39 / 144
出会い編
求婚3
しおりを挟む
目を覚ますと、ジョシュが抱きついて、竜王様がお父様とお母様を救ってくれると約束してくれたと泣きながらわたしに報告してきた。
「アル、本当なの? でも、どうやって? 時間は巻き戻せないって言ってたのに」
「時間巻き戻すことは出来ぬが、両親を救うことは出来ると思う。ローリーにしたように我の魔力を注入するのだ。だが、一刻を争うゆえ、我だけではどうにもならん。エリック、済まぬが、我が一人目の目途が立つまで、もう一人に己の魔力を注いでくれるか?」
「御意」
「済まん。フェリシアも済まんな」
アルが二人の竜族の人に、済まなそうな顔をして言った。
「いいえ。竜王様のお役に立てるなら本望だと申し上げましたでしょう?」
「こちらの準備は整った。あとはローリー次第だ。魔法を解き、時間が動き出すようにするのは、ローリーしか出来ぬゆえな」
わたしに否はなかった。
寝て休んだおかげで、気分も随分良くなった。
皆で、倒れている両親二人の元へ向かう。
血溜まりの中の二人を見ると、良くなったと思った気分がまた悪くなる。
自分が魔法を解くことによって時が動き出す、その怖ろしさに体が震え、身を竦ませるわたしをジョシュが抱きしめて、励ましてくれた。
アルはまず二人の元へ行くと、自分の腕を大剣でスパっと切った。
「あ、アルっ!!」
わたしは驚いて思わず叫んでしまった。
「大丈夫だ」
そう言って、だらだらと流れ出る血を二人の体の傷の上に垂らしていく。
「これで再生能力が高まる」
流れ出る血は怖い。
命が吸い出されてしまいそうで、ジョシュにぎゅっと抱きついて目を背けそうになるのを我慢した。
「よし、準備は整った。ローリー、魔法を解除せよ」
わたしが魔法を解くと同時に、アルがお母様に、エリックと呼ばれた竜族の一人がお父様に口移しに魔力を注いでいく。
噴出していた血も止まり、胸が上下してお母様がせき込み、肺に溜まっていた血を吐きだした。
「こちらはこれでよし、エリック代ろう」
エリックさんと交代して、アルがお父様に口移しに魔力を注入する。
交代したエリックさんはふらつき、竜族の女の人に支えられて、逆に女の人から口移しに魔力の補充をしてもらっている。
魔力は生命力だと言っていたアルの言葉が蘇る。
しばらくすると、お父様の方も息を吹き返し、ようやくアルは血まみれの体を二人から離した。
アルは今まで見たことがないほど憔悴しきった様子で、後は治癒魔法と回復魔法で大丈夫だろうとわたしに力なく笑いかけ、床に座り込んだ。
血で汚れるから来なくていいと言うアルを無視して、両手を回して座り込んでいるアルを抱きしめた。
ただ、アルを労いたかった。
瀕死の両親を救って欲しいというわたしの無理な我が儘な願いを、身を削って叶えてくれた。
竜王様のアルと言えど、死にかけた者を蘇らせるのは簡単なことではなかったのだ。
「ごめんなさい。ごめんなさい。こんなふうになるなんて、わたし思わなくてっ。代わりにアルが死んじゃうかと思ったっ。本当にごめんなさい。でも、ありがとう。本当にありがとう」
両親が助かった嬉しさと身を削らせた申し訳なさと労苦への感謝の気持ちがない交ぜになって、涙が勝手に溢れる。
わたしはアルの背に顔をくっつけて泣いた。
その後、アルが王様に交渉してしばらく住めることになったという、王宮の敷地内にある離宮へと居を移した。
離宮では、至れり尽くせりで、身の周りの世話は全て王宮に働く人達がしてくれるし、両親も王宮魔法使いによって治癒魔法や回復魔法がなされ、どんどん元気になっている。
ジョシュは嫌々学校に戻らされたけど、しょっちゅう帰って来て顔を見せてくれる。
両親に魔力を注ぎ込んで、一時的に体力が落ちていたアルもエリックさんも今では元通りに復活した。
驚いたことにエリックさんとフェリシアさんは、大森林地帯の女神の泉近くに住む竜族のカップルだった。
他にも数組の竜族のカップルが大森林地帯には住んでいるらしい。
わたしにも変化があった。
両親の時を解いた時にわたしの時も動き出したため、体が引っ張られるような痛みがあったり、体を成長させるのに魔力が費やされるのか、体力の消耗が激しくて、熱が出たりする。
そのため、未だにわたしはベッドの中だ。
ああ、アルがやって来た。
満面の笑みでにじり寄ってくる。
「さあ、ローリー、薬の時間だ。口を開けて」
むむむ、わたしはチラリと視線をディーン達に向けた。
アルや竜族にとって、魔力を口移しする行為は人間の愛情の表現であるキスとは意味が違うんだろうけど、わたしは人間だから恥ずかしい。
いくら薬だと言われても、確かに効果もてき面に顕れているけどっ、公衆の面前でそれをするのはとても恥ずかしい。
アルはくるりとディーン達の方に向きを変えると言った。
手で払うようなゼスチャー付きで。
「お前達、ローリーが恥ずかしがるから、ちょっと部屋を出ておれ」
アルは三人を追い出すと、さあ、さあ、とわたしを促す。
「ほら、もう、誰もいないから、恥ずかしくはないだろう? さあ、口を開けて。舌を出せ」
覚悟を決めたものの、やっぱり恥ずかしくて、ぎゅっと目を瞑って、アルの言うとおりに口を開けて舌を出した。
「よしよし、ローリーはよいこだなー」
でも、アルは言うだけで、自分から急かしたくせに、なかなかしてこない。
「アリュ、まだぁ? 早くぅ」
待ちきれずに、焦れて、わたしは目を瞑って口を開け、舌も出したままアルを急かした。
「そうか、そうか、早くして欲しいのか。分かった分かった、してやろうな」
そうっと頭と顎に手が添えられたと思ったら、優しく舌をちゅっと吸われた。
「あん」
鼻にかかった甘い声が漏れた。
自分で出した声に、自分が恥ずかしくなる。
口をアルの唇でゆっくり塞がれると、舌がヌルリと滑り込んできて口の中を舐め回される。
そして、アルは自分の舌をわたしの舌に絡めながら、魔力を少しずつ注ぎ始めた。
「あ、うん、う、ん、ん、あん、あ、舌吸ったらやだ、ある、あん、あん、・・・・・・」
わたしは正式な魔力の口移しなんて知らないから、これが効率の良い正しい方法と言われれば文句も言えない。
でも、この魔力の口移しを受ける度に、わたしはとても恥ずかしい思いをさせられている気がする。
頭がくらくらするから、アルにされるがままで、ろくな抵抗も出来ずに翻弄されてしまう。
それに、魔力とともにアルのわたしを想う気持ちみたいなものまで流れ込んでくるから、それも堪らない。
恥ずかしくて、顔が熱いから、おそらく赤くなっているだろう顔を俯けるわたしを見て、アルは実に満足げで、なんか妙に腹立たしい。
アルのくせにって思う。
そして、アルはいつものようにわたしの目を手で覆うと、眠りへと誘う魔法をかけた。
「ゆっくり休むがよい」
わたしは、アルの落ち着いた心地よい声音の言葉を聞くと同時に眠りに落ちた。
「アル、本当なの? でも、どうやって? 時間は巻き戻せないって言ってたのに」
「時間巻き戻すことは出来ぬが、両親を救うことは出来ると思う。ローリーにしたように我の魔力を注入するのだ。だが、一刻を争うゆえ、我だけではどうにもならん。エリック、済まぬが、我が一人目の目途が立つまで、もう一人に己の魔力を注いでくれるか?」
「御意」
「済まん。フェリシアも済まんな」
アルが二人の竜族の人に、済まなそうな顔をして言った。
「いいえ。竜王様のお役に立てるなら本望だと申し上げましたでしょう?」
「こちらの準備は整った。あとはローリー次第だ。魔法を解き、時間が動き出すようにするのは、ローリーしか出来ぬゆえな」
わたしに否はなかった。
寝て休んだおかげで、気分も随分良くなった。
皆で、倒れている両親二人の元へ向かう。
血溜まりの中の二人を見ると、良くなったと思った気分がまた悪くなる。
自分が魔法を解くことによって時が動き出す、その怖ろしさに体が震え、身を竦ませるわたしをジョシュが抱きしめて、励ましてくれた。
アルはまず二人の元へ行くと、自分の腕を大剣でスパっと切った。
「あ、アルっ!!」
わたしは驚いて思わず叫んでしまった。
「大丈夫だ」
そう言って、だらだらと流れ出る血を二人の体の傷の上に垂らしていく。
「これで再生能力が高まる」
流れ出る血は怖い。
命が吸い出されてしまいそうで、ジョシュにぎゅっと抱きついて目を背けそうになるのを我慢した。
「よし、準備は整った。ローリー、魔法を解除せよ」
わたしが魔法を解くと同時に、アルがお母様に、エリックと呼ばれた竜族の一人がお父様に口移しに魔力を注いでいく。
噴出していた血も止まり、胸が上下してお母様がせき込み、肺に溜まっていた血を吐きだした。
「こちらはこれでよし、エリック代ろう」
エリックさんと交代して、アルがお父様に口移しに魔力を注入する。
交代したエリックさんはふらつき、竜族の女の人に支えられて、逆に女の人から口移しに魔力の補充をしてもらっている。
魔力は生命力だと言っていたアルの言葉が蘇る。
しばらくすると、お父様の方も息を吹き返し、ようやくアルは血まみれの体を二人から離した。
アルは今まで見たことがないほど憔悴しきった様子で、後は治癒魔法と回復魔法で大丈夫だろうとわたしに力なく笑いかけ、床に座り込んだ。
血で汚れるから来なくていいと言うアルを無視して、両手を回して座り込んでいるアルを抱きしめた。
ただ、アルを労いたかった。
瀕死の両親を救って欲しいというわたしの無理な我が儘な願いを、身を削って叶えてくれた。
竜王様のアルと言えど、死にかけた者を蘇らせるのは簡単なことではなかったのだ。
「ごめんなさい。ごめんなさい。こんなふうになるなんて、わたし思わなくてっ。代わりにアルが死んじゃうかと思ったっ。本当にごめんなさい。でも、ありがとう。本当にありがとう」
両親が助かった嬉しさと身を削らせた申し訳なさと労苦への感謝の気持ちがない交ぜになって、涙が勝手に溢れる。
わたしはアルの背に顔をくっつけて泣いた。
その後、アルが王様に交渉してしばらく住めることになったという、王宮の敷地内にある離宮へと居を移した。
離宮では、至れり尽くせりで、身の周りの世話は全て王宮に働く人達がしてくれるし、両親も王宮魔法使いによって治癒魔法や回復魔法がなされ、どんどん元気になっている。
ジョシュは嫌々学校に戻らされたけど、しょっちゅう帰って来て顔を見せてくれる。
両親に魔力を注ぎ込んで、一時的に体力が落ちていたアルもエリックさんも今では元通りに復活した。
驚いたことにエリックさんとフェリシアさんは、大森林地帯の女神の泉近くに住む竜族のカップルだった。
他にも数組の竜族のカップルが大森林地帯には住んでいるらしい。
わたしにも変化があった。
両親の時を解いた時にわたしの時も動き出したため、体が引っ張られるような痛みがあったり、体を成長させるのに魔力が費やされるのか、体力の消耗が激しくて、熱が出たりする。
そのため、未だにわたしはベッドの中だ。
ああ、アルがやって来た。
満面の笑みでにじり寄ってくる。
「さあ、ローリー、薬の時間だ。口を開けて」
むむむ、わたしはチラリと視線をディーン達に向けた。
アルや竜族にとって、魔力を口移しする行為は人間の愛情の表現であるキスとは意味が違うんだろうけど、わたしは人間だから恥ずかしい。
いくら薬だと言われても、確かに効果もてき面に顕れているけどっ、公衆の面前でそれをするのはとても恥ずかしい。
アルはくるりとディーン達の方に向きを変えると言った。
手で払うようなゼスチャー付きで。
「お前達、ローリーが恥ずかしがるから、ちょっと部屋を出ておれ」
アルは三人を追い出すと、さあ、さあ、とわたしを促す。
「ほら、もう、誰もいないから、恥ずかしくはないだろう? さあ、口を開けて。舌を出せ」
覚悟を決めたものの、やっぱり恥ずかしくて、ぎゅっと目を瞑って、アルの言うとおりに口を開けて舌を出した。
「よしよし、ローリーはよいこだなー」
でも、アルは言うだけで、自分から急かしたくせに、なかなかしてこない。
「アリュ、まだぁ? 早くぅ」
待ちきれずに、焦れて、わたしは目を瞑って口を開け、舌も出したままアルを急かした。
「そうか、そうか、早くして欲しいのか。分かった分かった、してやろうな」
そうっと頭と顎に手が添えられたと思ったら、優しく舌をちゅっと吸われた。
「あん」
鼻にかかった甘い声が漏れた。
自分で出した声に、自分が恥ずかしくなる。
口をアルの唇でゆっくり塞がれると、舌がヌルリと滑り込んできて口の中を舐め回される。
そして、アルは自分の舌をわたしの舌に絡めながら、魔力を少しずつ注ぎ始めた。
「あ、うん、う、ん、ん、あん、あ、舌吸ったらやだ、ある、あん、あん、・・・・・・」
わたしは正式な魔力の口移しなんて知らないから、これが効率の良い正しい方法と言われれば文句も言えない。
でも、この魔力の口移しを受ける度に、わたしはとても恥ずかしい思いをさせられている気がする。
頭がくらくらするから、アルにされるがままで、ろくな抵抗も出来ずに翻弄されてしまう。
それに、魔力とともにアルのわたしを想う気持ちみたいなものまで流れ込んでくるから、それも堪らない。
恥ずかしくて、顔が熱いから、おそらく赤くなっているだろう顔を俯けるわたしを見て、アルは実に満足げで、なんか妙に腹立たしい。
アルのくせにって思う。
そして、アルはいつものようにわたしの目を手で覆うと、眠りへと誘う魔法をかけた。
「ゆっくり休むがよい」
わたしは、アルの落ち着いた心地よい声音の言葉を聞くと同時に眠りに落ちた。
1
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
ヤンデレ王子を闇落ちから救ったら愛執まみれの独占欲に囚われました
大江戸ウメコ
恋愛
幼い頃に精霊の祝福である未来視の力が開花し、「夫である第二王子ナハルドに殺される」という己の運命を知った伯爵令嬢ツィーラ。この悲惨な未来を変えるべく、ツィーラは彼を避けようとしたが、ひょんなことから婚約者に選ばれてしまった! ならば、ナハルドが将来闇落ちしないよう、側で彼を支えることを決意する。そんな努力の甲斐あって、ツィーラへの好意を隠さず伝えてくるほど、ナハルドとの関係は良好になった。だけど、彼の並々ならぬ執着心のすべてを、ツィーラはまだ知らなくて――
ブラック企業で倒れた私を、ネトゲ仲間の社長が強制保護して溺愛しています
紅 与一
恋愛
過労で倒れた私を救ったのは、
ネトゲ仲間――そしてIT企業の若き社長。
「もう君は、僕の管理下だよ」
退院と同時に退職手続きは完了。
住む場所も、生活も、すべて彼に囲われた。
外出制限、健康管理、過保護な独占欲。
甘くて危険な“保護生活”の中で、
私は少しずつ彼に心を奪われていく――。
元社畜OL×執着気味の溺愛社長
囲い込み同棲ラブストーリー。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
最弱白竜ですが、なぜか学園最強の銀竜に番認定されました
斉藤めめめ
恋愛
竜の血を引く者だけが貴族になれるこの世界で、白竜は最も格の低い竜の証。
白竜の男爵令嬢リーゼロッテは、特待生として国内最高峰の王立竜騎学園に入学する。待っていたのは上位貴族からの蔑みと、学園を支配する四人の御曹司「四竜」。
その筆頭、銀竜公爵家の嫡男ルシアンに初日から啖呵を切ったリーゼは、いじめと嫉妬の嵐に巻き込まれていく。
それでも彼女は媚びない、逃げない、折れない。
やがてルシアンはリーゼから目が離せなくなり――
白竜の少女が、学園と王国の運命を変える。
身分差×竜×学園ラブファンタジー、開幕。
拾った年上侯爵が甘え上手すぎて、よしよししてたら婚約することになりました
星乃和花
恋愛
⭐︎火木土21:00更新ー本編8話・後日談8話⭐︎
王都の市場で花屋をしているリナは、ある朝――
路地裏で倒れている“美形の年上男性”を拾ってしまう。
熱で弱っているだけ……のはずが、彼はなぜか距離が近い。
「行かないで」「撫でて」「君がいると回復する」
甘えが上手すぎるうえに、褒め方までずるい。
よしよし看病してあげていたら、いつの間にか毎日市場に現れるようになり、
気づけば花屋は貴族の面会所(?)になっていて――
しかも彼の正体は、王都を支える侯爵家の当主だった!?
「君は国のために必要だ(※僕が倒れるから)」
年上当主の“甘え策略”に、花屋の心臓は今日ももたない。
ほのぼの王都日常コメディ×甘やかし捕獲ラブ、開幕です。
病弱な彼女は、外科医の先生に静かに愛されています 〜穏やかな執着に、逃げ場はない〜
来栖れいな
恋愛
――穏やかな微笑みの裏に、逃げられない愛があった。
望んでいたわけじゃない。
けれど、逃げられなかった。
生まれつき弱い心臓を抱える彼女に、政略結婚の話が持ち上がった。
親が決めた未来なんて、受け入れられるはずがない。
無表情な彼の穏やかさが、余計に腹立たしかった。
それでも――彼だけは違った。
優しさの奥に、私の知らない熱を隠していた。
形式だけのはずだった関係は、少しずつ形を変えていく。
これは束縛? それとも、本当の愛?
穏やかな外科医に包まれていく、静かで深い恋の物語。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる