3 / 71
3 幽霊と秘密
しおりを挟む
『ニャ~』
「お、どうしたんだい、ミケ」
そんな私の左足にすり寄ってきたのは、三毛の子猫。にゃあと鳴き、頭をスリスリと擦り付ける。
「珍しいねぇ。他に人が居るのに出てくるなんて」
「珍しいんですか?」
「そうだよ。この子達、私以外の人が居ると、出て、こ、ない……」
今、コイツ、なんて言った?
バッと振り向けば、身支度を整えたあの青年が、廊下へと続くドアを開けた状態で、三毛猫を眺めていた。
「そうなんですか。では、僕の足元で寝ていた黒猫さんは、人馴れしてるんですかね」
「は、……な、……」
「? どうかしましたか?」
どうかしました、じゃないんだよ。
「……キミ、この子、見えてるの?」
恐る恐る、聞いてみたら。
「見えてますよ?」
と、さも当たり前のことのように言いながら、テーブルを周り、さっきの椅子に座り直した。
「で、ナツキさん。僕、大変なことを思い出したんですが」
「……いや、待って。その大変なこと、ちょっと待った」
「え?」
私は額に手を当て、首を傾げるコイツを薄目で見やる。
「……本当に、この子、……この、子猫が、見えてるの?」
「見えてますってば。これは嘘じゃありませんよ。今、その三毛猫さんは、あなたの足元で丸くなっているじゃありませんか」
「……」
その通り。その通りだ。
「……で、クロ──黒の子猫も、見た、と」
「ええ、起きた時に。僕の足元でお腹を上にして寝ていました」
クロよ、初対面の人間になぜそこまで警戒心を解いているんだ。
「じゃあ、シロ……白の子猫は視た?」
「まだ居るんですか。あいにく、その白の子猫さんは見ていませんね……あ」
「あ?」
部屋を見回していた青年は、窓の下の方に顔を向けて、柔らかく笑った。
「居ました、あそこですね。カーテンの向こうからこっちを覗いてる」
……うん。覗いてる。
「……キミ、幽霊、見えんだね」
「ええ、見えます。触れもしますし、言葉が通じれば話せますよ」
事も無げに言ってくれる。
そう、この、三毛と黒と白の、三匹の子猫。彼らは皆、幽霊だ。
「ナツキさんも、見えるし触れるんですね」
「……うん、まぁね……」
私はまた、ガシガシと頭をかき、
「はぁ……幽霊が見える人、私以外で初めて見たよ。……で、大変なことって?」
「あ、話に戻っていいんですか?」
「どうぞどうぞ」
幽霊話は、深掘りするもんじゃない。私は極力、幽霊には関わらないようにしている。
……まあ、この子達は、特別なんだけど。
「昨日の代金、ナツキさんが肩代わりしてくれましたよね。スマホの決済か何かで」
「ああ、うん。人のカバンを漁るのもどうかと思って」
「ご配慮、ありがとうございます。それで、お幾らぐらいでした? 今返せるなら、お返ししたいんですが」
「えーと、ちょっと待ってて」
私は椅子から立ち上がり、ソファ横に置いていたカバンからスマホを取り出す。そしてアプリを立ち上げて、昨日の明細を表示させた。
「あった。これこれ、全額だと、この金額」
椅子に戻り、それを見せれば。
「……」
青年は、その画面を見た途端、固まった。
「……ご迷惑を……こんなに呑んでいたとは……」
そこに表示されていたのは、まあ、結構な額だった。
「あれだけ呑んでたしねぇ。あと、これは私の呑み代も入ってるし。この額から、私の分を引くと……」
「いや、いいです。全額お支払いします」
計算しようとして、待ったをかけられた。
「いや、別にいいよ? 私の代金なんてそんな大したもんじゃないしさ」
「では、それはここに泊めていただいた代金として受け取ってください」
そう言うと、青年は空間に右手を突っ込んだ。
「…………は?」
青年の右手は、というか右腕の肘辺りまでが、空中で途切れている。そして、その途切れた場所は、まるで水面が波打つように、波紋を広げていた。
「ああ、財布を出しているだけですので」
「だけですのでって……なに、それ」
「僕、出来るだけ手荷物を減らしたくて。持ち物はほとんど別空間にしまっているんです。……あ、あった」
途切れた腕をゆらゆらと揺らしていた青年は、その動きを止め、肘から先を徐々にまた、出現させていく。
そして、出てきた右手には、飴色の革財布とスマホが握られていた。
「……な、なに、それ……?」
「え? ですから、別空間に財布をしまっていたんです。で、現金でいいですか? それとも振り込みましょうか」
「え……えと、じゃ、現金、で……じゃ、なくてさ!」
私は思わず立ち上がり、ビシッ! と揺らいでいた空間の辺りを指差した。
「だから! その別空間とか、なんなのって! 意味分からないんだけど?!」
財布とスマホをテーブルに置いた青年は、一瞬きょとんとした顔になって、少し経ってから、何でもないように笑った。
「だから、言ったじゃないですか。僕、魔法使いなんですって。今のはただの魔法です。なんの不思議もないですよ?」
魔法って、不思議なものじゃなかったか。
「昨日お見せした手品も、本当は全て魔法です。僕、本当は手品なんか出来なくて、魔法しか出来ないんです」
寂しそうに微笑む青年は、そのイケメン具合も相まって、とても絵になるが。
が、だ。
「……本当に、魔法使いなの……」
「ええ」
「じゃ、本当に五百歳超えてんの……?」
「超えてます」
こくり、と首肯する青年を見て、その瞳に嘘を見つけられなくて。
「そう……」
私は、なんだか力が抜けて、椅子に座り直した。
「やっと、本当に信じていただけました?」
「そりゃあね……」
私は頭を軽く振って、青年に──いや、五百超えてんだから、お兄さん? おじいさん? に、向き直る。
「……で、なんで私なんかに、その秘密を教えてくれたワケ?」
「……えっと」
すると、目の前の顔はこちらからちょっと目を逸らし、ぽりぽりと頬を掻く。
「その、なんとなくなんですけど」
「うん」
「昨日、呑みに付き合ってくれて」
「うん」
「その上、ここまでしてくれて」
「うん」
「そんな、あなたになら……」
「……うん?」
「打ち明けても、大丈夫なのかなって、思って」
照れくさそうにはにかんだその笑顔は、イケメンであることも相まって、とても眩しい。
「……うん、……うん?」
私はその眩しさから目を保護するため、心持ち目を細めてから、首をひねった。
「……よーするにだね、キミ」
「はい」
「一回一緒に呑んだだけの奴に、心を開いちゃった訳なのかな?」
「お、どうしたんだい、ミケ」
そんな私の左足にすり寄ってきたのは、三毛の子猫。にゃあと鳴き、頭をスリスリと擦り付ける。
「珍しいねぇ。他に人が居るのに出てくるなんて」
「珍しいんですか?」
「そうだよ。この子達、私以外の人が居ると、出て、こ、ない……」
今、コイツ、なんて言った?
バッと振り向けば、身支度を整えたあの青年が、廊下へと続くドアを開けた状態で、三毛猫を眺めていた。
「そうなんですか。では、僕の足元で寝ていた黒猫さんは、人馴れしてるんですかね」
「は、……な、……」
「? どうかしましたか?」
どうかしました、じゃないんだよ。
「……キミ、この子、見えてるの?」
恐る恐る、聞いてみたら。
「見えてますよ?」
と、さも当たり前のことのように言いながら、テーブルを周り、さっきの椅子に座り直した。
「で、ナツキさん。僕、大変なことを思い出したんですが」
「……いや、待って。その大変なこと、ちょっと待った」
「え?」
私は額に手を当て、首を傾げるコイツを薄目で見やる。
「……本当に、この子、……この、子猫が、見えてるの?」
「見えてますってば。これは嘘じゃありませんよ。今、その三毛猫さんは、あなたの足元で丸くなっているじゃありませんか」
「……」
その通り。その通りだ。
「……で、クロ──黒の子猫も、見た、と」
「ええ、起きた時に。僕の足元でお腹を上にして寝ていました」
クロよ、初対面の人間になぜそこまで警戒心を解いているんだ。
「じゃあ、シロ……白の子猫は視た?」
「まだ居るんですか。あいにく、その白の子猫さんは見ていませんね……あ」
「あ?」
部屋を見回していた青年は、窓の下の方に顔を向けて、柔らかく笑った。
「居ました、あそこですね。カーテンの向こうからこっちを覗いてる」
……うん。覗いてる。
「……キミ、幽霊、見えんだね」
「ええ、見えます。触れもしますし、言葉が通じれば話せますよ」
事も無げに言ってくれる。
そう、この、三毛と黒と白の、三匹の子猫。彼らは皆、幽霊だ。
「ナツキさんも、見えるし触れるんですね」
「……うん、まぁね……」
私はまた、ガシガシと頭をかき、
「はぁ……幽霊が見える人、私以外で初めて見たよ。……で、大変なことって?」
「あ、話に戻っていいんですか?」
「どうぞどうぞ」
幽霊話は、深掘りするもんじゃない。私は極力、幽霊には関わらないようにしている。
……まあ、この子達は、特別なんだけど。
「昨日の代金、ナツキさんが肩代わりしてくれましたよね。スマホの決済か何かで」
「ああ、うん。人のカバンを漁るのもどうかと思って」
「ご配慮、ありがとうございます。それで、お幾らぐらいでした? 今返せるなら、お返ししたいんですが」
「えーと、ちょっと待ってて」
私は椅子から立ち上がり、ソファ横に置いていたカバンからスマホを取り出す。そしてアプリを立ち上げて、昨日の明細を表示させた。
「あった。これこれ、全額だと、この金額」
椅子に戻り、それを見せれば。
「……」
青年は、その画面を見た途端、固まった。
「……ご迷惑を……こんなに呑んでいたとは……」
そこに表示されていたのは、まあ、結構な額だった。
「あれだけ呑んでたしねぇ。あと、これは私の呑み代も入ってるし。この額から、私の分を引くと……」
「いや、いいです。全額お支払いします」
計算しようとして、待ったをかけられた。
「いや、別にいいよ? 私の代金なんてそんな大したもんじゃないしさ」
「では、それはここに泊めていただいた代金として受け取ってください」
そう言うと、青年は空間に右手を突っ込んだ。
「…………は?」
青年の右手は、というか右腕の肘辺りまでが、空中で途切れている。そして、その途切れた場所は、まるで水面が波打つように、波紋を広げていた。
「ああ、財布を出しているだけですので」
「だけですのでって……なに、それ」
「僕、出来るだけ手荷物を減らしたくて。持ち物はほとんど別空間にしまっているんです。……あ、あった」
途切れた腕をゆらゆらと揺らしていた青年は、その動きを止め、肘から先を徐々にまた、出現させていく。
そして、出てきた右手には、飴色の革財布とスマホが握られていた。
「……な、なに、それ……?」
「え? ですから、別空間に財布をしまっていたんです。で、現金でいいですか? それとも振り込みましょうか」
「え……えと、じゃ、現金、で……じゃ、なくてさ!」
私は思わず立ち上がり、ビシッ! と揺らいでいた空間の辺りを指差した。
「だから! その別空間とか、なんなのって! 意味分からないんだけど?!」
財布とスマホをテーブルに置いた青年は、一瞬きょとんとした顔になって、少し経ってから、何でもないように笑った。
「だから、言ったじゃないですか。僕、魔法使いなんですって。今のはただの魔法です。なんの不思議もないですよ?」
魔法って、不思議なものじゃなかったか。
「昨日お見せした手品も、本当は全て魔法です。僕、本当は手品なんか出来なくて、魔法しか出来ないんです」
寂しそうに微笑む青年は、そのイケメン具合も相まって、とても絵になるが。
が、だ。
「……本当に、魔法使いなの……」
「ええ」
「じゃ、本当に五百歳超えてんの……?」
「超えてます」
こくり、と首肯する青年を見て、その瞳に嘘を見つけられなくて。
「そう……」
私は、なんだか力が抜けて、椅子に座り直した。
「やっと、本当に信じていただけました?」
「そりゃあね……」
私は頭を軽く振って、青年に──いや、五百超えてんだから、お兄さん? おじいさん? に、向き直る。
「……で、なんで私なんかに、その秘密を教えてくれたワケ?」
「……えっと」
すると、目の前の顔はこちらからちょっと目を逸らし、ぽりぽりと頬を掻く。
「その、なんとなくなんですけど」
「うん」
「昨日、呑みに付き合ってくれて」
「うん」
「その上、ここまでしてくれて」
「うん」
「そんな、あなたになら……」
「……うん?」
「打ち明けても、大丈夫なのかなって、思って」
照れくさそうにはにかんだその笑顔は、イケメンであることも相まって、とても眩しい。
「……うん、……うん?」
私はその眩しさから目を保護するため、心持ち目を細めてから、首をひねった。
「……よーするにだね、キミ」
「はい」
「一回一緒に呑んだだけの奴に、心を開いちゃった訳なのかな?」
1
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
黒瀬部長は部下を溺愛したい
桐生桜
恋愛
イケメン上司の黒瀬部長は営業部のエース。
人にも自分にも厳しくちょっぴり怖い……けど!
好きな人にはとことん尽くして甘やかしたい、愛でたい……の溺愛体質。
部下である白石莉央はその溺愛を一心に受け、とことん愛される。
スパダリ鬼上司×新人OLのイチャラブストーリーを一話ショートに。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる