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ツヨシくん編
マッチョ売りの少女
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どうも、愛妻家のツヨシです。
さて、引き続き、Twitterからのネタで、作品のタイトルに一文字足して起きる化学反応を調べます。
今回は、
「マッチ売りの少女」
に一文字足して
「マッチョ売りの少女」
僕の妄想が膨らみます。
ある寒い夜、僕は……、いえ、この物語は外国が舞台なので、来日して半年後のアメリカ人みたいにツゥヨーシとしましょう。
ただ、ツヨシだろうがツゥヨーシだろうが、僕は僕でした。
つまり、僕の表記で問題ありません。
僕は、街を歩いていると、マッチョ売りの少女を見掛けました。
寒い真冬の夜なのに、マッチョ売りの少女は、マッチョの筋肉熱量で寒さを感じている気配はないのですが、ただ、かなりのマッチョが売れ残っています。
むさい売れ残りは問題でしょう。第一、食費が嵩みそうです。
細マッチョ、ゴリマッチョ、足マッチョ、腕マッチョ、ランチョンマッチョ、等、各種揃っています。
マッチョたちは荒縄で連結され、少女の後に従います。
僕は密かにマッチョに憧れていました。胸筋を交互に動かし、マッチョルーレットをしたかったのです。
だから、迷わず買い求めました。
僕が買ったのは、緑色のゴリマッチョでした。
購入の決め手は、備えられた機能です。なんと、ゲゲゲの鬼○郎の髪の毛のように、敵を感知する機能があると言うのです。
ゴリマッチョは、敵が近付くと乳首が勃起するそうです。
何となくマニアック感が良いです。股間モッコリではシティーハンターっぽくなってしまいます。
さて、ゴリマッチョの身の上話を聞くと、実験中に浴びた放射線の影響で、全身が緑色になったそうです。
僕は、巨大な二足歩行のトカゲが水爆実験の影響を受けて怪獣になる話が好きなので、驚きませんでした。
むしろ、マッチョに成れるのなら、放射線を浴びるのも有りかも知れません。
ただ、緑色になるのは抵抗があります。何故なら、赤いきつね派だったのです。
さて、僕とゴリマッチョが歩いていると、マッチョセンサーに反応がありました。
僕は、それにすぐに気が付きました。ずっと其処ばかりを見ていたからです。
乳首の先を辿ると、若い女性がドラゴンに追いかけられています。
ドラゴンの体長は百五十㌢ほどで、怖いかどうかは微妙なサイズです。
しかし、助ける必要はありました。何故なら、追いかけられている女性は、トモカちゃん……、いえ、トッモーカちゃんだったのです。
僕は、緑色のゴリマッチョに命令します。
「初仕事だ。ドラゴンを倒せ!」
ミドゴリマッチョは、足の筋力を最大限に活用し、跳躍します。
雀の横を過ぎ、燕を驚かせ、鷲に触れそうになります。
雲を突き抜け、僕の視界から消えました。
そして、再び視界に入ったゴリマッチョは、ドラゴンへ一直線に向かい、蹴りで希少生物を消し去りました。
さて、トッモーカちゃんはうっとりとした目で命の恩人を見上げます。当然、僕は眼中にありません。
二人は手を繋ぎ、僕を置き去りにしました。
そう、自ら汗を流して努力する者が勝者です。
僕は、夢から覚めると、トモカちゃんに抱きつきましたとさ。
さて、引き続き、Twitterからのネタで、作品のタイトルに一文字足して起きる化学反応を調べます。
今回は、
「マッチ売りの少女」
に一文字足して
「マッチョ売りの少女」
僕の妄想が膨らみます。
ある寒い夜、僕は……、いえ、この物語は外国が舞台なので、来日して半年後のアメリカ人みたいにツゥヨーシとしましょう。
ただ、ツヨシだろうがツゥヨーシだろうが、僕は僕でした。
つまり、僕の表記で問題ありません。
僕は、街を歩いていると、マッチョ売りの少女を見掛けました。
寒い真冬の夜なのに、マッチョ売りの少女は、マッチョの筋肉熱量で寒さを感じている気配はないのですが、ただ、かなりのマッチョが売れ残っています。
むさい売れ残りは問題でしょう。第一、食費が嵩みそうです。
細マッチョ、ゴリマッチョ、足マッチョ、腕マッチョ、ランチョンマッチョ、等、各種揃っています。
マッチョたちは荒縄で連結され、少女の後に従います。
僕は密かにマッチョに憧れていました。胸筋を交互に動かし、マッチョルーレットをしたかったのです。
だから、迷わず買い求めました。
僕が買ったのは、緑色のゴリマッチョでした。
購入の決め手は、備えられた機能です。なんと、ゲゲゲの鬼○郎の髪の毛のように、敵を感知する機能があると言うのです。
ゴリマッチョは、敵が近付くと乳首が勃起するそうです。
何となくマニアック感が良いです。股間モッコリではシティーハンターっぽくなってしまいます。
さて、ゴリマッチョの身の上話を聞くと、実験中に浴びた放射線の影響で、全身が緑色になったそうです。
僕は、巨大な二足歩行のトカゲが水爆実験の影響を受けて怪獣になる話が好きなので、驚きませんでした。
むしろ、マッチョに成れるのなら、放射線を浴びるのも有りかも知れません。
ただ、緑色になるのは抵抗があります。何故なら、赤いきつね派だったのです。
さて、僕とゴリマッチョが歩いていると、マッチョセンサーに反応がありました。
僕は、それにすぐに気が付きました。ずっと其処ばかりを見ていたからです。
乳首の先を辿ると、若い女性がドラゴンに追いかけられています。
ドラゴンの体長は百五十㌢ほどで、怖いかどうかは微妙なサイズです。
しかし、助ける必要はありました。何故なら、追いかけられている女性は、トモカちゃん……、いえ、トッモーカちゃんだったのです。
僕は、緑色のゴリマッチョに命令します。
「初仕事だ。ドラゴンを倒せ!」
ミドゴリマッチョは、足の筋力を最大限に活用し、跳躍します。
雀の横を過ぎ、燕を驚かせ、鷲に触れそうになります。
雲を突き抜け、僕の視界から消えました。
そして、再び視界に入ったゴリマッチョは、ドラゴンへ一直線に向かい、蹴りで希少生物を消し去りました。
さて、トッモーカちゃんはうっとりとした目で命の恩人を見上げます。当然、僕は眼中にありません。
二人は手を繋ぎ、僕を置き去りにしました。
そう、自ら汗を流して努力する者が勝者です。
僕は、夢から覚めると、トモカちゃんに抱きつきましたとさ。
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