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3 マドレーヌ
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「みつみんAクラスだっけ? あ、だね……別れちゃったね」
始業式が始まる前、2年の掲示板に張り出されていたクラス表を見て言うのは、百合根桜。桜ちゃん。ふわふわした長髪を明るい茶色に染めて、これまたふわっと愛らしい雰囲気を持つ、私の友達。
「私はBなんだよ。で、桜はC。見事に別れたな」
そう言ったのは、三木マリア。マリアちゃんも友達。そのショートのブロンドは地毛だそうで、美人さんで、モデルかつインフルエンサーだ。
「なんということだ……桜ちゃんともマリアちゃんとも別れてしまうなんて……」
「まあ、休み時間に集まろ」
「しかしアレだな。Aはまた、面倒事を抱えたな」
マリアちゃんが言う。
「面倒事?」
「橋本もAだ」
「えっ? あ、本当だ」
見れば、Aクラスの所に、橋本の名前があった。
「みつみん、2年連続で橋本と同じクラスだね……何もないといいね……」
「うん……」
てか、橋本、留年しなかったんだ。良かっ……まあ、良かった、うん。私の努力は無駄にはならなかった。
そんなふうにざわざわしている2年生のところに、先生が声をかけてくる。始業式が始まるから、早く集まれと。
「行く?」
「だね」「そうだな」
先生の声を受けて、様々な髪色、髪型、メイク、服装をした生徒たちが移動していく。
河南学園は、結構自由な校風だ。髪染めOK、メイクOK、ピアスOK、カラコンOK、タトゥーもシールならOK。制服も夏と冬、男女各自三種類ずつある。組み合わせも基本自由だ。
私も一応メイク──ファンデをして眉を整えてるだけだけど──をしているけど、髪を染めていないのは、私含め、数人しかいないんじゃないだろうか。そんな色とりどりの中で、私はやっと、オレンジに赤メッシュを見つけた。
本当にいた。というか、始業式、来るんだ。不良って始業式来ないイメージない? まあ、関係ないか。
そして、始業式が終わり、クラスの教室に移動し、2年生になってのこれからについての説明を受け、解散。
と、私のスマホが、どこかからの通知を受け取った。私は立ち上がりかけた席に座り直し、それを確認する。
「……」
橋本からだった。
『話がある。教室に残れ』
「……」
見回せば、教室に残っているのは、もう、私と橋本だけ。
「……なんの話ですか?」
席を立たず、出席番号順で決められたおかげで近くの席に座っている橋本へ顔を向け、問いかける。
橋本は何も言わず、目も合わさず、リュックから何かお土産の時のような、水色無地の包装紙に包まれた箱を取り出すと、席を立ち、私のもとまで来て、それをズイ、と差し出してきた。
「? なんですか?」
「……礼。……勉強、教えてくれたから。おかげで免れた。……ありがとう」
不良がお礼を持ってきただと?! そしてありがとうだと?!
「……それは、ご丁寧に。ありがとうございます」
そろり、とその箱を受け取る。中身、なんだろう……。
「じ……プロが作ったヤツだから、味は保証する」
「え?」
「マドレーヌ。10個。……じゃあ、渡したから」
リュックも持っていた橋本は、私の横をすり抜け、そのまま教室を出ていく。
「……」
マドレーヌが10個。偶然にも、家族全員に行き渡る数だ。
私はそれをカバンに仕舞うと、席を立ち、教室を出て、
「説明を願いたいんだが?」
気迫を感じさせる笑顔のマリアちゃんと、
「右に同じく♪」
気迫じゃないけど、有無を言わせない笑顔の桜ちゃんに捕まった。
◇
「へえ。そんなことが」
「橋本、留年しかけてたのか」
学校の最寄り駅の途中にあるコーヒーチェーンで、私は何がどうしてこうなったかを話した。というか、話させられた。
「留年しかけてたのは納得いくけど、それで留年回避のために勉強してたことに驚く」
「桜に同意だな。ま、橋本でも留年は嫌だったんだろう。それにしても、光海は時々、妙に強く出ることがあるよな」
「ホントだよ。場所が図書館だっていったって、何されてたか分かんないよ。無事で良かったよ」
「心配かけてごめん。でももう、こういうことはないだろうし」
そう言ったら。
「……なんか今、フラグが立った気がする」
と、桜ちゃんが難しい顔で言った。
「私もそんな気がするな」
マリアちゃんまで。しかも呆れ顔で。
「フラグってそんな。ていうかどんな?」
「さあ」「なんだろうな」
◇
「マドレーヌ? なにそれ」
夜、帰ってきた母にマドレーヌの説明をしていると、一番下の弟の勇斗が聞いてきた。
「お菓子だよ」
「! たべる!」
「その前にご飯ね。ちゃんと一人1個ずつあるから」
「それにしても光海、そんなことしてたの」
「まあ、成り行きで?」
母には、相手が橋本だということは伏せて、知り合い、というふうに話した。橋本の不良っぷりは母も、学校経由で知っている可能性があるので、いらない心配をかけたくない。
けど、歯切れの悪い私に、母はやっぱり何かあると感づいているようで。
「……何かあったら言いなさいね?」
「はい」
「あなた、返事だけはいいんだから。何か抱え込む前に、私達に相談しなさいね。家族なんだから」
「……うん」
そして、夕食後。包装紙を外し、マドレーヌが入っているという箱を母が見て。
「あ、これ、カメリアのじゃない」
母は、個包装されたその貝の形のお菓子を持ちながら言った。
「カメリア? ……って、あの? ケーキいつも頼むとこ?」
「そうそう。ほら、ここも、これにも。Camelliaって書かれてるでしょ」
母が、マドレーヌの箱にプリントされてる金のスペルと、マドレーヌを包んでいる透明なそれの真ん中に同じ文字があるのを指で示す。
「ホントだ……」
カメリアは、近くにある洋菓子店だ。お手頃価格のものから結構なお値段のものまで色々揃っていて、私の記憶の中で、ハズレに出会ったことはない。
「光海、お礼言っておいてね」
お礼のお礼……。まあ、ラインで送ればいいか。というか、橋本よ。お礼がマドレーヌだったのも驚いたけど、それがあのカメリアだとは。君はこの店をどこで……あ、ご両親とか、他の人が用意した可能性もあるのか。てか、そっちのが現実味ある。
そう思いながら、マドレーヌを一かじり。
「ん、おいひい」
けど、前に食べたカメリアのと、味が違うな。幾つかあるけど、どれとも違う。……オレンジ? の風味がある?
余った一個は末っ子が食べました。美味しい美味しいと言ってました。
マシュマロは食べたそうにしていましたが、もちろん食べさせませんでした。
◇
そして、2年になって、一週間ほど過ぎた頃。
「えぇ……」
スマホに、橋本からのSOSが届いた。
授業についていけない。また教えて欲しい。礼はする。
「……」
どうしようか。参考書を渡して、これで勉強しろと言おうか。何言ってんだてめぇとキレられるだろうか。
「……」
そこで、図書館でのやり取りと、2年になってからの橋本の様子を思い出す。
図書館では、乱暴な口調になったり、苛ついたりすることはよくあったけど、橋本は私に手を出したりしてはこなかった。そもそも、真面目に取り組んでいたし。
で、2年になってから。今のところ、橋本は毎日教室に来て、移動教室にも来て、授業を受けている。その度に、教室内はざわつくのだ。橋本の変わりように。
「……しょうがない」
私は、最低限なら、と注釈を入れ、それを承諾した。そしたら、早速というか、明日の放課後は空いているか、と。
「……この……」
明日は丁度良く、いや運悪く、何も予定を入れていない。けど、だからこそ、おやすみの日にしようと思っていたのに。
「……あぁ~もう……」
私は、1、2時間程度なら、と返信し、明日の放課後、勉強を見ることを承諾した。
「……あれ? フラグって、これか?」
始業式が始まる前、2年の掲示板に張り出されていたクラス表を見て言うのは、百合根桜。桜ちゃん。ふわふわした長髪を明るい茶色に染めて、これまたふわっと愛らしい雰囲気を持つ、私の友達。
「私はBなんだよ。で、桜はC。見事に別れたな」
そう言ったのは、三木マリア。マリアちゃんも友達。そのショートのブロンドは地毛だそうで、美人さんで、モデルかつインフルエンサーだ。
「なんということだ……桜ちゃんともマリアちゃんとも別れてしまうなんて……」
「まあ、休み時間に集まろ」
「しかしアレだな。Aはまた、面倒事を抱えたな」
マリアちゃんが言う。
「面倒事?」
「橋本もAだ」
「えっ? あ、本当だ」
見れば、Aクラスの所に、橋本の名前があった。
「みつみん、2年連続で橋本と同じクラスだね……何もないといいね……」
「うん……」
てか、橋本、留年しなかったんだ。良かっ……まあ、良かった、うん。私の努力は無駄にはならなかった。
そんなふうにざわざわしている2年生のところに、先生が声をかけてくる。始業式が始まるから、早く集まれと。
「行く?」
「だね」「そうだな」
先生の声を受けて、様々な髪色、髪型、メイク、服装をした生徒たちが移動していく。
河南学園は、結構自由な校風だ。髪染めOK、メイクOK、ピアスOK、カラコンOK、タトゥーもシールならOK。制服も夏と冬、男女各自三種類ずつある。組み合わせも基本自由だ。
私も一応メイク──ファンデをして眉を整えてるだけだけど──をしているけど、髪を染めていないのは、私含め、数人しかいないんじゃないだろうか。そんな色とりどりの中で、私はやっと、オレンジに赤メッシュを見つけた。
本当にいた。というか、始業式、来るんだ。不良って始業式来ないイメージない? まあ、関係ないか。
そして、始業式が終わり、クラスの教室に移動し、2年生になってのこれからについての説明を受け、解散。
と、私のスマホが、どこかからの通知を受け取った。私は立ち上がりかけた席に座り直し、それを確認する。
「……」
橋本からだった。
『話がある。教室に残れ』
「……」
見回せば、教室に残っているのは、もう、私と橋本だけ。
「……なんの話ですか?」
席を立たず、出席番号順で決められたおかげで近くの席に座っている橋本へ顔を向け、問いかける。
橋本は何も言わず、目も合わさず、リュックから何かお土産の時のような、水色無地の包装紙に包まれた箱を取り出すと、席を立ち、私のもとまで来て、それをズイ、と差し出してきた。
「? なんですか?」
「……礼。……勉強、教えてくれたから。おかげで免れた。……ありがとう」
不良がお礼を持ってきただと?! そしてありがとうだと?!
「……それは、ご丁寧に。ありがとうございます」
そろり、とその箱を受け取る。中身、なんだろう……。
「じ……プロが作ったヤツだから、味は保証する」
「え?」
「マドレーヌ。10個。……じゃあ、渡したから」
リュックも持っていた橋本は、私の横をすり抜け、そのまま教室を出ていく。
「……」
マドレーヌが10個。偶然にも、家族全員に行き渡る数だ。
私はそれをカバンに仕舞うと、席を立ち、教室を出て、
「説明を願いたいんだが?」
気迫を感じさせる笑顔のマリアちゃんと、
「右に同じく♪」
気迫じゃないけど、有無を言わせない笑顔の桜ちゃんに捕まった。
◇
「へえ。そんなことが」
「橋本、留年しかけてたのか」
学校の最寄り駅の途中にあるコーヒーチェーンで、私は何がどうしてこうなったかを話した。というか、話させられた。
「留年しかけてたのは納得いくけど、それで留年回避のために勉強してたことに驚く」
「桜に同意だな。ま、橋本でも留年は嫌だったんだろう。それにしても、光海は時々、妙に強く出ることがあるよな」
「ホントだよ。場所が図書館だっていったって、何されてたか分かんないよ。無事で良かったよ」
「心配かけてごめん。でももう、こういうことはないだろうし」
そう言ったら。
「……なんか今、フラグが立った気がする」
と、桜ちゃんが難しい顔で言った。
「私もそんな気がするな」
マリアちゃんまで。しかも呆れ顔で。
「フラグってそんな。ていうかどんな?」
「さあ」「なんだろうな」
◇
「マドレーヌ? なにそれ」
夜、帰ってきた母にマドレーヌの説明をしていると、一番下の弟の勇斗が聞いてきた。
「お菓子だよ」
「! たべる!」
「その前にご飯ね。ちゃんと一人1個ずつあるから」
「それにしても光海、そんなことしてたの」
「まあ、成り行きで?」
母には、相手が橋本だということは伏せて、知り合い、というふうに話した。橋本の不良っぷりは母も、学校経由で知っている可能性があるので、いらない心配をかけたくない。
けど、歯切れの悪い私に、母はやっぱり何かあると感づいているようで。
「……何かあったら言いなさいね?」
「はい」
「あなた、返事だけはいいんだから。何か抱え込む前に、私達に相談しなさいね。家族なんだから」
「……うん」
そして、夕食後。包装紙を外し、マドレーヌが入っているという箱を母が見て。
「あ、これ、カメリアのじゃない」
母は、個包装されたその貝の形のお菓子を持ちながら言った。
「カメリア? ……って、あの? ケーキいつも頼むとこ?」
「そうそう。ほら、ここも、これにも。Camelliaって書かれてるでしょ」
母が、マドレーヌの箱にプリントされてる金のスペルと、マドレーヌを包んでいる透明なそれの真ん中に同じ文字があるのを指で示す。
「ホントだ……」
カメリアは、近くにある洋菓子店だ。お手頃価格のものから結構なお値段のものまで色々揃っていて、私の記憶の中で、ハズレに出会ったことはない。
「光海、お礼言っておいてね」
お礼のお礼……。まあ、ラインで送ればいいか。というか、橋本よ。お礼がマドレーヌだったのも驚いたけど、それがあのカメリアだとは。君はこの店をどこで……あ、ご両親とか、他の人が用意した可能性もあるのか。てか、そっちのが現実味ある。
そう思いながら、マドレーヌを一かじり。
「ん、おいひい」
けど、前に食べたカメリアのと、味が違うな。幾つかあるけど、どれとも違う。……オレンジ? の風味がある?
余った一個は末っ子が食べました。美味しい美味しいと言ってました。
マシュマロは食べたそうにしていましたが、もちろん食べさせませんでした。
◇
そして、2年になって、一週間ほど過ぎた頃。
「えぇ……」
スマホに、橋本からのSOSが届いた。
授業についていけない。また教えて欲しい。礼はする。
「……」
どうしようか。参考書を渡して、これで勉強しろと言おうか。何言ってんだてめぇとキレられるだろうか。
「……」
そこで、図書館でのやり取りと、2年になってからの橋本の様子を思い出す。
図書館では、乱暴な口調になったり、苛ついたりすることはよくあったけど、橋本は私に手を出したりしてはこなかった。そもそも、真面目に取り組んでいたし。
で、2年になってから。今のところ、橋本は毎日教室に来て、移動教室にも来て、授業を受けている。その度に、教室内はざわつくのだ。橋本の変わりように。
「……しょうがない」
私は、最低限なら、と注釈を入れ、それを承諾した。そしたら、早速というか、明日の放課後は空いているか、と。
「……この……」
明日は丁度良く、いや運悪く、何も予定を入れていない。けど、だからこそ、おやすみの日にしようと思っていたのに。
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私は、1、2時間程度なら、と返信し、明日の放課後、勉強を見ることを承諾した。
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