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(インタビュー中断;体験はあるの?)
しおりを挟むエマ夫人は、紅茶のカップに手を伸ばすと、ゆっくりと持ち上げた。
「デザイン会社、社長の彼とは、その後お別れしたわ」
「えっ、どうしてですか?そんなに多く回数を重ねていたのに?」
「やっぱり、私がキツかったわね、、もっと誰かに甘えたかったのだと思う、本能の部分では。彼はあまり甘えさせてくれなかったの」
「そうですか、別れは、突然、、、ですか?」
「私の方から徐々に連絡しなくなっていった感じ。その後、彼から何度か連絡はあったけど、お返事しなかった。そしたらぱったり途絶えた」
「相手は寂しかったんじゃないでしょうか。。?急に会えなくなって、、」
「分からないわ、、でも、私の可能性を一番広げてくれた人だと思う。今でも強く覚えているの」
「はぁ、可能性、、ですか、、」
エマ夫人は、紅茶のカップを置くと、私の目をじっと見据えた。
「あなた、体験はあるの?」
「はい、まあ、人並みには。。」
「そう、初体験はいつ?」
「大学生のことですかね、彼女と。。」
「ふぅん、、そう、、」
エマ夫人のまなざしに、私はドキッとした。妙に惹きつけられるような、瞳に吸い込まれそうになった。
「キスは好き?」
「はい、、まあ、、」
椅子に座ったエマ夫人は、脚を組み替えた。一瞬ちらりと、スカートの間から、白い下着が見えた。思わず、身が釘付けになった。
いけない、仕事中だ。目をそらす。
エマ夫人は、さらに語り始めた。
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