54 / 71
53 受け入れて
しおりを挟む
「…………」
セイは湯船に浸かりながら、天井を見上げる。
見上げてばかりだな、と、思うのと同時に。
「プレゼント……二つも……」
自分は、なんという果報者だろうか、と思う。
それとまた、別に、気になっているのが。
「エメラルド……宝石言葉……知ってるのかな……」
エメラルドの宝石言葉は、一般的に、幸福、幸運、愛、希望、とされている。
魔法を使うにあたっての知識や、仕事上の関係で、セイはそれを知っている。けれど、ナツキはそれを、知っているのだろうか。
「……まあ、うん。いつか聞こう、そのうち」
セイは、髪をかき上げ、言う。
その前に、聞きたいことが──知りたいことが、あるのだからと。
*
セイに、プレゼントのオルゴールは防水だと確認して、お風呂の中でも聴いていた。
で、お風呂から上がって、リビングに行ったら。
「ナツキさん」
セイがいつもの浴衣姿──同じものを五着作ったらしい──に、加えて、真剣かつ不安そうな表情で、座っていたソファから立ち上がった。
「どした?」
「……隣に、座っていただけませんか」
私は「うん、分かった」と言って、オルゴールをテーブルに置いて、ソファへ向かう。
セイが左、私が右に座る。子猫たちは見当たらないけど、寝室かどこかだろう。
「……ナツキさんに、お聞きしたいことが、ありまして」
背を伸ばして、でも俯きがちに、セイが言う。
「なんですかね」
「……どこまで……」
セイが、ぱっと顔を向けた。顔色は赤いのに、何かを恐れているような、カオで。
「どこまで、許してくれますか? ……あなたに、触れるのを」
触れる、か。
「……やってみる?」
「え」
「こういうの、お互いの確認が大事だって、周りに聞いたことあるから。今、どこまで大丈夫か、やってみない? セイが良いなら」
ぽかんとしているセイに、語りかけるみたいに優しく言う。
「え、あ、でも……」
我に返ったらしいセイに、
「どうかな?」
両手を、差し出してみる。
「……失礼、します……」
セイは、視線を下に向けてるけど、両手を握ってくれる。
「これは?」
指を絡めて、また、握る。
「はい」
握り返してくれる。
「じゃあ、抱きしめてもいい?」
「はい」
手を解いて、抱きしめる。抱きしめ返してくれる。
「次は……キス、とか?」
「……大丈夫ですか?」
抱きしめる腕に、力が込められる。
「セイが無理なら、やめるよ」
「いえ、僕は。……ナツキさんに、嫌われたくなくて……」
「嫌いじゃないし、好きだよ。愛してる。セイが良いなら、……私、初めてだけど、やってみ──?!」
腕が外され、肩に手を置かれ、セイの腕分、距離を取られた。
「は、初めて……なんですか……?」
その顔は、驚いていて。
「そうだよ。今からするってことは、セイがファーストキスの相手」
「ナツキさんなのに……?」
どういう意味?
「えと、気を遣ってくれてる?」
「違います。本音です。こんなに素晴らしくて美しい人が、人に……今まで、誰も……?」
セイが首を傾げる。
「そんなふうに言ってくれるの、セイが初めてかな。恥ずかしいけど、嬉しい」
セイの頬を包むみたいに、両手を添えて、顔を真っ直ぐにする。視線を合わせる。
「昼間、おでこは、くっつけてくれたよね」
「あ、そ、れは、その、」
「嫌じゃなかった。嬉しかった。もう一回、していい?」
「ぅあ、は、い……」
真っ赤な顔のセイに、顔を近寄せていく。肩に乗せられた手はそのままだけど、押し返したりしてこなくて。
ぴとり、と、額を合わせた。
「どう? 気分」
「……ナツキさん」
セイが、両手で、私の頬を包む。
「やっぱり、していいですか?」
「うん。いいよ」
そっと顔を引き寄せられ、唇が、触れる。キスってこんななんだって思ったところで、離れた。
「もう一回、いいですか」
水色が、私を見てる。
「……うん」
なんだかふわふわしながら、頷いた。
セイの左手が、頭の後ろに回り、右手を顎に添えられて。
触れて、押し付けられて。二回、三回、していくうちに。
「ん……」
これ、あれかな。ディープキスって、ヤツかな。……クセになりそう。
顎を持っていた手が、首に下りてくる。触れられたところが、熱くて。
手から力が抜けていって、けど、離れたくなかったから、首に腕を回した。そしたら、目の前の水色が、光った気がして。
「んっ?!」
きゅ、急に強く? 激しくなったよ?! ま、ちょ、待って、待った、思考が追いつかないから!
「……ナツキさん」
口が離れて、楽に息が出来る、と思った時、ソファに寝かされていることに気が回った。
「……セイ……」
すぐ近くの顔は、薄い表情と、真剣な眼差しで。
「僕を、受け入れてくれますか?」
……受け入れて……?
「え、ちょ、待った、待って? それ、どこまで?」
慌てて、そんなことを言ってしまって。
「ちゃんと避妊、しますので」
そんな言葉を返されてしまって。
「えぇと、あの、初めては痛いって聞く……」
何言ってんだ? 私は。
「配慮します。あなたを傷つけたくはないので」
「こ、ここ、ソファ……」
「布団のほうが良いですか?」
「わっ?」
ひょいと抱えられ、額にキスをされ、流れるように寝室に。
「このままのほうがいいですかね」
暗い中、私を抱えたままのセイが、布団に座って。
「ちゃんと、配慮、しますので」
*
「……ん……」
……あれ、寝てた。いつの間に?
しかも、カーテンの隙間から、薄く光が射し込んでるし。
……光? ……待って、今、何時? セイ、七時に出なきゃなのに!
「……五時半」
部屋の時計を確認して、ふぅ、と、布団に、戻る。
「……」
セイが、私の胸に顔を押し付けて寝ている。
当たり前に、二人とも、裸なのだが。
「セイ、起きて。朝だよ」
頭を撫でながら言う。
「んぅ……」
ちょ、そこで声を出されるとくすぐったい!
「セイ、朝ご飯。一緒に食べよ」
「あさごはん……」
くすぐったい、むずむずする。
「そう。ケーキもあるよ。昨日のケーキ」
「ケーキ……ナツキさんの……ナツキさん? んえ?」
セイが、上を向いた。私と目が合った。……もう恒例だな、これ。
「おはよう、セイ。起きた?」
「おはよう、ござい、ま、す……、……!」
セイの顔が一瞬にして赤くなり、私から離れ、布団を被った。
「すみませ、おは、その、昨夜は……!」
そんなにならなくても。
「謝ること無いよ。痛くなかったし嫌じゃなかった。……えぇと、良かったよ?」
脱ぎ散らかした下着やパジャマを着ながら、言う。……自分で言うの、恥ずいな。
「……本当に、大丈夫ですか……?」
布団に潜ったまま、セイが聞いてくる。
「大丈夫だよ。セイのほうこそ大丈夫? 無理させてなかった?」
布団をぽふぽふ叩きながら、聞く。
「いえ、僕は、全く……いえその、すみません……」
「大丈夫なら良かった。朝ご飯、用意するね。落ち着いたら来てね」
言って、寝室を出る。
日頃から鍛えてるからかな。あんまり疲労とか、無いな。
*
ナツキの足音が遠ざかり、セイはそっと、掛け布団から顔を覗かせた。
「……はぁ……」
起き上がり、息を吐く。感嘆の吐息なのか、安心から来るものなのか、セイには分からなかった。
ナツキは大丈夫だと言っていた。守護霊たちも、最初から最後まで顔を見せたりしてこなかった。
なら、今は、大丈夫。あとから何かあったら、ナツキは言ってくれる筈。
「……」
もぞもぞと、下着と浴衣を身に付ける。……昨日のナツキが、脳内でセイを求める。
美しかった。魅惑的だった。どこまでも欲してしまいそうになった。
このままだと壊してしまう。そう思って、焼ききれそうな理性で、欲を叩き潰した。
セイのほうが、ナツキよりも力が強い。膂力も、それを強化する魔力も重なって。簡単に、組み敷けてしまえるのだ。
ナツキは気付いていないのか、分かっていて指摘していないのか。
「……」
布団から下り、丁寧に丁寧に、洗浄をかける。そして、その二組の布団を畳んだところで。
三匹が、布団の上に、現れた。
「ナツキさんに、何かありましたか」
──お前の危惧するところは何も無い。
クロが言う。
──ナツキは、朝ご飯の支度を終えようとしている。
ミケが続く。
──早く行かねば、ナツキが呼びに来るぞ。
シロが言い。
──お前はナツキを傷つけなかった。お前はナツキを気遣った。我々は、お前を信頼する。セイよ。
三匹はそう言うと、陽炎のように消えてしまった。
「……はあぁ……」
セイは、ボフッ、と、布団に突っ伏し、
「どうもです……」
情けない声で、言った。
セイは湯船に浸かりながら、天井を見上げる。
見上げてばかりだな、と、思うのと同時に。
「プレゼント……二つも……」
自分は、なんという果報者だろうか、と思う。
それとまた、別に、気になっているのが。
「エメラルド……宝石言葉……知ってるのかな……」
エメラルドの宝石言葉は、一般的に、幸福、幸運、愛、希望、とされている。
魔法を使うにあたっての知識や、仕事上の関係で、セイはそれを知っている。けれど、ナツキはそれを、知っているのだろうか。
「……まあ、うん。いつか聞こう、そのうち」
セイは、髪をかき上げ、言う。
その前に、聞きたいことが──知りたいことが、あるのだからと。
*
セイに、プレゼントのオルゴールは防水だと確認して、お風呂の中でも聴いていた。
で、お風呂から上がって、リビングに行ったら。
「ナツキさん」
セイがいつもの浴衣姿──同じものを五着作ったらしい──に、加えて、真剣かつ不安そうな表情で、座っていたソファから立ち上がった。
「どした?」
「……隣に、座っていただけませんか」
私は「うん、分かった」と言って、オルゴールをテーブルに置いて、ソファへ向かう。
セイが左、私が右に座る。子猫たちは見当たらないけど、寝室かどこかだろう。
「……ナツキさんに、お聞きしたいことが、ありまして」
背を伸ばして、でも俯きがちに、セイが言う。
「なんですかね」
「……どこまで……」
セイが、ぱっと顔を向けた。顔色は赤いのに、何かを恐れているような、カオで。
「どこまで、許してくれますか? ……あなたに、触れるのを」
触れる、か。
「……やってみる?」
「え」
「こういうの、お互いの確認が大事だって、周りに聞いたことあるから。今、どこまで大丈夫か、やってみない? セイが良いなら」
ぽかんとしているセイに、語りかけるみたいに優しく言う。
「え、あ、でも……」
我に返ったらしいセイに、
「どうかな?」
両手を、差し出してみる。
「……失礼、します……」
セイは、視線を下に向けてるけど、両手を握ってくれる。
「これは?」
指を絡めて、また、握る。
「はい」
握り返してくれる。
「じゃあ、抱きしめてもいい?」
「はい」
手を解いて、抱きしめる。抱きしめ返してくれる。
「次は……キス、とか?」
「……大丈夫ですか?」
抱きしめる腕に、力が込められる。
「セイが無理なら、やめるよ」
「いえ、僕は。……ナツキさんに、嫌われたくなくて……」
「嫌いじゃないし、好きだよ。愛してる。セイが良いなら、……私、初めてだけど、やってみ──?!」
腕が外され、肩に手を置かれ、セイの腕分、距離を取られた。
「は、初めて……なんですか……?」
その顔は、驚いていて。
「そうだよ。今からするってことは、セイがファーストキスの相手」
「ナツキさんなのに……?」
どういう意味?
「えと、気を遣ってくれてる?」
「違います。本音です。こんなに素晴らしくて美しい人が、人に……今まで、誰も……?」
セイが首を傾げる。
「そんなふうに言ってくれるの、セイが初めてかな。恥ずかしいけど、嬉しい」
セイの頬を包むみたいに、両手を添えて、顔を真っ直ぐにする。視線を合わせる。
「昼間、おでこは、くっつけてくれたよね」
「あ、そ、れは、その、」
「嫌じゃなかった。嬉しかった。もう一回、していい?」
「ぅあ、は、い……」
真っ赤な顔のセイに、顔を近寄せていく。肩に乗せられた手はそのままだけど、押し返したりしてこなくて。
ぴとり、と、額を合わせた。
「どう? 気分」
「……ナツキさん」
セイが、両手で、私の頬を包む。
「やっぱり、していいですか?」
「うん。いいよ」
そっと顔を引き寄せられ、唇が、触れる。キスってこんななんだって思ったところで、離れた。
「もう一回、いいですか」
水色が、私を見てる。
「……うん」
なんだかふわふわしながら、頷いた。
セイの左手が、頭の後ろに回り、右手を顎に添えられて。
触れて、押し付けられて。二回、三回、していくうちに。
「ん……」
これ、あれかな。ディープキスって、ヤツかな。……クセになりそう。
顎を持っていた手が、首に下りてくる。触れられたところが、熱くて。
手から力が抜けていって、けど、離れたくなかったから、首に腕を回した。そしたら、目の前の水色が、光った気がして。
「んっ?!」
きゅ、急に強く? 激しくなったよ?! ま、ちょ、待って、待った、思考が追いつかないから!
「……ナツキさん」
口が離れて、楽に息が出来る、と思った時、ソファに寝かされていることに気が回った。
「……セイ……」
すぐ近くの顔は、薄い表情と、真剣な眼差しで。
「僕を、受け入れてくれますか?」
……受け入れて……?
「え、ちょ、待った、待って? それ、どこまで?」
慌てて、そんなことを言ってしまって。
「ちゃんと避妊、しますので」
そんな言葉を返されてしまって。
「えぇと、あの、初めては痛いって聞く……」
何言ってんだ? 私は。
「配慮します。あなたを傷つけたくはないので」
「こ、ここ、ソファ……」
「布団のほうが良いですか?」
「わっ?」
ひょいと抱えられ、額にキスをされ、流れるように寝室に。
「このままのほうがいいですかね」
暗い中、私を抱えたままのセイが、布団に座って。
「ちゃんと、配慮、しますので」
*
「……ん……」
……あれ、寝てた。いつの間に?
しかも、カーテンの隙間から、薄く光が射し込んでるし。
……光? ……待って、今、何時? セイ、七時に出なきゃなのに!
「……五時半」
部屋の時計を確認して、ふぅ、と、布団に、戻る。
「……」
セイが、私の胸に顔を押し付けて寝ている。
当たり前に、二人とも、裸なのだが。
「セイ、起きて。朝だよ」
頭を撫でながら言う。
「んぅ……」
ちょ、そこで声を出されるとくすぐったい!
「セイ、朝ご飯。一緒に食べよ」
「あさごはん……」
くすぐったい、むずむずする。
「そう。ケーキもあるよ。昨日のケーキ」
「ケーキ……ナツキさんの……ナツキさん? んえ?」
セイが、上を向いた。私と目が合った。……もう恒例だな、これ。
「おはよう、セイ。起きた?」
「おはよう、ござい、ま、す……、……!」
セイの顔が一瞬にして赤くなり、私から離れ、布団を被った。
「すみませ、おは、その、昨夜は……!」
そんなにならなくても。
「謝ること無いよ。痛くなかったし嫌じゃなかった。……えぇと、良かったよ?」
脱ぎ散らかした下着やパジャマを着ながら、言う。……自分で言うの、恥ずいな。
「……本当に、大丈夫ですか……?」
布団に潜ったまま、セイが聞いてくる。
「大丈夫だよ。セイのほうこそ大丈夫? 無理させてなかった?」
布団をぽふぽふ叩きながら、聞く。
「いえ、僕は、全く……いえその、すみません……」
「大丈夫なら良かった。朝ご飯、用意するね。落ち着いたら来てね」
言って、寝室を出る。
日頃から鍛えてるからかな。あんまり疲労とか、無いな。
*
ナツキの足音が遠ざかり、セイはそっと、掛け布団から顔を覗かせた。
「……はぁ……」
起き上がり、息を吐く。感嘆の吐息なのか、安心から来るものなのか、セイには分からなかった。
ナツキは大丈夫だと言っていた。守護霊たちも、最初から最後まで顔を見せたりしてこなかった。
なら、今は、大丈夫。あとから何かあったら、ナツキは言ってくれる筈。
「……」
もぞもぞと、下着と浴衣を身に付ける。……昨日のナツキが、脳内でセイを求める。
美しかった。魅惑的だった。どこまでも欲してしまいそうになった。
このままだと壊してしまう。そう思って、焼ききれそうな理性で、欲を叩き潰した。
セイのほうが、ナツキよりも力が強い。膂力も、それを強化する魔力も重なって。簡単に、組み敷けてしまえるのだ。
ナツキは気付いていないのか、分かっていて指摘していないのか。
「……」
布団から下り、丁寧に丁寧に、洗浄をかける。そして、その二組の布団を畳んだところで。
三匹が、布団の上に、現れた。
「ナツキさんに、何かありましたか」
──お前の危惧するところは何も無い。
クロが言う。
──ナツキは、朝ご飯の支度を終えようとしている。
ミケが続く。
──早く行かねば、ナツキが呼びに来るぞ。
シロが言い。
──お前はナツキを傷つけなかった。お前はナツキを気遣った。我々は、お前を信頼する。セイよ。
三匹はそう言うと、陽炎のように消えてしまった。
「……はあぁ……」
セイは、ボフッ、と、布団に突っ伏し、
「どうもです……」
情けない声で、言った。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
黒瀬部長は部下を溺愛したい
桐生桜
恋愛
イケメン上司の黒瀬部長は営業部のエース。
人にも自分にも厳しくちょっぴり怖い……けど!
好きな人にはとことん尽くして甘やかしたい、愛でたい……の溺愛体質。
部下である白石莉央はその溺愛を一心に受け、とことん愛される。
スパダリ鬼上司×新人OLのイチャラブストーリーを一話ショートに。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる