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予選
実況六 予選ニ
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Fブロック予選一回戦は、エリスの逆転勝利で幕を閉じた。続いてのFブロック予選ニ回戦のリッチさんとHANABI001さんとの対戦では、HANABIさんの勝利となった。そんなHANABIさんと次に対戦する事になっている。
『では、Fブロック予選三回戦です。今回の対戦するゲームは、銃撃戦です。ルールは、三回殺されれば、負け。三回殺せば、勝ちです。死んだ場合は、相手との距離が一番遠いところで復活します。試合は、半径五キロの距離のフィールドを戦ってもらいます。武器は最初にサバイバルナイフを所持した状態からスタートされ、銃や防具はそれぞれ試合スタート後にフィールドに置かれたものを使用してください』
「つまり、銃を手に入れるには、フィールドを歩いて探さないといけないってことか?」
『その通りです。次に弾はです。弾の方は、銃に入っている分だけとなります。例えば、ハンドガンを手に入れたとします。そこに入っている弾は十五発だった場合、十五発撃てば弾切れとなり、使い物にならず消滅します』
「つまり、弾薬がフィールドに落ちて無いと言うことか?」
『りゅーく様、その通りです。その弾もMaxで入っているとは限りません。例えば、ハンドガンの最大弾数が十五発だとした場合、拾ったハンドガンの弾数がニ発しか入っていないということもあり得るということです。更に、銃は五分毎に場所が変わり、出現する銃も変えていきます。以上、ルールを守って、楽しくゲームをしましょう。では、AIの方はフィールドへ転移します』
「頑張ってこいよ!」
『了解したであります』
「エリスも頑張ってこい」
『はい!」
実況者はお互いのAIにエールを送るとAI達はフィールドへと転移した。
転移された場所は、朽ち果てた市街地であった。周りには、窓ガラスが割れたビルや、錆びた車やバス。地面のアスファルトはひび割れ、隙間から草木が生えている。
更に、時間帯が夕刻とあって、周りが薄暗い。
『では、お二人とも準備は完了ですか?』
エリスは頷いた。HANABIさんの波耶も頷いた。
『それでは、三戦目開始です!』
エリスは早速、周りの探索を始めた。
『あっ!』
「どうした!?」
エリスの声に驚き、俺は咄嗟に画面を見ながら、問うた。
『これ・・・可愛く無いですか?』
エリスはそう言うと、俺にそれを見せてきた。それと言うのは、ピンクをベースにしたメイド服であった。
『ふぁああああ!』
エリスは目を輝かせながら、その服を眺めていた。
その光景を見ていた俺は、エリスが次に言う言葉がわかった。
恐らく、エリスはこの服が欲しいと言うだろう。
『りゅーく様、この服が欲しいです』
やっぱり。
「エリス、その服を着ればな・・・」
『可愛くありませんか?』
「いや、可愛いよ。けど、隠蔽率を上げるには・・・」
『だめですか?』
「ああ、もう!わかった。わかったよ。エリスの好きにすればいい」
『やった!』
エリスは嬉しそうに服を着た。
なんで派手な服だこと。
「エリス、嬉しがっているところ申し訳ないんだが、武器を手に入れて、今回もサクッと勝つぞ」
『はい!』
エリスは返事をすると、歩みだした。
廃ビルが左右に建ち、壊れた車が点々とある大通りをエリスが左端に隠れながら、進んでいる。
「なあ、エリス。銃とかって、ビルの中にはないのか?」
『可能性はあると思います。適当に探して見ます』
エリスはそう言うと、五階建てくらいの廃ビルに踏み込んだ。中に照明はなく、画面が見にくい。
まずは一階。どの部屋にも、アイテムは無い。
次に二階。カツラが一つ落ちている以外問題は無い。三階。ようやくハンドガンを手に入れた。
「弾は幾つだ?」
『一発だけですね・・・』
運がいいのか悪いのか。
次に四階。ここでは、車のキーを手に入れたが、どの車のキーなのか、そして動く車なのかわからないので、捨てることにした。
そして五階。特にはなかった。
結局、このビルにはハンドガン[弾が一発]しか無かった。とりあえず、ハンドガンを装備して、ビルの外へと向かった。
今、相手側の波耶がどの位置にいるのかが気になるが、向こうも同じことである。故に考える時間が無駄である。
兎に角、ハンドガン[弾が一発]だけでは心細い。ということで、エリスは再び武器探しに向かった。その時だ。
バーーン!という銃声と共にエリスが倒れた。俺はすぐさま、パソコンの画面を覗き込む。
右足に一発、穴が開いていた。そこから、血がどくどくと流れ出ていた。
『ああああああああ!』
エリスはあまりの痛さに、悲鳴を上げた。
それでも、エリスはその痛みに耐えて、片足で立ち上がった。その間にも、血は出ている。
エリスは銃を構えた。狙ってきた方角、角度、距離が計算できたのだ。こう見えて、エリスの頭脳はスーパーコンピュータに匹敵するほどの知能を持っている。
エリスは銃を構えたまま、動かなかった。集中しているのだろう。
頭さえ出れば、一撃で倒せる。
問題なのは、相手の銃にスコープが付いている可能性が高いのだ。それに対しエリスにはそんなものなんて付いていない。それプラス、エリスには銃弾が一発しか無いと言うのも問題である。その一発を逃した場合、動きが鈍くなったエリスには建て物内へと逃げるという行動は困難であろう。
静かな時間が、ゆっくりと流れる。
と思ったら、バーーン!という銃声が大通りに響いた。
くらっ。
エリスが再び、倒れた。
先ほどとは別の足に銃弾が命中した。
それでも、エリスは銃を持った。そして、体を仰向けにし、銃を先ほど撃ってきた方角へと向ける。
その瞬間、俺は違和感を感じた。それは、一発目と二発目の位置が違うのだ。少しなら分かる。だが、もし一発目を北の方角から撃ってきたと仮定すると、次に撃ってきたのは、東からなのだ。つまり、エリスを起点にすると、角度が約九十度ほど変わり、距離的には五百メートルくらい移動しているのだ。平地ならまだしも、ビルとビルを飛び越えなければならない。
おかしい。どう考えても、早過ぎる。それに、出会うのも早い。こっちなんか、始まってから一キロも歩いていない。約十キロをこの短時間で来れるはずがない。
などと考えていると、画面の中では状況が進んでいく。
次に撃たれたのは、銃を持っている右手だった。その瞬間、銃が手から離れ、地面に転がった。それでも、エリスは諦めなかった。最後に残った左手の使おうと、左手を伸ばした。だが、そんなことはさせてはくれなかった。
銃声と共に、エリスの左手が動かなくなったのだ。
『うわあああああ!!』
エリスはあまりの痛さに、叫んだ。四肢の動きを奪われたエリスはまるで、芋虫のようだった。そんな状況のエリスに近づく姿が一つ。波耶だ。
波耶はニコニコと笑いながら、エリスの元へと歩いていく。
右手には一メートル以上はある、ライフル銃を持っていた。
『さて、どうしてほしい?』
波耶がエリスに訊いた。
『勝手にすればいい』
『そう・・・。だったら、楽しませてもらうわ』
波耶はニヤリと笑うと、サバイバルナイフを取り出した。そして、エリスの右腕を切り落とした。
再び、エリスは叫んだ。
右肩からは血がどくどくと流れ出ていた。
『はははは、いい表情ね・・・。じゃあ、次はこっちの腕だだ』
波耶はエリスの左肩にサバイバルナイフを当て、ゆっくりと肩の周りを斬っていく。一周斬ったところで波耶は、サバイバルナイフを口に咥え、立ち上がり、両手でエリスの左腕を。右足で、エリスの体を踏みつけ、そして、勢いよく腕を引っ張った。
言葉では言い表せれない音と共にエリスの左腕が取れた。
『うわあああああああ!』
『煩いなあ。もういい。じゃあねーーー」
口に咥えていたサバイバルナイフを再び持ち、エリスの首を斬った。
エリスは叫ぶことさえ出来なくなり、気づいた時には、体がその場から消えていた。
「大丈夫か、エリス」
『はい・・・』
エリスの腕と足は元に戻っていた。
「もう嫌だったら、棄権しても・・・」
『それだけは嫌です』
エリスはそう言うと、歩き出した。
先ほど持っていたハンドガンは、死んだと同時に消えていた。つまり、エリスにはサバイバルナイフ以外の武器がない。
近くのビルに入ったエリスはゆっくりとビルの中を探す。そこでエリスはマシンガンとグレネードを見つけた。
俺の携帯は物凄いメッセージになっていた。クラスメイトからだ。エリスのこの動画を見ている奴らが送って来ているのだ。
内容は同じようなものばかりで、「大丈夫なのか?」「対戦相手の波耶って子最低」「止めさせるべきでは?」などという内容ばかりだった。
そんなメッセージの中、あるメッセージに目がいった。
「東雲くん、相手の実況者。君たちの行動を見ているぞ」
それは、考えてはなかった。
確かに、今俺を含めてこの状況を撮影しているのは、三つ。俺、ゲームマスター、HANABIさんの三つ。もし、HANABIさんのリスナーが俺の動画を見ていたとして、それをHANABIさんに教えていれば、あの短時間でエリスを発見することができ、説明もつく。
ただ、もう一つ気になることがある。それは、短時間でエリスとの距離を縮めたことだ。
可能性としては、
一、スピード型
二、何らかのスキルによるスピードアップ
三、どちらも
のどれかだと思う。
どうすれば、エリスを勝たせることが出来るのだろうか?
スキルさえ使えれば、勝てる可能性があるのだが、未だにどうすればスキルが発動するのかもわからないし、使用したところで、勝てるかもわからない。
兎に角、今はエリスを信じるしかない。
エリスは見つけたマシンガンを装備すると、建て物の柱などに隠れながら、ゆっくりと進んでいく。
そっと、顔を覗かせる。すると、銃声と共に、エリスの頬に傷が出来た。
バレている。
その瞬間、俺は確信した。リスナーによる情報提供。あんなに早く見つかるわけが無い。
確かに、クリムのルール説明ではそんなことは一切言われていない。つまり、反則ではない。
こちらも、リスナーさんに呼びかけて・・・いや、そんなことはしたくない。
だったら、FPS視点にして見るか?
FPS視点とは主人公の視点でプレイする。逆に今やっているTPS視点とは、主人公の背後から見た視点である。
こうすることで、周りの居場所の状況が分かりづらくなるはずだ。ただ、エリスの状況がわかりにくくなることが、この視点の欠点である。
「エリス、とりあえず、ここから離れるぞ」 『でもどこに?』
「ちょっと待ってくれ」
俺は左下にあるマップを拡大した。
そして、ある場所に目的地を定めた。それは、廃校舎だ。
「エリス、いいか?今から、ある場所へ向かってもらいたい。今から、道順を教えるからよく聞いてくれ。次の角を右左右右左左右左左右左右左左右左左だ。その道の左側の建て物へ入ってくれ」
『分かりました』
エリスはそう言うと走り出した。
一度言った言葉は、エリスなら覚えられる。向こうの波耶って子はどうかわからないが。
エリスの視点になっている為、画面が上下左右に動く。
十五分ほど走ると、目的地の廃校舎に着いた。
窓ガラスは割れ、ツルやツタが校舎全体に巻きついている。
「とりあえず、中に入れ」
『はい』
エリスは言われるがままに、校舎の中へ。中は薄暗く、天井が所々落ちている。
「ところで、エリスは俺の姿とかは見えるのか?」
『はい。パソコンに着いているカメラで』
「そうなのか。兎に角、あとは任せるから」
『えっ!?りゅーく様!?』
エリスは驚いた顔を見せた。が、数秒後エリスは『分かりました』と返事をした。
『どこにいるのですかね?』
波耶がエリスを追って校舎に入ってきたのだ。
『こっちですかね?』
波耶はエリスが歩いて行った方向に向かった。まるで、そこにいるのが分かっているかのように。
波耶は、持っているライフルを構えた。
ヘッドショットを決めれば、勝てる。これで二勝。あと一度勝てば、この勝負私の勝ち。
波耶に笑みがこぼれた。
この角の先に居ることは分かっている。あとは、どっちが先に撃つかだけ。
そんな波耶の前に
コロン。黒い物体が転がってきた。
まさか、これって・・・
そう思った時には、遅かった。
気づいた時には、違う場所へと飛ばされていた。
『やってくれましたね』
波耶は完全に怒っていた。
『HANABI様。スキルの多様化をお願いします』
こうなった波耶は止められない。
「とりあえず、一勝だ。残り、二回頑張れよ」
『はい!あと二回頑張ります』
これは完全に作戦勝ちだった。
まず、エリスと波耶との距離を離し、パソコンについているカメラでエリスに指示を出したのだ。こうすることにより、相手に作戦を伝えなくしたのだ。そして、持っていたグレネードをぽいっと投げれば、完了だ。もし、避けられた場合は、すぐさまマシンガンで連射する作戦だったが、見事に爆破されたので、良しとしよう。
ただ、あと二回これが通じるかどうか。
兎に角考えても無駄だ。
「ここから離れるぞ」
『はい!』
エリスは俺の指示により、校舎を出た。
「とりあえず、再び武器探しだ。マシンガンだけでは心細いからな」
『では、探しに行ってきます』
エリスは近くのビルへと走っていった。
五分が経ち、エリスの持ち物にショットガンとスモークグレネードとボウガンが手に入った。
もうそろそろ、相手の子がエリスを狙いに来る頃だろう。
俺のその感は的中した。エリスの正面から堂々と歩いて来たのだ。
エリスは咄嗟にショットガンを構えた。波耶がショットガンの範囲内に入るのを待つ。
あと少し、あと少し。
そう思った途端、波耶が左のビルの壁面にいた。そして、トンとビルの壁面を蹴ったと思えば、次は右のビルの壁面に。
速い。速すぎる。今の一瞬で、あの距離を飛ぶとは。左のビルと右のビルとの距離は五十メートルほど。それを一瞬で移動しているのだ。
「瞬間移動か?」
『いえ、スキルによる高速移動だとおもいます』
これで、長距離を短時間で移動した理由が分かった。
でもどうする。これじゃあ、狙いが定まらない。
エリスは右へ左へと銃口を向けるが、すぐさま移動され撃つことができない。
そんな状況をやること十数秒。波耶が、腰から長い刀を抜いた。そして、
「あ・・・・」
ゴトン。
エリスは首を刎ねられ、頭が地面に転がった。
あまりの衝撃な映像に動きが止まった。
が、すぐさま携帯が鳴る。
「エリスちゃんは大丈夫なの?」
俺が聞きたい。
スキルさえ使えれば勝ち目が無い訳ではない。しかし、どういうことなのか、スキルが使えないのだ。他の人のAIは開始すぐに使えているのだが、どうもそれが出来ない。
そうこう考えていると、エリスが画面に現れた。
「大丈夫か?」
『はい・・・』
「やっぱり、棄権した方が・・・」
『いえ、それはありません。私はずっと、りゅーく様の側に居たい。その為には、予選であろうと負ける訳にはならないのです。だから私はこの闘いもそのあとの闘いも勝たなくてはいけないのです!』
その時、スキルの使用が可能になった。
「そうだな。勝とう、絶対に!」
『はい!』
『この場の勝利を私に・・・』
エリスはそう呟くと、服が変化した。前の闘いでは巫女服だったが、今回はセーラー服だった。
『さてと、まずは武器と』
エリスはそう言うと、今さっきいた場所とは違う場所へと来ていた。さっきまでは道の真ん中だったが、今は完全にビルの中だ。
そして目の前には勇者とかが持っている剣が。
「もしかして、それで?」
『はい。同じような感じで』
エリスはビルから飛び降りて、大通りの交差点の真ん中に立った。
すると、右のほうから波耶が向かってきた。
『また、首を刎ねてあげる』
波耶はそう言うと、高速移動でエリスの側に来た。
『死になさい』
波耶は、刀を左から右へと薙ぎはらった。だが、
『何度もいけるとは思わないことね』
エリスは波耶の後ろにいた。
『もしかして、あなた・・・』
『そう・・・。瞬間移動よ』
エリスは波耶と同じように左から右へと薙ぎはらい、波耶の腹が上下真っ二つに別れた。
『まだ、こんなもんじゃないわよ』
エリスはそう言うと、上から下へと振り下ろした。
『まだまだ・・・まだまだまだまだまだまだ』
気づいた時には、波耶は木っ端微塵になっていた。
『さてと、他の武器を探すとしますか』
エリスは剣を地面に刺し、武器を探しに向かった。
『あの、女~!絶対に殺す』
「落ち着け、波耶。大丈夫さ、勝てるよ」
『HANABI様、あの女は今どこにいますか?』
「ここから南南東に八キロのところにいる」
『南南東ですね。早速、殺しに行ってあげる」
波耶は、殺意を胸の中に押し込み、武器を探しに向かった。
あれから何分が経つだろう。エリスがある地点から動かないのだ。
目を閉じ、ずっと動かない。
そんなことをしていると、目の前に現れた。モアだ。
「おい、エリス。来たぞ!おい!」
それでもエリスは動こうとはしない。
波耶は、先ほど手に入れたマグナムを手に持ち、銃口をエリスに向けた。
そして、引き金を引いた。
勝った。波耶は、そう思った。だが、エリスの発動しているスキルはそんな事では負けなかった。
弾が当たる寸前、エリスは瞬間移動により、弾を避けたのだ。
波耶は、そんな光景に一瞬唖然としたが、無理矢理意識をこちらに戻した。そして、次弾を撃とうと、再び引き金に指をかけたとき、エリスの閉じていた目が開いた。
『来た来た来た!』
エリスは手を横にある机の上に翳した。そして、それは現れた。
『よいしょっと!』
『んな・・・』
エリスがずっとその場にいて待っていた理由、それはガトリングガンだった。
『ちょ、ちょっと待って!』
『いくよー!』
エリスはそう言うと、五千発入った弾をぶっ放した。
ドドドドドドドドドという凄まじい音を出しながら、波耶に向けて撃つ。
波耶は、避けようとしたが、エリスの瞬間移動には勝てず、銃弾に捕まった。
そのあとは、長かった。エリスは入っていた五千発を全て撃ったのだ。
『快感!』
『し、試合終了!勝者、エリス。りゅーく様ペアです!』
「ふう~」
クリムのその言葉に思わず、ほっとした気持ちになった。
長かった。今回の試合はハラハラドキドキの展開で、余計に長く感じた。
「HANABIさん、楽しい試合ありがとうございました」
「こちらこそ。楽しかったです。次の試合も頑張って下さい」
「はい、お互いに」
「では、また」
そこでHANABIさんとの通話が終わった。
これで二勝目。あと一戦勝てば予選一位で通過出来る。
「エリス、あと一戦頑張ろうな」
『いえ、優勝まで頑張ります』
「そうだな」
翌日、Fブロック予選四戦目。まっさん03さんとリッチさんとの試合が行われ、あと少しのところで、まっさん03さんが負けた。
『では、Fブロック予選三回戦です。今回の対戦するゲームは、銃撃戦です。ルールは、三回殺されれば、負け。三回殺せば、勝ちです。死んだ場合は、相手との距離が一番遠いところで復活します。試合は、半径五キロの距離のフィールドを戦ってもらいます。武器は最初にサバイバルナイフを所持した状態からスタートされ、銃や防具はそれぞれ試合スタート後にフィールドに置かれたものを使用してください』
「つまり、銃を手に入れるには、フィールドを歩いて探さないといけないってことか?」
『その通りです。次に弾はです。弾の方は、銃に入っている分だけとなります。例えば、ハンドガンを手に入れたとします。そこに入っている弾は十五発だった場合、十五発撃てば弾切れとなり、使い物にならず消滅します』
「つまり、弾薬がフィールドに落ちて無いと言うことか?」
『りゅーく様、その通りです。その弾もMaxで入っているとは限りません。例えば、ハンドガンの最大弾数が十五発だとした場合、拾ったハンドガンの弾数がニ発しか入っていないということもあり得るということです。更に、銃は五分毎に場所が変わり、出現する銃も変えていきます。以上、ルールを守って、楽しくゲームをしましょう。では、AIの方はフィールドへ転移します』
「頑張ってこいよ!」
『了解したであります』
「エリスも頑張ってこい」
『はい!」
実況者はお互いのAIにエールを送るとAI達はフィールドへと転移した。
転移された場所は、朽ち果てた市街地であった。周りには、窓ガラスが割れたビルや、錆びた車やバス。地面のアスファルトはひび割れ、隙間から草木が生えている。
更に、時間帯が夕刻とあって、周りが薄暗い。
『では、お二人とも準備は完了ですか?』
エリスは頷いた。HANABIさんの波耶も頷いた。
『それでは、三戦目開始です!』
エリスは早速、周りの探索を始めた。
『あっ!』
「どうした!?」
エリスの声に驚き、俺は咄嗟に画面を見ながら、問うた。
『これ・・・可愛く無いですか?』
エリスはそう言うと、俺にそれを見せてきた。それと言うのは、ピンクをベースにしたメイド服であった。
『ふぁああああ!』
エリスは目を輝かせながら、その服を眺めていた。
その光景を見ていた俺は、エリスが次に言う言葉がわかった。
恐らく、エリスはこの服が欲しいと言うだろう。
『りゅーく様、この服が欲しいです』
やっぱり。
「エリス、その服を着ればな・・・」
『可愛くありませんか?』
「いや、可愛いよ。けど、隠蔽率を上げるには・・・」
『だめですか?』
「ああ、もう!わかった。わかったよ。エリスの好きにすればいい」
『やった!』
エリスは嬉しそうに服を着た。
なんで派手な服だこと。
「エリス、嬉しがっているところ申し訳ないんだが、武器を手に入れて、今回もサクッと勝つぞ」
『はい!』
エリスは返事をすると、歩みだした。
廃ビルが左右に建ち、壊れた車が点々とある大通りをエリスが左端に隠れながら、進んでいる。
「なあ、エリス。銃とかって、ビルの中にはないのか?」
『可能性はあると思います。適当に探して見ます』
エリスはそう言うと、五階建てくらいの廃ビルに踏み込んだ。中に照明はなく、画面が見にくい。
まずは一階。どの部屋にも、アイテムは無い。
次に二階。カツラが一つ落ちている以外問題は無い。三階。ようやくハンドガンを手に入れた。
「弾は幾つだ?」
『一発だけですね・・・』
運がいいのか悪いのか。
次に四階。ここでは、車のキーを手に入れたが、どの車のキーなのか、そして動く車なのかわからないので、捨てることにした。
そして五階。特にはなかった。
結局、このビルにはハンドガン[弾が一発]しか無かった。とりあえず、ハンドガンを装備して、ビルの外へと向かった。
今、相手側の波耶がどの位置にいるのかが気になるが、向こうも同じことである。故に考える時間が無駄である。
兎に角、ハンドガン[弾が一発]だけでは心細い。ということで、エリスは再び武器探しに向かった。その時だ。
バーーン!という銃声と共にエリスが倒れた。俺はすぐさま、パソコンの画面を覗き込む。
右足に一発、穴が開いていた。そこから、血がどくどくと流れ出ていた。
『ああああああああ!』
エリスはあまりの痛さに、悲鳴を上げた。
それでも、エリスはその痛みに耐えて、片足で立ち上がった。その間にも、血は出ている。
エリスは銃を構えた。狙ってきた方角、角度、距離が計算できたのだ。こう見えて、エリスの頭脳はスーパーコンピュータに匹敵するほどの知能を持っている。
エリスは銃を構えたまま、動かなかった。集中しているのだろう。
頭さえ出れば、一撃で倒せる。
問題なのは、相手の銃にスコープが付いている可能性が高いのだ。それに対しエリスにはそんなものなんて付いていない。それプラス、エリスには銃弾が一発しか無いと言うのも問題である。その一発を逃した場合、動きが鈍くなったエリスには建て物内へと逃げるという行動は困難であろう。
静かな時間が、ゆっくりと流れる。
と思ったら、バーーン!という銃声が大通りに響いた。
くらっ。
エリスが再び、倒れた。
先ほどとは別の足に銃弾が命中した。
それでも、エリスは銃を持った。そして、体を仰向けにし、銃を先ほど撃ってきた方角へと向ける。
その瞬間、俺は違和感を感じた。それは、一発目と二発目の位置が違うのだ。少しなら分かる。だが、もし一発目を北の方角から撃ってきたと仮定すると、次に撃ってきたのは、東からなのだ。つまり、エリスを起点にすると、角度が約九十度ほど変わり、距離的には五百メートルくらい移動しているのだ。平地ならまだしも、ビルとビルを飛び越えなければならない。
おかしい。どう考えても、早過ぎる。それに、出会うのも早い。こっちなんか、始まってから一キロも歩いていない。約十キロをこの短時間で来れるはずがない。
などと考えていると、画面の中では状況が進んでいく。
次に撃たれたのは、銃を持っている右手だった。その瞬間、銃が手から離れ、地面に転がった。それでも、エリスは諦めなかった。最後に残った左手の使おうと、左手を伸ばした。だが、そんなことはさせてはくれなかった。
銃声と共に、エリスの左手が動かなくなったのだ。
『うわあああああ!!』
エリスはあまりの痛さに、叫んだ。四肢の動きを奪われたエリスはまるで、芋虫のようだった。そんな状況のエリスに近づく姿が一つ。波耶だ。
波耶はニコニコと笑いながら、エリスの元へと歩いていく。
右手には一メートル以上はある、ライフル銃を持っていた。
『さて、どうしてほしい?』
波耶がエリスに訊いた。
『勝手にすればいい』
『そう・・・。だったら、楽しませてもらうわ』
波耶はニヤリと笑うと、サバイバルナイフを取り出した。そして、エリスの右腕を切り落とした。
再び、エリスは叫んだ。
右肩からは血がどくどくと流れ出ていた。
『はははは、いい表情ね・・・。じゃあ、次はこっちの腕だだ』
波耶はエリスの左肩にサバイバルナイフを当て、ゆっくりと肩の周りを斬っていく。一周斬ったところで波耶は、サバイバルナイフを口に咥え、立ち上がり、両手でエリスの左腕を。右足で、エリスの体を踏みつけ、そして、勢いよく腕を引っ張った。
言葉では言い表せれない音と共にエリスの左腕が取れた。
『うわあああああああ!』
『煩いなあ。もういい。じゃあねーーー」
口に咥えていたサバイバルナイフを再び持ち、エリスの首を斬った。
エリスは叫ぶことさえ出来なくなり、気づいた時には、体がその場から消えていた。
「大丈夫か、エリス」
『はい・・・』
エリスの腕と足は元に戻っていた。
「もう嫌だったら、棄権しても・・・」
『それだけは嫌です』
エリスはそう言うと、歩き出した。
先ほど持っていたハンドガンは、死んだと同時に消えていた。つまり、エリスにはサバイバルナイフ以外の武器がない。
近くのビルに入ったエリスはゆっくりとビルの中を探す。そこでエリスはマシンガンとグレネードを見つけた。
俺の携帯は物凄いメッセージになっていた。クラスメイトからだ。エリスのこの動画を見ている奴らが送って来ているのだ。
内容は同じようなものばかりで、「大丈夫なのか?」「対戦相手の波耶って子最低」「止めさせるべきでは?」などという内容ばかりだった。
そんなメッセージの中、あるメッセージに目がいった。
「東雲くん、相手の実況者。君たちの行動を見ているぞ」
それは、考えてはなかった。
確かに、今俺を含めてこの状況を撮影しているのは、三つ。俺、ゲームマスター、HANABIさんの三つ。もし、HANABIさんのリスナーが俺の動画を見ていたとして、それをHANABIさんに教えていれば、あの短時間でエリスを発見することができ、説明もつく。
ただ、もう一つ気になることがある。それは、短時間でエリスとの距離を縮めたことだ。
可能性としては、
一、スピード型
二、何らかのスキルによるスピードアップ
三、どちらも
のどれかだと思う。
どうすれば、エリスを勝たせることが出来るのだろうか?
スキルさえ使えれば、勝てる可能性があるのだが、未だにどうすればスキルが発動するのかもわからないし、使用したところで、勝てるかもわからない。
兎に角、今はエリスを信じるしかない。
エリスは見つけたマシンガンを装備すると、建て物の柱などに隠れながら、ゆっくりと進んでいく。
そっと、顔を覗かせる。すると、銃声と共に、エリスの頬に傷が出来た。
バレている。
その瞬間、俺は確信した。リスナーによる情報提供。あんなに早く見つかるわけが無い。
確かに、クリムのルール説明ではそんなことは一切言われていない。つまり、反則ではない。
こちらも、リスナーさんに呼びかけて・・・いや、そんなことはしたくない。
だったら、FPS視点にして見るか?
FPS視点とは主人公の視点でプレイする。逆に今やっているTPS視点とは、主人公の背後から見た視点である。
こうすることで、周りの居場所の状況が分かりづらくなるはずだ。ただ、エリスの状況がわかりにくくなることが、この視点の欠点である。
「エリス、とりあえず、ここから離れるぞ」 『でもどこに?』
「ちょっと待ってくれ」
俺は左下にあるマップを拡大した。
そして、ある場所に目的地を定めた。それは、廃校舎だ。
「エリス、いいか?今から、ある場所へ向かってもらいたい。今から、道順を教えるからよく聞いてくれ。次の角を右左右右左左右左左右左右左左右左左だ。その道の左側の建て物へ入ってくれ」
『分かりました』
エリスはそう言うと走り出した。
一度言った言葉は、エリスなら覚えられる。向こうの波耶って子はどうかわからないが。
エリスの視点になっている為、画面が上下左右に動く。
十五分ほど走ると、目的地の廃校舎に着いた。
窓ガラスは割れ、ツルやツタが校舎全体に巻きついている。
「とりあえず、中に入れ」
『はい』
エリスは言われるがままに、校舎の中へ。中は薄暗く、天井が所々落ちている。
「ところで、エリスは俺の姿とかは見えるのか?」
『はい。パソコンに着いているカメラで』
「そうなのか。兎に角、あとは任せるから」
『えっ!?りゅーく様!?』
エリスは驚いた顔を見せた。が、数秒後エリスは『分かりました』と返事をした。
『どこにいるのですかね?』
波耶がエリスを追って校舎に入ってきたのだ。
『こっちですかね?』
波耶はエリスが歩いて行った方向に向かった。まるで、そこにいるのが分かっているかのように。
波耶は、持っているライフルを構えた。
ヘッドショットを決めれば、勝てる。これで二勝。あと一度勝てば、この勝負私の勝ち。
波耶に笑みがこぼれた。
この角の先に居ることは分かっている。あとは、どっちが先に撃つかだけ。
そんな波耶の前に
コロン。黒い物体が転がってきた。
まさか、これって・・・
そう思った時には、遅かった。
気づいた時には、違う場所へと飛ばされていた。
『やってくれましたね』
波耶は完全に怒っていた。
『HANABI様。スキルの多様化をお願いします』
こうなった波耶は止められない。
「とりあえず、一勝だ。残り、二回頑張れよ」
『はい!あと二回頑張ります』
これは完全に作戦勝ちだった。
まず、エリスと波耶との距離を離し、パソコンについているカメラでエリスに指示を出したのだ。こうすることにより、相手に作戦を伝えなくしたのだ。そして、持っていたグレネードをぽいっと投げれば、完了だ。もし、避けられた場合は、すぐさまマシンガンで連射する作戦だったが、見事に爆破されたので、良しとしよう。
ただ、あと二回これが通じるかどうか。
兎に角考えても無駄だ。
「ここから離れるぞ」
『はい!』
エリスは俺の指示により、校舎を出た。
「とりあえず、再び武器探しだ。マシンガンだけでは心細いからな」
『では、探しに行ってきます』
エリスは近くのビルへと走っていった。
五分が経ち、エリスの持ち物にショットガンとスモークグレネードとボウガンが手に入った。
もうそろそろ、相手の子がエリスを狙いに来る頃だろう。
俺のその感は的中した。エリスの正面から堂々と歩いて来たのだ。
エリスは咄嗟にショットガンを構えた。波耶がショットガンの範囲内に入るのを待つ。
あと少し、あと少し。
そう思った途端、波耶が左のビルの壁面にいた。そして、トンとビルの壁面を蹴ったと思えば、次は右のビルの壁面に。
速い。速すぎる。今の一瞬で、あの距離を飛ぶとは。左のビルと右のビルとの距離は五十メートルほど。それを一瞬で移動しているのだ。
「瞬間移動か?」
『いえ、スキルによる高速移動だとおもいます』
これで、長距離を短時間で移動した理由が分かった。
でもどうする。これじゃあ、狙いが定まらない。
エリスは右へ左へと銃口を向けるが、すぐさま移動され撃つことができない。
そんな状況をやること十数秒。波耶が、腰から長い刀を抜いた。そして、
「あ・・・・」
ゴトン。
エリスは首を刎ねられ、頭が地面に転がった。
あまりの衝撃な映像に動きが止まった。
が、すぐさま携帯が鳴る。
「エリスちゃんは大丈夫なの?」
俺が聞きたい。
スキルさえ使えれば勝ち目が無い訳ではない。しかし、どういうことなのか、スキルが使えないのだ。他の人のAIは開始すぐに使えているのだが、どうもそれが出来ない。
そうこう考えていると、エリスが画面に現れた。
「大丈夫か?」
『はい・・・』
「やっぱり、棄権した方が・・・」
『いえ、それはありません。私はずっと、りゅーく様の側に居たい。その為には、予選であろうと負ける訳にはならないのです。だから私はこの闘いもそのあとの闘いも勝たなくてはいけないのです!』
その時、スキルの使用が可能になった。
「そうだな。勝とう、絶対に!」
『はい!』
『この場の勝利を私に・・・』
エリスはそう呟くと、服が変化した。前の闘いでは巫女服だったが、今回はセーラー服だった。
『さてと、まずは武器と』
エリスはそう言うと、今さっきいた場所とは違う場所へと来ていた。さっきまでは道の真ん中だったが、今は完全にビルの中だ。
そして目の前には勇者とかが持っている剣が。
「もしかして、それで?」
『はい。同じような感じで』
エリスはビルから飛び降りて、大通りの交差点の真ん中に立った。
すると、右のほうから波耶が向かってきた。
『また、首を刎ねてあげる』
波耶はそう言うと、高速移動でエリスの側に来た。
『死になさい』
波耶は、刀を左から右へと薙ぎはらった。だが、
『何度もいけるとは思わないことね』
エリスは波耶の後ろにいた。
『もしかして、あなた・・・』
『そう・・・。瞬間移動よ』
エリスは波耶と同じように左から右へと薙ぎはらい、波耶の腹が上下真っ二つに別れた。
『まだ、こんなもんじゃないわよ』
エリスはそう言うと、上から下へと振り下ろした。
『まだまだ・・・まだまだまだまだまだまだ』
気づいた時には、波耶は木っ端微塵になっていた。
『さてと、他の武器を探すとしますか』
エリスは剣を地面に刺し、武器を探しに向かった。
『あの、女~!絶対に殺す』
「落ち着け、波耶。大丈夫さ、勝てるよ」
『HANABI様、あの女は今どこにいますか?』
「ここから南南東に八キロのところにいる」
『南南東ですね。早速、殺しに行ってあげる」
波耶は、殺意を胸の中に押し込み、武器を探しに向かった。
あれから何分が経つだろう。エリスがある地点から動かないのだ。
目を閉じ、ずっと動かない。
そんなことをしていると、目の前に現れた。モアだ。
「おい、エリス。来たぞ!おい!」
それでもエリスは動こうとはしない。
波耶は、先ほど手に入れたマグナムを手に持ち、銃口をエリスに向けた。
そして、引き金を引いた。
勝った。波耶は、そう思った。だが、エリスの発動しているスキルはそんな事では負けなかった。
弾が当たる寸前、エリスは瞬間移動により、弾を避けたのだ。
波耶は、そんな光景に一瞬唖然としたが、無理矢理意識をこちらに戻した。そして、次弾を撃とうと、再び引き金に指をかけたとき、エリスの閉じていた目が開いた。
『来た来た来た!』
エリスは手を横にある机の上に翳した。そして、それは現れた。
『よいしょっと!』
『んな・・・』
エリスがずっとその場にいて待っていた理由、それはガトリングガンだった。
『ちょ、ちょっと待って!』
『いくよー!』
エリスはそう言うと、五千発入った弾をぶっ放した。
ドドドドドドドドドという凄まじい音を出しながら、波耶に向けて撃つ。
波耶は、避けようとしたが、エリスの瞬間移動には勝てず、銃弾に捕まった。
そのあとは、長かった。エリスは入っていた五千発を全て撃ったのだ。
『快感!』
『し、試合終了!勝者、エリス。りゅーく様ペアです!』
「ふう~」
クリムのその言葉に思わず、ほっとした気持ちになった。
長かった。今回の試合はハラハラドキドキの展開で、余計に長く感じた。
「HANABIさん、楽しい試合ありがとうございました」
「こちらこそ。楽しかったです。次の試合も頑張って下さい」
「はい、お互いに」
「では、また」
そこでHANABIさんとの通話が終わった。
これで二勝目。あと一戦勝てば予選一位で通過出来る。
「エリス、あと一戦頑張ろうな」
『いえ、優勝まで頑張ります』
「そうだな」
翌日、Fブロック予選四戦目。まっさん03さんとリッチさんとの試合が行われ、あと少しのところで、まっさん03さんが負けた。
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