8 / 27
8 律に対する湊の見解
しおりを挟む
「ね、その髪染めてるの?」
「その目、カラコン? カッコいいね!」
「名前で呼んでいい?」
「クラスのグループライン入ろうよ。あ、ライン交換しない?」
ホームルームが終わり、一時限目までの十数分。湊はクラスの生徒──のうちの女子たちに囲まれていた。
男子はそれを、複雑そうな顔で見ている。
「ここ校風自由だって聞いたからさー。名前はなんでもいいよ。あ、グループラインか、大事だよな」
幸い、湊が結華のほうへ突進してくる、なんてことはなかった。だが、知り合いである。湊は上手く、答えにくいことはすり抜けながら話をしているが、困っているのは読み取れる。
(助けるべきか、放置するべきか……あっ?! これ、ストレスになって魂削られたりしてないよね?!)
だとしたら一大事だ。
結華は決意を固め、スマホを操作し、
「はい席ついてくださいね」
チャイムとともに先生が入ってきた瞬間にその文章は出来上がり、それを送信した。そしてスマホを素早く仕舞う。
(あとはこれに、佐々木さんが答えるか答えないかだ)
一限目の現国を終え、結華が二限目の準備をしていると、
「クルルゥ」
「! ?!」
(ディアラ! ってちっちゃい?!)
足元にいた手のひらサイズのディアラに驚き、けれどそれを合図だと受け取り、結華は立ち上がった。
なんでもないように教室を出ながら、湊のほうへ視線を向ける。
「ごめん、ちょっと」
「? どうしたの、……」
湊を囲んでいた女子達の動きが一瞬止まり、湊は素早く立ち上がって廊下へ出て、踊り場の近くにいる結華と目が合うと、そっちに早足で向かった。
「こっち来て!」
結華は湊の手を取ると、小声でそう言って、湊とともに踊り場から外階段へ出た。そして素早くドアを閉め、ドアの上についている窓からこちらが見えないようにしゃがみ込む。
「大丈夫だった?」
「……まあ、なんとか」
「今、手握ってるけど、効果ある?」
「めちゃくちゃある」
結華はそれを聞くと「なら良かった」と胸を撫で下ろし、「あ」と声を上げた。
「あの、この、子。ディアラ、だよね?」
結華は、自分の肩に乗っているディアラの姿をした小型のそれを示して、一応聞く。
「うん、そう。カイラルドラァグの能力の一つ。体の大きさを自由に変えられるってやつ」
「じゃあ、大きくもなれるの?」
「なれるよ。最大……んー、飛行機くらい? になれる」
「……デカ」
結華はその情報に驚いて、次に、最初に聞こうとしたことを思い出した。
「ね、どれくらいダメージ受けた?」
「ダメージて。ま、それほどでもない。どれも殆ど悪意のないもんだったし、……周りからの男子の視線は半分くらい痛かったけど、そんくらい」
「半分?」
「そ。もう半分はあんな状態になってたおれを気遣ってた。ここ、優しいやつが多いんだな」
「……」
苦笑いしながら言うそれは、まるで、今まで周りには優しくない人ばかりがいたような口ぶりに聞こえた。結華はそれについて聞きたかったが、踏み込むのはあまり良くないと、「そんなもんなのかな」と、お茶を濁すように言った。
そして、結華のスマホがヴーッと鳴り出す。
「あ! 二分前! 戻らなきゃ! えっと、これから学校でどうするか、は、中休みに考えよう!」
「お、おお」
結華はドアの窓から中を覗き、人がいないことを確かめると、
「まず私が戻るから、少ししてから佐々木さんは戻ってきて。同時に戻ると怪しまれるから!」
と言って、湊から手を離し、外階段から教室へ行ってしまった。
「……」
湊は、まだ温かい手を眺め、握り、
「はぁ……」
その拳を額に当てた。
❦
結華は中休みになると、いつも集まる友人二人とのグループラインに『ごめんちょっと用事できた!』と送り、席を立つ。湊のほうへ顔を向ければ、また人だかりが出来ていた。それも増えている。恐らく、噂を聞いた学校の女子達が集まってきたんだろう。
(気持ちは分かるよ。すっごく分かる。イケメンだし? 銀髪褐色肌赤い瞳っていうものすごい属性持ちだし? 親しみやすいし? ……けどみんなもう少し落ち着いてくれると有り難いんだけど……)
こういう時に頼りになるはずの学級委員の一人である女子も、あの人だかりの中だ。もう一人の男子のほうは、なんとかしようと右往左往しているが。
「クルゥ」
その声に結華が下を向くと、また、結華の足元に小さいディアラ。結華が自分に気づいたと分かると、ディアラはスゥ、と消えてしまった。
(……これも、能力の一つってことだよね……?)
結華は湊へ『さっきの場所に』とメッセージを送り、早足で外階段へ向かう。
湊はそれほど時間を置かず、すぐに外階段へやってきた。
「……あの人だかりの中、よく、そんなあっさりここに来れるね……」
「ああ、ま、ちょっと、意識を逸したから」
しゃがみこんでいた結華の隣に腰を下ろし、湊が言う。
「意識を逸らす……?」
「そ。魔法より弱い、ちょっとしたまじないみたいなもん」
「はぁ、なんか分かんないけど、すごいね」
言いながら、結華は自然に手を差し出す。
「……ちょっと言いたいんだけどさ」
湊は苦笑しながらその手を取って、
「結華さ、無防備だとか、危機感が足りないとか、言われたことない?」
「無防備……? 別にないと思うけど……」
「そっか。じゃ、話変えるけど、あの人だかり、どんくらいで収まる?」
「うーん……」
結華は首をひねり、
「まずさ、佐々木さんは飛び抜けてイケメンでしょ。それだけでも注目の的なのに、銀髪に褐色肌に赤の瞳。まるで異世界のキャラクターだよ」
「あ、その通りだよ? この見た目な、元の世界でのおれの声と背格好と色味をそのまま引き継いでんだ」
「へー……え? 銀髪と褐色肌はいいとして、その赤も、本物……?」
「うん。カラコンとかじゃない」
「えっ、じゃあ、陽の光とか、大丈夫なの?」
瞳が赤い人は血管が透けてその赤が見えるだとか、だから目に太陽の光が沢山入り込んで、よく知らないが大変なのだと、ネットで見たことがある。と、結華は思い出す。
「ああ、平気。こっちの人間と赤眼の構造が違うから、そういうのとか関係ない」
「それならいいけど……」
「あとさっきサラッと言われたけどさ、簡単に人にイケメンとか言わないほうがいいと思う」
「ただの事実なのに?」
「……だからさぁ……」
湊は天を仰ぎ、
「お前さぁ……ほんと、」
その時、人の悲鳴とうめき声のようなものが、二人の耳に届く。
「え、なに?」
「下からだ」
今結華たちが居る、この外階段は三階。二人は顔を見合わせ、声のしたほうへそろりと頭を出す。
(うわぁ……)
そこでは、律が三年五人をボコっていた。そしてボコり終えたのだろう、その五人に対して、何か言っている。
「……あいつ……」
「あれね、あの紫の髪の男子、中館律って言うの。校内で有名なヤンキー。いつも誰かしらボコってる。今みたいに」
湊の呟きに、結華は説明する。
「……いや、ボコってるけど、あれは……」
湊は眉をひそめる。
「近づかないほうがいいよ。目、つけられたらおんなじ目に遭わされるから」
「いや、あいつ、たぶん良いやつだよ」
「はあ?」
結華のその声が響いたのか、律が上へ顔を向けた。
(やべっ!)
結華は即座に頭を引っ込め、
「ちょ、佐々木さん!」
小声で呼びかけ、動かない湊の腕を引っ張り、引き寄せる。
「いや、気配探ってたんだけどさ。あの律ってやつ、鬱憤晴らしとか、弱い者いじめとか、そういう目的でボコってない」
「どういうこと? それが分かるのも能力?」
「うん。あいつ、怒ってた。ボコってた奴らに怒りを向けてた。ボコられたやつらが律を怒らせたのか、それは分かんないけど、あいつは無闇に手を出してない」
「じゃあなんなの」
「そこまでは分かんないよ。あの律ってやつについて、全然知んないし。けど、悪いやつだとは思えない」
「……。なら、じゃあ、答えの出ないそれは一旦置いといて。みんなが佐々木さんに慣れるまでにどうするか考えよう」
「その目、カラコン? カッコいいね!」
「名前で呼んでいい?」
「クラスのグループライン入ろうよ。あ、ライン交換しない?」
ホームルームが終わり、一時限目までの十数分。湊はクラスの生徒──のうちの女子たちに囲まれていた。
男子はそれを、複雑そうな顔で見ている。
「ここ校風自由だって聞いたからさー。名前はなんでもいいよ。あ、グループラインか、大事だよな」
幸い、湊が結華のほうへ突進してくる、なんてことはなかった。だが、知り合いである。湊は上手く、答えにくいことはすり抜けながら話をしているが、困っているのは読み取れる。
(助けるべきか、放置するべきか……あっ?! これ、ストレスになって魂削られたりしてないよね?!)
だとしたら一大事だ。
結華は決意を固め、スマホを操作し、
「はい席ついてくださいね」
チャイムとともに先生が入ってきた瞬間にその文章は出来上がり、それを送信した。そしてスマホを素早く仕舞う。
(あとはこれに、佐々木さんが答えるか答えないかだ)
一限目の現国を終え、結華が二限目の準備をしていると、
「クルルゥ」
「! ?!」
(ディアラ! ってちっちゃい?!)
足元にいた手のひらサイズのディアラに驚き、けれどそれを合図だと受け取り、結華は立ち上がった。
なんでもないように教室を出ながら、湊のほうへ視線を向ける。
「ごめん、ちょっと」
「? どうしたの、……」
湊を囲んでいた女子達の動きが一瞬止まり、湊は素早く立ち上がって廊下へ出て、踊り場の近くにいる結華と目が合うと、そっちに早足で向かった。
「こっち来て!」
結華は湊の手を取ると、小声でそう言って、湊とともに踊り場から外階段へ出た。そして素早くドアを閉め、ドアの上についている窓からこちらが見えないようにしゃがみ込む。
「大丈夫だった?」
「……まあ、なんとか」
「今、手握ってるけど、効果ある?」
「めちゃくちゃある」
結華はそれを聞くと「なら良かった」と胸を撫で下ろし、「あ」と声を上げた。
「あの、この、子。ディアラ、だよね?」
結華は、自分の肩に乗っているディアラの姿をした小型のそれを示して、一応聞く。
「うん、そう。カイラルドラァグの能力の一つ。体の大きさを自由に変えられるってやつ」
「じゃあ、大きくもなれるの?」
「なれるよ。最大……んー、飛行機くらい? になれる」
「……デカ」
結華はその情報に驚いて、次に、最初に聞こうとしたことを思い出した。
「ね、どれくらいダメージ受けた?」
「ダメージて。ま、それほどでもない。どれも殆ど悪意のないもんだったし、……周りからの男子の視線は半分くらい痛かったけど、そんくらい」
「半分?」
「そ。もう半分はあんな状態になってたおれを気遣ってた。ここ、優しいやつが多いんだな」
「……」
苦笑いしながら言うそれは、まるで、今まで周りには優しくない人ばかりがいたような口ぶりに聞こえた。結華はそれについて聞きたかったが、踏み込むのはあまり良くないと、「そんなもんなのかな」と、お茶を濁すように言った。
そして、結華のスマホがヴーッと鳴り出す。
「あ! 二分前! 戻らなきゃ! えっと、これから学校でどうするか、は、中休みに考えよう!」
「お、おお」
結華はドアの窓から中を覗き、人がいないことを確かめると、
「まず私が戻るから、少ししてから佐々木さんは戻ってきて。同時に戻ると怪しまれるから!」
と言って、湊から手を離し、外階段から教室へ行ってしまった。
「……」
湊は、まだ温かい手を眺め、握り、
「はぁ……」
その拳を額に当てた。
❦
結華は中休みになると、いつも集まる友人二人とのグループラインに『ごめんちょっと用事できた!』と送り、席を立つ。湊のほうへ顔を向ければ、また人だかりが出来ていた。それも増えている。恐らく、噂を聞いた学校の女子達が集まってきたんだろう。
(気持ちは分かるよ。すっごく分かる。イケメンだし? 銀髪褐色肌赤い瞳っていうものすごい属性持ちだし? 親しみやすいし? ……けどみんなもう少し落ち着いてくれると有り難いんだけど……)
こういう時に頼りになるはずの学級委員の一人である女子も、あの人だかりの中だ。もう一人の男子のほうは、なんとかしようと右往左往しているが。
「クルゥ」
その声に結華が下を向くと、また、結華の足元に小さいディアラ。結華が自分に気づいたと分かると、ディアラはスゥ、と消えてしまった。
(……これも、能力の一つってことだよね……?)
結華は湊へ『さっきの場所に』とメッセージを送り、早足で外階段へ向かう。
湊はそれほど時間を置かず、すぐに外階段へやってきた。
「……あの人だかりの中、よく、そんなあっさりここに来れるね……」
「ああ、ま、ちょっと、意識を逸したから」
しゃがみこんでいた結華の隣に腰を下ろし、湊が言う。
「意識を逸らす……?」
「そ。魔法より弱い、ちょっとしたまじないみたいなもん」
「はぁ、なんか分かんないけど、すごいね」
言いながら、結華は自然に手を差し出す。
「……ちょっと言いたいんだけどさ」
湊は苦笑しながらその手を取って、
「結華さ、無防備だとか、危機感が足りないとか、言われたことない?」
「無防備……? 別にないと思うけど……」
「そっか。じゃ、話変えるけど、あの人だかり、どんくらいで収まる?」
「うーん……」
結華は首をひねり、
「まずさ、佐々木さんは飛び抜けてイケメンでしょ。それだけでも注目の的なのに、銀髪に褐色肌に赤の瞳。まるで異世界のキャラクターだよ」
「あ、その通りだよ? この見た目な、元の世界でのおれの声と背格好と色味をそのまま引き継いでんだ」
「へー……え? 銀髪と褐色肌はいいとして、その赤も、本物……?」
「うん。カラコンとかじゃない」
「えっ、じゃあ、陽の光とか、大丈夫なの?」
瞳が赤い人は血管が透けてその赤が見えるだとか、だから目に太陽の光が沢山入り込んで、よく知らないが大変なのだと、ネットで見たことがある。と、結華は思い出す。
「ああ、平気。こっちの人間と赤眼の構造が違うから、そういうのとか関係ない」
「それならいいけど……」
「あとさっきサラッと言われたけどさ、簡単に人にイケメンとか言わないほうがいいと思う」
「ただの事実なのに?」
「……だからさぁ……」
湊は天を仰ぎ、
「お前さぁ……ほんと、」
その時、人の悲鳴とうめき声のようなものが、二人の耳に届く。
「え、なに?」
「下からだ」
今結華たちが居る、この外階段は三階。二人は顔を見合わせ、声のしたほうへそろりと頭を出す。
(うわぁ……)
そこでは、律が三年五人をボコっていた。そしてボコり終えたのだろう、その五人に対して、何か言っている。
「……あいつ……」
「あれね、あの紫の髪の男子、中館律って言うの。校内で有名なヤンキー。いつも誰かしらボコってる。今みたいに」
湊の呟きに、結華は説明する。
「……いや、ボコってるけど、あれは……」
湊は眉をひそめる。
「近づかないほうがいいよ。目、つけられたらおんなじ目に遭わされるから」
「いや、あいつ、たぶん良いやつだよ」
「はあ?」
結華のその声が響いたのか、律が上へ顔を向けた。
(やべっ!)
結華は即座に頭を引っ込め、
「ちょ、佐々木さん!」
小声で呼びかけ、動かない湊の腕を引っ張り、引き寄せる。
「いや、気配探ってたんだけどさ。あの律ってやつ、鬱憤晴らしとか、弱い者いじめとか、そういう目的でボコってない」
「どういうこと? それが分かるのも能力?」
「うん。あいつ、怒ってた。ボコってた奴らに怒りを向けてた。ボコられたやつらが律を怒らせたのか、それは分かんないけど、あいつは無闇に手を出してない」
「じゃあなんなの」
「そこまでは分かんないよ。あの律ってやつについて、全然知んないし。けど、悪いやつだとは思えない」
「……。なら、じゃあ、答えの出ないそれは一旦置いといて。みんなが佐々木さんに慣れるまでにどうするか考えよう」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
キャバ嬢(ハイスペック)との同棲が、僕の高校生活を色々と変えていく。
たかなしポン太
青春
僕のアパートの前で、巨乳美人のお姉さんが倒れていた。
助けたそのお姉さんは一流大卒だが内定取り消しとなり、就職浪人中のキャバ嬢だった。
でもまさかそのお姉さんと、同棲することになるとは…。
「今日のパンツってどんなんだっけ? ああ、これか。」
「ちょっと、確認しなくていいですから!」
「これ、可愛いでしょ? 色違いでピンクもあるんだけどね。綿なんだけど生地がサラサラで、この上の部分のリボンが」
「もういいです! いいですから、パンツの説明は!」
天然高学歴キャバ嬢と、心優しいDT高校生。
異色の2人が繰り広げる、水色パンツから始まる日常系ラブコメディー!
※小説家になろうとカクヨムにも同時掲載中です。
※本作品はフィクションであり、実在の人物や団体、製品とは一切関係ありません。
むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム
ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。
けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。
学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!?
大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。
真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる