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第10話 肝試しミステリー
しおりを挟む客間でのお茶の一時を楽しませて貰ったお礼をしてチップを置き、俺たちは再び幽霊探しに出る。時刻は宵の口を過ぎた頃。良い子は寝る時間。
「待て、アリュフ。ジゼルが何か言ってるぞ」
「え? あ、ホントだ」
「えっとー、どれどれー? 仮想敵を探知。探している目標ではないか? ですってー」
「え? ジゼルさん今回の件、分かるの?」
「重々、承知。ですってー」
そう言えば、俺の心を読んでるんだった。
「あ、じゃぁ、その幽霊のトコまで連れてって貰っても良いでしょうか」
「おっけーですってー」
「それは、私にも理解出来た」
「あ、俺も。なんで軽い感じなんスかね?」
「気分じゃないですかねー」
ひょっとしたら、思ったよりも女の子女の子してたりして……
ジゼルがこの時進む方向を振動で指し示してくれたのであっさり幽霊に遭遇した。死んだ人に着せる白装束にドクロの様な顔立ち。それが浮かんでいる。裾なんか霞んでて煙のごとく。
やはり、分かっていても薄気味悪い。死を直接意味するからなのか、物理的に普通の攻撃が効かないから怖いのか不明だが、怖いもんは怖い。どうしようもない。
その幽霊はただ浮いていた。敵意も何もなく浮いてるだけだった。
「手はず通りで?」
声を潜めて、確認する。
「そうですね、話をしてみましょう」
「攻撃的動作を認めたら、ターンアンデッドでー」
「分かったっス」
右腰のジゼルの柄に右手を置いてリラックスした様な感じで幽霊に近づく。
「こんばんは~、この屋敷に何の用っスかー?」
二人は少し離れて跡をついて来る。その足音を確認しながら間抜けっぽく話を振る。
「出来れば屋敷から出て行ってくれないっスかー?」
幽霊がゆっくりとこちらに顔を向け、左手の指を下に手の平を見せる。そこに小さな映像が浮かぶ。
「? おたく、メッセンジャーなんスか?」
返事はない。兎に角見ろとばかりに映像を見せに来る。小さ過ぎて良く見えない。仕方ないので三人とも近寄って、映像を確認する。すると、再生がまた始めからになった。頭の中に流れる音声。幻惑か何かの魔法だろうか? それともこの幽霊の記憶か……
◆
聖デコグリフの五角形を基調としたシンボリック。ヴァレンティナ嬢の司祭服の左胸にあるものと同じ。ただ細部が商人を表す"コインと革袋と天秤"、それと階級のマークがあり全部が同じというわけではない。それが誇りの証の様に着いた帽子を被った司教が教壇で演説している。
「お前達は悪魔との間に出来た子である。よって、光の民に仇なす使命を受け継ぎ、未来に脅威となるであろう! しかし! 我らが慈悲深き商人の神であるハウゼント様は、命までは取らず! その身を光の民の為に費やさせることを提案する! 奴隷罪として今後の生涯を許そう!」
そんな事を平然と宣言する司教様に反吐がでる思いで三人は見続けていた。そこに映る獣人やダークエルフとの混血児達が鎖に繋がれ、強制的に馬車に乗せられる様を。
言葉もなく、その映像を見守っていた。同じデコグリフ教のヴァレンティナ嬢が居るのだから、何を言えばいいのか分からないからだ。色々考えてしまっていると場面が切り替わる。
「あの憎きデコグリフの商人の神ハウゼントに仕えるゼニゲバのダーニシ司教は、奴隷制度を正当化してしまった! 我々は気付くべきだったのだ、貴族と教会の癒着がこの子らを不幸に導くと! 奴隷罪の廃止を! ひいては奴隷制度の廃止を! 英雄ネザーツに続け! 我らゾッディメラ教団はその為の手段は厭わぬと宣言する!」
言ってる事は至極真っ当な、顔に大きな火傷痕のある深紫の司教服の男が声高らかに洞窟のような広間で演説している。大甕の中から生気のない腕やら足やらが溢れ、見るからに死霊術師的なヤバそうな雰囲気の背景で。
映像はそこで終わった。
◆
「何やら、生前の記憶っぽいものがヤバそうな……でも放置しとくともっとヤバそうな雰囲気ですねー」
「か、かかわりたくないっス」
「本当にヤバさしか伝わって来ない。しかし……」
「でも、デコグリフ教全てをあれと一緒に考えて欲しくありませんねー」
「ヴァレンティナ嬢はあんな嫌な感じしないっスね」
「確かにだが、で、この幽霊はどうするんだ?」
その時ジゼルが震え出す。少しだけ抜いてやると古代語を空中に浮かび上がらせた。
「『真実かどうかも定かではないものに惑わされるな』だそうでーす」
「よし! ターンアンデッドを頼むっス」
「し、しかし」
「何かありますか? シュツルムさん。かけちゃう前に確認なら出来るかもしれませんけれど」
「邪教の争いに巻き込まれた幽霊が奥方なら、奴隷罪の現場を知り、邪教の祭壇を見た記憶を持つこの幽霊は一体どこの誰なんだ?」
「奴隷だった可能性は高いっスね」
「奴隷だったとして、何故、デコグリフ教とあの邪教の司祭の演説を見せるのだと思う?」
「あ! そっかー! 私分かっちゃったかもですー」
「何がスか?」
「だからー、デコグリフ教とあの邪教のヘイト稼ぎですよー」
「うん、それで黒幕は何処だと思うっスか?」
「え? えぇとー」
「いや、最初の構図からしてっスね、クライアント、その奥さんを犠牲にしたと言う邪教ゾッディなんたら、そして奴隷制度を作った商人の神を崇める勢力っス。基本的には三つ巴っス」
「じゃぁ、この幽霊さんはクライアントの差し金ですね!」
「そして、クライアントは豪商っス。品物の取引先と卸先があるのが普通だとするっス。であったなら、生活全般に浸透してるデコグリフ教会が得意先にもなりやすいっスね。おまけに商人の神様っス」
「え、あれ? でも、あれー」
「しかし、ネザーツを英雄と言う執事を抱える豪商か……クライアントは一枚岩では無いのか?」
「それは、ヴァレンティナ嬢、以心伝心を頼んでも良いですか?」
「え? 良いけど、マナ足りるかなー」
「なんとかなると思うっスよ。ね? 先輩」
「え? あ、あぁ、任せろ」
「じゃぁ、行きますよ。“以心伝心”」
全員が手を繋ぎ話を作ると奇跡がかかる。
『時間が無いっス! 監視されてると思って行動して欲しいっス。目の前の幽霊も監視者の可能性があるっス。この屋敷の全てを疑えっス。執事だけじゃなく、奴隷の扱いが良いのはハーフオークだからだと思うっスよ』
『『つまり?』』
『鈍いのぉ、ブヒボンドのバックに奴隷解放の勢力が息衝いておる可能性を捨て切れぬと主人はいっておるのじゃ。大方メディゾッラ……じゃったかの?』
『ゾディメラですよー』
『覚える気は無いでの。どうでも良いわ』
『それで、それから先何を言おうとしたのですか?』
『いや、まだ推測の段階っス。推測に基づいて動いてその推測が間違ってたらあまり効率が良く無いのは分かるっスよね。もっと情報を集めてからの方が予測を聞くより正解に近いものが得られるっス』
『そうか。分かった。アリュフに従おう』
妙にシュツルム先輩がしおらしく可愛い。……というかシュツルム先輩から仄かに甘いナニカを感じる。
『え? パーティーリーダーはシュツルム先輩じゃ無いんですか?』
『アリュフの方が今回は私より適任だからな』
『ホッホッ。"鎧の"は、我が主の偉大さに気付いておるのだな』
『アリュフさんて、本当はネザーツ家の人なんじゃないんですかー?』
ドキリと心臓が跳ね上がる。
『な、何を根拠に……』
『やっぱりー、今ドキリとしたのが証拠ですー。ね? シュツルム先輩。アリュフさんが英雄の子息だなんて素敵ですよね』
『え? あ、え? あ!』
シュツルム先輩からの色んな思惑が伝わって来た。そういう事か!
『コネクト・ハーツ中に尋問なんてズルいっスよ!』
『"鎧の"。弁えよ。主は吾の物ぞ』
『『いやいやいや何言ってる(のですか)っスか!』』
『ハッ! でも宗教戦争に巻き込まれるのは真っ平御免っス! 真実は知っておけば切札に……』
ここで以心伝心の効力が切れた。
「!!……なるっスから!」
最後まで言えなかった台詞を敢えて口にした。
__________
お読みいただきありがとうございます。
気に入られましたら、お気に入り登録よろしくお願いします。
また感想を頂けましたら、とても頑張れます。
奴隷は奴隷罪に飽き足らず、主人に歯向い、我々光の民に禍を齎さんが為に邪教徒
プロット整理
幽霊四まで幽霊ボスに奴隷印
元妻の幽霊
息子→商い受継ぎ
豪商と邪教戦争→共倒れ
邪教は残党を残し、弱体化
豪商は裁かれる
デコグリフ教の司祭の台詞による呪い
・悪魔族への憎悪→戦災孤児への憎悪→奴隷となった者への悪意の具現
・奴隷解放の対立と捻じ曲げられた真意
・拗れた結果のカルト教儀式が悪そのものとしか思えない。兵器作成の儀であり、材料が人の脳やら、胎児やら。
必要な演出
邪教のカルト儀式の内容と結果(悪意あるもの)
目的:デコグリフ教の悪意を表沙汰にする為の力を欲する。奴隷解放の為の兵器。
対立する豪商は、妻を攫われ洗脳から救おうとしたが無駄だった。
子供を無事に救えはしたが、育児をしていたメイドが幽霊により被害を被る。
妻の出自を考察。(デコグリフ教に断罪される要因:人に近い悪魔族とのハーフ)→バンダノフの双子の妹。マッドアルケミスツと呼ばれる集団と同調してしまった可哀想な人。
→10話は、メイドを狂わせるギミックにアリュフ達は引っかかる。
奴隷としての生い立ちと成り上がりの話←幻で伝える
何かのアイテムにジゼルが触れる事で発生するイベント
三手に分かれ屋敷内を把握し、一階の客間にてマッピングを共有した。
「正面玄関からシアタールームと食堂と厨房は南側で一番出難い箇所でした。しかし、フォスプレッセンス・ファイバーの陽光が完全に落ちましたので、それも関係なくなりました。そろそろ出てくる頃では無いかと」
「こっちの客間三部屋と大浴場、その他も今の所異常なしっスね」」
「2階は、元夫妻用の寝室と思われる部屋と客室、その他も異常なしでしたねー」
「後は使用人の離れ家か」
確かに豪邸だが、部屋数はそれ程多いとは言い難い規模でドワーフ建築の中でもグレードは質素と言われる2階建て。
「失礼します。皆様、お疲れ様です。私、此方で執事長を勤めさせていただいているバンダノフと申します。御茶をご用意させていただきましたので、どうぞお召し上がりください」
ノックが響くと扉を開きながら執事が入って来た。
「どうぞ、お構いなく。此方も仕事ですので……」
「いえ、旦那様から仰せつかっておりますので、どうぞ時間まではお寛ぎください」
「シュツルムさん、ここはいただきながら作戦会議としましょうよー」
「俺も賛成っス。執事長さんにも話を聞きたいっス」
「ありがとうございます。旦那様にどやされずに済みます」
破顔する初老の頃を迎えたナイスミドルの執事の種族はダークエルフもかくやと言う肌の色と中途半端に尖った耳。それに首にある焼印から奴隷の身分である事が分かった。恐らくはダークエルフとのハーフ。戦災孤児だった可能性が伺えた。
「ついでに、お話いいっスか?」
「答えられる範囲であれば、何なりと」
「貴方の旦那様の人となりの感想を聞きたいです」
「旦那様のですか?」
「えぇ。何でも良いんスよ。ただの興味っスから」
「貴方のような興味本位の方が多く、旦那様はあの外見ですからね色々悪い噂が立ちますが私の様な戦災孤児を買い集めては仕事をくださります。旦那様には、感謝すれど恨みや増して外の噂の裏付け行為は度し難いものがあります」
「すまない、メンバーの非礼を私から詫びさせていただきたい」
シュツルム先輩がパーティーリーダーらしく割って入ってきたところにすかさず被せていく。誤解は早めに解いておきたい。
「いやいや、お気を悪くなされたなら、申し訳ないっス。しがない駆け出し冒険者なので商いにも疎くて、今日初めてブヒボンド氏に会ったもんスからね。どうにも判断し難くて聞いてみたんスよ」
「私としたことが早合点を……コレはとんでもない失態でした」
「いえいえ、お気になさらずっス。此方も不躾に聞いたのが間違いだったっスから。シュツルム先輩もフォローありがとうございます」
シュツルム先輩が此方を向いて、一瞬固まる。なに? この間は。
「いや、コレもメインでクエストを受けた者の務めだよ。気にしないでいただきたい」
ヴァレンティナ嬢がシュツルム先輩に耳打ちする。
「よかったですねー」
何が良かったのかは、俺にはさっぱりっスね。
「あぁ、もう一つ。奥様が関わった邪教についてなんですが……」
「その件に関しては、呪術によるキマイラ研究の話はご存知でしょうか?」
「キマイラ研究? ティポーン神を崇めるマッドアルケミスツですか?」
「ご存知ならば、話は早いですね。しかし、ここから先を聞けば後には引けぬ事になりかねません。それでも聞かれますか?」
「なるほどっス。聞かなかった事にしたいっスね」
「アリュフさん、ここは聞いておきませんかー?」
「そうだぞアリュフ。乗りかかった船だ。毒食わば、皿まで行こうではないか」
「ヴァレンティナ嬢は邪教徒が許せないだけっスよね? それと俺は普通の人間なんスよ。毒を食ったら死ぬっスよ」
「アリュフ。その例えはあくまでも比喩表現という奴ですよ」
「シュツルム先輩。甘いんスよ。宗教系の論争はそれ自体が麻薬みたいな毒なんスよ。そこに巻き込まれると人生終わるっス」
「見てきたような事を言うんですねー」
「昔、パーティーごとそれに巻き込まれたっスよ」
「仕方ありませんね。バンダノフさん、申し訳ありませんがその話は聞かなかったことにしておきます」
「そうですか。残念です。かつての英雄の子が我々に手を貸してくれると勝手な期待をしてしまい私も口が軽くなってしまいましたな。お忘れいただきたい」
イヤーな予感しかしない発言してくる人っスね!
「かつての英雄の子!?」
「アリュフのお父様かお母様って英雄だったの? 全然知らない話なんだけど」
「人違いっスよ。天涯孤独の冒険者っスよ。駆け出しの頃良く間違われたっス。ファミリーネームを名乗っていい身分じゃないですからね」
「そう言えばファミリーネームなんだっけ? 聞いてもいい?」
「貴族の家で平民が貴族みたいにミドルネームやファミリーネームを名乗るのは不敬罪に当たるっスよ。ファミリーネームには役職が昔はあったっスその重みが貴族と平民との差でもあるんスよ」
「まぁ、それはそうだがここにはバンダノフ氏以外貴族所縁の者は居ないのだし」
「二人ともわかってないっスね。宗教戦争に巻き込まれるかどうかの瀬戸際なんスよ。人違いで巻き込まれてからじゃ、手遅れになるっスよ。ご本人には申し訳ないスけど、同じ名前で迷惑してる身にもなれって思ってるっス」
「そ、そうなんだー。ごめんねー」
「分かってくれれば良いっスよ」
よし、このまま乗り切ろう。バンダノフさんの笑顔が怖い。どう怖いって言われても"口元に張り付かせた様な笑み"がキショい。兎に角、黒だ。明らかに黒だわ。このクエスト。
_____
キマイラ研究
『ティポーン神を崇めるマッドアルケミスツ』が進めている研究。
素人上がりから魔術研究まで色んな人が所属。アルケミーと名乗っ
ているが魔術研究の一端として発生して魔力に依存する為誇大妄想
的な出来しかない。その為余計質が悪い。
奴隷解放宣言の英雄
人の救いとしての宗教と言う考え方と、悪魔族を許さないが故、
忌子として生まれて来た子供の人権を認めない奴隷制度の矛盾が、
神を断罪する事も厭わない集団を生ませた。カルト教団級でありな
がら崇める神の居ない集団はネザーツの考えが口伝により広まった
と噂された。
噂がネザーツを英雄に仕立て上げるのはそれほど時間はかからず
民衆に担ぎ上げられたネザーツは、見せしめに貴族の爵位を取り上
げられた。
ネザーツ
ドワーフが一人住んでいた辺境の名もなき村。そこの領主は、村
人に混ざって畑仕事に出る程、人手不足と貧困に喘いでいた。
ドワーフの名は"ネーデル"。当時、鉄が主流であるにも関わらず
彼は加工の難しい呪われた鉄、『コバルト』をどうにか使えないか
と研究し続けていた。この地で取れるコバルト鉱石を求めて、村に
住み着いたのだった。彼の考えを理解する者はなく、唯一賛同した
のが当時領主だった"小さなワルド"だった。少ない資金を物々交換
や労働券などを併用し、やりくりする手腕で毎年の納税をクリアし
ていた。その村でドワーフは、寄生だの無駄な努力だの揶揄され続
けながらも、黙々とコバルト鉱石の開発を行っていた。そして遂に
鉄を切削する工具を作り出した。この功績からドワーフのいるこの
村はネーデル(Neder)村に名前は変わる。高級工具生産のこの村を
納める領主にはネザーツ(Netherts)の名が王から与えられた。
コバルト合金
ネザーツ領で造られた合金はニッケルとクロームと言うより深い
場所で取れる鉱石との配合で造られるがネーデルの合金技術は高く
簡単には真似はできなかった。ネザーツが没落し、ネーデルが王の
命令で工房を築き弟子を雇い、やっとその技術が公開された。現在
ではかなり普及され、武器にも使わせろと言う声も多い。副産物で
レアメタルを少量で済ませる為に複合材料(コンポジット)・アイテム
が生まれ、武器にその技術が使われている。最近になってようやく
高いダメージを出す為に加工用レアメタルを使用する場合は許可制
となっている。悪魔族側に技術が流入しにくくするための措置であ
る。しかしコボルドによってコバルト鉱脈が作られる事は何故か知
らない者は多い。悪魔族の呪いと実しやかに言われている。
_____
お読みいただきありがとうございます。
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