69 / 144
恋人編
誕生会
しおりを挟む
「ごめんなさい。話してくれたら、赦すって言ったくせに、怒って離宮から飛び出しちゃって」
ローリーは学校から離宮に戻ると、すぐに我の執務室を訪れ、謝った。
明日はローリーの誕生会、つまり求婚する日、我はやきもきしてこの一週間を過ごしたが、どうにか赦してくれたようでほっとする。
学校にいるディーンからローリーの様子は聞いていたものの、直接会って話すまではやはり安心が出来なかった。 とにかく、本当に良かった。
これも皆が間に入って、尽力してくれたおかげだと思う。
ローリーはこの一週間、三日目くらいには怒りも静まって、落ち着きを取り戻していたらしいが、我が学校に行くと逃げてしまって、話しかけようにも距離をおかれてしまっていた。
「いや、よいのだ、よいのだ。そなたがこうして我の元に戻って来てくれたのだから、もうよい」
入口近くに止まったままのローリーに近付き、恐る恐る抱き寄せ、ローリーが拒まなかった事に心底安堵する。
そして、手を引き長椅子にまで誘導すると、二人で並んで腰かけた。
「呆れてる? 番いがこんなに嫉妬深い女で、嫌になったでしょ? 恋人でもなかった大昔の事で、アルを責める資格なんてわたしには無いのに」
ローリーは自嘲するように言って、涙をぽろりとこぼした。
「自分の勝手な思い込みで魔力を暴走させたり、過去の事に怒って飛び出したり、反省したの。わたし、子供だった。何も知らない馬鹿な子供だった。あの女の言った通りよ。こんな番いじゃあ、アルが可哀想よね。でもね、わたし、アルが好きなの、心の底から愛してるの」
ぽろぽろと涙をこぼして、愛の言葉をくれるローリーに愛おしさが募る。
堪え切れず、ローリーをぎゅうぎゅう抱きしめて、頬ずりして、同じように愛の言葉を贈った。
「我もだ、我も心の底から、そなたを愛しておる。あの女が何を言ったか知らんが、我は可哀想なんかではないぞ? 我はローリーが番いで本当に嬉しいのだ。そなたが大好きなのだ。魔力を暴走させてもよい、怒ってもよい、我は気にせぬ。そなたがこうして我と共にあってくれるならな」
「うん。ごめんね、ありがとう」
ローリーは我から体を離し、涙を拭いた。
そして、我の両の手をしっかり握ると、真剣な眼差しで決意表明をする。
「わたし、もう、アルとは離れられない。だから、アルのためにも、わたし自身のためにも、早く大人になるわ! 待ってて!」
誕生会当日、ローリーは朝から支度に大わらわで、母親を含めた女性達と共に自室に引きこもって出て来なかった。
社交界デビューしていないローリーの誕生会は、身内と学校の友人のみ招待された小さなものだが、我にとってはとても重要な意味を持つ。
誕生会をこのまま婚約式に、可能ならば結婚式にしたいと考えているからだ。
舅殿の許可は取ってある。
ローリーさえ、うんと言ってくれたら、今夜には・・・
食堂には生花やリボンで装飾が施されており、テーブルには立食パーティー用の食事が用意されている。
他の招待客と共にローリーが来るのを待っていると、宰相にボコボコに殴られた跡を残したディーンが隣にやって来てぼそっと言った。
「アルベルト様、ニヤニヤして、顔がイヤラシイです。何を考えていたのかは大体想像がつきますけど、気が早過ぎますよ。まずは、婚約を成立させないと」
「でも、昨日は、涙を流して、我とは離れられない、心の底から愛していると言ってくれたぞ? それに今度は間違われないように、薔薇の花束と令嬢達に人気だというティファラー製のエンゲージリングも用意したのだ。完璧だろう? 二人のための愛の巣は作っておいて正解だった。準備も万端だ。一週間は留守にするぞ。竜王国に移る時期については、ローリーと話し合って決めるつもりだ。ああ、きっとすぐに子竜が生まれるな。初めての子だから、しっかりした乳母が必要だな。フェリシアも世話をしてくれるだろうが、子を産んだ経験があって、同じ人間である宰相の番いがいいかな?」
「・・・・・・」
ディーンは我が問い掛けたにもかかわらず、答えないでどこかに行ってしまった。
薄情な奴め。それとも子竜の世話をディーンもしたかったのかな?
拗ねたのか? しょうのない奴だ。
だが、ディーンの言う事も、もっともだ。
子竜の世話について考えるのは、いささか気が早い。
とりあえずは、今夜するコトについて、じっくり綿密に計画を立てよう。
我の選んだエレガントで愛らしいドレスはとてもローリーに似合っていた。
髪を結い上げ、化粧を施したローリーは大人っぽくて、ドキドキした。
我はいつもいつも、こんなふうにローリーに恋をしてしまう。
でもローリーはすでに心を通わせた我の恋人なのだ。
そう思うと嬉しくて、ついニマニマしてしまう。
「すごく綺麗だ。成人おめでとう! まずは誕生日の贈り物だ」
手を取り、口づけた後、ローリーの首にキラキラと七色に輝く宝石のついたペンダントをかけてやった。
「我の魔力で作った魔石を加工してもらったのだ。我の心を込めた。受け取って欲しい」
試行錯誤を繰り返して作った結果、ローリーの魔力をイメージして作ったこれが一番美しかった。
「ありがとう。すごく嬉しい。大切にするね。あ、アル、その胸の薔薇はもしかして?」
「ああ、ローリーが初めて我を好きだと言って、くれた薔薇だ」
我がコップに挿して持ち歩くのをローリーが見かねて、薔薇に時を凍らせる魔法をかけてくれた。
「我の一番の宝物だ」
「アル・・・」
よし! ムードも最高潮!
脇に置いてあった薔薇の花束を手に取り、片膝をついた。
「グローリア嬢、我は初めて会った時から、そなたが好きだった。共に過ごして、もっと好きになった。愛している。生涯大切にすると誓う。どうか我の妻になって欲しい」
花束を差し出すとローリーは受け取って、わたしもあなたを愛しています、あなたの妻にして下さいと言ってくれた。
我はローリーを抱きしめ、早速、指に用意したエンゲージリングを嵌める。
よし! これで婚約成立だ!
「ありがとう、ローリー。求婚を受けてくれて、我は嬉しい。それでだな、どうだろう、このまま結婚」
「アル、それから皆にも聞いてもらいたいの」
「わたし、グローリア=ハイネケンはたった今、アルベルト=シュヴァイツ様の求婚を受け入れ、結婚する事を承諾しました。しかし、わたしはまだ学生で、成人したとはいえ、まだ世間の事を何も知らない半人前の子供です。だから、結婚は学校を卒業した時にしたいと思います」
卒業? 卒業っていつ?!
「ローリー!? なんで? なんで? そなただって早く結婚したいって、言っていたではないか!」
「うん、ごめんね。あの時は本当にそう思ってた。わたし子供だったの。何も分かってなかったのよ」
「学校に行きたいのなら、結婚してからでも、学校に通えばよいのだぞ?」
「アル、そうじゃないの。わたし、今はまだ、あなたの妻になる自信がないの。だから、もう少し大人になるまで待って?」
今夜は愛の巣で、あんなことや、こんなこと・・・
そんな~っ!
ローリーは学校から離宮に戻ると、すぐに我の執務室を訪れ、謝った。
明日はローリーの誕生会、つまり求婚する日、我はやきもきしてこの一週間を過ごしたが、どうにか赦してくれたようでほっとする。
学校にいるディーンからローリーの様子は聞いていたものの、直接会って話すまではやはり安心が出来なかった。 とにかく、本当に良かった。
これも皆が間に入って、尽力してくれたおかげだと思う。
ローリーはこの一週間、三日目くらいには怒りも静まって、落ち着きを取り戻していたらしいが、我が学校に行くと逃げてしまって、話しかけようにも距離をおかれてしまっていた。
「いや、よいのだ、よいのだ。そなたがこうして我の元に戻って来てくれたのだから、もうよい」
入口近くに止まったままのローリーに近付き、恐る恐る抱き寄せ、ローリーが拒まなかった事に心底安堵する。
そして、手を引き長椅子にまで誘導すると、二人で並んで腰かけた。
「呆れてる? 番いがこんなに嫉妬深い女で、嫌になったでしょ? 恋人でもなかった大昔の事で、アルを責める資格なんてわたしには無いのに」
ローリーは自嘲するように言って、涙をぽろりとこぼした。
「自分の勝手な思い込みで魔力を暴走させたり、過去の事に怒って飛び出したり、反省したの。わたし、子供だった。何も知らない馬鹿な子供だった。あの女の言った通りよ。こんな番いじゃあ、アルが可哀想よね。でもね、わたし、アルが好きなの、心の底から愛してるの」
ぽろぽろと涙をこぼして、愛の言葉をくれるローリーに愛おしさが募る。
堪え切れず、ローリーをぎゅうぎゅう抱きしめて、頬ずりして、同じように愛の言葉を贈った。
「我もだ、我も心の底から、そなたを愛しておる。あの女が何を言ったか知らんが、我は可哀想なんかではないぞ? 我はローリーが番いで本当に嬉しいのだ。そなたが大好きなのだ。魔力を暴走させてもよい、怒ってもよい、我は気にせぬ。そなたがこうして我と共にあってくれるならな」
「うん。ごめんね、ありがとう」
ローリーは我から体を離し、涙を拭いた。
そして、我の両の手をしっかり握ると、真剣な眼差しで決意表明をする。
「わたし、もう、アルとは離れられない。だから、アルのためにも、わたし自身のためにも、早く大人になるわ! 待ってて!」
誕生会当日、ローリーは朝から支度に大わらわで、母親を含めた女性達と共に自室に引きこもって出て来なかった。
社交界デビューしていないローリーの誕生会は、身内と学校の友人のみ招待された小さなものだが、我にとってはとても重要な意味を持つ。
誕生会をこのまま婚約式に、可能ならば結婚式にしたいと考えているからだ。
舅殿の許可は取ってある。
ローリーさえ、うんと言ってくれたら、今夜には・・・
食堂には生花やリボンで装飾が施されており、テーブルには立食パーティー用の食事が用意されている。
他の招待客と共にローリーが来るのを待っていると、宰相にボコボコに殴られた跡を残したディーンが隣にやって来てぼそっと言った。
「アルベルト様、ニヤニヤして、顔がイヤラシイです。何を考えていたのかは大体想像がつきますけど、気が早過ぎますよ。まずは、婚約を成立させないと」
「でも、昨日は、涙を流して、我とは離れられない、心の底から愛していると言ってくれたぞ? それに今度は間違われないように、薔薇の花束と令嬢達に人気だというティファラー製のエンゲージリングも用意したのだ。完璧だろう? 二人のための愛の巣は作っておいて正解だった。準備も万端だ。一週間は留守にするぞ。竜王国に移る時期については、ローリーと話し合って決めるつもりだ。ああ、きっとすぐに子竜が生まれるな。初めての子だから、しっかりした乳母が必要だな。フェリシアも世話をしてくれるだろうが、子を産んだ経験があって、同じ人間である宰相の番いがいいかな?」
「・・・・・・」
ディーンは我が問い掛けたにもかかわらず、答えないでどこかに行ってしまった。
薄情な奴め。それとも子竜の世話をディーンもしたかったのかな?
拗ねたのか? しょうのない奴だ。
だが、ディーンの言う事も、もっともだ。
子竜の世話について考えるのは、いささか気が早い。
とりあえずは、今夜するコトについて、じっくり綿密に計画を立てよう。
我の選んだエレガントで愛らしいドレスはとてもローリーに似合っていた。
髪を結い上げ、化粧を施したローリーは大人っぽくて、ドキドキした。
我はいつもいつも、こんなふうにローリーに恋をしてしまう。
でもローリーはすでに心を通わせた我の恋人なのだ。
そう思うと嬉しくて、ついニマニマしてしまう。
「すごく綺麗だ。成人おめでとう! まずは誕生日の贈り物だ」
手を取り、口づけた後、ローリーの首にキラキラと七色に輝く宝石のついたペンダントをかけてやった。
「我の魔力で作った魔石を加工してもらったのだ。我の心を込めた。受け取って欲しい」
試行錯誤を繰り返して作った結果、ローリーの魔力をイメージして作ったこれが一番美しかった。
「ありがとう。すごく嬉しい。大切にするね。あ、アル、その胸の薔薇はもしかして?」
「ああ、ローリーが初めて我を好きだと言って、くれた薔薇だ」
我がコップに挿して持ち歩くのをローリーが見かねて、薔薇に時を凍らせる魔法をかけてくれた。
「我の一番の宝物だ」
「アル・・・」
よし! ムードも最高潮!
脇に置いてあった薔薇の花束を手に取り、片膝をついた。
「グローリア嬢、我は初めて会った時から、そなたが好きだった。共に過ごして、もっと好きになった。愛している。生涯大切にすると誓う。どうか我の妻になって欲しい」
花束を差し出すとローリーは受け取って、わたしもあなたを愛しています、あなたの妻にして下さいと言ってくれた。
我はローリーを抱きしめ、早速、指に用意したエンゲージリングを嵌める。
よし! これで婚約成立だ!
「ありがとう、ローリー。求婚を受けてくれて、我は嬉しい。それでだな、どうだろう、このまま結婚」
「アル、それから皆にも聞いてもらいたいの」
「わたし、グローリア=ハイネケンはたった今、アルベルト=シュヴァイツ様の求婚を受け入れ、結婚する事を承諾しました。しかし、わたしはまだ学生で、成人したとはいえ、まだ世間の事を何も知らない半人前の子供です。だから、結婚は学校を卒業した時にしたいと思います」
卒業? 卒業っていつ?!
「ローリー!? なんで? なんで? そなただって早く結婚したいって、言っていたではないか!」
「うん、ごめんね。あの時は本当にそう思ってた。わたし子供だったの。何も分かってなかったのよ」
「学校に行きたいのなら、結婚してからでも、学校に通えばよいのだぞ?」
「アル、そうじゃないの。わたし、今はまだ、あなたの妻になる自信がないの。だから、もう少し大人になるまで待って?」
今夜は愛の巣で、あんなことや、こんなこと・・・
そんな~っ!
1
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
ヤンデレ王子を闇落ちから救ったら愛執まみれの独占欲に囚われました
大江戸ウメコ
恋愛
幼い頃に精霊の祝福である未来視の力が開花し、「夫である第二王子ナハルドに殺される」という己の運命を知った伯爵令嬢ツィーラ。この悲惨な未来を変えるべく、ツィーラは彼を避けようとしたが、ひょんなことから婚約者に選ばれてしまった! ならば、ナハルドが将来闇落ちしないよう、側で彼を支えることを決意する。そんな努力の甲斐あって、ツィーラへの好意を隠さず伝えてくるほど、ナハルドとの関係は良好になった。だけど、彼の並々ならぬ執着心のすべてを、ツィーラはまだ知らなくて――
ブラック企業で倒れた私を、ネトゲ仲間の社長が強制保護して溺愛しています
紅 与一
恋愛
過労で倒れた私を救ったのは、
ネトゲ仲間――そしてIT企業の若き社長。
「もう君は、僕の管理下だよ」
退院と同時に退職手続きは完了。
住む場所も、生活も、すべて彼に囲われた。
外出制限、健康管理、過保護な独占欲。
甘くて危険な“保護生活”の中で、
私は少しずつ彼に心を奪われていく――。
元社畜OL×執着気味の溺愛社長
囲い込み同棲ラブストーリー。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
最弱白竜ですが、なぜか学園最強の銀竜に番認定されました
斉藤めめめ
恋愛
竜の血を引く者だけが貴族になれるこの世界で、白竜は最も格の低い竜の証。
白竜の男爵令嬢リーゼロッテは、特待生として国内最高峰の王立竜騎学園に入学する。待っていたのは上位貴族からの蔑みと、学園を支配する四人の御曹司「四竜」。
その筆頭、銀竜公爵家の嫡男ルシアンに初日から啖呵を切ったリーゼは、いじめと嫉妬の嵐に巻き込まれていく。
それでも彼女は媚びない、逃げない、折れない。
やがてルシアンはリーゼから目が離せなくなり――
白竜の少女が、学園と王国の運命を変える。
身分差×竜×学園ラブファンタジー、開幕。
拾った年上侯爵が甘え上手すぎて、よしよししてたら婚約することになりました
星乃和花
恋愛
⭐︎火木土21:00更新ー本編8話・後日談8話⭐︎
王都の市場で花屋をしているリナは、ある朝――
路地裏で倒れている“美形の年上男性”を拾ってしまう。
熱で弱っているだけ……のはずが、彼はなぜか距離が近い。
「行かないで」「撫でて」「君がいると回復する」
甘えが上手すぎるうえに、褒め方までずるい。
よしよし看病してあげていたら、いつの間にか毎日市場に現れるようになり、
気づけば花屋は貴族の面会所(?)になっていて――
しかも彼の正体は、王都を支える侯爵家の当主だった!?
「君は国のために必要だ(※僕が倒れるから)」
年上当主の“甘え策略”に、花屋の心臓は今日ももたない。
ほのぼの王都日常コメディ×甘やかし捕獲ラブ、開幕です。
病弱な彼女は、外科医の先生に静かに愛されています 〜穏やかな執着に、逃げ場はない〜
来栖れいな
恋愛
――穏やかな微笑みの裏に、逃げられない愛があった。
望んでいたわけじゃない。
けれど、逃げられなかった。
生まれつき弱い心臓を抱える彼女に、政略結婚の話が持ち上がった。
親が決めた未来なんて、受け入れられるはずがない。
無表情な彼の穏やかさが、余計に腹立たしかった。
それでも――彼だけは違った。
優しさの奥に、私の知らない熱を隠していた。
形式だけのはずだった関係は、少しずつ形を変えていく。
これは束縛? それとも、本当の愛?
穏やかな外科医に包まれていく、静かで深い恋の物語。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる