追放された悪役令嬢、魔界で家庭教師になる。「人間は怖い」と教えたら、魔王の息子たちが「先生を泣かす人間は滅ぼす」と過保護な最強軍団になった件

六角

文字の大きさ
7 / 20

第7話 魔王軍、アリア親衛隊化する

しおりを挟む
 野外実習を無事に終え、私たちは魔王城へと帰還した。  エンシェント・ドラゴンのポチによる空の旅は快適で、帰り道もあっという間だった。  城の中庭に着陸すると、待機していた魔族の兵士たちが一斉に駆け寄ってくる。

「アリア様! ご無事のご帰還、何よりです!」 「お怪我はありませんか!? 服に埃ひとつ付いていないか確認を!」 「ギル様、ルウ様も、アリア様のお手を煩わせるようなことはなさいませんでしたか!?」

 ……すごい熱気だ。  以前は遠巻きに様子を伺っていた彼らが、今では私を取り囲み、まるで壊れ物を扱うかのように丁寧に接してくる。  私がポチの背中から降りようとすると、地面に絨毯が敷かれ、屈強なオークの兵士が踏み台として背中を差し出そうとする始末だ。

「い、いいえ、大丈夫です。自分で降りられますから」

 私は丁重にお断りして、地面に降り立った。  ふと見ると、兵士たちの装備が以前よりも洗練され、その瞳には異様なほどの『やる気』が満ちていることに気づいた。

「皆さん、なんだか活気に溢れていますね。何か良いことでもあったのですか?」

 私が尋ねると、兵士長である狼男(ウェアウルフ)のガルドが、ビシッと敬礼をして答えた。

「はい! アリア様にご提案いただいた『業務改善案』および『福利厚生プログラム』が、本日より試験導入されました! その効果たるや、劇的であります!」

「まあ、もう導入されたのですか? 仕事が早いですね」

 私は感心した。  数日前、ゼスト様の執務室で雑談がてらに話した内容だ。  魔王軍は個々の戦闘能力は高いが、組織としての連携や兵站管理が杜撰だった。  「力こそパワー」という脳筋思想が蔓延っており、無駄な残業や非効率な訓練が常態化していたのだ。  そこで私は、王国時代に培った事務処理スキルを活かし、いくつかの提案書を提出していた。

「シフト制の導入による休息時間の確保、栄養バランスを考慮した食事メニュー、そして個人の能力適正に応じた配置転換……。どれも素晴らしい成果を上げています!」

 ガルドが尻尾をブンブンと振る。

「特に『有給休暇制度』! これには全兵士が涙しました。我々は今まで、休むことは弱さの証明だと思っておりましたが、アリア様の『適切な休息こそが、最強の筋肉を作るのです』というお言葉に、目から鱗が落ちました!」

「それは良かったです。休まないと良い仕事はできませんからね」

 私は微笑んだ。  ブラック企業体質だった魔王軍が、ホワイト化していくのは喜ばしいことだ。  これで皆さんのストレスが減り、無意味な人間界への侵略衝動なども抑えられれば、世界平和にも貢献できるだろう。

「アリア様、これらはすべてアリア様のおかげです! 我々魔王軍一同、アリア様への忠誠を新たにいたしました!」

「え? あ、はい。ありがとうございます?」

 忠誠?  私はただの家庭教師であり、軍の指揮系統には入っていないはずなのだが。  まあ、感謝されているなら悪い気はしない。

「さあ、先生。部屋に戻って休もうよ。今日の採取データ、まとめなきゃいけないし」

 ルウが私の手を引く。  その横で、ギルがガルドに向かって目配せをした。

(おい、準備はできてるんだろうな?) (はっ! 例の『客』の受け入れ態勢、万全であります!) (よし。先生には気づかれないように処理しろよ)

 そんなアイコンタクトが行われていたことなど知らず、私は城内へと足を進めた。

          ◇

 その日の夜。  大食堂は、いつも以上の賑わいを見せていた。  今日の夕食は、私が監修した新メニュー『魔界特産食材を使ったスタミナ定食』だ。  厨房に入り、コカトリスの唐揚げや、マンドラゴラの煮込み料理などの味付けを指導させてもらった。

「うまい! なんだこれは! いつものゴムみたいな肉が、口の中でとろけるぞ!」 「このスープ、飲むだけで魔力が回復していく……!」 「アリア様……なんて慈悲深いお方なんだ……」

 兵士たちが涙を流しながら食事をしている。  魔界の料理文化は「焼く」か「生」の二択だったらしく、私の持ち込んだ「煮込む」「蒸す」「揚げる」といった調理法は、彼らにとって食の革命だったようだ。

 私は食堂の隅で、ゼスト様と一緒に食事をとっていた。

「アリア、見ろ。部下たちが喜んでいる」

 ゼスト様がワイングラスを傾けながら、満足げに目を細める。

「お前が来てから、城の空気が変わった。以前は殺伐としていたが、今は……そう、家族のような温かさがある」

「お役に立てて光栄です。食は士気の基本ですから」

 私が答えると、ゼスト様は少し真面目な顔になった。

「だが、アリア。少し部下たちが……お前に心酔しすぎている気がするな」

「そうでしょうか?」

「ああ。先ほども、ヴァルゴから報告書が上がってきた。『アリア親衛隊の設立許可願』とな」

 ブフォッ!  私は危うくスープを吹き出しそうになった。

「なんですかそれは!? 却下してください!」

「俺もそう思ったのだが、署名欄を見てみろ」

 ゼスト様が差し出した羊皮紙には、城内のほぼ全ての兵士、メイド、さらには幹部クラスの署名までが連なっていた。  筆頭には、あの冷静沈着な参謀ヴァルゴの名前がある。

「ヴァルゴ様まで……どうして……」

「あいつはお前の『魔法理論』と『事務処理能力』に惚れ込んだらしい。『アリア様こそが、魔界の行政を担うべき至宝である』と言っていたぞ」

 頭が痛くなってきた。  私はただ、平穏に暮らしたいだけなのに。  なんでこう、周りが勝手に盛り上がってしまうのか。

「まあ、実質的な活動は『アリアの護衛』と『アリアの世話』だそうだ。害はないから許可しておいた」

「許可しちゃったんですか!?」

「安心しろ。お前の負担になるようなことはさせん。……むしろ、これから忙しくなるかもしれないからな」

 ゼスト様が意味深なことを言う。

「忙しくなる?」

「ああ。……少し、城の周辺が騒がしくなりそうだからな」

 ゼスト様は窓の外、闇に沈む森の方角を一瞥した。  その瞳が一瞬、魔王としての冷酷な光を帯びたのを、私は見逃さなかった。

          ◇

 同時刻。  魔王城から数キロ離れた森の中。  そこは、この世の地獄と化していた。

「ひぃぃぃっ! く、来るな! 来るなぁぁぁ!」

 銀狼騎士団の若手騎士が、腰を抜かして這いずり回っている。  彼の目の前には、暗闇に光る無数の赤い目があった。

 魔獣の群れだ。  だが、ただ襲ってくるわけではない。  彼らは整然と列をなし、連携を取りながら、騎士たちを「追い立てて」いた。

「こっちだ、人間。そっちは崖だぞ」

 木の上から、冷ややかな声が降ってくる。  ルウだ。  彼は足を組み、眼下の惨劇を見下ろしていた。

「ぎゃあああ! 足が! 足がぁ!」

 別の場所では、底なし沼に足を取られた騎士が叫んでいる。  その沼は、ギルが土魔法で即席に作ったものだ。

「おいおい、汚い声を出すなよ。夜の森の静寂が台無しだろ?」

 ギルが大剣を肩に担ぎ、沼の縁に立つ。

「助けてくれ! 頼む、助けてくれ!」

「助ける? なんで?」

 ギルは本気で不思議そうに首を傾げた。

「お前ら、先生を殺そうとしたんだろ? あるいは、無理やり連れ帰って、奴隷のように働かせるつもりだったんだろ?」

「ち、違う! 命令なんだ! 王子の命令で……!」

「命令なら、人を不幸にしてもいいのかよ」

 ギルの瞳が、スゥッと細められる。

「俺はさ、先生から教わったんだ。『自分の頭で考えろ』って。お前らは思考停止して、先生を傷つける片棒を担いだ。……その罪は、死んで償うしかないね」

 ギルが指を鳴らす。  すると、沼の中から巨大な触手が現れ、騎士をズルズルと引きずり込んでいった。

「さて、次はメインディッシュだ」

 ルウが降りてくる。  二人の視線の先には、ボロボロになった本隊――隊長のガレスと、聖女ミナがいた。

 彼らは強力な結界魔導具のおかげで、なんとか生き延びていた。  だが、その精神は限界を迎えていた。

「ど、どうなっているのですぅ……! こんなの聞いてませんぅ!」

 ミナが半狂乱になって叫ぶ。  ドレスは泥だらけ、自慢の巻き髪も見る影もない。

「聖女様、落ち着いてください! 結界から出るな!」

 ガレスが剣を構え、周囲を警戒する。  だが、彼の手は震えていた。  戦う相手が見えない。  いや、見えているのは「森そのもの」が敵意を持って襲いかかってきているという事実だ。

「やあ、聖女お姉さん」

 霧の中から、双子が姿を現した。

「ま、魔族の子供……! 貴様らがこれをやっているのか!」

 ガレスが吠える。

「正解。……ねえ、聞きたいことがあるんだ」

 ルウが一歩前に出る。

「君が、『カマキリ女』だよね?」

「は、はぁ? 誰が虫ですかぁ! 私は聖女ミナですぅ!」

「うん、名前はどうでもいいや。先生を嘘で陥れて、追放させた元凶。……そうだね?」

 ルウの問いかけに、ミナは一瞬怯んだが、すぐに居直ったようにふんぞり返った。

「ふん! アリアさんが勝手に出て行ったんですぅ! あんな意地悪な人、いなくなって清々しましたぁ!」

 その言葉を聞いた瞬間。  森の空気が、ピキリと凍りついた。

「……へぇ」

 ギルが笑った。  ルウも笑った。  だが、その笑顔は、能面のようだった。

「意地悪? 先生が? ……あんなに優しくて、僕たちのために一生懸命で、泣き虫な先生が?」

 ルウの周囲に、黒い魔力の球体が無数に出現する。

「お前らの目は節穴か? それとも、脳みそが腐ってるのか?」

 ギルの大剣が、紅蓮の炎を纏い始める。

「よくわかった。対話は不可能だ。……害虫駆除を開始する」

          ◇

 その頃、城の作戦指令室では。  参謀長ヴァルゴを中心に、緊急会議(という名のファンミーティング)が開かれていた。

「報告します! 第三防衛ラインにて、侵入者の一部を無力化! 現在はギル様とルウ様が『遊んで』おられます!」

「うむ。監視カメラの映像をモニターに出せ」

 ヴァルゴの指示で、空中に映像が投影される。  そこには、双子に一方的に蹂躙される騎士団の姿が映し出されていた。

「ひどいな……。まあ、自業自得だが」

 オークの将軍が腕組みをして鼻を鳴らす。

「しかし、あの聖女とかいう女。アリア様のことを侮辱しましたね。許せません」

 サキュバスの情報官が、怒りで爪を伸ばしている。

「ああ。我らがアリア様を『意地悪』などと……。彼女の作るスープの温かさを知らない愚か者め」

 ヴァルゴが眼鏡を押し上げる。  彼の机の上には、『アリア様名言集』という手書きのノートが置かれていた。

「総員に通達! 今回の件、アリア様には一切知らせるな!」

 ヴァルゴが立ち上がり、宣言する。

「アリア様は心優しいお方だ。元同僚たちが無様に処刑される姿など見れば、お心を痛めるに違いない。……『汚れ仕事』は、我々がすべて引き受ける!」

「「「イエッサー!!」」」

 司令室に、熱い咆哮が響き渡った。  彼らの目的は一つ。  アリアの平穏な生活を守ること。  そのための障害は、すべて秘密裏に排除する。

「なお、捕獲した騎士たちは鉱山送りにし、死ぬまで労働させる。聖女については……ギル様とルウ様の『教育』が終わった後、改めて処分を決定する」

 ヴァルゴの冷徹な判断に、誰も異論を挟まなかった。

「アリア様には、『森で迷子の小動物を保護した』とでも伝えておけ。嘘ではないだろう、人間も動物の一種だ」

 こうして、魔王軍による完璧な情報統制と、徹底的な排除行動が確定した。  アリアが寝室で「今日も良い一日だったわ」と日記を書いている間に、彼女の敵対者たちは、組織的に、かつ合法的に(魔界法において)抹殺されようとしていた。

          ◇

 翌朝。  私はいつも通り早起きをして、中庭の散歩に出た。  空気は澄んでいて、昨夜の森の騒がしさなど嘘のように静かだ。

「おはようございます、アリア様!」

 すれ違う兵士たちが、昨日以上にキラキラした目で挨拶してくる。  中には、なぜか泥だらけの者や、鎧に焦げ跡がある者もいるが、皆一様に清々しい顔をしている。

「おはようございます。……あら、ガルドさん。怪我ですか?」

 私は兵士長のガルドの腕に包帯が巻かれているのに気づいた。

「ハッ! いえ、これは……夜中にちょっと、害虫駆除をしておりまして! 名誉の負傷です!」

「害虫駆除? そんなに大きな虫がいたのですか?」

「ええ、とても……不快で、図々しい害虫でした。ですが、もう二度とアリア様の視界に入ることはありませんので、ご安心ください!」

 ガルドが誇らしげに胸を張る。  よくわからないけれど、城の衛生環境を守ってくれたらしい。

「ありがとうございます。無理はしないでくださいね」

 私が回復魔法【ヒール】をかけると、ガルドは「うおおお! アリア様の癒やし!」と叫んでその場に崩れ落ち、周囲の兵士たちから羨望の眼差しを向けられていた。  ……魔族の方々のリアクションは、相変わらず大げさだわ。

 食堂へ行くと、ギルとルウがすでに席に着いて朝食をとっていた。  二人とも、なんだかスッキリした顔をしている。  まるで、溜まっていた宿題を全部片付けた後のような。

「おはよう、先生!」 「おはようございます、アリア先生」

「おはよう。二人とも、昨日はよく眠れた?」

「うん! ぐっすり眠れたよ。……ちょっと夜更かしして『ゲーム』してたけど」

 ギルがパンにかぶりつきながら言う。

「ゲーム?」

「うん、シミュレーションゲームかな。『防衛戦』の練習。結構難易度高かったけど、パーフェクトクリアしたよ」

 ルウがコーヒー(ブラックだ。ませている)を飲みながら補足する。

「そう、熱中するのはいいけど、寝不足には気をつけてね」

 私は二人の健康を気遣った。  まさかその『ゲーム』が、実弾演習(対人間)だったとは微塵も疑わずに。

 その時、食堂の扉が開き、ヴァルゴ様が入ってきた。  彼は私の姿を見つけると、恭しく一礼し、それから一枚の羊皮紙を差し出した。

「アリア様。これをご覧ください」

「これは?」

「嘆願書です。……兵士たちから、『アリア様の特別講義を受けたい』という要望が殺到しておりまして」

 見ると、そこには『アリア先生の人生相談室』『アリア先生の魔法制御術・応用編』『アリア先生と行く楽しい農作業』など、多岐にわたる講座の希望が書かれていた。

「ええっ? 私はギル君とルウ君の家庭教師であって、軍の教官ではありませんよ?」

「ですが、彼らの士気に関わります。……どうか、週に一度でも構いませんので、彼らに慈愛の光を与えてやってはいただけないでしょうか」

 ヴァルゴ様が、あの鉄仮面のような無表情を崩し、懇願するような目で見つめてくる。  周囲の兵士たちも、息を呑んで私の返事を待っている。

 ……断れない。  この空気、絶対に断れない。

「はぁ……わかりました。双子の授業に支障がない範囲であれば」

「ありがとうございます!!」

 ドッ! と食堂全体が歓喜の声に包まれた。  抱き合って喜ぶ者、ガッツポーズをする者、拝む者。  まるで戦争に勝利したかのような騒ぎだ。

「人気者だね、先生」

 ギルが面白そうに笑う。

「まあね。先生の価値に気づかない人間たちが馬鹿なだけだよ。……ねえ、兄さん」

 ルウが小声で囁く。

「昨日の『生き残り』……あの聖女。どうする?」

「ああ。地下牢に放り込んであるけど、まだ喚いてるぜ。『私は聖女だぞ』って」

「精神的にまだ元気みたいだね。……じゃあ、第二ラウンドといこうか」

 ルウがフォークでソーセージをプチリと刺した。

「先生の特別講義の前に、僕たちが『特別補習』をしてあげないとね」

 二人の会話は、周囲の歓声にかき消され、私の耳には届かなかった。

 こうして、魔王軍は名実ともに『アリア親衛隊』へと変貌を遂げた。  彼らの忠誠心は、アリアへの愛と、人間への憎悪という二つの燃料で燃え盛っている。  もし今、王国がアリアを取り戻そうと軍を派遣すれば、それは「戦争」ではなく、一方的な「虐殺」になるだろう。

 しかし、運命は皮肉なもので。  生き残った聖女ミナの存在が、さらなる波乱を呼ぶことになる。  彼女が持っていた『緊急通信用の魔導具』が、まだ破壊されずに残っていたことを、双子はまだ気づいていなかったのだ。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

【完結】あなたに知られたくなかった

ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。 5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。 そんなセレナに起きた奇跡とは?

愛していました。待っていました。でもさようなら。

彩柚月
ファンタジー
魔の森を挟んだ先の大きい街に出稼ぎに行った夫。待てども待てども帰らない夫を探しに妻は魔の森に脚を踏み入れた。 やっと辿り着いた先で見たあなたは、幸せそうでした。

【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く

ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。 5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。 夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…

お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます

菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。 嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。 「居なくていいなら、出ていこう」 この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし

父が再婚しました

Ruhuna
ファンタジー
母が亡くなって1ヶ月後に 父が再婚しました

【完結】英雄様、婚約破棄なさるなら我々もこれにて失礼いたします。

ファンタジー
「婚約者であるニーナと誓いの破棄を望みます。あの女は何もせずのうのうと暮らしていた役立たずだ」 実力主義者のホリックは魔王討伐戦を終結させた褒美として国王に直談判する。どうやら戦争中も優雅に暮らしていたニーナを嫌っており、しかも戦地で出会った聖女との結婚を望んでいた。英雄となった自分に酔いしれる彼の元に、それまで苦楽を共にした仲間たちが寄ってきて…… 「「「ならば我々も失礼させてもらいましょう」」」 信頼していた部下たちは唐突にホリックの元を去っていった。 微ざまぁあり。

夫から「用済み」と言われ追い出されましたけれども

神々廻
恋愛
2人でいつも通り朝食をとっていたら、「お前はもう用済みだ。門の前に最低限の荷物をまとめさせた。朝食をとったら出ていけ」 と言われてしまいました。夫とは恋愛結婚だと思っていたのですが違ったようです。 大人しく出ていきますが、後悔しないで下さいね。 文字数が少ないのでサクッと読めます。お気に入り登録、コメントください!

妻からの手紙~18年の後悔を添えて~

Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。 妻が死んで18年目の今日。 息子の誕生日。 「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」 息子は…17年前に死んだ。 手紙はもう一通あった。 俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。 ------------------------------

処理中です...