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第六章
閑話 転移前 ――龍之介編 後編――
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龍之介はその裏表ない真っすぐな性格のせいか、小学校では人気者と呼ばれるグループに属していた。
毎日学校に行くのが楽しみで仕方ない!
明日は何して遊ぼうかな?
そんな事を考えて日々過ごしていた龍之介は、身近に潜んでいた闇の存在に中々気づくことはなかった。
あの現場を目撃するまでは……。
それはほんの偶然だった。
普段通る事のない体育館の裏手側を探検気分で歩いていた龍之介は、前方の人だかりが立ち去っていく所に出くわした。
しかし、その中で一人だけ地面に膝をついたまま動かない男子生徒がいた。
どこか気になった龍之介はその男子生徒に声を掛けることにした。
「なあ、お前そこで何やってるんだ?」
そう問いかけるが、返事は戻ってこない。
疑問に思いながらも男子生徒の傍に近寄った龍之介は、思わずギョッする。
生気の抜けた表情と、暗く虚ろな瞳は眼の前にいる龍之介を見ているのかさえ曖昧だ。
「お前……どうしたんだ? さっきの奴らが何かしたのか?」
よくよく見ると、男子生徒は腹部を抑えていて足元には戻した後の残骸が残っている。
まだ薄っすらと酸っぱい匂いがする辺り、新しいものだというのが理解できた。
「ちょ、お前。腹んとこ見せてみろ!」
これまで龍之介に対して反応を見せてこなかった男子生徒だが、龍之介が抑えていた腹部を確認しようとすると、僅かながら抵抗を見せた。
しかしその抵抗は弱く、龍之介は男子生徒の腹部に無数の痣があるのを確認する事が出来た。
「……これ、アイツらがやったのか?」
相変わらず返事は来ない。
だが、その体は震えており、答えを聞くまでもなくその反応を見れば事実は明らかだった。
「ヨシ、オレがあいつらに言ってやるよ」
男子生徒の様子から本人がどうにかするのは無理だろうと考え、代わりに龍之介自身がどうにかしようとの提案だったが、これに男子生徒は過敏な反応を見せた。
「ヤメテくれ!!」
それは鬼気迫る声音で、龍之介は二の句も継げなくなっていた。
思わず閉口する龍之介に、男子生徒は小さく呟く。
「余計な事をするとお前もこうなるぞ」
そう告げると重い足取りのままその場を去っていく男子生徒。
龍之介はその様子を黙って見ている事しかできなかった。
▽△▽△
「どうにかしねーと……」
あの男子生徒と出会って以来、龍之介はずっと彼の事を気にしていた。
しかし本人に助けを拒絶されてしまっては、龍之介としては打つ手が思い浮かばなかった。
こんな事ならもっと勉強しとくんだった、と後悔する龍之介だが、こういった問題は頭が良ければ良い解決策が浮かぶというものではない。
困り果てた龍之介だったが、そこで浮かんだのは祖父、健三郎の言葉だった。
困った人がいれば助けろ、とよく口にしていた健三郎だったが、他にもいろいろな事を教わっていたのだ。
今回思い出したのは、本当に困った時は周りに助けを求めろといった内容のものだった。
では、誰に助けを求めるか?
と、いう問いに龍之介の出した答えは……。
それから数日後。
あの男子生徒の事が気になり、ふと龍之介は前回彼と出会った体育館の裏手側を歩いていた。
しかしそう都合よく同じ現場で彼を発見する事はできなかった。
仕方ないか、と諦めて家に帰ろうとした龍之介は、その途中で一人の男子生徒とすれ違った。
「ッ!?」
イジメを受けていた男子生徒が強く印象に残っていたせいで、その周囲を囲んでいた面子の事などすっかり忘れていた龍之介。
だが、今しがたすれ違った男子生徒を見た瞬間、あの現場にいた一人だと確信した。
それは、その男子生徒が浮かべていた嗜虐的な笑みが、強く龍之介の記憶の隅っこに残されていたからだ。
(アイツ……は)
直接関わっていない龍之介から見ても、一瞬恐怖を感じるようなあの表情。
確かにアレは心の弱い人間からすると、カエルに睨みを効かせる蛇のようなものだろう。
(待てよ。アイツはなんであんな顔して体育館の方に向かってるんだ?)
胸騒ぎが収まらない龍之介は、先ほどの男子生徒の向かった方向へソロリソロリと向かい始める。
最初は完全に姿を見失っていたものの、体育館裏というアテがあった龍之介は、どうにか後ろ姿を捉える事に成功した。
だが、彼が向かう先は体育館裏ではなく、その先にあるプール場がある方面だった。
(プール場? まさか泳ぎに行くって訳じゃないよな)
既に季節は秋中旬。気温も下がってきており、水泳の授業はとっくに終わっている時期だ。
訝しんでいる龍之介の視線の先では、件の男子生徒が緑色に塗装された鉄網フェンスをくぐって中へと侵入していた。
どうやら一部フェンスが腐食して破れているようだ。
そんな場所へ侵入していくのを見て、ますます普通じゃない何かが行われていると龍之介は確信する。
物音を立てないように気を付けながら、龍之介もフェンスを潜り抜けてプール場へと向かう。
すると、プールサイドには数人の男子生徒が輪になって一人の男子生徒を囲んでいた。
無論、その中心にいたのはあの時の男子生徒だ。
「テメー、ざけたことしやがって!」
周囲を囲んでいる生徒の一人がそんな事を言いながら男子生徒の腹部を蹴り上げる。
男子生徒はくぐもった声を上げるものの、泣き叫んだりはしない。
すでにそれは悪手だという事を身をもって体験していたからだ。
それから生徒たちは男子生徒をプールサイドに仰向けに寝させると、
「じゃあ、まずは一発ずつね。誰の一撃で吐くかショウブだ!」
そんな事を言いながらジャンケンで順番を決めていく。
(ナンダ、アレハ……)
龍之介は眼の前で行われている事が信じられなかった。
底の見えない人間の悪意というものをむざむざと見せつけられた龍之介は、あの男子生徒のように腹部を殴られている訳でもないのに、あまりの光景に吐き気を催してくる。
「ヨッシャー! 今日は俺の勝ちね」
「さすがいっちゃん。パンチ力ぱねーわ」
「だろー? 最近どの部分を殴るといいのか段々わかってきたぜー」
見るといじめを受けていた男子生徒は、いっちゃんと呼ばれた生徒の拳を腹に受け、胃の内容物を吐き出していた。
「ひゃー、相変わらずきったねーなあ。このゲロクソは」
「まったく、俺らに呼ばれるの分かってんだから、余計なメシとか食うんじゃねーよ」
悲惨な光景が続く中、最初に龍之介が後をつけた生徒は男子生徒が痛めつけられる様子を見て愉悦に顔を歪めている。
どうもこの生徒たちの中では中心人物らしい。
そのリーダー格は、手にもっていたカバンから何やら黒いものを取り出すと、得意げに周囲に見せびらかしていた。
「今日は舐めた事をしてくれたテメーに天罰を与える!」
そう言って手にしていた黒い何かを男子生徒に近づける。
ジジジジッといった音を響かせつつ接近していく黒い何かが男子生徒に接触した瞬間、
「ウワッ! アアアアァァァッ!!」
と、これまで殴られてもろくに声を上げなかった男子生徒が、大きな声を上げた。
「ハ、ハハハッ。こりゃースゲーな!」
興奮した面持ちで、男子生徒が苦痛のあまり転げまわる様子を観察するリーダー格の生徒。
男子生徒は生命の危険を感じて、呼吸が明らかに乱れていき、まともに息を吸うことも困難な状態になってきている。
だが、そんな事を気にも留めず……いや、その様子を楽しんでいるといったリーダー格の生徒は、
「どうだ? テメーがセンコーにチクったりするからこんな目に合うんだぜ」
と、言いながら再度黒い何か――スタンガンを男子生徒に押し付ける。
まるで針を千本ほど刺されたかのような激痛が男子生徒を襲う。
そして余りの痛みに失神して気を失ってしまった。
(な……なんだって…………)
一連の様子を覗き見ていた龍之介は、男子生徒の受けた電気ショックとは別のショックを受けていた。
(オレが……余計な事をしちまったせいで……そんな、そんなっ!)
もしかしたら、の可能性もあった。
男子生徒が自ら先生に報告していた可能性だ。
だが……、
『先生、あの相談があんだけど』 『実は昨日体育館の裏の方で……』 『それで明らかにあれってイジメだと思うんだけど……』
つい数日前の自分の行動が走馬灯のように龍之介の脳裏を駆け巡る。
普段勝ち気で自信満々の龍之介の姿は、もはや跡形もなくなっていた。
思考もままならない龍之介の視線の先では、気を失ってしまった男子生徒を見て、ツマラなそうに見下ろしているリーダー格の生徒が映る。
「オイ、こいつをそこのプールに押し付けてみようぜ。そうすりゃー眼を覚ますかもしれねー」
リーダー格の生徒の言葉に、素直に従う者はいなかった。
先ほどのスタンガンの威力はいじめた側の生徒ですらビビッてしまうほどのインパクトがあった。
二度目に押し付けた後、気を失った男子生徒を見て「死んじまったのか?」と不安に思う生徒もいた。
そこへ、死体に鞭打つかの更なる提案に流石の生徒たちもついていけないようだった。
しかし、それは男子生徒に対する哀れみから来るものではなく、警察に捕まってしまうとか、このままだと死んでしまうのでは、といった保身から来るものだ。
少しして取り巻きの反応がない事にいら立ちを見せたリーダー格の生徒は、仕方ないといった様子で自ら男子生徒の元まで近寄っていく。
そしてプールのすぐ脇まで男子生徒を引っ張っていくと、
「オラ、早く眼ぇさませよ」
そう言いながら藻が繁殖し始めたのか、変色し始めたプールの、枯れ葉が浮かぶその水面下へと、男子生徒の顔を押し付けた。
一切の躊躇がないその手際に、周りの生徒たちは恐怖の視線をリーダー格の生徒へと向ける。
完全に水中へと頭部が漬かっているというのに、少年はろくに反応を示さない。
その様子に取り巻きの生徒たちは更に慌て始めるが、眼前の凶行を止めようとする者はいなかった。
やがて、一分ほどが経過した頃。意識を取り戻したのか、男子生徒が激しく暴れはじめる。
自分が置かれている状況が理解できないのか激しく混乱しているようで、抑えつけている訳でもないのに、なかなか水中から顔を上げようとはしなかった。
「チッ、ようやく気付きやがったか」
そんな混乱した様子の男子生徒の頭を掴み、強引に水面上まで引き上げるリーダー格の生徒。
と、その時。
水面下から引き上げられていく男子生徒の視線が、龍之介の潜んでいた場所へと向けられる。
(……ッ!?)
まるで金縛りにでもあったかのようにその場を動けなくなって、イジメ……もはや暴行といってしかるべき行為を見続ける事になっていた龍之介。
しかし、男子生徒のその視線を受けて、動けなくなっていた体が意思とは無関係に動き、後先考えず龍之介はその場を逃げ出した。
「おい、誰かいんのか!?」
背後から聞こえてくる生徒の声も耳に届かず、ただひたすら龍之介は自宅へ向けて走り続けるのだった。
▽△▽△▽
あれから一週間の月日が経過した。
いつも元気溌剌だった龍之介はいまだにあの時の事を引きずっており、友人の話にも生返事をすることが多くなっていた。
「……だよなあ! あ、そうそう。そういえば龍ちゃん、知ってっか?」
「あぁん? なんだあ?」
相変わらず気の乗っていない龍之介だが、友人は気にした様子もなく途中から声を低く抑えて話を続けてきた。
「……なんでもな。うちのガッコーの六年生で、ひでえイジメがあったみたいでな。なんかセンセー達もすっげー慌ててるらしいぜ」
ガタッ!
友人の話を聞いて、思わず勢いよく立ち上がる龍之介。
周囲の視線も気にもせず、詳しく教えてくれと友人に詰め寄る。
「お、おおう。いや、俺もそんな詳しくはしんないんだけどな。イジメの主犯格はショーネンインに送られるんじゃないかって話だぜ」
龍之介はあのリーダー格の生徒の事を思い出す。
それだけで体中鳥肌が立ってしまうほど、未だに爪痕が深く龍之介に刻まれていた。
「そうか……アイツが……」
「ん? 龍ちゃん、何か知ってんの?」
「い、いや。なんでもねーよ」
あからさまに嘘をついているのが伺える龍之介だったが、友人は「ふーん」と相槌を打つだけで、その事について深く追求しては来なかった。
その事をありがたく思いつつ、龍之介は一つ重荷が取れたような気がしていた。
実はあれ以来、楽しみだった学校に行くのが怖くなっていたのだ。
あの悪魔のような奴に出くわしたらと思うと……。
しかし、この様子だと、どうやらそういった心配をしなくて済みそうだ。
その事に安心を覚えつつも、龍之介は自身の信念を打ち砕かれた事が未だに尾を引きずっている。
「オレは……次こそは……」
その声は、風で吹き飛ばされそうな程小さく、発した本人にしか聞こえない程の声量だった。
しかし、ソレは龍之介が新たな決意を胸に、再び胸の奥に点火された決意の表明だった。
やがて、その決意は時を経て、世界をも超えた先で発揮される事になる。
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