20 / 39
第二章 レッドドラゴンの角
第20話 ヒールが使えるようになる
しおりを挟む
───────────────
冒険者マルコス LV3
【攻撃力】 6
【魔力】 0
【体力】 10
【スキル】 レベル3
【スキルランク】 S
【スキル能力】
・体を輝かせる
・回避
・ヒール
【持ち物】
・アイテムボックス
・オリハルコンの剣
───────────────
僕は自分のステイタスを見つめていた。
スキル能力にヒールが追加されている。
ヒールってあれだよね。
体力なんかを回復させるやつだ。
そうだよ。そのヒールに違いない。
僕は自分が知っているヒールの力を頭に思い浮かべていた。
そして、ある可能性に気づいた。
もしそうなら、すごいことになるのかも!
さっそく僕は、死んでしまっているミルヴァさんのもとに駆けつける。
どうすればいい?
ヒールの出し方がわからない。
でも、きっとそう。
『回避』のときと同じように、ライトを発動されれば、きっと『ヒール』が自動的に使えるはずだ。
僕は動かなくなってしまっているミルヴァさんに手を当てた。
そして心の中で唱える。
『ライト』!
するといつも通り、僕の体が無駄に輝きはじめた。
ぼくの目論見はこうだ。
ヒールには回復効果がある。
ミルヴァさんを回復させてみれば、もしかすると……。生き返るのでは……。
無駄かもしれないが、やってみる価値はある。
一般に、死んでしまっている人に対してはヒールなど効果がないと言われている。
けれど、やってみなければわからないじゃないか。
ミルヴァさんの呼吸が止まってしまっていても、細胞までは死に絶えていないのかも……。
輝いた僕の体から、光の粒子がミルヴァさんの体へと移行していく。
僅かな望みを持ちながら、僕は必死に体を輝かし続ける。
すると……。
もしかして!
僕の光がミルヴァさんへと伝わっていくと、微かに何かが動いたように思えた。
何だ? 何が動いているんだ?
時間が立つと、やがてその動きが明らかになってきた。
そうだ。
微かに動いているのはミルヴァさんの口元だった。
くちびるが微かに震えている。
それに呼応するように、次は閉じられたまぶたが揺れはじめる。
『ライト』!
僕はもう一度ライトを唱える。
「うっ」
ついにはミルヴァさんの口が開き、声がもれた。
「ミルヴァさん!」
僕はミルヴァさんを抱きしめ名前を呼んだ。
戻ってきて!
ミルヴァさん、こちらの世界に戻ってきて!
ミルヴァさんは戦う前に、こんなことを言っていた。
──きっとラッキーなことが起こる──
今こそ、そのラッキーなこと、起こってくれよ!
光の粒子がミルヴァさんを包み込む。
やわらかい膜が彼女を覆う。
「こ、ここは……」
奇跡だった。ミルヴァさんの目が開いたのだ。
「やった! ミルヴァさん、僕の声が聞こえますか?」
彼女はじっと僕の顔を見た。
「うん。聞こえる」
やがてミルヴァさんは、自分の足で地面に立った。ふらつくこともなく、しっかりと立っている。
手や足を動かして、自分の状態を確認し始める。
「大丈夫。どこも何ともないみたい」
ミルヴァさんは笑顔で話す。
「確か私……、レッドドラゴンに……。私、死んだはずだと思っていたけど、まだ生きているのね?」
「ええ、ミルヴァさんは生きてますよ」
嬉しくなった僕も笑顔で返す。
「すごく心地のいい光を浴びながら体が回復していくのが分かったけど、マルコスが私に何かしてくれたの?」
「ええ。たった今使えるようになったヒールをかけたのです」
「ヒール? 回復術のヒール? それを私に……?」
「はい」
「でも、ヒールは死んだ人間を生き返らせることなどできないわよ」
「僕もそう思ったのですが、やってみるとなぜかできたのです」
「す、すごい……。もしそれが本当なら……、マルコス、これはすごいことよ。今までの常識をくつがえすようなことをあなたはしているのよ。そんなすごいヒールが使えるなんて……、あなたは一体……」
そう言いながら、ミルヴァさんは横たわるレッドドラゴンに目をやった。
「まさか、このレッドドラゴンを倒したのも、マルコスなの?」
「はい、オリハルコンの剣があったから、意外と簡単に倒せました」
「レッドドラゴンを簡単に……、あの史上最強といわれているモンスターを簡単に倒したの?」
「ええ。剣で二回突いただけですが」
「……信じられない。マルコス、あなたはやっぱりすごい剣士よ。間違いないわ……、あなたは……。選ばれし勇者になれる逸材よ」
ミルヴァさんの口からそんな言葉がもれる。
そういえばレッドドラゴンも倒される際に勇者がどうとか言っていたな。
でも。
「僕が勇者になんかなれるわけありません」
僕は即答する。
レベル3になったばかりの僕が勇者になんかなれるわけないよ。そんな勇者聞いたことない。
だいたい僕は、勇者なんかに興味ないし。
そんなことより……。
「ミルヴァさん、このレッドドラゴン、魔石に変化していないんです。おそらく、まだ命が尽きていないんだと思います」
「そうね。この状態なら、角を切り取ることができそうよ」
「でも、切り取ったとしてもレッドドラゴンが死ねば、この角も魔石の一部に変わってしまうんじゃないですか?」
「その通りだと思う。けれど、もしもレッドドラゴンが死ななかったら……」
「もう、死ぬ寸前のように思えますが」
「マルコス、あなたはヒールが使えるのよね。私をよみがえらせたヒールを」
「……」
「そのヒールをレッドドラゴンに当てるのよ。そうすればドラゴンは復活し、死に絶えることはないと思うわ」
そうか。
僕にはヒールがあるんだ。
ミルヴァさんを生き返らせたヒールを使えば、レッドドラゴンも死ななくて済むかも。
「わかりました。では角を取って、レッドドラゴンにヒールをかけたら、僕たちは急いで逃げ帰りましょう」
僕はそう言うと、あらためてオリハルコンの剣を握りしめた。
剣の刃が、青白く輝いた。
「剣刃が輝いているわ! 私なんかよりマルコスに持たれることで、剣が喜んでいるように見える」
ミルヴァさんは僕とオリハルコンの剣とを見比べながら、驚いた様子でそんなことを言ったのだった。
冒険者マルコス LV3
【攻撃力】 6
【魔力】 0
【体力】 10
【スキル】 レベル3
【スキルランク】 S
【スキル能力】
・体を輝かせる
・回避
・ヒール
【持ち物】
・アイテムボックス
・オリハルコンの剣
───────────────
僕は自分のステイタスを見つめていた。
スキル能力にヒールが追加されている。
ヒールってあれだよね。
体力なんかを回復させるやつだ。
そうだよ。そのヒールに違いない。
僕は自分が知っているヒールの力を頭に思い浮かべていた。
そして、ある可能性に気づいた。
もしそうなら、すごいことになるのかも!
さっそく僕は、死んでしまっているミルヴァさんのもとに駆けつける。
どうすればいい?
ヒールの出し方がわからない。
でも、きっとそう。
『回避』のときと同じように、ライトを発動されれば、きっと『ヒール』が自動的に使えるはずだ。
僕は動かなくなってしまっているミルヴァさんに手を当てた。
そして心の中で唱える。
『ライト』!
するといつも通り、僕の体が無駄に輝きはじめた。
ぼくの目論見はこうだ。
ヒールには回復効果がある。
ミルヴァさんを回復させてみれば、もしかすると……。生き返るのでは……。
無駄かもしれないが、やってみる価値はある。
一般に、死んでしまっている人に対してはヒールなど効果がないと言われている。
けれど、やってみなければわからないじゃないか。
ミルヴァさんの呼吸が止まってしまっていても、細胞までは死に絶えていないのかも……。
輝いた僕の体から、光の粒子がミルヴァさんの体へと移行していく。
僅かな望みを持ちながら、僕は必死に体を輝かし続ける。
すると……。
もしかして!
僕の光がミルヴァさんへと伝わっていくと、微かに何かが動いたように思えた。
何だ? 何が動いているんだ?
時間が立つと、やがてその動きが明らかになってきた。
そうだ。
微かに動いているのはミルヴァさんの口元だった。
くちびるが微かに震えている。
それに呼応するように、次は閉じられたまぶたが揺れはじめる。
『ライト』!
僕はもう一度ライトを唱える。
「うっ」
ついにはミルヴァさんの口が開き、声がもれた。
「ミルヴァさん!」
僕はミルヴァさんを抱きしめ名前を呼んだ。
戻ってきて!
ミルヴァさん、こちらの世界に戻ってきて!
ミルヴァさんは戦う前に、こんなことを言っていた。
──きっとラッキーなことが起こる──
今こそ、そのラッキーなこと、起こってくれよ!
光の粒子がミルヴァさんを包み込む。
やわらかい膜が彼女を覆う。
「こ、ここは……」
奇跡だった。ミルヴァさんの目が開いたのだ。
「やった! ミルヴァさん、僕の声が聞こえますか?」
彼女はじっと僕の顔を見た。
「うん。聞こえる」
やがてミルヴァさんは、自分の足で地面に立った。ふらつくこともなく、しっかりと立っている。
手や足を動かして、自分の状態を確認し始める。
「大丈夫。どこも何ともないみたい」
ミルヴァさんは笑顔で話す。
「確か私……、レッドドラゴンに……。私、死んだはずだと思っていたけど、まだ生きているのね?」
「ええ、ミルヴァさんは生きてますよ」
嬉しくなった僕も笑顔で返す。
「すごく心地のいい光を浴びながら体が回復していくのが分かったけど、マルコスが私に何かしてくれたの?」
「ええ。たった今使えるようになったヒールをかけたのです」
「ヒール? 回復術のヒール? それを私に……?」
「はい」
「でも、ヒールは死んだ人間を生き返らせることなどできないわよ」
「僕もそう思ったのですが、やってみるとなぜかできたのです」
「す、すごい……。もしそれが本当なら……、マルコス、これはすごいことよ。今までの常識をくつがえすようなことをあなたはしているのよ。そんなすごいヒールが使えるなんて……、あなたは一体……」
そう言いながら、ミルヴァさんは横たわるレッドドラゴンに目をやった。
「まさか、このレッドドラゴンを倒したのも、マルコスなの?」
「はい、オリハルコンの剣があったから、意外と簡単に倒せました」
「レッドドラゴンを簡単に……、あの史上最強といわれているモンスターを簡単に倒したの?」
「ええ。剣で二回突いただけですが」
「……信じられない。マルコス、あなたはやっぱりすごい剣士よ。間違いないわ……、あなたは……。選ばれし勇者になれる逸材よ」
ミルヴァさんの口からそんな言葉がもれる。
そういえばレッドドラゴンも倒される際に勇者がどうとか言っていたな。
でも。
「僕が勇者になんかなれるわけありません」
僕は即答する。
レベル3になったばかりの僕が勇者になんかなれるわけないよ。そんな勇者聞いたことない。
だいたい僕は、勇者なんかに興味ないし。
そんなことより……。
「ミルヴァさん、このレッドドラゴン、魔石に変化していないんです。おそらく、まだ命が尽きていないんだと思います」
「そうね。この状態なら、角を切り取ることができそうよ」
「でも、切り取ったとしてもレッドドラゴンが死ねば、この角も魔石の一部に変わってしまうんじゃないですか?」
「その通りだと思う。けれど、もしもレッドドラゴンが死ななかったら……」
「もう、死ぬ寸前のように思えますが」
「マルコス、あなたはヒールが使えるのよね。私をよみがえらせたヒールを」
「……」
「そのヒールをレッドドラゴンに当てるのよ。そうすればドラゴンは復活し、死に絶えることはないと思うわ」
そうか。
僕にはヒールがあるんだ。
ミルヴァさんを生き返らせたヒールを使えば、レッドドラゴンも死ななくて済むかも。
「わかりました。では角を取って、レッドドラゴンにヒールをかけたら、僕たちは急いで逃げ帰りましょう」
僕はそう言うと、あらためてオリハルコンの剣を握りしめた。
剣の刃が、青白く輝いた。
「剣刃が輝いているわ! 私なんかよりマルコスに持たれることで、剣が喜んでいるように見える」
ミルヴァさんは僕とオリハルコンの剣とを見比べながら、驚いた様子でそんなことを言ったのだった。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
チート魅了スキルで始まる、美少女たちとの異世界ハーレム生活
仙道
ファンタジー
ごく普通の会社員だった佐々木健太は、異世界へ転移してして、あらゆる女性を無条件に魅了するチート能力を手にする。
彼はこの能力で、女騎士セシリア、ギルド受付嬢リリア、幼女ルナ、踊り子エリスといった魅力的な女性たちと出会い、絆を深めていく。
ドラゴネット興隆記
椎井瑛弥
ファンタジー
ある世界、ある時代、ある国で、一人の若者が領地を取り上げられ、誰も人が住まない僻地に新しい領地を与えられた。その領地をいかに発展させるか。周囲を巻き込みつつ、周囲に巻き込まれつつ、それなりに領地を大きくしていく。
ざまぁっぽく見えて、意外とほのぼのです。『新米エルフとぶらり旅』と世界観は共通していますが、違う時代、違う場所でのお話です。
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
【状態異常耐性】を手に入れたがパーティーを追い出されたEランク冒険者、危険度SSアルラウネ(美少女)と出会う。そして幸せになる。
シトラス=ライス
ファンタジー
万年Eランクで弓使いの冒険者【クルス】には目標があった。
十数年かけてため込んだ魔力を使って課題魔法を獲得し、冒険者ランクを上げたかったのだ。
そんな大事な魔力を、心優しいクルスは仲間の危機を救うべく"状態異常耐性"として使ってしまう。
おかげで辛くも勝利を収めたが、リーダーの魔法剣士はあろうことか、命の恩人である彼を、嫉妬が原因でパーティーから追放してしまう。
夢も、魔力も、そしてパーティーで唯一慕ってくれていた“魔法使いの後輩の少女”とも引き離され、何もかもをも失ったクルス。
彼は失意を酩酊でごまかし、死を覚悟して禁断の樹海へ足を踏み入れる。そしてそこで彼を待ち受けていたのは、
「獲物、来ましたね……?」
下半身はグロテスクな植物だが、上半身は女神のように美しい危険度SSの魔物:【アルラウネ】
アルラウネとの出会いと、手にした"状態異常耐性"の力が、Eランク冒険者クルスを新しい人生へ導いて行く。
*前作DSS(*パーティーを追い出されたDランク冒険者、声を失ったSSランク魔法使い(美少女)を拾う。そして癒される)と設定を共有する作品です。単体でも十分楽しめますが、前作をご覧いただくとより一層お楽しみいただけます。
また三章より、前作キャラクターが多数登場いたします!
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
A級パーティから追放された俺はギルド職員になって安定した生活を手に入れる
国光
ファンタジー
A級パーティの裏方として全てを支えてきたリオン・アルディス。しかし、リーダーで幼馴染のカイルに「お荷物」として追放されてしまう。失意の中で再会したギルド受付嬢・エリナ・ランフォードに導かれ、リオンはギルド職員として新たな道を歩み始める。
持ち前の数字感覚と管理能力で次々と問題を解決し、ギルド内で頭角を現していくリオン。一方、彼を失った元パーティは内部崩壊の道を辿っていく――。
これは、支えることに誇りを持った男が、自らの価値を証明し、安定した未来を掴み取る物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる