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独白
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きっと私は最低な彼女だっただろう。
今までもきっと色んな人から好かれてきたあなたからすれば私の隣というのは退屈すぎたのだろう。
いつからだろう、あなたが私に冷たくなってしまったのは。
いつからだろう、あなたが私に笑いかけなくなったのは。
いつからだろう、あなたが私を好きと言ってくれなくなったのは。
いつからだろう、私があなたと付き合えたことが奇跡だなんて思えなくなってしまったのは。
そんなことばかり考えていたら気付いた時にはもう手遅れでした。
あなたへの気持ちが溢れて止まらないんです。
この気持ちを捨てることが出来ません。
こんなにもあなたが好きなのに。
でもあなたの隣にいることは出来そうにありません。
だから別れてください。
お願いします。
あなたへ
「……これでいいのかしら」
手紙を書き終えると私は部屋を見渡してみる。そこは綺麗さっぱり片付いていて私の荷物はほとんどなくなっていた。
机の上に置いてある写真立てには楽しそうな笑顔を浮かべた私たちの写真が入っていた。
私の隣には優しく微笑む彼がいた。
彼の隣には幸せそうに笑う私がいる。
どうしてこうなったんだろうか、何が原因なのか分からない。
でも、だけど、だからこそ原因ははっきりしている。全部私のせいなのだ。
彼は優しい人だった。誰に対しても平等に接してくれる人だ。だから私の告白を受け入れてくれたのだ。
そして彼も私のことを愛してくれた。
しかし私はそれに応えることが出来なかった。
その優しさが嬉しかったけど同時に辛かった。
だってあなたは私のことが好きじゃないから。
私を愛そうとしてくれているあなたを見ていると心が痛くなった。
でもそれを言えなかった。言ったらあなたが傷ついてしまうと思ったから。
最後まであなたは優しいままでいてくれた。
本当にごめんなさい。
それでも私はあなたが大切だったから。
本当はあなたの隣にいたかった。
あなたとずっと一緒にいたかった。
だけどそれも叶わない願いだと気付いてしまった。
私はこれからどうなるのかな。
このまま誰にも知られずひっそりと生きていくのか。
それとも誰かに見つかって殺されてしまうのか。そんなことを考えながら筆を置く。
「・・・・・・ごめんなさい」
その言葉は誰にも聞かれることなく虚空へと吸い込まれていった。
今までもきっと色んな人から好かれてきたあなたからすれば私の隣というのは退屈すぎたのだろう。
いつからだろう、あなたが私に冷たくなってしまったのは。
いつからだろう、あなたが私に笑いかけなくなったのは。
いつからだろう、あなたが私を好きと言ってくれなくなったのは。
いつからだろう、私があなたと付き合えたことが奇跡だなんて思えなくなってしまったのは。
そんなことばかり考えていたら気付いた時にはもう手遅れでした。
あなたへの気持ちが溢れて止まらないんです。
この気持ちを捨てることが出来ません。
こんなにもあなたが好きなのに。
でもあなたの隣にいることは出来そうにありません。
だから別れてください。
お願いします。
あなたへ
「……これでいいのかしら」
手紙を書き終えると私は部屋を見渡してみる。そこは綺麗さっぱり片付いていて私の荷物はほとんどなくなっていた。
机の上に置いてある写真立てには楽しそうな笑顔を浮かべた私たちの写真が入っていた。
私の隣には優しく微笑む彼がいた。
彼の隣には幸せそうに笑う私がいる。
どうしてこうなったんだろうか、何が原因なのか分からない。
でも、だけど、だからこそ原因ははっきりしている。全部私のせいなのだ。
彼は優しい人だった。誰に対しても平等に接してくれる人だ。だから私の告白を受け入れてくれたのだ。
そして彼も私のことを愛してくれた。
しかし私はそれに応えることが出来なかった。
その優しさが嬉しかったけど同時に辛かった。
だってあなたは私のことが好きじゃないから。
私を愛そうとしてくれているあなたを見ていると心が痛くなった。
でもそれを言えなかった。言ったらあなたが傷ついてしまうと思ったから。
最後まであなたは優しいままでいてくれた。
本当にごめんなさい。
それでも私はあなたが大切だったから。
本当はあなたの隣にいたかった。
あなたとずっと一緒にいたかった。
だけどそれも叶わない願いだと気付いてしまった。
私はこれからどうなるのかな。
このまま誰にも知られずひっそりと生きていくのか。
それとも誰かに見つかって殺されてしまうのか。そんなことを考えながら筆を置く。
「・・・・・・ごめんなさい」
その言葉は誰にも聞かれることなく虚空へと吸い込まれていった。
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