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2113年 ハジメの場合
☆鋼殻体に乗る-2 ☆
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「ただ、昼休みの時間を利用しての練習試合なら差し支えないだろう?」
慎之助の提案の意図は、僕にも察しがついた。士官候補様が、下士官候補を問題化しない方法で叩きのめすつもりだろう。
「つまり、稽古するって事?」
「武道がお望みならそうなる」
この言い方だと、バスケのシュート対決とかでも良い事になるが、迷わず武道を選ぶ気でいた。ムシャクシャした気持ちは、発散するしかない。
「藤堂さん、ぜひお願いします」
慎之助は、爽やかな笑顔で応じた。
「何で競う?」
「剣道でお願いします」
武道経験は授業だけだったが、剣道の時間はマシな方なので、思い切って挑戦する事にした。ここはやっぱり、オセロ対決とかは選べない。
対決の舞台は、第三稽古場に決まった。教官に許可を求めたのは、慎之助だった。やはり、士官候補の優等生が頼んだからだろう、許可はすぐに降りた。流石、エリート様は違う。
さて、下士官候補代表が覚悟を決めていると、ミヤコが側に寄って来る。
「どうしたの? 何かあったの?」
僕を見つめる目が心配そうなので、少し得した気分になる。これだけでも、決闘を申し込んだ甲斐があった。
「おい、エリートをぶちのめしてくれよ!」
ミヤコと良い雰囲気になるのを邪魔したのは、佐之助だった。本当に、能天気で空気が読めないヤツである。
「凄い意気込みだな。代わる?」
この振りには、当然、首を横に振る。
「班長の見せ場を取りたく無い」
何とも謙虚なお言葉ですな。などと思いつつ、更に振る。
「目立つのが好きだろ?」
「いや、いい」
固くなに遠慮する佐之助に、先行きの不安を覚えた。
何はともあれ、稽古場に移動すると、対決する二人の後をギャラリーが付いてくる。その中には教官までいた。
さて、防具を付け、竹刀を持ち、蹲踞すると、竹刀の先が触れ合う。
僕の格好は、ジャージの上に面 胴 小手だが、慎之助は羽織袴を着込んでいる。
「まるで、武士に挑む足軽やな」
聞き覚えのある声が胸に刺さる。
慎之助の場合、藤堂班の誰かが気を利かせ、羽織袴を部屋から取って来たようだ。さすが、士官候補のメンバー。
斎藤班には、そんな気が利く班員はいない。京言葉で茶化すヤツは居ても……。
勝負の本数は無制限!
そんなデスマッチみたいなルールを、周りのギャラリーが無責任に言うが、慎之助は紳士的に対応し、三本勝負となった。
「りゃ、りゃ、りゃ」
慎之助が、低い気合いを掛ける。僕は、緊張のため無言。どうやら、エリート様は剣道も得意らしい。
一本目は開始直後、少し攻撃の気配を見せた瞬間、目の前に慎之助が居た。肘の先辺りに激痛が走る。
「小手あり」
審判役を買って出た訓練生が宣言する。
僕は痛みに耐えかね、竹刀を取り落とす。足軽には、武士の動きが認識できなかった。やはり、オセロで対決すべきだったか?
二本目。
今度は、蛇に睨まれた蛙の如く動けない上に、手も痛い。
硬直状態が続き、ギャラリーが飽き始めた頃、慎之助が胴に隙を作る。それは、完全に誘いで百%罠。もう、母さん助けて詐欺に近い。
そして、時間を置いて、再び胴にチラリと隙。罠だぞ。絶対に危ない。
再びチラリ。相手の思う壺だぞ。
再びチラリ。いや、待てよ。打たれる前に打てないか?
再びチラリ。そう、渾身の速さを見せるんだ。挙動はこっちが先だから、きっと上手く行く。
人は、信じたい選択肢を信じる傾向にある。
再びチラリ。そこで踏み込み、胴を抜きに行く。しかし、それより先に面に激痛が走る。
「面あり!」
審判の宣言が小憎らしい。慎之助の速さは、自分とは桁違いのようだ。
三本目。
もう、二本先取され、負けは確定していた。慎之助は、練習試合の慣例通り、隙を作り、一本を譲ろうとする。
それは、凄く悔しかった。手も足も出ず完敗は恥ずかしい。「せめて一矢報いたい」と思っていた。
僕は、意を決して突撃し、慎之助の脛を狙って竹刀を舞わせる。これは、自分でも予想外の攻撃で、逆上していたと言うしかない。
脛打ちは、古流の剣術にはあるが、剣道になってからは完全な反則技だった。もう、暴走モードで、ギャラリーからも失笑が洩れる。だが、我武者羅に脛を狙い、体制が崩れた慎之助の面を襲う。ルール無用の上下コンボに、さすがの慎之助も困惑している表情だった。
しかし、何度かかわす内、馴れてしまったのだろう。足を引かれ、脛打ちが空振りに終わると、そのまま下がらずに踏み込んで面打ちがきた。さらに、体当たりをされ、僕は弾き飛ばされた。そして、気絶したらしい。
次に目覚めたのは、医務室のベッドの上だった。時間の経過は不明だが、目の前には心配そうなミヤコの顔があった。
僕が微笑むと、彼女も笑顔になる。記憶が翔んでいて意識がハッキリしていないが、得した気分になっていた。
そして、そこには慎之助の顔もあり、僕を観察している。
「バカな愚か者を見学しに来たな」
そんな考えを持っていたが、慎之助の表情を見て違うと気付いた。エリート士官候補様の顔には、驕りが無い。
「どうだ、大丈夫か? “班長”のハジメ君」
慎之助の呼び掛けに、やっぱりバカにしているのか? と思うと、居心地が悪い。なんせ、剣道で脛打ちをした大馬鹿者だから、絶対にアダ名が付く。
何だろう? 「脛打ち反則太郎?」アアアア! センスまで悪い。もう、この世から消えたい気分だった。
そんな僕をこの世に呼び戻したのは、慎之助の言葉だった。
「俺の負けだよ」
これには、自分の耳を疑う。
「はぃ?」
だが、聞き違いでは無かった。慎之助は、本気でそう思っていたようで、エリート士官候補は、いきなり独白を始めた。
「ミヤコの母親は、家政婦だったんだ。軍人だった父は、凄く忙しくて留守がちで、母は居なかった。だから、ミヤコの母親は、俺の育ての親みたいなものなんだ。そして、ミヤコの家にはよくお邪魔したから、彼女を妹みたいに思っている」
慎之助は、ミヤコを見つめる。二人が微笑み合う様は、やっぱり意味深に感じる。そして、慎之助は再び語りだした。
「だから、俺の班員がミヤコの噂をした時、怒ればよかった。妹と呼んでおきながら、自分の体面を優先させてしまった。だけど君は違った。なんか、ガツンと殴られた気分だったよ」
慎之助の告白を聞いても、渋い顔のままだった。ボコボコでベッドの上では、あまり勝った気がしないのは当然になる。だが、少しは収穫もあった。特に、「妹みたいに思っている」の部分は気に入った。「お兄様」と呼びたいくらい。
とりあえず、慎之助への印象は良くなっていた。
慎之助の提案の意図は、僕にも察しがついた。士官候補様が、下士官候補を問題化しない方法で叩きのめすつもりだろう。
「つまり、稽古するって事?」
「武道がお望みならそうなる」
この言い方だと、バスケのシュート対決とかでも良い事になるが、迷わず武道を選ぶ気でいた。ムシャクシャした気持ちは、発散するしかない。
「藤堂さん、ぜひお願いします」
慎之助は、爽やかな笑顔で応じた。
「何で競う?」
「剣道でお願いします」
武道経験は授業だけだったが、剣道の時間はマシな方なので、思い切って挑戦する事にした。ここはやっぱり、オセロ対決とかは選べない。
対決の舞台は、第三稽古場に決まった。教官に許可を求めたのは、慎之助だった。やはり、士官候補の優等生が頼んだからだろう、許可はすぐに降りた。流石、エリート様は違う。
さて、下士官候補代表が覚悟を決めていると、ミヤコが側に寄って来る。
「どうしたの? 何かあったの?」
僕を見つめる目が心配そうなので、少し得した気分になる。これだけでも、決闘を申し込んだ甲斐があった。
「おい、エリートをぶちのめしてくれよ!」
ミヤコと良い雰囲気になるのを邪魔したのは、佐之助だった。本当に、能天気で空気が読めないヤツである。
「凄い意気込みだな。代わる?」
この振りには、当然、首を横に振る。
「班長の見せ場を取りたく無い」
何とも謙虚なお言葉ですな。などと思いつつ、更に振る。
「目立つのが好きだろ?」
「いや、いい」
固くなに遠慮する佐之助に、先行きの不安を覚えた。
何はともあれ、稽古場に移動すると、対決する二人の後をギャラリーが付いてくる。その中には教官までいた。
さて、防具を付け、竹刀を持ち、蹲踞すると、竹刀の先が触れ合う。
僕の格好は、ジャージの上に面 胴 小手だが、慎之助は羽織袴を着込んでいる。
「まるで、武士に挑む足軽やな」
聞き覚えのある声が胸に刺さる。
慎之助の場合、藤堂班の誰かが気を利かせ、羽織袴を部屋から取って来たようだ。さすが、士官候補のメンバー。
斎藤班には、そんな気が利く班員はいない。京言葉で茶化すヤツは居ても……。
勝負の本数は無制限!
そんなデスマッチみたいなルールを、周りのギャラリーが無責任に言うが、慎之助は紳士的に対応し、三本勝負となった。
「りゃ、りゃ、りゃ」
慎之助が、低い気合いを掛ける。僕は、緊張のため無言。どうやら、エリート様は剣道も得意らしい。
一本目は開始直後、少し攻撃の気配を見せた瞬間、目の前に慎之助が居た。肘の先辺りに激痛が走る。
「小手あり」
審判役を買って出た訓練生が宣言する。
僕は痛みに耐えかね、竹刀を取り落とす。足軽には、武士の動きが認識できなかった。やはり、オセロで対決すべきだったか?
二本目。
今度は、蛇に睨まれた蛙の如く動けない上に、手も痛い。
硬直状態が続き、ギャラリーが飽き始めた頃、慎之助が胴に隙を作る。それは、完全に誘いで百%罠。もう、母さん助けて詐欺に近い。
そして、時間を置いて、再び胴にチラリと隙。罠だぞ。絶対に危ない。
再びチラリ。相手の思う壺だぞ。
再びチラリ。いや、待てよ。打たれる前に打てないか?
再びチラリ。そう、渾身の速さを見せるんだ。挙動はこっちが先だから、きっと上手く行く。
人は、信じたい選択肢を信じる傾向にある。
再びチラリ。そこで踏み込み、胴を抜きに行く。しかし、それより先に面に激痛が走る。
「面あり!」
審判の宣言が小憎らしい。慎之助の速さは、自分とは桁違いのようだ。
三本目。
もう、二本先取され、負けは確定していた。慎之助は、練習試合の慣例通り、隙を作り、一本を譲ろうとする。
それは、凄く悔しかった。手も足も出ず完敗は恥ずかしい。「せめて一矢報いたい」と思っていた。
僕は、意を決して突撃し、慎之助の脛を狙って竹刀を舞わせる。これは、自分でも予想外の攻撃で、逆上していたと言うしかない。
脛打ちは、古流の剣術にはあるが、剣道になってからは完全な反則技だった。もう、暴走モードで、ギャラリーからも失笑が洩れる。だが、我武者羅に脛を狙い、体制が崩れた慎之助の面を襲う。ルール無用の上下コンボに、さすがの慎之助も困惑している表情だった。
しかし、何度かかわす内、馴れてしまったのだろう。足を引かれ、脛打ちが空振りに終わると、そのまま下がらずに踏み込んで面打ちがきた。さらに、体当たりをされ、僕は弾き飛ばされた。そして、気絶したらしい。
次に目覚めたのは、医務室のベッドの上だった。時間の経過は不明だが、目の前には心配そうなミヤコの顔があった。
僕が微笑むと、彼女も笑顔になる。記憶が翔んでいて意識がハッキリしていないが、得した気分になっていた。
そして、そこには慎之助の顔もあり、僕を観察している。
「バカな愚か者を見学しに来たな」
そんな考えを持っていたが、慎之助の表情を見て違うと気付いた。エリート士官候補様の顔には、驕りが無い。
「どうだ、大丈夫か? “班長”のハジメ君」
慎之助の呼び掛けに、やっぱりバカにしているのか? と思うと、居心地が悪い。なんせ、剣道で脛打ちをした大馬鹿者だから、絶対にアダ名が付く。
何だろう? 「脛打ち反則太郎?」アアアア! センスまで悪い。もう、この世から消えたい気分だった。
そんな僕をこの世に呼び戻したのは、慎之助の言葉だった。
「俺の負けだよ」
これには、自分の耳を疑う。
「はぃ?」
だが、聞き違いでは無かった。慎之助は、本気でそう思っていたようで、エリート士官候補は、いきなり独白を始めた。
「ミヤコの母親は、家政婦だったんだ。軍人だった父は、凄く忙しくて留守がちで、母は居なかった。だから、ミヤコの母親は、俺の育ての親みたいなものなんだ。そして、ミヤコの家にはよくお邪魔したから、彼女を妹みたいに思っている」
慎之助は、ミヤコを見つめる。二人が微笑み合う様は、やっぱり意味深に感じる。そして、慎之助は再び語りだした。
「だから、俺の班員がミヤコの噂をした時、怒ればよかった。妹と呼んでおきながら、自分の体面を優先させてしまった。だけど君は違った。なんか、ガツンと殴られた気分だったよ」
慎之助の告白を聞いても、渋い顔のままだった。ボコボコでベッドの上では、あまり勝った気がしないのは当然になる。だが、少しは収穫もあった。特に、「妹みたいに思っている」の部分は気に入った。「お兄様」と呼びたいくらい。
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