り出そうとする春太郎のパジャマのボタンを一つ二つと開け、手を滑りこませると、まだ柔い胸の飾りをすりすりとさすった。
瞬く間に粒は尖りをみせて、芯を持ちはじめたのがわかり、時折、ぴんと弾く動作を加える。
「ちょ、あ、だめ」
ぴくぴくと悶え、春太郎はクシャとパンの袋を握りしめる。
「だめじゃないの。ほら、まだ何も完成してないよ?」
「ン、ンン、むり・・・・・・」
「頑張って」
春太郎の耳に囁きかけ、息を吹きかける。それから両脇から胸を鷲掴み、谷間を寄せるように揉み上げた。手のひらに収まる胸筋がむっちりしてきた気がするのは、愛情こめて俺が触っている成果だ。
思う存分におっぱいを堪能し、春太郎の様子をうかがうと、いっさいの作業が止まってしまっている。
「も、タ、タケルくん・・・・・・何もできないよぅ」
食パンも取り出せていない春太郎に溜息をつき
「しょうがないなぁ・・・・・・、じゃ、こっちはどう?」
と言いつつ、これがやりたかったのだ。
しめしめと思いながら、ズボンのゴムの内側に手を突っ込み、下着の上から出来上がったモノをぎゅっと握り込む。
「ヒャ!?」
悲鳴を上げ、春太郎はそこを隠そうとする。
「恥ずかしがってるわりに、こっちはちゃんと完成してるみたいだね」
わざと責めるように言い、春太郎をキッチンにもたれて立たせ、ズボンと下着を下ろし、春太郎の勃起した局部を丸出しにした。
ぷるんと揺れた竿を握り、俺は膝をつく。
「仕方ないから、こっちを食べることにするわ」
そしてぺろっと唇を舐め、雫の滲んだ亀頭部分をパクリと咥えた。
「え?! ・・・・・・ん、ん、や、ひいっ」
尿道をストローのようにズズッと吸いあげ、舌をねじ込んで精路をなぶってやれば、春太郎は声を裏返して悦ぶ。
激しく頭を前後させ、喉奥まで咥えてストロークさせると、早漏の可愛いティンコはすぐに根を上げた。
「アッ、アッ、ああん———・・・・・・」
俺は春太郎の片足を上げさせて、びゅびゅと俺の喉めがけて飛ばされた濃い精液も、こぼれて垂れた窄まりまでしっかり舐めとる。
ついでに舌と指で丁寧に穴をほぐし、だが気持ちのいいところはお預けにした状態で指を抜いた。
「ごちそーさま、次は春太郎ね」
舐め回して濡らした下のお口に、ピタッと己れの「剛!直!」をあてる。
かっこよく言ってごめーん、まことにすいまめーん・・・・・・、けど、本気で(本気と書いてマジ)俺のそこは春太郎のナカに入りたくて、びっきびきのガッチガチ。
しばし息を整えるために、ゆるゆると腰を揺らし、孔のまわりをくるくると先端で弄ぶ。
「は、はやくぅ・・・・・・」
たくさん焦らしたおかげか、ハァハァしている春太郎は期待を込めた眼差しで俺を見つめた。
「ん、いくよ」
そう言い、逞しいイチモツをアナルに勢いよく押し込む。
「はああーーー!♡」
衝撃で春太郎の腰が反り、結合部がぐちゅんと深くなる。同時にナカイキを究めたのか、ぶるぶると痙攣しながら俺にしがみついた。
腸壁がうねり絡みつき、俺の子種を誘う。
——————「!!」
———やばいわ、今になってパーフェクトなお願いごとが降りてきちゃったよ。
神に願うこと、間違えたわぁあ。
もう無理かなぁ。ダメかなぁ。
あー・・・・・・春太郎を『孕ませたい』!!!!!
俺の願いを俺の本能が受け取り、瞬間に、「ずきゃん! 」と俺の俺が力を増した、子孫を残すべく、生命力に満ち満ちあふれる太さと硬度で春太郎のナカの奥の奥のお口を抉った。
「あぎッ、ま、まっれぇ・・・・・・! まだイッて・・・・・・ン、ん、んんんんん~~~♡♡♡」
上の口はキスで塞ぎ、ばちゅんばちゅんと腰を打ち付ける。へろへろになった春太郎を抱え、迫り上がってくる自身のオタマジャクシたちに願いを託し、ぎりぎりまで拡げた春太郎の股間に腰を押しつけ、ぐっぽんと最奥を突き刺す———。
さあ、いけ。オタマジャクシ、いけぇ!!!
ぎゅううと最後は抱きしめながら、俺は子種たちを愛しい恋人のナカに解き放った。
「アッ、ふああ゛あ゛ああ・・・・・・しゅご、お腹あったか♡」
「っうう、・・・・・・受け止めてッッ、春太郎ぉ孕んでッッ」
———あーもぉ、馬鹿だな。ほんと。
こんな願いは叶わないのに、春太郎は「うん」と嬉しそうに腹をさすった。
けれど願いが叶わなくったって、今のままで『幸せ』だ・・・・・・。
「春太郎、こっち見て。耳貸して?」
「ふぇ?」
耳を舐められると警戒をする春太郎の肩を抱き寄せ、俺は唇を近づけた。
「春太郎———」
———面と向かっては言ったことがなかった言葉だ。
『好きだよ。春太郎が春太郎でいてくれて、良かった・・・・・・』
* * *
「あっつーーーーー」
残暑はまだまだ続きます。
しかしながら俺の胃腸は踏ん張りを見せ、回復の兆しを見せている。
俺様は変わった。
さすがスーパーエリート。柔軟性も超一流であるのだ。
「タ、タ、タケルくん・・・・・・まって」
おっと、すまない。
スイートマイハニーへと昇格した我が恋人、春太郎が俺を呼んでいる。
出勤前の玄関。呼びかけに振り返ると、なにかを手にした春太郎が、すっ転びそうになりながら駆けて来た。
「なに?」
「こ、これ、・・・・・・どうぞ」
俺は差し出されたものを受け取る。
「何これ、何このアルミホイルの塊」
すると、春太郎はもじもじとうつむいた。
「お・・・・・・にぎり、あとで食べて?」
「うぇぇ、食べても平気なやつ? この前みたいにジャリジャリしない?」
「う、うん、たぶん」
自信なさげに言われて、思わず片眉をつりあげる。
「ご、ごめんなさい」
———ふ。
しゅんとした春太郎のまえで、俺はおにぎりらしき物体を鞄に入れた。
「もしも不味かったら、夜は覚えとけよ? じゃ、いってきます」
そう言い残して、俺は颯爽と職場に向かう。
さーて、今日は楽しい夜になりそうだ。
新しいエッチな玩具を湯門パイセンに聞いておかなきゃなぁぁ!
ルンルン!!
【おしまい】
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これにて今度こそ完結となります。
タケルと春太郎を見守っていただき感謝感謝です!
最後までありがとうございました!
【サム・レイニー】
応援ありがとうございます!
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