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サブストーリー2:黒の館の新しい住人
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俺たちは、影だ。 陽の当たる場所を歩くことを許されず、社会の底辺で這いつくばるウジ虫のような存在。 それが、俺たち「墓守」だ。
親に捨てられたり、貧民街で野垂れ死にそうになっていたり、あるいは犯罪奴隷として売られそうになっていたり。 そんな俺たちを拾ってくれたのが、今の旦那様、シルヴィオ・ベルンシュタイン公爵だった。 旦那様は俺たちに名前を与え、飯を食わせ、仕事を与えてくれた。 仕事といっても、華やかなもんじゃない。墓穴を掘り、遺体を洗い、腐乱死体の処理をし、霊園の掃除をする。 世間の連中が「穢れ」として嫌がる仕事だ。
街に出れば、石を投げられることもある。 「死神の手先」だの「近寄ると呪われる」だの言われて、商店に入れてもらえないこともしょっちゅうだ。 だから俺たちは、人目を避けて生きてきた。 この高い塀に囲まれた「黒の館」と、静まり返った霊園だけが、俺たちの世界の全てだった。 暗くて、寒くて、静かな世界。でも、そこには差別も暴力もなかったから、俺たちはここが好きだった。
だが、最近、この屋敷の空気が変わった。 新しい住人が増えたからだ。
「皆さん、お疲れ様です。お茶が入りましたよ」
昼下がりの休憩時間、霊園の作業小屋にその人はやってくる。 元公爵令嬢、ヴィオレッタ様だ。 今は旦那様の婚約者として、この屋敷を取り仕切っている「奥様」だ。
正直に言えば、最初は俺たちも戸惑ったし、警戒した。 あんな高貴で綺麗な人が、俺たちみたいな薄汚い墓守と口を利いてくれるはずがない。 どうせ、王太子との喧嘩のあてつけか何かで一時的に避難してきただけだろう。 俺たちの顔を見れば「汚らわしい」と悲鳴を上げ、旦那様に「あいつらを私の視界に入れるな」と命じるに決まっている。 俺たちは賭けをした。「三日で逃げ出す」に賭けた奴が過半数だった。
でも、彼女は違った。
彼女が初めて作業小屋に来た日、俺たちは泥だらけで、汗と土の臭いがしていた。 慌てて隠れようとした俺たちを、彼女は引き止めた。
「逃げないで。……私、貴方たちの仕事を見学したいの」
彼女の目は、俺たちを汚物を見るようには見ていなかった。 むしろ、尊敬のような、興味津々な輝きを宿していた。 そして、彼女は俺たちが休憩しているベンチに、ハンカチも敷かずに腰掛けたのだ。 あの高級そうなドレスで!
「今日のお茶請けは、クッキーを焼いてみました。……厨房を借りて、初めて焼いたので、形が少し不格好になってしまいましたけど」
彼女は恥ずかしそうに笑って、バスケットを開けた。 中に入っていたのは、骨の形をしたクッキーだった。 大腿骨、頭蓋骨、肋骨。 普通なら「悪趣味」と罵られるデザインだが、俺たちにとっては見慣れた、親しみのある形だ。
「これ……骨ですか?」 「ええ。可愛いでしょ? こっちは犬の骨で、こっちは小鳥の骨をイメージしたの」
彼女は本当に楽しそうに解説してくれた。 俺たちが泥だらけの手で恐る恐る受け取っても、嫌な顔一つしない。 それどころか、俺たちの手のタコを見て、「立派な手ね。たくさんの人を送ってきた手だわ」と言ってのけた。
その瞬間、俺たちの中で何かが変わった。 この人は、本物だ。 上辺だけの偽善者じゃない。 旦那様と同じ種類の、こちらの世界の住人だ。
ある日、若い墓守の少年(軟禁部屋から彼女を助け出した、あの「ネロ」だ)が、墓石の移動中に手を滑らせて足を怪我したことがあった。 重い石の下敷きになり、血が吹き出した。 俺たちはパニックになった。血は日常茶飯事だが、仲間の大怪我には慣れていない。
そこに、たまたま散歩中だったヴィオレッタ様が駆け寄ってきた。 彼女は悲鳴を上げることもなく、冷静だった。 そして、自分の着ていた黒いドレスの裾を、躊躇なくビリビリと引き裂いたのだ。
「動かさないで! 今、止血するわ」
彼女は泥の上に膝をつき、裂いた布でネロの足を強く縛った。 真っ黒な喪服のようなドレスだったが、俺たちにはそれが、どんな聖女様の純白の白衣よりも尊く、神々しく見えた。 彼女の手も、顔も、泥と血で汚れていた。 でも、彼女は気にする様子もなく、ネロの手を握り、「大丈夫、痛くないわよ。すぐに旦那様が来るからね」と励まし続けた。
その姿を見て、泣いた奴もいた。 俺たちは誓った。この人のためなら、命を捨ててもいいと。
だから、王太子の軍隊が攻めてきた夜、俺たちは燃えた。 「黒の館」を守る戦い。それは旦那様のためでもあったが、何より、この新しい「奥様」を守るためだった。 あのクッキーの恩を、あの包帯の恩を、俺たちは忘れない。
スコップを握る手に力が入った。 闇に紛れ、落とし穴を掘り、騎士たちを恐怖の底に突き落とす。 それは俺たちの得意分野だ。 「へへっ、奥様の安眠を妨げる奴は、全員埋めてやる!」 「ここが誰の庭だと思ってやがる!」 俺たちは影の軍団として、正規軍を翻弄した。 あの夜の勝利は、俺たちの誇りだ。
戦いが終わり、屋敷にはまた静寂が戻った。 だが、以前のような冷たく寂しい静寂ではない。 どこか温かく、優しい色が混じった静寂だ。
ヴィオレッタ様がいるだけで、屋敷全体が明るくなった気がする。 旦那様も変わった。 以前は仕事以外では口も利かず、氷の彫像みたいだったが、最近はよく笑うようになった(といっても、口の端が数ミリ上がる程度だが、俺たちにはわかる)。 ヴィオレッタ様と二人で、新しい霊柩車のデザインについて「ここにもっと黒いフリルをつけましょう」「いや、銀の装飾の方が映える」なんて議論している姿は、正直ちょっと変わったバカップルだが、幸せそうで何よりだ。
「……おい、ネロ。その花、どこに植える気だ?」
作業をしていた古株が、足を引きずりながら歩くネロに声をかけた。
「へへ、ヴィオレッタ様の部屋から見える中庭に、白い百合を植えようと思ってさ。あの方、百合が好きだろ? それに、この前『ここから見える景色が少し寂しい』って言ってたから」 「そうか。……なら、俺も手伝おう。あそこは土が硬いからな」 「俺もやる! 肥料なら最高級のが入ったぞ!」
俺たちは今日も墓を掘り、花を植える。 この「黒の館」の平和と、俺たちの大切な「死神夫婦」の奇妙な幸せを守るために。 世間から見れば、俺たちはただの不気味な墓守かもしれない。 でも、今はその影の中にいることが、誇らしくてたまらないんだ。 だってここには、俺たちを人間として扱ってくれる、世界で一番優しい「闇の女王様」がいるのだから。
「さあ、仕事だ。奥様が夕食にパンプキンスープを作ってくれるってよ!」 「マジか! 急げ!」
夕暮れの霊園に、俺たちの明るい声が響く。 それは、死者たちも苦笑いして許してくれるくらいの、ささやかで温かい騒音だった。
親に捨てられたり、貧民街で野垂れ死にそうになっていたり、あるいは犯罪奴隷として売られそうになっていたり。 そんな俺たちを拾ってくれたのが、今の旦那様、シルヴィオ・ベルンシュタイン公爵だった。 旦那様は俺たちに名前を与え、飯を食わせ、仕事を与えてくれた。 仕事といっても、華やかなもんじゃない。墓穴を掘り、遺体を洗い、腐乱死体の処理をし、霊園の掃除をする。 世間の連中が「穢れ」として嫌がる仕事だ。
街に出れば、石を投げられることもある。 「死神の手先」だの「近寄ると呪われる」だの言われて、商店に入れてもらえないこともしょっちゅうだ。 だから俺たちは、人目を避けて生きてきた。 この高い塀に囲まれた「黒の館」と、静まり返った霊園だけが、俺たちの世界の全てだった。 暗くて、寒くて、静かな世界。でも、そこには差別も暴力もなかったから、俺たちはここが好きだった。
だが、最近、この屋敷の空気が変わった。 新しい住人が増えたからだ。
「皆さん、お疲れ様です。お茶が入りましたよ」
昼下がりの休憩時間、霊園の作業小屋にその人はやってくる。 元公爵令嬢、ヴィオレッタ様だ。 今は旦那様の婚約者として、この屋敷を取り仕切っている「奥様」だ。
正直に言えば、最初は俺たちも戸惑ったし、警戒した。 あんな高貴で綺麗な人が、俺たちみたいな薄汚い墓守と口を利いてくれるはずがない。 どうせ、王太子との喧嘩のあてつけか何かで一時的に避難してきただけだろう。 俺たちの顔を見れば「汚らわしい」と悲鳴を上げ、旦那様に「あいつらを私の視界に入れるな」と命じるに決まっている。 俺たちは賭けをした。「三日で逃げ出す」に賭けた奴が過半数だった。
でも、彼女は違った。
彼女が初めて作業小屋に来た日、俺たちは泥だらけで、汗と土の臭いがしていた。 慌てて隠れようとした俺たちを、彼女は引き止めた。
「逃げないで。……私、貴方たちの仕事を見学したいの」
彼女の目は、俺たちを汚物を見るようには見ていなかった。 むしろ、尊敬のような、興味津々な輝きを宿していた。 そして、彼女は俺たちが休憩しているベンチに、ハンカチも敷かずに腰掛けたのだ。 あの高級そうなドレスで!
「今日のお茶請けは、クッキーを焼いてみました。……厨房を借りて、初めて焼いたので、形が少し不格好になってしまいましたけど」
彼女は恥ずかしそうに笑って、バスケットを開けた。 中に入っていたのは、骨の形をしたクッキーだった。 大腿骨、頭蓋骨、肋骨。 普通なら「悪趣味」と罵られるデザインだが、俺たちにとっては見慣れた、親しみのある形だ。
「これ……骨ですか?」 「ええ。可愛いでしょ? こっちは犬の骨で、こっちは小鳥の骨をイメージしたの」
彼女は本当に楽しそうに解説してくれた。 俺たちが泥だらけの手で恐る恐る受け取っても、嫌な顔一つしない。 それどころか、俺たちの手のタコを見て、「立派な手ね。たくさんの人を送ってきた手だわ」と言ってのけた。
その瞬間、俺たちの中で何かが変わった。 この人は、本物だ。 上辺だけの偽善者じゃない。 旦那様と同じ種類の、こちらの世界の住人だ。
ある日、若い墓守の少年(軟禁部屋から彼女を助け出した、あの「ネロ」だ)が、墓石の移動中に手を滑らせて足を怪我したことがあった。 重い石の下敷きになり、血が吹き出した。 俺たちはパニックになった。血は日常茶飯事だが、仲間の大怪我には慣れていない。
そこに、たまたま散歩中だったヴィオレッタ様が駆け寄ってきた。 彼女は悲鳴を上げることもなく、冷静だった。 そして、自分の着ていた黒いドレスの裾を、躊躇なくビリビリと引き裂いたのだ。
「動かさないで! 今、止血するわ」
彼女は泥の上に膝をつき、裂いた布でネロの足を強く縛った。 真っ黒な喪服のようなドレスだったが、俺たちにはそれが、どんな聖女様の純白の白衣よりも尊く、神々しく見えた。 彼女の手も、顔も、泥と血で汚れていた。 でも、彼女は気にする様子もなく、ネロの手を握り、「大丈夫、痛くないわよ。すぐに旦那様が来るからね」と励まし続けた。
その姿を見て、泣いた奴もいた。 俺たちは誓った。この人のためなら、命を捨ててもいいと。
だから、王太子の軍隊が攻めてきた夜、俺たちは燃えた。 「黒の館」を守る戦い。それは旦那様のためでもあったが、何より、この新しい「奥様」を守るためだった。 あのクッキーの恩を、あの包帯の恩を、俺たちは忘れない。
スコップを握る手に力が入った。 闇に紛れ、落とし穴を掘り、騎士たちを恐怖の底に突き落とす。 それは俺たちの得意分野だ。 「へへっ、奥様の安眠を妨げる奴は、全員埋めてやる!」 「ここが誰の庭だと思ってやがる!」 俺たちは影の軍団として、正規軍を翻弄した。 あの夜の勝利は、俺たちの誇りだ。
戦いが終わり、屋敷にはまた静寂が戻った。 だが、以前のような冷たく寂しい静寂ではない。 どこか温かく、優しい色が混じった静寂だ。
ヴィオレッタ様がいるだけで、屋敷全体が明るくなった気がする。 旦那様も変わった。 以前は仕事以外では口も利かず、氷の彫像みたいだったが、最近はよく笑うようになった(といっても、口の端が数ミリ上がる程度だが、俺たちにはわかる)。 ヴィオレッタ様と二人で、新しい霊柩車のデザインについて「ここにもっと黒いフリルをつけましょう」「いや、銀の装飾の方が映える」なんて議論している姿は、正直ちょっと変わったバカップルだが、幸せそうで何よりだ。
「……おい、ネロ。その花、どこに植える気だ?」
作業をしていた古株が、足を引きずりながら歩くネロに声をかけた。
「へへ、ヴィオレッタ様の部屋から見える中庭に、白い百合を植えようと思ってさ。あの方、百合が好きだろ? それに、この前『ここから見える景色が少し寂しい』って言ってたから」 「そうか。……なら、俺も手伝おう。あそこは土が硬いからな」 「俺もやる! 肥料なら最高級のが入ったぞ!」
俺たちは今日も墓を掘り、花を植える。 この「黒の館」の平和と、俺たちの大切な「死神夫婦」の奇妙な幸せを守るために。 世間から見れば、俺たちはただの不気味な墓守かもしれない。 でも、今はその影の中にいることが、誇らしくてたまらないんだ。 だってここには、俺たちを人間として扱ってくれる、世界で一番優しい「闇の女王様」がいるのだから。
「さあ、仕事だ。奥様が夕食にパンプキンスープを作ってくれるってよ!」 「マジか! 急げ!」
夕暮れの霊園に、俺たちの明るい声が響く。 それは、死者たちも苦笑いして許してくれるくらいの、ささやかで温かい騒音だった。
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