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信頼できる魔族も信頼できる人間もいない
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地面の中で目を開いていても痛くない。
大小様々な石やら木の根、ゴツゴツとした岩、茶色から黒っぽく変化していく土の中をするりと潜って、オレは泳いでいく。息が出来ないのは水中と同じ、泳ぐ速度もそう変わらないとすれば、息継ぎなしで進めるのは十四、五メートルぐらいがいいところ。
そう思うと必死だった。
『よく聞け、スケベ虫! 助けてやるんじゃないんだからな! そこを勘違いするなよ!』
声が聞こえた。
呼吸のために地面に手を出すと、そのまま全身が地中からするりと抜け出る。よくわからないが土まみれにも泥まみれにもなっていなかった。泳いできた地面は硬く、再び潜ろうにもただの地面に戻っている。
「どこに消えた!?」
「地面に吸い込まれたように見えましたが」
「探せ! 逃がすな!」
兵士たちの騒ぐ声が遠くない。
「……」
考えている余裕はなかった。
一瞬でも見失っている間にと、オレは足音に注意しながら再び逃げる。踏みしめた大地から声が聞こえることはもうなかった。とりあえず屋敷の煙を目印にあまり離れすぎないように走る。
ルーヴァと合流したい。
ランナの命令が今も生きていれば、朝を迎えるまで待てば兵士たちも撤退するだろうと思うのだが、狙いの魔王の娘と出会ってしまったとなると、素直に退いてくれるかわからない。
戦っていると言っていた。
ルーヴァが負けることは考えたくない。マリが魔族最強というのならそう簡単に負けはしないだろうとは思うのだが、しかし、オレなんかよりよほど魔族の情報を持っているであろう人間が魔王の娘を捕まえようとしているのは事実。
勝算があっての行動のはずだ。
「魔素結晶」
オレは宝石箱から取り出した宝石を調べる。ひとつひとつ叩いて調べる。見分け方がわからなくても物の声を聞けば。
ひとつ、混ざっていた。
とりわけ大きいが、輝きは鈍い石だった。ルーヴァが使ったときは宝石もまとめて潰されてしまったので区別できなかったが、比べてみると以外と違った。なんというか、ガラス的な脆さを感じる。宝石としては偽物っぽいってことだが。
「……」
割って使ってたよな。
人間が割ったらどうなるのだろう。
精霊界と魔界、元をたどれば同じ人間という説明が本当なら、魔素とやらは人間にも扱えるのではないかという気がする。数千年前とは言っていたが、魔族と人間がまったく別の生き物に進化するには十分な時間とは思えない。
最初に落とされたときは人間だった訳だ。
魔素を取り込むことで魔族になった。そう考えるのが自然なような気がする。すべての人間がそうなれたかはわからないが、魔界に適応した人間の末裔が今の魔族なのではないか。
オレが魔族になれれば。
「やっと見つけたよ」
「!?」
木陰に身を潜めていた頭上からの声に緊張するが、飛び降りてきた腕の多い女の姿に少なからず安堵した。マリである。
「なにがあったか、は聞かないけどね」
オレの姿を見て残念そうに言う。
「ありがとうございます」
女装だった。
「魔素結晶かい? 純度は低いようだけど、サイズはなかなかのものだね。もらっておくよ」
腕の一本が伸びてオレが眺めていた石を摘むと軽々と割った。使える魔族に使ってもらった方が実際はいい。ちょっと追いつめられて危険な思考に突っ走っていた。
魔素が濃いと人間は死ぬ前提である。
「あんたを見つけられて良かった。あたしが下手に魔力を使って戦うと周囲を巻き込むからね。このまま逃げられればいいんだが」
そう言いながら、マリは複数の腕を器用に使ってオレを背中側に持ち上げていく。後ろから見るとそれは背骨に沿って八本、背中に四本、肩から出ている普通の腕と合わせると十四本の腕があるようだった。配置は左右対称だが、太さはバラつきがある。間接の数はかなり多い。
見てるだけでこんがらがる光景だ。
「あの、ルーヴァは」
「魔力不足でも負けはしない」
マリはオレの不安がわかってるようで即座に答える。腕を六本使って腰と足と腕を固定して背負ったような感じにされる。
「魔王の娘がそんなに弱かったら、こっちに攻め込む前に魔王が引きずり下ろされてたさ。あいつは娘を溺愛していたからね。母親たちは魔界に置いてきても、娘たちとは離れられなかったぐらいだよ」
「そうなんですか」
魔王をあいつ呼ばわりなんだ。
「結果、男を知らずに育って、人間を魔王にするとか言い出した訳だけどね。死んだあいつがどう思うか、正直、あたしは可笑しくてたまらないけどね」
「す、すみません」
「あんたが謝ることじゃないよ」
そう言いながら、マリは木の上に駆け上がり、森の上を移動していく。これならよほど気付かれても人間には追ってこれない。
「ヨニのことは悪かったね。あたしがちゃんと目を配れなかった。あたしの責任だよ」
「聞いたんですか」
「あの子が自分から喋ったよ。悪いことをしていると思いながら、母親のためにどうしようもなかったみたいだね。父親を殺してくれたことを感謝してたよ」
「感謝されるようなことはなにも……」
残酷なことをしただけだ。
「奴隷を解放するんだって?」
「え? あ」
ルーヴァが言ったのだろうか。
「最終目標なのはわかるよ。簡単なことじゃない。あたしならまず面倒で考える前に諦めるようなことだ。達成できなくても文句は言わない。女を口説くのに話を盛るのは男の常さ」
マリは腕の一本でオレの尻を叩いた。
「う」
「けどね。ヨニの話を聞いて、必要なことだとは思ったよ。あんたたちの旅に、あの子を連れて行ってやってくれないかい?」
「それはどういう」
「あの子が売った子供らを探してほしいんだよ」
「……」
マリの言葉にオレは黙る。
即答はできない。
「奴隷のあんただ。生きてない可能性を考えるのは当然だろうね。あたしもそう思うよ。探してくれればいい。あの子の生きる目的としてさ」
「オレは」
正直に言って引き受けたくなかった。
「恨んでいるのかい? そんな小さいことにこだわって魔王になれるのかね?」
「娘を溺愛してるのとそんなに差はない、と」
「はっはっは、そりゃそうだ」
オレの反論にマリは大笑いした。
「言い方が悪かったね。あんたがあの子を恨むのは別にいいのさ。大事なことはあの子があんたに感謝してるってことさ」
「感謝?」
「そうさ。だから、それを利用するんだよ」
一帯の森を抜けて、屋敷の煙がかなり遠くなったところで、マリはふたたび地面に降りる。腕でゆっくりとオレを立たせて、向き合った。
「魔王になる人間として、あたしがひとつ教えておくことは、信頼できる魔族も信頼できる人間もいないってことだね」
「いないんですか」
前世からなんとなくわかっているが、そう突きつけられると不安しかない。千人に一人、いや、万人に一人ぐらいいてもいいのでは。
「いない」
マリはキッパリと頷いた。
「あんたはこれから魔王というものの意味を知ることになる。周りはすべて敵だと思うだろう。そして事実ほとんど敵だよ」
「……」
聞きたくなかった。
「敵だからこそ、使いな」
「使う」
「あんたの目的は一人じゃ達成できやしない。だから敵は冷徹に使うんだ。味方を集めても数が足りない。敵を取り込むんだよ。感情を読んで、それを利用するだけでいい。その顔だ。やればできる。武力のみであいつは死んだ。あんたはそっちに向かっちゃいけないよ」
マリはそう言って、オレの顔を掴むとキスをしてきた。唇をくっつけるだけの、挨拶的なものだったが、正直ドキドキした。
ミネアの唇を奪ったときよりも。
「責任を取るからね」
「え?」
「ヨニの件、いずれ許してやってよ」
戸惑うオレの目の前で、マリが十四本の腕にぐっと力を込めた。背中側の腕には袖がないので黒い肌で盛り上がる筋肉が見える。
おそらく魔力なのだろう。輝いていた。
「獣車は反対側だ。走りな」
「!」
寒気に襲われて、オレは駆けだした。
グォン。
空から響くような音に振り返ると、マリが地面にすべての拳を振り下ろしていて、その向こうで地面が波打ち、凹んでいく。その後は轟音と爆風でなにもわからなかった。
オレは吹き飛ばされ、転がりながら走る。
大小様々な石やら木の根、ゴツゴツとした岩、茶色から黒っぽく変化していく土の中をするりと潜って、オレは泳いでいく。息が出来ないのは水中と同じ、泳ぐ速度もそう変わらないとすれば、息継ぎなしで進めるのは十四、五メートルぐらいがいいところ。
そう思うと必死だった。
『よく聞け、スケベ虫! 助けてやるんじゃないんだからな! そこを勘違いするなよ!』
声が聞こえた。
呼吸のために地面に手を出すと、そのまま全身が地中からするりと抜け出る。よくわからないが土まみれにも泥まみれにもなっていなかった。泳いできた地面は硬く、再び潜ろうにもただの地面に戻っている。
「どこに消えた!?」
「地面に吸い込まれたように見えましたが」
「探せ! 逃がすな!」
兵士たちの騒ぐ声が遠くない。
「……」
考えている余裕はなかった。
一瞬でも見失っている間にと、オレは足音に注意しながら再び逃げる。踏みしめた大地から声が聞こえることはもうなかった。とりあえず屋敷の煙を目印にあまり離れすぎないように走る。
ルーヴァと合流したい。
ランナの命令が今も生きていれば、朝を迎えるまで待てば兵士たちも撤退するだろうと思うのだが、狙いの魔王の娘と出会ってしまったとなると、素直に退いてくれるかわからない。
戦っていると言っていた。
ルーヴァが負けることは考えたくない。マリが魔族最強というのならそう簡単に負けはしないだろうとは思うのだが、しかし、オレなんかよりよほど魔族の情報を持っているであろう人間が魔王の娘を捕まえようとしているのは事実。
勝算があっての行動のはずだ。
「魔素結晶」
オレは宝石箱から取り出した宝石を調べる。ひとつひとつ叩いて調べる。見分け方がわからなくても物の声を聞けば。
ひとつ、混ざっていた。
とりわけ大きいが、輝きは鈍い石だった。ルーヴァが使ったときは宝石もまとめて潰されてしまったので区別できなかったが、比べてみると以外と違った。なんというか、ガラス的な脆さを感じる。宝石としては偽物っぽいってことだが。
「……」
割って使ってたよな。
人間が割ったらどうなるのだろう。
精霊界と魔界、元をたどれば同じ人間という説明が本当なら、魔素とやらは人間にも扱えるのではないかという気がする。数千年前とは言っていたが、魔族と人間がまったく別の生き物に進化するには十分な時間とは思えない。
最初に落とされたときは人間だった訳だ。
魔素を取り込むことで魔族になった。そう考えるのが自然なような気がする。すべての人間がそうなれたかはわからないが、魔界に適応した人間の末裔が今の魔族なのではないか。
オレが魔族になれれば。
「やっと見つけたよ」
「!?」
木陰に身を潜めていた頭上からの声に緊張するが、飛び降りてきた腕の多い女の姿に少なからず安堵した。マリである。
「なにがあったか、は聞かないけどね」
オレの姿を見て残念そうに言う。
「ありがとうございます」
女装だった。
「魔素結晶かい? 純度は低いようだけど、サイズはなかなかのものだね。もらっておくよ」
腕の一本が伸びてオレが眺めていた石を摘むと軽々と割った。使える魔族に使ってもらった方が実際はいい。ちょっと追いつめられて危険な思考に突っ走っていた。
魔素が濃いと人間は死ぬ前提である。
「あんたを見つけられて良かった。あたしが下手に魔力を使って戦うと周囲を巻き込むからね。このまま逃げられればいいんだが」
そう言いながら、マリは複数の腕を器用に使ってオレを背中側に持ち上げていく。後ろから見るとそれは背骨に沿って八本、背中に四本、肩から出ている普通の腕と合わせると十四本の腕があるようだった。配置は左右対称だが、太さはバラつきがある。間接の数はかなり多い。
見てるだけでこんがらがる光景だ。
「あの、ルーヴァは」
「魔力不足でも負けはしない」
マリはオレの不安がわかってるようで即座に答える。腕を六本使って腰と足と腕を固定して背負ったような感じにされる。
「魔王の娘がそんなに弱かったら、こっちに攻め込む前に魔王が引きずり下ろされてたさ。あいつは娘を溺愛していたからね。母親たちは魔界に置いてきても、娘たちとは離れられなかったぐらいだよ」
「そうなんですか」
魔王をあいつ呼ばわりなんだ。
「結果、男を知らずに育って、人間を魔王にするとか言い出した訳だけどね。死んだあいつがどう思うか、正直、あたしは可笑しくてたまらないけどね」
「す、すみません」
「あんたが謝ることじゃないよ」
そう言いながら、マリは木の上に駆け上がり、森の上を移動していく。これならよほど気付かれても人間には追ってこれない。
「ヨニのことは悪かったね。あたしがちゃんと目を配れなかった。あたしの責任だよ」
「聞いたんですか」
「あの子が自分から喋ったよ。悪いことをしていると思いながら、母親のためにどうしようもなかったみたいだね。父親を殺してくれたことを感謝してたよ」
「感謝されるようなことはなにも……」
残酷なことをしただけだ。
「奴隷を解放するんだって?」
「え? あ」
ルーヴァが言ったのだろうか。
「最終目標なのはわかるよ。簡単なことじゃない。あたしならまず面倒で考える前に諦めるようなことだ。達成できなくても文句は言わない。女を口説くのに話を盛るのは男の常さ」
マリは腕の一本でオレの尻を叩いた。
「う」
「けどね。ヨニの話を聞いて、必要なことだとは思ったよ。あんたたちの旅に、あの子を連れて行ってやってくれないかい?」
「それはどういう」
「あの子が売った子供らを探してほしいんだよ」
「……」
マリの言葉にオレは黙る。
即答はできない。
「奴隷のあんただ。生きてない可能性を考えるのは当然だろうね。あたしもそう思うよ。探してくれればいい。あの子の生きる目的としてさ」
「オレは」
正直に言って引き受けたくなかった。
「恨んでいるのかい? そんな小さいことにこだわって魔王になれるのかね?」
「娘を溺愛してるのとそんなに差はない、と」
「はっはっは、そりゃそうだ」
オレの反論にマリは大笑いした。
「言い方が悪かったね。あんたがあの子を恨むのは別にいいのさ。大事なことはあの子があんたに感謝してるってことさ」
「感謝?」
「そうさ。だから、それを利用するんだよ」
一帯の森を抜けて、屋敷の煙がかなり遠くなったところで、マリはふたたび地面に降りる。腕でゆっくりとオレを立たせて、向き合った。
「魔王になる人間として、あたしがひとつ教えておくことは、信頼できる魔族も信頼できる人間もいないってことだね」
「いないんですか」
前世からなんとなくわかっているが、そう突きつけられると不安しかない。千人に一人、いや、万人に一人ぐらいいてもいいのでは。
「いない」
マリはキッパリと頷いた。
「あんたはこれから魔王というものの意味を知ることになる。周りはすべて敵だと思うだろう。そして事実ほとんど敵だよ」
「……」
聞きたくなかった。
「敵だからこそ、使いな」
「使う」
「あんたの目的は一人じゃ達成できやしない。だから敵は冷徹に使うんだ。味方を集めても数が足りない。敵を取り込むんだよ。感情を読んで、それを利用するだけでいい。その顔だ。やればできる。武力のみであいつは死んだ。あんたはそっちに向かっちゃいけないよ」
マリはそう言って、オレの顔を掴むとキスをしてきた。唇をくっつけるだけの、挨拶的なものだったが、正直ドキドキした。
ミネアの唇を奪ったときよりも。
「責任を取るからね」
「え?」
「ヨニの件、いずれ許してやってよ」
戸惑うオレの目の前で、マリが十四本の腕にぐっと力を込めた。背中側の腕には袖がないので黒い肌で盛り上がる筋肉が見える。
おそらく魔力なのだろう。輝いていた。
「獣車は反対側だ。走りな」
「!」
寒気に襲われて、オレは駆けだした。
グォン。
空から響くような音に振り返ると、マリが地面にすべての拳を振り下ろしていて、その向こうで地面が波打ち、凹んでいく。その後は轟音と爆風でなにもわからなかった。
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