一人ぼっちの少年は愛される

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「お前なんて産まなければよかった!!!」
「出ていけ。出来損ない」
月が出てきた頃
親から吐かれる愛のない言葉と絶え間ない暴力
知ってる。僕が出来損ないってことも、誰からも愛されてないってことも。
僕は親の言葉通り出ていくことを決意した。

親は前からちょっとでも嫌なことがあると僕を殴った。罵った。
親は週に2日しか働かず収入はだいたい僕が稼いでいた。
今までは我慢していたけど、もう無理だ。
僕は家を出て街に行くことにした。
随分前に何回か行ったことがある。人通りの多い街なら誰か助けてくれると思ったからだ。
僕は記憶を頼りに街へ歩き出した。
「なぁそこの坊主どこ行くんだ?」
家を出て15分ほどたったころ後ろから誰かに話しかけられた。
「もう夜遅いぜ?どこ行くんだ?」
そこには金髪にピアスそして、タンクトップの上からゆるく上着を羽織っている
金髪にピアス、、、ヤンキー?
ヤンキーじゃなかったとしても絶対的チャラ男というところだろうか。
「街に行くんです。」
自分でも驚くほど小さな声が出た。でもチャラいお兄さんにはちゃんと聞こえてたらしい
「あー急ぎか?」
「いいえ、、とくにそういうわけではないです」
すこし話すのに慣れてきた。
今まであまり自分の意見を言葉にしたことがないからすこし緊張したが優しそうなチャラいお兄さんに話すのはそこまで緊張しなかった。
「実は、おれも街に行くんだ。」
「そう、なんですね」
「だから、俺と一緒に行くか?」
まぁ、出会って間もない奴と一緒はキツイだろうけどな
そう金髪のお兄さんは呟いた。
もう、この際どうでもいい。お兄さんが殺人鬼であろうが、盗賊であろうがどうでもいい。
街に行けるなら
「僕も一緒に行きます」
「おぉ、マジか!」
その後お兄さんが泊まっている宿に案内してもらった。
「そういや、名前聞いてなかったな坊主。名前なんだ?」
「、、、ロイ お兄さんは?」
「俺はカイトだ。よろしくな」
名前を教え合った時には、12時をまわっていた。
「そろそろ寝るか?風呂はいってきな」
「あ、はい。」

風呂から上がるとカイトさんがベッドに大の字で寝ていた。
「カイトさんお風呂は?」
「もう入った~軽く夜風あたってたらロイを見つけたんだよね~」
もう呼び捨てか、、、恐るべしカイトさん
「そうそう一つ問題が」
思い出したようにカイトさんが言った
「ベッドが一つしかない」
「僕は床で寝ます(即答)」
わざわざ泊めてもらってるのに僕が床で寝ずしてなんになる!
「ガチ?」
カイトさんは信じられないと言うように言った後
「一緒に寝ればよくね?」
「ガチすか?」
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