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萌え女たち
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「……う、うっ、えぐぅ、うっぅぅぅう」
「……」
ルーヴァ、泣きすぎだと思う。
プロポーズからしばらく、オレは獣車を走らせながら、ともかく落ち着いてくれるのを待っていたのだが、どうも涙が止まらない。
ぶっちゃけ、そんなに泣くことなのか?
いや、感激してくれるのはとても嬉しい。しかし、泣くほどかというとそこまでの関係性はオレたちにはまだないと思うのだ。まともな恋愛成就としてはスピーディなぐらいで。
「「……」」
振り返ってみるとニュドの一つ目も、ヨニの二つ目も微妙に困惑している。なんて言っていいのかわからない風。魔族特有の感情の高ぶりで人間だから共感できないとかではないようだ。
「……うああああっ、あああっ!」
遂に空に向かって吠えるように泣き出した。
「ルーヴァ、大丈夫」
「ああああっ、テオぉぉおぉおおおっ!」
「うん。テオだよ。横にいるよ」
「ああああああああっ!」
止まりそうにない。
ルーヴァの魔力に由来するんだろうか。すぐ鼻血を出すような過剰な興奮の反応と同様、感情が高ぶるとそれに引っ張られる。ありそうだ。
最初から感情表現強めだし。
「……」
不安になってきた。
プロポーズしたこと自体に後悔はないが、これからずっと一緒にやっていけるのか心配になってくる。プラスの感情が制御できないのはまぁいいんだが、マイナスの感情に切り替わったらと思うと、ちょっと考えたくないような事態に。
夫婦喧嘩とかさ。
「……ぐすっ、すん」
小一時間、ルーヴァはようやく落ち着いた。
「ごめんね。わたしったら、嬉しくって」
「うん」
あれだけ泣いたのに、普通っぽい。
「それで、子供はいつ作る?」
「ん? ごめん、なんて?」
もちろん聞こえてたが、ちょっと冗談を上手く返せる自信がなかった。プロポーズ後の最初の行動としてはアグレッシブすぎる。
「魔族はいつでも妊娠できるから」
ルーヴァは真面目に言っているみたいだった。
「それは……」
オレはその顔を見つめて真面目に答えるしかないと腹を括る。荷台の二人がわりと真面目な目でこっちを見てるのもあったのだが。
「子育てを安全にできる環境が整ったら、じゃないか? 少なくともルーヴァは新たな魔王が決まるまで人間からも魔族からも狙われる訳で」
「魔界なら普通よ?」
「そう?」
「むしろ環境はいいぐらい」
「……」
過酷な人生を送ってるな!
「……」
ニュドがわりと力強く頷いている。
「いや、でも妊娠期間のルーヴァ自身の安全がさ、魔王になるとは言ったけど、オレは強くもないし、最低限、護衛がいないとどうにも」
「七日で出産できるから、それほど問題には」
ルーヴァは少し考えて言う。
「七日!?」
「人間は長いらしいわね」
ケロッとした表情で言っている。
「国境を越えて、しばらくは情報収集をしつつ潜伏することになると思うのね。わたしが脱獄したことを知れば、姉妹たちも動くだろうから、それを見極めて、目的地を変えるために。だから、その期間は比較的することがないと思うのよ。派手に行動もできないんだから、子作りにはいい機会だと思うでしょう」
「そうなるのかな?」
オレは曖昧なことを言うしかなかった。
落ち着け。
子作りという行為はまったくもって歓迎すべきことだが、そんな理詰めでスケジュールを組まれると興奮するものも興奮しない。国境を越えたら子供を作って七日後には子育てスタートとか新婚期間まったくないじゃん。
魔王になるよ?
奴隷も解放するよ?
子育てもついてくるよ?
「……」
過酷さがオレの想像力の限度を超えてる。
いや、だって前世のオレ孤独だし。
子育てとか生き続けても無理な人生だったし。
第一、オレの子供なんてオレが不安だ。どんなクズに育つかたまったもんじゃない。イケメンが遺伝しなくて前世の顔準拠とかそういう女神の悪戯の不安もある。
軽々しく「はい」とは言えない。
しかし、下手に断ったらルーヴァの感情表現が過剰に爆発することも考えられる。プロポーズで小一時間泣いたのだから、子作りを拒否ったらどうなることか、命の危険すら感じる。
なんで?
なんで兵士に追われてる時より不安なの?
「!」
オレはハッと思い出す。
重大なことを忘れていた、子作りは無理。
「ルーヴァ」
オレは子供たちに配慮して耳打ちする。
「なに、あなた?」
ルーヴァは小首を傾げた。
ああ、めっちゃオレの新妻可愛い、けど。
「あのさ、性行為ができなくない?」
言わなければならない。
「!」
「少なくとも、オレがルーヴァに触れない状況では子作りは現実的じゃないと思うんだ。魔族も、生殖はそうなんだよね? たぶん」
元が同じ人間なら。
「テオ」
ルーヴァの顔から血の気が引く。
「雷に耐えながら……」
「無理だと思うよ」
「け、経験豊富なんでしょう?」
「いや、経験したことないから気絶したでしょ」
「慣れて」
「慣れる前に死にかねないから」
「……」
ルーヴァは御者台から荷台に移って、座り込んでしまう。ニュドが気遣うように背中をさすっていたが、プロポーズの喜びが一気に吹き飛んだ空気である。なんでこんなことに。
「夜明けです」
ヨニが静かに言った。
「うん」
満開の精霊樹の花びらが太陽に照らされて虹色に輝きはじめる。世界が明るく照らし出される、精霊界の春の朝は見ても美しい。
魔族の生態を早めに知れたのは収穫だ。
イケメンで下手に調子に乗るとすぐに子供がどんどん出来てしまうというのは、魔王になるに当たって、国を乱さない重要な視点である。マジで後先考えないと死ぬ。
「テオ」
ルーヴァがつぶやいた。
「うん?」
「こんなに萌えてるのに生殺しなんて耐えられない。考えるから、ちゃんと考えるからね?」
「うん」
夫婦としては乗り越えねばならない壁だが。
「き、聞いたぞ」
振り返ると縛られて魔法で身動きのとれないランナが目を開いていた。どこから聞いていたのだろうか。冷静に考えると、第三者がいる場所でプロポーズとか恥ずかしいんだが。
「つまり、私が先にテオと子供を作れば魔王のお嫁さんなのだな。ふふ、面白くなってきた」
「なにを聞いてたの?」
なにも面白くなっていない。
「目を覚ますなりなんのつもりよ?」
ルーヴァが立ち上がった。
「ずっと聞いていた。結婚おめでとう」
「ずっとですか!?」
そしてなんで祝福してるの。
「ありがとう」
ルーヴァはこっくりと頷いた。
「そこは受け入れるんだ!?」
なんなんだ、この戦うボケ女合戦は。
「精霊騎士、あなたがテオを狙うのは女としてもう仕方のないことだと思うけど、その状態からどうやって自由を得るつもりなのかしら? わたしの気持ちひとつで、命だって」
「私はテオに着せたい服がいっぱいある!」
ルーヴァの脅迫に、ランナは強気に返した。
「なんですって!?」
「そんなに驚くところなの?」
オレにはもう二人のやりとりが意味不明だ。
「今、テオが着ているその服は私が作ったものだ。そして今もその姿を見ているだけで新しい着想が止まらない。わかるか? ルーヴァ・パティ。私を殺せば、テオの可愛い姿はもう見れないんだぞ! それでいいのか!」
ランナは脅迫してるみたいだった。
死んだな。もう庇いきれない。
ヨニの父親に比べればやられたことは大したことないし、トイレシーンを見てしまった良心の呵責もあって殺すのを止めたが、もうちょっと無理だろう。生きるために空気を呼んでくれ。
「ああっ」
だが、ルーヴァは頭を抱えて悩んでいた。
「萌えているんだろ。私にはわかる」
「あなたも萌え女なのね!」
「わかるはずだ。自分で言うのも気恥ずかしいが、私の才能は稀有だぞ!」
「ランナ・ドブレ! おそろしい女っ!」
「……」
なんなのこの萌え女たち。
空気を読めてないのはオレなのだろうか。
「テオ、これからタイヘンです」
ヨニがポンポンとオレの背中を叩いた。
「君が気遣ってくれるんだ」
「ヨニを選んでもいいですよ?」
「……」
この面子、ダメだ。
すべてがややこしくなる予感しかしない。
「……」
ルーヴァ、泣きすぎだと思う。
プロポーズからしばらく、オレは獣車を走らせながら、ともかく落ち着いてくれるのを待っていたのだが、どうも涙が止まらない。
ぶっちゃけ、そんなに泣くことなのか?
いや、感激してくれるのはとても嬉しい。しかし、泣くほどかというとそこまでの関係性はオレたちにはまだないと思うのだ。まともな恋愛成就としてはスピーディなぐらいで。
「「……」」
振り返ってみるとニュドの一つ目も、ヨニの二つ目も微妙に困惑している。なんて言っていいのかわからない風。魔族特有の感情の高ぶりで人間だから共感できないとかではないようだ。
「……うああああっ、あああっ!」
遂に空に向かって吠えるように泣き出した。
「ルーヴァ、大丈夫」
「ああああっ、テオぉぉおぉおおおっ!」
「うん。テオだよ。横にいるよ」
「ああああああああっ!」
止まりそうにない。
ルーヴァの魔力に由来するんだろうか。すぐ鼻血を出すような過剰な興奮の反応と同様、感情が高ぶるとそれに引っ張られる。ありそうだ。
最初から感情表現強めだし。
「……」
不安になってきた。
プロポーズしたこと自体に後悔はないが、これからずっと一緒にやっていけるのか心配になってくる。プラスの感情が制御できないのはまぁいいんだが、マイナスの感情に切り替わったらと思うと、ちょっと考えたくないような事態に。
夫婦喧嘩とかさ。
「……ぐすっ、すん」
小一時間、ルーヴァはようやく落ち着いた。
「ごめんね。わたしったら、嬉しくって」
「うん」
あれだけ泣いたのに、普通っぽい。
「それで、子供はいつ作る?」
「ん? ごめん、なんて?」
もちろん聞こえてたが、ちょっと冗談を上手く返せる自信がなかった。プロポーズ後の最初の行動としてはアグレッシブすぎる。
「魔族はいつでも妊娠できるから」
ルーヴァは真面目に言っているみたいだった。
「それは……」
オレはその顔を見つめて真面目に答えるしかないと腹を括る。荷台の二人がわりと真面目な目でこっちを見てるのもあったのだが。
「子育てを安全にできる環境が整ったら、じゃないか? 少なくともルーヴァは新たな魔王が決まるまで人間からも魔族からも狙われる訳で」
「魔界なら普通よ?」
「そう?」
「むしろ環境はいいぐらい」
「……」
過酷な人生を送ってるな!
「……」
ニュドがわりと力強く頷いている。
「いや、でも妊娠期間のルーヴァ自身の安全がさ、魔王になるとは言ったけど、オレは強くもないし、最低限、護衛がいないとどうにも」
「七日で出産できるから、それほど問題には」
ルーヴァは少し考えて言う。
「七日!?」
「人間は長いらしいわね」
ケロッとした表情で言っている。
「国境を越えて、しばらくは情報収集をしつつ潜伏することになると思うのね。わたしが脱獄したことを知れば、姉妹たちも動くだろうから、それを見極めて、目的地を変えるために。だから、その期間は比較的することがないと思うのよ。派手に行動もできないんだから、子作りにはいい機会だと思うでしょう」
「そうなるのかな?」
オレは曖昧なことを言うしかなかった。
落ち着け。
子作りという行為はまったくもって歓迎すべきことだが、そんな理詰めでスケジュールを組まれると興奮するものも興奮しない。国境を越えたら子供を作って七日後には子育てスタートとか新婚期間まったくないじゃん。
魔王になるよ?
奴隷も解放するよ?
子育てもついてくるよ?
「……」
過酷さがオレの想像力の限度を超えてる。
いや、だって前世のオレ孤独だし。
子育てとか生き続けても無理な人生だったし。
第一、オレの子供なんてオレが不安だ。どんなクズに育つかたまったもんじゃない。イケメンが遺伝しなくて前世の顔準拠とかそういう女神の悪戯の不安もある。
軽々しく「はい」とは言えない。
しかし、下手に断ったらルーヴァの感情表現が過剰に爆発することも考えられる。プロポーズで小一時間泣いたのだから、子作りを拒否ったらどうなることか、命の危険すら感じる。
なんで?
なんで兵士に追われてる時より不安なの?
「!」
オレはハッと思い出す。
重大なことを忘れていた、子作りは無理。
「ルーヴァ」
オレは子供たちに配慮して耳打ちする。
「なに、あなた?」
ルーヴァは小首を傾げた。
ああ、めっちゃオレの新妻可愛い、けど。
「あのさ、性行為ができなくない?」
言わなければならない。
「!」
「少なくとも、オレがルーヴァに触れない状況では子作りは現実的じゃないと思うんだ。魔族も、生殖はそうなんだよね? たぶん」
元が同じ人間なら。
「テオ」
ルーヴァの顔から血の気が引く。
「雷に耐えながら……」
「無理だと思うよ」
「け、経験豊富なんでしょう?」
「いや、経験したことないから気絶したでしょ」
「慣れて」
「慣れる前に死にかねないから」
「……」
ルーヴァは御者台から荷台に移って、座り込んでしまう。ニュドが気遣うように背中をさすっていたが、プロポーズの喜びが一気に吹き飛んだ空気である。なんでこんなことに。
「夜明けです」
ヨニが静かに言った。
「うん」
満開の精霊樹の花びらが太陽に照らされて虹色に輝きはじめる。世界が明るく照らし出される、精霊界の春の朝は見ても美しい。
魔族の生態を早めに知れたのは収穫だ。
イケメンで下手に調子に乗るとすぐに子供がどんどん出来てしまうというのは、魔王になるに当たって、国を乱さない重要な視点である。マジで後先考えないと死ぬ。
「テオ」
ルーヴァがつぶやいた。
「うん?」
「こんなに萌えてるのに生殺しなんて耐えられない。考えるから、ちゃんと考えるからね?」
「うん」
夫婦としては乗り越えねばならない壁だが。
「き、聞いたぞ」
振り返ると縛られて魔法で身動きのとれないランナが目を開いていた。どこから聞いていたのだろうか。冷静に考えると、第三者がいる場所でプロポーズとか恥ずかしいんだが。
「つまり、私が先にテオと子供を作れば魔王のお嫁さんなのだな。ふふ、面白くなってきた」
「なにを聞いてたの?」
なにも面白くなっていない。
「目を覚ますなりなんのつもりよ?」
ルーヴァが立ち上がった。
「ずっと聞いていた。結婚おめでとう」
「ずっとですか!?」
そしてなんで祝福してるの。
「ありがとう」
ルーヴァはこっくりと頷いた。
「そこは受け入れるんだ!?」
なんなんだ、この戦うボケ女合戦は。
「精霊騎士、あなたがテオを狙うのは女としてもう仕方のないことだと思うけど、その状態からどうやって自由を得るつもりなのかしら? わたしの気持ちひとつで、命だって」
「私はテオに着せたい服がいっぱいある!」
ルーヴァの脅迫に、ランナは強気に返した。
「なんですって!?」
「そんなに驚くところなの?」
オレにはもう二人のやりとりが意味不明だ。
「今、テオが着ているその服は私が作ったものだ。そして今もその姿を見ているだけで新しい着想が止まらない。わかるか? ルーヴァ・パティ。私を殺せば、テオの可愛い姿はもう見れないんだぞ! それでいいのか!」
ランナは脅迫してるみたいだった。
死んだな。もう庇いきれない。
ヨニの父親に比べればやられたことは大したことないし、トイレシーンを見てしまった良心の呵責もあって殺すのを止めたが、もうちょっと無理だろう。生きるために空気を呼んでくれ。
「ああっ」
だが、ルーヴァは頭を抱えて悩んでいた。
「萌えているんだろ。私にはわかる」
「あなたも萌え女なのね!」
「わかるはずだ。自分で言うのも気恥ずかしいが、私の才能は稀有だぞ!」
「ランナ・ドブレ! おそろしい女っ!」
「……」
なんなのこの萌え女たち。
空気を読めてないのはオレなのだろうか。
「テオ、これからタイヘンです」
ヨニがポンポンとオレの背中を叩いた。
「君が気遣ってくれるんだ」
「ヨニを選んでもいいですよ?」
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