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第20話 白銀のドラゴン④
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アルジェントはドラゴン達の中でも高位のドラゴンの血筋らしく、ドラゴン部隊のドラゴン達がアルジェントに対して恭順を示す。
長い間ドラゴンに携わっていた人からしてもこの行為は珍しいことだと興奮気味に熱弁しながら紙に何かを記している。
「昴広は珍しい者達を引き寄せる匂いでもだしているのかのぉ?」
「白銀のドラゴンだけでなく、黒いフェンリルをも従える者がいるとはな。
まるでその場にいるだけであらゆる者を魅力すると言われている美の女神 ティルラツィーリ様のようだな。」
不思議そうに言うクラウディオさんとよく耳にする女神様に例えるヴァルファード辺境伯の2人から観察するようにジッと見られ、僕は困惑の表情を浮かべる。
匂いを出しているわけでもないし、女神様に例えられても、僕自身は特に変わったことをしたつもりは無いので原因は分からない。
「旦那様、そろそろ場所を屋敷の方に移した方が宜しいかと。」
クラウディオさんとヴァルファード辺境伯から僕に向けられる視線を断ち切ったのは、一切存在を感じさせないように控えていたヴァルファード辺境伯の執事さんだった。
「ん?あぁそうだな。立って話すのも疲れるし屋敷でお茶でもしようか。」
執事さんが促すようにヴァルファード辺境伯は了承して頷く。
2人の視線からやっと逃げることができ、ヴァルファード辺境伯とクラウディオさんにわからないように執事さんに礼をすると、執事さんは気にするなと首を横に軽く振り微笑んむ。
僕も同じように微笑かえす。
「アルジェント、僕達もう帰るね?」
未だ興味津々に観察している人に断りを入れてアルジェントに話しかける。
<我も主様と一緒に行く。>
「え?でも、その・・・・・・アルジェント大きいから・・・・・・」
ついてくる気満々のアルジェントに厳しいと思うと言外に匂わせながら目を逸らす。
フェンリル姿のスハイルくらいならばまだ大丈夫かとしれないが、流石にスハイルの倍以上あるアルジェントは無理だろうと考えを巡らせていると突然目の前から淡く光を放つ。
「これなら大丈夫でしょうか?」
何事かとアルジェントの方に視線を向けると、白銀の短髪をした20代後半くらいの美丈夫がアルジェントのいた場所に立っていた。
僕がその美丈夫をポカンと呆然の見上げていると、先程もアルジェントのことについて興奮しながら観察していた人が更に声に喜色を浮かべて捲し立てている声が耳に入ってくる。
その人がいうにはこの美丈夫はアルジェントらしいのだが、僕の思考が追いつかない。
「主様?」
一言も発しない僕をアルジェントは怪訝そうに見下ろす。
「・・・・・・アルジェント?」
「はい、主様。」
恐る恐る名前を呼ぶと目の前の美丈夫が嬉しげに破顔しながら返事をする。
どうやらこの美丈夫は本当にアルジェントらしい。
クラウディオさんやヴァルファード辺境伯も予想外だったみたいで僕と同じように固まっているのを見て、驚いてるのは僕だけじゃなかったと胸をなでおろす。
「変化魔法を使い人の形にしているのですが、人間は変化魔法を使わないのですか?」
アルジェントになぜ人間になれるのか尋ねるとパチクリと目を瞬かせ不思議だという風に首を傾げる。
僕はまだ魔法を使ったことがないのでその問いかけに答えることが出来ず、答えてくれそうなクラウディオさんに目を向けた。
「・・・・・・600年ほど昔では極一部の魔法を極めた者達だけが使えていたようだが、今は誰一人として使うことは出来ておらぬ。
白銀のドラゴンを従えるだけでも驚いておるのに、そのドラゴンが消失したとされている変化魔法を使えるとのぉ。」
クラウディオさんは信じられぬと口にし、面白そうにカッカッカッと声をあげて笑い、どのように変化するのかとおもちゃを見つけた子供のように目をキラキラさせたクラウディオさんとアルジェントが話し始める。
「はぁ・・・・・・。今日は次から次へとありえないことが起こる日だ・・・・・・。
クラウディオ殿、その話は私も気になるので屋敷に戻り落ち着いてから聞きましょう。」
ヴァルファード辺境伯は疲れたようにポツリと呟き、クラウディオさんとアルジェントの話を中断させ自身の屋敷へ行くように促す。
「む・・・・・・?そうだのぅ、流石に立っておるのも疲れたことだしのぉ。」
クラウディオさんはヴァルファード辺境伯の言葉にうむと納得するように頷き、僕たちを連れて素直にヴァルファード辺境伯のあとをついて屋敷へと向かう。
長い間ドラゴンに携わっていた人からしてもこの行為は珍しいことだと興奮気味に熱弁しながら紙に何かを記している。
「昴広は珍しい者達を引き寄せる匂いでもだしているのかのぉ?」
「白銀のドラゴンだけでなく、黒いフェンリルをも従える者がいるとはな。
まるでその場にいるだけであらゆる者を魅力すると言われている美の女神 ティルラツィーリ様のようだな。」
不思議そうに言うクラウディオさんとよく耳にする女神様に例えるヴァルファード辺境伯の2人から観察するようにジッと見られ、僕は困惑の表情を浮かべる。
匂いを出しているわけでもないし、女神様に例えられても、僕自身は特に変わったことをしたつもりは無いので原因は分からない。
「旦那様、そろそろ場所を屋敷の方に移した方が宜しいかと。」
クラウディオさんとヴァルファード辺境伯から僕に向けられる視線を断ち切ったのは、一切存在を感じさせないように控えていたヴァルファード辺境伯の執事さんだった。
「ん?あぁそうだな。立って話すのも疲れるし屋敷でお茶でもしようか。」
執事さんが促すようにヴァルファード辺境伯は了承して頷く。
2人の視線からやっと逃げることができ、ヴァルファード辺境伯とクラウディオさんにわからないように執事さんに礼をすると、執事さんは気にするなと首を横に軽く振り微笑んむ。
僕も同じように微笑かえす。
「アルジェント、僕達もう帰るね?」
未だ興味津々に観察している人に断りを入れてアルジェントに話しかける。
<我も主様と一緒に行く。>
「え?でも、その・・・・・・アルジェント大きいから・・・・・・」
ついてくる気満々のアルジェントに厳しいと思うと言外に匂わせながら目を逸らす。
フェンリル姿のスハイルくらいならばまだ大丈夫かとしれないが、流石にスハイルの倍以上あるアルジェントは無理だろうと考えを巡らせていると突然目の前から淡く光を放つ。
「これなら大丈夫でしょうか?」
何事かとアルジェントの方に視線を向けると、白銀の短髪をした20代後半くらいの美丈夫がアルジェントのいた場所に立っていた。
僕がその美丈夫をポカンと呆然の見上げていると、先程もアルジェントのことについて興奮しながら観察していた人が更に声に喜色を浮かべて捲し立てている声が耳に入ってくる。
その人がいうにはこの美丈夫はアルジェントらしいのだが、僕の思考が追いつかない。
「主様?」
一言も発しない僕をアルジェントは怪訝そうに見下ろす。
「・・・・・・アルジェント?」
「はい、主様。」
恐る恐る名前を呼ぶと目の前の美丈夫が嬉しげに破顔しながら返事をする。
どうやらこの美丈夫は本当にアルジェントらしい。
クラウディオさんやヴァルファード辺境伯も予想外だったみたいで僕と同じように固まっているのを見て、驚いてるのは僕だけじゃなかったと胸をなでおろす。
「変化魔法を使い人の形にしているのですが、人間は変化魔法を使わないのですか?」
アルジェントになぜ人間になれるのか尋ねるとパチクリと目を瞬かせ不思議だという風に首を傾げる。
僕はまだ魔法を使ったことがないのでその問いかけに答えることが出来ず、答えてくれそうなクラウディオさんに目を向けた。
「・・・・・・600年ほど昔では極一部の魔法を極めた者達だけが使えていたようだが、今は誰一人として使うことは出来ておらぬ。
白銀のドラゴンを従えるだけでも驚いておるのに、そのドラゴンが消失したとされている変化魔法を使えるとのぉ。」
クラウディオさんは信じられぬと口にし、面白そうにカッカッカッと声をあげて笑い、どのように変化するのかとおもちゃを見つけた子供のように目をキラキラさせたクラウディオさんとアルジェントが話し始める。
「はぁ・・・・・・。今日は次から次へとありえないことが起こる日だ・・・・・・。
クラウディオ殿、その話は私も気になるので屋敷に戻り落ち着いてから聞きましょう。」
ヴァルファード辺境伯は疲れたようにポツリと呟き、クラウディオさんとアルジェントの話を中断させ自身の屋敷へ行くように促す。
「む・・・・・・?そうだのぅ、流石に立っておるのも疲れたことだしのぉ。」
クラウディオさんはヴァルファード辺境伯の言葉にうむと納得するように頷き、僕たちを連れて素直にヴァルファード辺境伯のあとをついて屋敷へと向かう。
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