39 / 169
(7)秘密の花園
犬姫と大和撫子
しおりを挟む
日和美、BL――男の子同士の恋模様を描いたボーイズラブ――については特に言及したつもりはなかったのだけれど、実はそのジャンルも嫌いじゃない。
「オメガ」と言われる、男女とは別にある「第三の性」を持った人たちが「発情」することで「アルファ」と呼ばれる第三の性を持つ人たちに抗いがたい性衝動を起こさせる「オメガバース」ものなんかは、その設定の細かさに目がハートになってしまうくらい感銘を受けている。
「バース」とつくだけあって、オメガバースの世界では男性だって妊娠出来てしまう!
そんな背景もあってBLに多めの設定ではあるけれど、日和美の大好きなTL(ティーンズラブ)にだってその設定で書かれた作品は結構あるのだ。
(抗いがたい本能に突き動かされて発情しちゃうっていうのがいいのよね♥)
萌風もふ先生はまだ書いていらっしゃらないけれど、もしかしたらいずれ彼女もオメガバものを書かれる日が来るかもしれない!と日和美は密かに期待していたりする。
(だって萌風先生の半獣もの、すっごく良かったものっ)
オメガバではないけれど、垂れ耳の、ゴールデンレトリバーみたいな耳としっぽを持った半獣のヒロインちゃんが出てくるファンタジーものは、女の子が発情しちゃう姿がとってもエッチで良かった!
お相手が、飼い主さんというのもまた何というか背徳感があって淫靡で……。
(『犬姫』、久々に読んでみたくなっちゃった)
『犬だと思ったら姫でした!?~俺の愛犬が最高にイケイケで可愛すぎる件について~』(通称『犬姫』)は、残念ながら今は版元の出版社が倒産して入手困難な本だ。
でも、日和美の本棚にはしっかり蔵書として納められているから、いつだって読むことが出来る。
そして! 何が貴重かってこの本。
他の本は皆、作者近影の所に可愛いふわふわの毛玉みたいなイラストが描かれてお茶を濁されているのに対し、唯一萌風もふ先生のバストアップの写真が載っているのだ。
最近では「『犬姫』が読みたい!」という根強いファンからの声を受けて、他社が拾い上げる形で電子書籍化されたから本文は読めるけれど、電書版も買ってチェックしてみた日和美は知っている。
作者紹介の欄が、他の作品同様ふわふわの毛玉イラストに差し替えられてしまっていることを。
だけど、日和美の持っている絶版になってしまった本の見返し部分にある作者紹介は、当然もふもふの毛玉ちゃんなんかじゃない。
黒髪サラサラの可愛らしい大和撫子然とした萌風もふ先生が、恥ずかしそうにはにかんだ写真がバッチリ載っているのだ。
まるで日本人形みたいな愛くるしい着物姿の筆者近影を見た瞬間、日和美は一目で彼女自身のファンになった。
「オメガ」と言われる、男女とは別にある「第三の性」を持った人たちが「発情」することで「アルファ」と呼ばれる第三の性を持つ人たちに抗いがたい性衝動を起こさせる「オメガバース」ものなんかは、その設定の細かさに目がハートになってしまうくらい感銘を受けている。
「バース」とつくだけあって、オメガバースの世界では男性だって妊娠出来てしまう!
そんな背景もあってBLに多めの設定ではあるけれど、日和美の大好きなTL(ティーンズラブ)にだってその設定で書かれた作品は結構あるのだ。
(抗いがたい本能に突き動かされて発情しちゃうっていうのがいいのよね♥)
萌風もふ先生はまだ書いていらっしゃらないけれど、もしかしたらいずれ彼女もオメガバものを書かれる日が来るかもしれない!と日和美は密かに期待していたりする。
(だって萌風先生の半獣もの、すっごく良かったものっ)
オメガバではないけれど、垂れ耳の、ゴールデンレトリバーみたいな耳としっぽを持った半獣のヒロインちゃんが出てくるファンタジーものは、女の子が発情しちゃう姿がとってもエッチで良かった!
お相手が、飼い主さんというのもまた何というか背徳感があって淫靡で……。
(『犬姫』、久々に読んでみたくなっちゃった)
『犬だと思ったら姫でした!?~俺の愛犬が最高にイケイケで可愛すぎる件について~』(通称『犬姫』)は、残念ながら今は版元の出版社が倒産して入手困難な本だ。
でも、日和美の本棚にはしっかり蔵書として納められているから、いつだって読むことが出来る。
そして! 何が貴重かってこの本。
他の本は皆、作者近影の所に可愛いふわふわの毛玉みたいなイラストが描かれてお茶を濁されているのに対し、唯一萌風もふ先生のバストアップの写真が載っているのだ。
最近では「『犬姫』が読みたい!」という根強いファンからの声を受けて、他社が拾い上げる形で電子書籍化されたから本文は読めるけれど、電書版も買ってチェックしてみた日和美は知っている。
作者紹介の欄が、他の作品同様ふわふわの毛玉イラストに差し替えられてしまっていることを。
だけど、日和美の持っている絶版になってしまった本の見返し部分にある作者紹介は、当然もふもふの毛玉ちゃんなんかじゃない。
黒髪サラサラの可愛らしい大和撫子然とした萌風もふ先生が、恥ずかしそうにはにかんだ写真がバッチリ載っているのだ。
まるで日本人形みたいな愛くるしい着物姿の筆者近影を見た瞬間、日和美は一目で彼女自身のファンになった。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
夫のつとめ
藤谷 郁
恋愛
北城希美は将来、父親の会社を継ぐ予定。スタイル抜群、超美人の女王様風と思いきや、かなりの大食い。好きな男のタイプは筋肉盛りのガチマッチョ。がっつり肉食系の彼女だが、理想とする『夫』は、年下で、地味で、ごくごく普通の男性。
29歳の春、その条件を満たす年下男にプロポーズすることにした。営業二課の幻影と呼ばれる、南村壮二26歳。
「あなた、私と結婚しなさい!」
しかし彼の返事は……
口説くつもりが振り回されて? 希美の結婚計画は、思わぬ方向へと進むのだった。
※エブリスタさまにも投稿
小野寺社長のお気に入り
茜色
恋愛
朝岡渚(あさおかなぎさ)、28歳。小さなイベント企画会社に転職して以来、社長のアシスタント兼お守り役として振り回される毎日。34歳の社長・小野寺貢(おのでらみつぐ)は、ルックスは良いが生活態度はいい加減、デリカシーに欠ける困った男。
悪天候の夜、残業で家に帰れなくなった渚は小野寺と応接室で仮眠をとることに。思いがけず緊張する渚に、「おまえ、あんまり男を知らないだろう」と小野寺が突然迫ってきて・・・。
☆全19話です。「オフィスラブ」と謳っていますが、あまりオフィスっぽくありません。
☆「ムーンライトノベルズ」様にも掲載しています。
ドSでキュートな後輩においしくいただかれちゃいました!?
春音優月
恋愛
いつも失敗ばかりの美優は、少し前まで同じ部署だった四つ年下のドSな後輩のことが苦手だった。いつも辛辣なことばかり言われるし、なんだか完璧過ぎて隙がないし、後輩なのに美優よりも早く出世しそうだったから。
しかし、そんなドSな後輩が美優の仕事を手伝うために自宅にくることになり、さらにはずっと好きだったと告白されて———。
美優は彼のことを恋愛対象として見たことは一度もなかったはずなのに、意外とキュートな一面のある後輩になんだか絆されてしまって……?
2021.08.13
イケメン副社長のターゲットは私!?~彼と秘密のルームシェア~
美和優希
恋愛
木下紗和は、務めていた会社を解雇されてから、再就職先が見つからずにいる。
貯蓄も底をつく中、兄の社宅に転がり込んでいたものの、頼りにしていた兄が突然転勤になり住む場所も失ってしまう。
そんな時、大手お菓子メーカーの副社長に救いの手を差しのべられた。
紗和は、副社長の秘書として働けることになったのだ。
そして不安一杯の中、提供された新しい住まいはなんと、副社長の自宅で……!?
突然始まった秘密のルームシェア。
日頃は優しくて紳士的なのに、時々意地悪にからかってくる副社長に気づいたときには惹かれていて──。
初回公開・完結*2017.12.21(他サイト)
アルファポリスでの公開日*2020.02.16
*表紙画像は写真AC(かずなり777様)のフリー素材を使わせていただいてます。
俺様上司に今宵も激しく求められる。
美凪ましろ
恋愛
鉄面皮。無表情。一ミリも笑わない男。
蒔田一臣、あたしのひとつうえの上司。
ことあるごとに厳しくあたしを指導する、目の上のたんこぶみたいな男――だったはずが。
「おまえの顔、えっろい」
神様仏様どうしてあたしはこの男に今宵も激しく愛しこまれているのでしょう。
――2000年代初頭、IT系企業で懸命に働く新卒女子×厳しめの俺様男子との恋物語。
**2026.01.02start~2026.01.17end**
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる