今歩いてるこの道が、いつか懐かしくなるのかな

伊能こし餡

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今歩いてるこの道が、いつか懐かしくなるのかな

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「今歩いてるこの道が、いつか懐かしくなるのかな」

 本当にそうなることも知らず

 そう言って君は笑ってた

 あの弾けるような笑顔を残したまま

 君は私の前からいなくなった

 別々の道に進むことは分かってた

 いつか魔法は終わるって分かってた

 でも魔法の外なんて見たくなかった

 だって魔法の外に出た私は

 今日も一人よ

 一人・・・・・・なのよ

 ねぇ、君がいてくれたら

 もし君がいてくれたら

 ・・・・・・

 君が言ってた通り

 この道は懐かしくなってしまったよ

 でも良い思い出にはならなかったよ

 私は一人で歩いているよ

 いつかまた、この想いも懐かしくなるのかな
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