一人ぼっちの少年は愛される

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「は?何してんの?」
その声の主はカイトさんだった
「私のこと殴ろうとしてきて、、、」
ミカは嘘をついている
そう言いたくてもみぞおちが痛くて声が出せない
「どこを見たらそう見えるわけ?」
今僕はミカさんに両手をつかまれ、みぞおちにはミカさんの拳がめり込んでいる。
「なぁ、その手離せよ」
昨日と違う、優しい声じゃない
カイトさんは怒ってるの?
ミカさんは僕から手を離して馬車の近くにいるカイトさんに近づいた。
しかし、カイトさんはミカさんを避けるようにして僕の方に歩いてきて僕の頭を撫でた。
「ごめん、、なさい」
反射的に謝ると
「なんでロイが謝るんだよ。ロイはなんにも悪くない」
そう言いミカの方を睨みつけた。
「君はわかってる思うけどもう一緒に街には行けない」
「なんでっ!?」
「逆になんでわかんないの?可愛い可愛いロイのこと傷つけたんだから当たり前でしょ」
可愛い可愛い、、?
なんのこと言ってるんだろう
その後ミカから逃げるように馬車に乗り込み街へ向かった。
「、、ごめんね。気にしすぎで片付けちゃって。」
「いえ、こちらこそ迷惑かけてしまって、、、」
「迷惑なわけ無いじゃん。ごめんね。痛かったよね。今度からちゃんとロイのこと守るから。ごめんね」
カイトさんはなぜかとても悲しそうに謝っている。
「カイトさんはなぜ、そんなに謝るんでしょうか?」
「ロイを、、、守れなかった。相談されてたのに無責任に放り投げてその結果ロイが被害者になった。俺のせいだ」
「カイトさんのせいじゃありません!」
「ごめんね」
あれだけ、謝らなくて良いと言っても心配そうな顔で僕のお腹を撫でながら謝っている。
優しい人だな

いつのまにか寝ていたらしい
目を開けるとカイトさんにお姫様抱っこをされていた
「起こしちゃった?」
「いいえ、大丈夫です」
「もう街についたよ」
なんでこの人は僕をずっとお姫様抱っこしているんだろうか。
「そろそろ下ろしてくれませんか?」
「宿まではこの体制でいこ~」
どうやら下ろしてくれないらしい、、、
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