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第二部
九十一話 智恵と歴史の天窓 前②
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しまった。
グウェンが後ろにいるの途中から忘れてた。
俺が振り返らずに冷や汗をかきながら正面を向いたままでいると、グウェンの顔が見えているルシア達は顔を引き攣らせて後退し始めた。
メルも後ろを向いたのか、「ぴぴぃ?!」と悲鳴のような鳴き声がして俺の頭に身体を伏せるような感触がする。
「じゃあ、レイナルド様、私たちは先に部屋に戻ってます。何かお手伝いすることがあったら、呼んでください」
ルシアがそう早口で言って、そそくさと歩き去っていく三人を見送りながら俺は頭の中をフル回転させてなんとか誤魔化す方法を考え始めた。このまま昨日の夜の話になったら困る。
「えっと、とりあえず俺の鈴宮行ってクラーケンの核石取ってこよ? 話ならそこでするし」
嘘である。
しないつもりだが、とりあえず誤魔化すための時間を稼ぐためにそう言って振り返ると、ジトっとした目のグウェンが俺をじいっと見下ろしてくる。
「まぁまぁ。ほら時間もないし、行こ行こ」
彼の腕を引いて強引に足を進めると、無言のままグウェンはついてくる。俺を観察するような視線を感じて、内心ヤバいなと思い、俺は言い訳の方を先に考えることにした。
俺の鈴宮に入って早々に玄関の脇の壁に押し付けられた。両肩をぐっと掴まれて背中がタイルの壁につく。
「ぴ?!」
結構な勢いだったから頭の上から滑ったメルが顔の前に落ちてきて、慌てて両手でキャッチした。
「うわ、ちょっと、危ないだろ」
「……君が何か誤魔化そうとしているのを見ると、腹立たしくなる」
そう言って俺を囲い込んできた彼に何か言い返す前に唇を塞がれた。
「んっ」
少し驚いたが素直に顔を傾けた。しっかり重なってくる唇に目を閉じて応える。
メルが俺の手の中で「ぴぃ?」と小さく鳴いていたが、そっと両手で包んで胸元に引き寄せたら大人しくなった。
「ん……んぅ」
息継ぎのタイミングで開いた口から舌が入り込んできて、頭を上向かされると結んでいる髪の結び目が壁に当たって少し痛い。眉を寄せたら首と腰の後ろに腕を入れられて引き寄せられた。
壁から背中が離れてグウェンの腕の中にぽすっと収まる。メルを両手で包んだままだから抱きしめ返すことが出来ないが、それでも安心して彼に身体を預けた。
「ん、あ……、グウェン」
口蓋を舐められてぞくっとしてしまい、このままでは変なスイッチが入るぞ、まずい、と口を離した。
「あの、待って、んっ」
話をしようとしたらまた唇を塞がれた。
まだ足りなかったらしい。
大人しく抱きしめられたままもう一度キスに応えると、遠慮なく絡みついてくる舌にぐりぐり口蓋の弱いところを舐められて、腰から力が抜けた。
「んんっ、ん、」
腰を支えられているから座り込まずにすんだが、全身から力が抜けそうになる。手の中でメルが「ぴぴ」と不安そうに鳴くのでグウェンの名前を呼んだらようやく口が離された。
彼の身体にもたれかかって息を整えると、俺の肩と腰を抱いた腕が身体のラインをゆっくりなぞってくる。ゆったりした民族衣装の裾を捲られて、ひんやりした大きな手に腰から背中にかけて直接肌を撫で上げられると、キスで少し敏感になった肌がぶわっと粟立つような甘い痺れが走った。
「ん……ちょっと、待って。まだみんな近くにいるからな。すぐ集まらなきゃいけないし」
「わかっている。今始めたらすぐには終われない。この件が片付くまでは待つ」
なんとも聞き分けのいいことを言ってくれるから、俺は拍子抜けして、それから勝手にちょっと物足りなくなってグウェンの胸に頭を擦り付けた。
俺だって離れていた分まだまだキスもしたいし、それ以上もしたい。デルトフィアに帰ったら思う存分グウェンをぎゅうぎゅうしよう。
胸いっぱいにグウェンの匂いを吸い込んで、大きく息を吐いた。
「……俺も早くお前といちゃつきたい。帰ったらいっぱいいちゃいちゃしよ。俺休みとるから」
「休みなら既に取ってある。君も私もこの件が片付いたら一週間休みだ」
「え?…………いっしゅうかん?」
予想外の知らせにぽかんとした。
「騎士団の方も宮廷魔法士団の方も調整は済んでいる。その間に何かあれば皇太子殿下と第二王子殿下が対応してくれるだろう。私も、一週間君を離さずに抱きしめていれば気持ちが収まる」
「え? いっしゅう……え?」
一週間?
ちょっと待って。
それってあの、単にぎゅってするってことだよな。
濃厚な肉体的接触が含まれる方のやつじゃなくて。
冷たい汗が背中を伝う。
俺をじっと見下ろす彼の黒々とした瞳を見上げると、その中に熱の篭った渇欲が浮かんでいるのに気づいてしまった。
あ、これ、抱きしめるってベッドの中の話だわ。
自分の身に訪れる未来を察知して硬直している俺を見下ろし、グウェンはふっと目元を緩ませた。
「今回の件では自分の感情を持て余していたからどうしようかと思っていたが、君もその気だとわかって安心した」
「いや、あの……あ、ほら俺も何日かは自分の家に帰らないと、家族が心配してると思うし、ベル達も拗ねるっていうか……」
「安心していい。義兄上には君がうちで休暇を過ごすことについては既に話を通してある。ウィルとベルにもよく言い聞かせておこう」
なんとか活路を見出そうとするが、彼は俺の退路を塞ぐようにすかさずそう言って額に軽く口付けてくる。
「それに君は何でも言うことを聞いてくれると言ったな」
「あ、えっと……」
「君と一緒に早く帰りたい」
「あ…………うん」
……うそだよな?
ずっとじゃないよな?
仮にやるにしても……夜だけだよな?
心なしか俺を思う様苛めている時の怪しい目つきになっているグウェンを見て、俺は口の中がからからに乾いていくのを感じた。
グウェンを一階に残して台所からトウモロコシを持ってきてもらうようにお願いしてから、俺は光の速さで二階に上がり、クラーケンの核石を取ってきた。まだ昨日の夜の一件はバレていない。さっきの話で有耶無耶になったからこのまま闇に葬ろう。
デルトフィアに帰った後の俺に訪れる日々については、恐ろしすぎるので一旦考えないことにした。きっとあいつだって俺にお灸を据えたいだけで、言葉だけで本気じゃない。
そうだよな?
優しい顔で当然冗談だって言ってくれるよな。
鈴宮から出てベル達を探し、ベルパパとおばあちゃんにも相談すると、角のことはあっさりOKが出た。
やはり少し角質が粉になってつくことがあるらしく、それを俺がそっと拭き取る分には構わないということだった。
微量で大丈夫なのかどうか、とりあえずライルに確かめてもらおうとルシアの鈴宮に戻った。
ダーウード宰相以外は皆リビングに揃っていたので、そこでベル達がチーリンであることをバラした。このメンバーなら言ってしまっても問題はないと判断してカモフラージュの魔法を解いたベルを見せながら説明すると、ルシア以外はまた皆蝋人形のようにしばらく固まっていた。
ライルに相談すると、角の粉は本当に少しでいいと調合のメモを見ながら途切れ途切れに話してくれたので、渡された薬包紙を持って外で待っているおばあちゃんの角をそっと擦らせてもらった。
その後リビングに戻ってベルの角からも粉をもらい、クラーケンの核石と一緒にライルに渡した。ベルはいつも拭く柔らかい布ではないひらひらの紙の感触が気になったのか、『すうすうするー』と言って二回もやらせてくれた。
「レイ様、衣装の準備が出来ました」
そこでいつのまに用意してくれたのか、ロレンナが俺を呼びに来て、俺は肩を落としながらももう一度女装をする覚悟を決めた。
グウェンが後ろにいるの途中から忘れてた。
俺が振り返らずに冷や汗をかきながら正面を向いたままでいると、グウェンの顔が見えているルシア達は顔を引き攣らせて後退し始めた。
メルも後ろを向いたのか、「ぴぴぃ?!」と悲鳴のような鳴き声がして俺の頭に身体を伏せるような感触がする。
「じゃあ、レイナルド様、私たちは先に部屋に戻ってます。何かお手伝いすることがあったら、呼んでください」
ルシアがそう早口で言って、そそくさと歩き去っていく三人を見送りながら俺は頭の中をフル回転させてなんとか誤魔化す方法を考え始めた。このまま昨日の夜の話になったら困る。
「えっと、とりあえず俺の鈴宮行ってクラーケンの核石取ってこよ? 話ならそこでするし」
嘘である。
しないつもりだが、とりあえず誤魔化すための時間を稼ぐためにそう言って振り返ると、ジトっとした目のグウェンが俺をじいっと見下ろしてくる。
「まぁまぁ。ほら時間もないし、行こ行こ」
彼の腕を引いて強引に足を進めると、無言のままグウェンはついてくる。俺を観察するような視線を感じて、内心ヤバいなと思い、俺は言い訳の方を先に考えることにした。
俺の鈴宮に入って早々に玄関の脇の壁に押し付けられた。両肩をぐっと掴まれて背中がタイルの壁につく。
「ぴ?!」
結構な勢いだったから頭の上から滑ったメルが顔の前に落ちてきて、慌てて両手でキャッチした。
「うわ、ちょっと、危ないだろ」
「……君が何か誤魔化そうとしているのを見ると、腹立たしくなる」
そう言って俺を囲い込んできた彼に何か言い返す前に唇を塞がれた。
「んっ」
少し驚いたが素直に顔を傾けた。しっかり重なってくる唇に目を閉じて応える。
メルが俺の手の中で「ぴぃ?」と小さく鳴いていたが、そっと両手で包んで胸元に引き寄せたら大人しくなった。
「ん……んぅ」
息継ぎのタイミングで開いた口から舌が入り込んできて、頭を上向かされると結んでいる髪の結び目が壁に当たって少し痛い。眉を寄せたら首と腰の後ろに腕を入れられて引き寄せられた。
壁から背中が離れてグウェンの腕の中にぽすっと収まる。メルを両手で包んだままだから抱きしめ返すことが出来ないが、それでも安心して彼に身体を預けた。
「ん、あ……、グウェン」
口蓋を舐められてぞくっとしてしまい、このままでは変なスイッチが入るぞ、まずい、と口を離した。
「あの、待って、んっ」
話をしようとしたらまた唇を塞がれた。
まだ足りなかったらしい。
大人しく抱きしめられたままもう一度キスに応えると、遠慮なく絡みついてくる舌にぐりぐり口蓋の弱いところを舐められて、腰から力が抜けた。
「んんっ、ん、」
腰を支えられているから座り込まずにすんだが、全身から力が抜けそうになる。手の中でメルが「ぴぴ」と不安そうに鳴くのでグウェンの名前を呼んだらようやく口が離された。
彼の身体にもたれかかって息を整えると、俺の肩と腰を抱いた腕が身体のラインをゆっくりなぞってくる。ゆったりした民族衣装の裾を捲られて、ひんやりした大きな手に腰から背中にかけて直接肌を撫で上げられると、キスで少し敏感になった肌がぶわっと粟立つような甘い痺れが走った。
「ん……ちょっと、待って。まだみんな近くにいるからな。すぐ集まらなきゃいけないし」
「わかっている。今始めたらすぐには終われない。この件が片付くまでは待つ」
なんとも聞き分けのいいことを言ってくれるから、俺は拍子抜けして、それから勝手にちょっと物足りなくなってグウェンの胸に頭を擦り付けた。
俺だって離れていた分まだまだキスもしたいし、それ以上もしたい。デルトフィアに帰ったら思う存分グウェンをぎゅうぎゅうしよう。
胸いっぱいにグウェンの匂いを吸い込んで、大きく息を吐いた。
「……俺も早くお前といちゃつきたい。帰ったらいっぱいいちゃいちゃしよ。俺休みとるから」
「休みなら既に取ってある。君も私もこの件が片付いたら一週間休みだ」
「え?…………いっしゅうかん?」
予想外の知らせにぽかんとした。
「騎士団の方も宮廷魔法士団の方も調整は済んでいる。その間に何かあれば皇太子殿下と第二王子殿下が対応してくれるだろう。私も、一週間君を離さずに抱きしめていれば気持ちが収まる」
「え? いっしゅう……え?」
一週間?
ちょっと待って。
それってあの、単にぎゅってするってことだよな。
濃厚な肉体的接触が含まれる方のやつじゃなくて。
冷たい汗が背中を伝う。
俺をじっと見下ろす彼の黒々とした瞳を見上げると、その中に熱の篭った渇欲が浮かんでいるのに気づいてしまった。
あ、これ、抱きしめるってベッドの中の話だわ。
自分の身に訪れる未来を察知して硬直している俺を見下ろし、グウェンはふっと目元を緩ませた。
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「いや、あの……あ、ほら俺も何日かは自分の家に帰らないと、家族が心配してると思うし、ベル達も拗ねるっていうか……」
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「あ、えっと……」
「君と一緒に早く帰りたい」
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仮にやるにしても……夜だけだよな?
心なしか俺を思う様苛めている時の怪しい目つきになっているグウェンを見て、俺は口の中がからからに乾いていくのを感じた。
グウェンを一階に残して台所からトウモロコシを持ってきてもらうようにお願いしてから、俺は光の速さで二階に上がり、クラーケンの核石を取ってきた。まだ昨日の夜の一件はバレていない。さっきの話で有耶無耶になったからこのまま闇に葬ろう。
デルトフィアに帰った後の俺に訪れる日々については、恐ろしすぎるので一旦考えないことにした。きっとあいつだって俺にお灸を据えたいだけで、言葉だけで本気じゃない。
そうだよな?
優しい顔で当然冗談だって言ってくれるよな。
鈴宮から出てベル達を探し、ベルパパとおばあちゃんにも相談すると、角のことはあっさりOKが出た。
やはり少し角質が粉になってつくことがあるらしく、それを俺がそっと拭き取る分には構わないということだった。
微量で大丈夫なのかどうか、とりあえずライルに確かめてもらおうとルシアの鈴宮に戻った。
ダーウード宰相以外は皆リビングに揃っていたので、そこでベル達がチーリンであることをバラした。このメンバーなら言ってしまっても問題はないと判断してカモフラージュの魔法を解いたベルを見せながら説明すると、ルシア以外はまた皆蝋人形のようにしばらく固まっていた。
ライルに相談すると、角の粉は本当に少しでいいと調合のメモを見ながら途切れ途切れに話してくれたので、渡された薬包紙を持って外で待っているおばあちゃんの角をそっと擦らせてもらった。
その後リビングに戻ってベルの角からも粉をもらい、クラーケンの核石と一緒にライルに渡した。ベルはいつも拭く柔らかい布ではないひらひらの紙の感触が気になったのか、『すうすうするー』と言って二回もやらせてくれた。
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