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41. Epilogue
疲れが出ちゃったのかな?
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「ねぇ想ちゃん、本当にいいの? 嫌じゃない?」
「あ? 何言ってんだよ。嫌なわけねぇだろ。逆にアパートよりすっげぇ広くなるし、利便性も上がる。ぶっちゃけめちゃ助かるんだけど」
幸せ一杯でみんなから祝福された海外挙式と、目一杯新婚気分を満喫できた新婚旅行から帰国してすぐ。
想は長年住んでいたアパートを引き払って結葉と二人、今日は慌ただしく〝新居〟への引っ越しを進めている真っ最中。
さすがに帰国直後で疲れているこのタイミングでの引っ越しには戸惑いを覚えた結葉だったけれど。
折悪しく旅行から帰った頃が月末だったのと、アパートの二年に一度の更新のタイミングが重なったのとで、出るなら今月中だろ?と旅行前から想が言っていて。
『自分らで全部やんのはしんどいけどな。業者に頼めばあっちゅー間だから心配ねぇーよ』
先の結婚報告の際に、婚姻届の証人欄を埋めながら結葉の父・茂雄が想に言ったらしい。
『もし想くんさえ嫌じゃなかったら、結葉とうちに住んでくれないか?』と。
前夫の偉央には断られた案件だから、茂雄はダメ元で打診してきたみたいだけれど、言われた想は逆に『いいんですか?』と大喜びだった。
そもそも今現在空き家になっている結葉の生家は、想の家――山波家のすぐ隣だ。
立地的にも、未だに夕飯を食べに毎晩実家に出入りしている身としては申し分ないわけで。
「結葉だってその方が楽だし安心だろ?」
結葉の勤め先の宮田木材にだって、今まで住んでいたアパートから通うよりよっぽど近いし、何なら徒歩圏内なのだ。
これまで通り仕事後に山波の実家に寄って義母の純子と夕飯作りをして、みんなで一緒に食卓を囲んでから、隣の小林家――想と結葉が住めばこちらも山波家になるのだが――に戻る。
二人が住めば、山波建設での家のメンテナンスも不要になるから。
「良い事づくめじゃねぇか」
何を反対する必要がある?とキョトンとする想に、結葉はかつて偉央にもそうしてもらいたかった事を思い出して淡く微笑んだ。
何から何まで前夫とは反応の違う想に、結葉は戸惑いながらも幸せを噛み締める。
「うん。想ちゃんが嫌じゃないなら……私はすっごくすっごく嬉しい」
子供の頃から過ごしてきた住み慣れた家だ。
そこにまた住めるのは、結葉にとってもこの上なく喜ばしい。
それに今更イヤだとゴネた所で、荷物の移動は完了してしまっている。
「想ちゃん、何から何まで本当に有難うね」
「だからっ。礼の必要なんてねぇっつーの」
どんなに想に苦笑されても、どうしてもそうせずには居られない結葉だ。
丁寧にしっかりと頭を下げて気持ちを伝えたら、不意に貧血が起きたみたいにクラリとしてよろめいて、びっくりする。
「おっと……」
想に支えられて、無意識に彼にもたれかかったら、「大丈夫か?」と思い切り心配されてしまった。
旅行疲れだろうか。
今日は朝から――というよりこの所ずっと――何だか少し身体がだるくてしんどい結葉だ。
「――うん、疲れが出ちゃったのかな。ここ最近ずっと……ちょっぴりだるくて」
――私もアラサーだし若くないね。
クスクス笑いながらそう付け加えたら、即座に想から「バカ。しんどいの、笑って誤魔化そうとすんな!」と思い切り睨まれてしまった。
「それに、年齢から言えば俺の方が上だぞ?」と鼻息荒く付け足されて、それもそうかと思い直す。
「お前、何か身体熱い気がすっけど……熱はねぇのか?」
弱ってて風邪ひいたんじゃあるまいな?と眉根を寄せる想に、「どうかなぁ。測ってないから分かんない」と答えたら、すぐさま隣――山波家の方へ連れて行かれてしまった。
「うちの体温計、いま段ボールん中だろ。それ探すよりこっちで借りた方が手っ取り早い」
言われて、それもそうかと納得した結葉だったけれど、それと同時。
そんなに急いで測らなくても、と思ってしまう。
*
「あら、二人ともどうしたの? もうお引越し終わった?」
体温計を取りにリビングに入ったら、たまたまそこでくつろいでいたらしい純子がキョトンとする。
今日は芹は彼氏とデート、公宣は接待ゴルフで不在らしい。
結葉たちより一週間ほど早く帰国していた山波家の面々だけど、それでもあちらも疲れているだろうし、と今回の引っ越しに関しては手伝い要請をしなかった想と結葉だ。
出掛けられるくらい元気なら、手伝ってもらうようにしておけば良かった、と思ってしまった想だ。
「終わるわけねぇだろ。結葉がしんどいっちゅーから熱測らせてもらいに来ただけだ。……うちのはまだ荷解きしてねぇから」
体温計を手にした想の答えに、純子がにわかに眉根を寄せる。
「一昨日旅行から帰ってきたばかりなのにすぐお引っ越しとか……。そりゃあ身体に負担が掛かるわよ」
今日は帰宅後すぐの週末――土曜日だ。
帰国したのは木曜日だったから、昨日――金曜だけ普通に仕事をした想と結葉だったけれど。
体力お化けの想ならいざ知らず、線の細いゆいちゃんには過酷過ぎたのよ、と言った口ぶりで息子を睨む純子に、確かにその通りだったと反省しきりな想だ。
「ごめんな、結葉。俺、お前に対する配慮が足りてなかった」
素直に謝られて、結葉は逆に恐縮してしまう。
「しっ、仕方ないよ。来週にしちゃったら月が変わっちゃうし」
今月中に退去しなければ、更新料もお家賃もまた発生するのだから、想が急ぎたかった気持ちも分かる結葉だ。
「ホント貴方達は。私たちのこと、気遣って自分達でやるって言ってくれたんだろうけど……お昼からはお母さん、二人が何と言おうとお引っ越しの手伝い行くからね?」
もうじき昼食時だ。
「もちろんこのままお昼も一緒に食べるでしょ?」
私も一人で食べるのは味気ないものっ!と付け加えた純子に、結葉が「あ、だったら私、作るのお手伝いします」と体温計をわきの下に挟みながら言ったら母子して「ダメ」だと声を重ねられて睨まれる。
「ゆいちゃんは今すぐお布団に入ってしっかり眠ること! それがお仕事よ!」
そこでピピピッ……と体温計が検温終了の音を響かせて。
結葉が画面を見るよりも先に、結葉から体温計を取り上げた想が、「三七.二度か。やっぱ微熱があんじゃねぇか」とつぶやく。
「わ、私っ、元々平熱高いから」
結葉が慌てて言い募ったら「普段から三七度超えなのか?」と声を低められる。
「そ、そういうわけじゃ……ない、けど」
平熱は三六.五度前後。
嘘のつけない結葉は、グッと言葉に詰まって「そら見たことか」と、想と純子に二階に追いやられてしまう。
「あ? 何言ってんだよ。嫌なわけねぇだろ。逆にアパートよりすっげぇ広くなるし、利便性も上がる。ぶっちゃけめちゃ助かるんだけど」
幸せ一杯でみんなから祝福された海外挙式と、目一杯新婚気分を満喫できた新婚旅行から帰国してすぐ。
想は長年住んでいたアパートを引き払って結葉と二人、今日は慌ただしく〝新居〟への引っ越しを進めている真っ最中。
さすがに帰国直後で疲れているこのタイミングでの引っ越しには戸惑いを覚えた結葉だったけれど。
折悪しく旅行から帰った頃が月末だったのと、アパートの二年に一度の更新のタイミングが重なったのとで、出るなら今月中だろ?と旅行前から想が言っていて。
『自分らで全部やんのはしんどいけどな。業者に頼めばあっちゅー間だから心配ねぇーよ』
先の結婚報告の際に、婚姻届の証人欄を埋めながら結葉の父・茂雄が想に言ったらしい。
『もし想くんさえ嫌じゃなかったら、結葉とうちに住んでくれないか?』と。
前夫の偉央には断られた案件だから、茂雄はダメ元で打診してきたみたいだけれど、言われた想は逆に『いいんですか?』と大喜びだった。
そもそも今現在空き家になっている結葉の生家は、想の家――山波家のすぐ隣だ。
立地的にも、未だに夕飯を食べに毎晩実家に出入りしている身としては申し分ないわけで。
「結葉だってその方が楽だし安心だろ?」
結葉の勤め先の宮田木材にだって、今まで住んでいたアパートから通うよりよっぽど近いし、何なら徒歩圏内なのだ。
これまで通り仕事後に山波の実家に寄って義母の純子と夕飯作りをして、みんなで一緒に食卓を囲んでから、隣の小林家――想と結葉が住めばこちらも山波家になるのだが――に戻る。
二人が住めば、山波建設での家のメンテナンスも不要になるから。
「良い事づくめじゃねぇか」
何を反対する必要がある?とキョトンとする想に、結葉はかつて偉央にもそうしてもらいたかった事を思い出して淡く微笑んだ。
何から何まで前夫とは反応の違う想に、結葉は戸惑いながらも幸せを噛み締める。
「うん。想ちゃんが嫌じゃないなら……私はすっごくすっごく嬉しい」
子供の頃から過ごしてきた住み慣れた家だ。
そこにまた住めるのは、結葉にとってもこの上なく喜ばしい。
それに今更イヤだとゴネた所で、荷物の移動は完了してしまっている。
「想ちゃん、何から何まで本当に有難うね」
「だからっ。礼の必要なんてねぇっつーの」
どんなに想に苦笑されても、どうしてもそうせずには居られない結葉だ。
丁寧にしっかりと頭を下げて気持ちを伝えたら、不意に貧血が起きたみたいにクラリとしてよろめいて、びっくりする。
「おっと……」
想に支えられて、無意識に彼にもたれかかったら、「大丈夫か?」と思い切り心配されてしまった。
旅行疲れだろうか。
今日は朝から――というよりこの所ずっと――何だか少し身体がだるくてしんどい結葉だ。
「――うん、疲れが出ちゃったのかな。ここ最近ずっと……ちょっぴりだるくて」
――私もアラサーだし若くないね。
クスクス笑いながらそう付け加えたら、即座に想から「バカ。しんどいの、笑って誤魔化そうとすんな!」と思い切り睨まれてしまった。
「それに、年齢から言えば俺の方が上だぞ?」と鼻息荒く付け足されて、それもそうかと思い直す。
「お前、何か身体熱い気がすっけど……熱はねぇのか?」
弱ってて風邪ひいたんじゃあるまいな?と眉根を寄せる想に、「どうかなぁ。測ってないから分かんない」と答えたら、すぐさま隣――山波家の方へ連れて行かれてしまった。
「うちの体温計、いま段ボールん中だろ。それ探すよりこっちで借りた方が手っ取り早い」
言われて、それもそうかと納得した結葉だったけれど、それと同時。
そんなに急いで測らなくても、と思ってしまう。
*
「あら、二人ともどうしたの? もうお引越し終わった?」
体温計を取りにリビングに入ったら、たまたまそこでくつろいでいたらしい純子がキョトンとする。
今日は芹は彼氏とデート、公宣は接待ゴルフで不在らしい。
結葉たちより一週間ほど早く帰国していた山波家の面々だけど、それでもあちらも疲れているだろうし、と今回の引っ越しに関しては手伝い要請をしなかった想と結葉だ。
出掛けられるくらい元気なら、手伝ってもらうようにしておけば良かった、と思ってしまった想だ。
「終わるわけねぇだろ。結葉がしんどいっちゅーから熱測らせてもらいに来ただけだ。……うちのはまだ荷解きしてねぇから」
体温計を手にした想の答えに、純子がにわかに眉根を寄せる。
「一昨日旅行から帰ってきたばかりなのにすぐお引っ越しとか……。そりゃあ身体に負担が掛かるわよ」
今日は帰宅後すぐの週末――土曜日だ。
帰国したのは木曜日だったから、昨日――金曜だけ普通に仕事をした想と結葉だったけれど。
体力お化けの想ならいざ知らず、線の細いゆいちゃんには過酷過ぎたのよ、と言った口ぶりで息子を睨む純子に、確かにその通りだったと反省しきりな想だ。
「ごめんな、結葉。俺、お前に対する配慮が足りてなかった」
素直に謝られて、結葉は逆に恐縮してしまう。
「しっ、仕方ないよ。来週にしちゃったら月が変わっちゃうし」
今月中に退去しなければ、更新料もお家賃もまた発生するのだから、想が急ぎたかった気持ちも分かる結葉だ。
「ホント貴方達は。私たちのこと、気遣って自分達でやるって言ってくれたんだろうけど……お昼からはお母さん、二人が何と言おうとお引っ越しの手伝い行くからね?」
もうじき昼食時だ。
「もちろんこのままお昼も一緒に食べるでしょ?」
私も一人で食べるのは味気ないものっ!と付け加えた純子に、結葉が「あ、だったら私、作るのお手伝いします」と体温計をわきの下に挟みながら言ったら母子して「ダメ」だと声を重ねられて睨まれる。
「ゆいちゃんは今すぐお布団に入ってしっかり眠ること! それがお仕事よ!」
そこでピピピッ……と体温計が検温終了の音を響かせて。
結葉が画面を見るよりも先に、結葉から体温計を取り上げた想が、「三七.二度か。やっぱ微熱があんじゃねぇか」とつぶやく。
「わ、私っ、元々平熱高いから」
結葉が慌てて言い募ったら「普段から三七度超えなのか?」と声を低められる。
「そ、そういうわけじゃ……ない、けど」
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