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Prologue
記憶が戻るまでの間、責任を持って面倒見させて頂きます!
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「……どうやら僕は記憶を失くしてしまったみたいです」
道路に敷かれた布団の上に半身起こした状態で、色素の薄いふわっふわの癖っ毛男性が、困ったような顔で私を見詰めてくる。
「き、おく……そーしつ?」
〝記憶喪失〟という文言が、現実味をともなわないままに頭の中に舞い降りてきた私は、パチクリと目をしばたたかせた。
「はい……」
超絶美形。ジャニーズ系も真っ青!という甘いマスクの彼に子犬のようなウルンとした目で見つめられて、私の中の母性本能がキュン♥と音を立てて覚醒したのが分かった。
彼、年齢はきっと、いま二十三歳の私より上だと思う。
思うけれど、正直なところ日本人離れした彼の外観からは、ハッキリとした年齢は分からない。
(考えたくないけど……まさか十代とかだったりしませんよね!?)
なんて思ったけれど、服装がスーツだからきっと違うはず!と思い直した。
「だっ、大丈夫です! 貴方をこんな道端で押し倒して気絶させちゃった責任は私にあるんですもの! きっ、記憶が戻るまでの間、責任を持って面倒見させて頂きます!」
とりあえずは病院へ、と思った私の手を、大きくてふんわりとした手のひらが包み込んでくる。
「有難うございます……」
その言葉に「うんうん」と頷きながら、彼の柔らかな手は労働者のものではないな?と思って。
「任せなさぁぁぁーい!」
ギュッとその手を握り返しながら、彼の王子様みたいにふんわりした見た目から、どこぞの国のプリンスか、はたまたどこかの大金持ちの御曹司様かも⁉︎と勝手な期待に胸を膨らませたのは内緒です。
道路に敷かれた布団の上に半身起こした状態で、色素の薄いふわっふわの癖っ毛男性が、困ったような顔で私を見詰めてくる。
「き、おく……そーしつ?」
〝記憶喪失〟という文言が、現実味をともなわないままに頭の中に舞い降りてきた私は、パチクリと目をしばたたかせた。
「はい……」
超絶美形。ジャニーズ系も真っ青!という甘いマスクの彼に子犬のようなウルンとした目で見つめられて、私の中の母性本能がキュン♥と音を立てて覚醒したのが分かった。
彼、年齢はきっと、いま二十三歳の私より上だと思う。
思うけれど、正直なところ日本人離れした彼の外観からは、ハッキリとした年齢は分からない。
(考えたくないけど……まさか十代とかだったりしませんよね!?)
なんて思ったけれど、服装がスーツだからきっと違うはず!と思い直した。
「だっ、大丈夫です! 貴方をこんな道端で押し倒して気絶させちゃった責任は私にあるんですもの! きっ、記憶が戻るまでの間、責任を持って面倒見させて頂きます!」
とりあえずは病院へ、と思った私の手を、大きくてふんわりとした手のひらが包み込んでくる。
「有難うございます……」
その言葉に「うんうん」と頷きながら、彼の柔らかな手は労働者のものではないな?と思って。
「任せなさぁぁぁーい!」
ギュッとその手を握り返しながら、彼の王子様みたいにふんわりした見た目から、どこぞの国のプリンスか、はたまたどこかの大金持ちの御曹司様かも⁉︎と勝手な期待に胸を膨らませたのは内緒です。
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