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第7章 新国テンプルム
第294話 1から始める国作り
熾光魔竜と上空で別れた僕は、『空間転移』でみんなの所へと戻る。
「わっ……っと、いきなりだからビックリした。お帰りユーリ!」
「あら、熾光魔竜は帰しちゃったのね」
「ただいま! 一通りここら一帯は見てきたんで、もう熾光魔竜のやることはないからね」
「それだけのために呼び出されるなんて、熾光魔竜さんも少々気の毒ですわね」
「地上最強と言われてる伝説のドラゴンなのになあ。それほどの存在が、ユーリ殿にかかればグリフォン程度の扱いしかされないとは」
「グリフォンですら、もう少し大事に扱われるデスよ」
「いや、熾光魔竜は目立つから、用も無いのにいつまでも居られても困るし……」
とはいうものの、みんなから言われて、確かに熾光魔竜の扱いをぞんざいにしちゃってるかもと反省した。
熾光魔竜がいてくれたからこそ、『魔王ユーリ』としてのハッタリも効果的に利いたわけで……もっと感謝してあげないとダメだな。
とりあえず、次の段階へ進もう。
「国を作るだいたいの位置を決めてきたんで、今からそこに移動するよ」
みんなを集め、ここから少し離れた場所に『空間転移』で移動した。
◇◇◇
「お、さっきとはだいぶ周りの様相が違うな。結構凸凹してるし、山も森も近くに見えてるが、ここに国を作るのか?」
「ふーむ、いったいここはどの辺なのだヒロ? 転移で移動すると、自分がどこに居るのか全然把握できぬな」
「さっきよりも、もう少し北西に行ったところです。この辺りのほうが大きく土地を取りやすく、そして他国への街道も作りやすいんですよ」
ヨシュアさんとディオーネさんの質問に答える。
『空間転移』で移動すると、来るまでに通ってきた道とかが無いから、自分の居る場所が分からなくなるようだ。
まあ当然といえば当然なんだけど。
「ヨシュアの言う通り、ここでいいのかヒロ? 周りにゃあ岩山もゴロゴロあるし、オイラにゃあとても国が作れるような場所には見えないんだが……?」
「場所的にここがベストなんですよ。凶悪な魔物の棲息地は遠いですし、ここからならどの国へも通行が楽なんです。土地については今から整地しますよ」
さぁて、ここからが本番となっていくぞ。
実は、ずっと試したかったことがあったんだよね。
それは周りに絶対迷惑がかからない場所じゃないとできないようなことだった。
今後ここは僕の領地になるし、建国するために整地もしなくちゃいけないので、ここなら試してみても誰にも怒られない。
この辺りに人の気配は無かったし、そこそこ全力でやっても大丈夫なはずだ。
棲息しているモンスターには申し訳ないけど、その駆除も含めて、ちょっとだけ無茶させてもらうよ。
「みんなちょっと離れててね。よーし、行くぞ~。『分子破壊砲』~っ!」
僕は『神遺魔法』にある攻撃魔法を手加減せずに撃ってみた。
すると……
ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォン……!
遙か彼方まで音を響かせながら、目の前の景色を全て吹き飛ばした。
さっすが『神遺魔法』、とんでもない威力だ。
いつか本気で撃ってみたかったんだ。う~ん気持ちイイねえ!
あまりに強すぎて、戦闘に使えなくて困ってたんだけど、整地するにはもってこいの魔法だな。
この威力のおかげで、広大な土地を平らにすることができたよ。
「ヒ……ロ……、お前というヤツは……………………」
あれ、ヨシュアさんを始め、みんな口を開けた状態で固まっちゃってる。
ケットさんてば、鼻水が出ちゃってますよ?
「こ、こんな凄い魔法持ってるなら、あのセクエストロ戦で使えば良かったじゃないの!」
「いやメジェール殿、あのときは周りを全て兵士たちで取り囲んでいたので、とても撃てるような状況ではなかったですぞ」
「あっ、そういやそうだったわね。でもこれ、魔王でも一撃で倒せるんじゃないの?」
「それはちょっと僕にもわからないな。この魔法といえども、防ぎ方は色々あるし。空間魔法でも使われたら、逆にこっちが危険になっちゃう」
だから安易には撃てなかったんだけどね。
まあでも、ここなら撃ち放題だし、整地ついでに色々実験させてもらおう。
そぉ~れもう一発!
ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォン……!
「こ、こんな整地なんてありかよ!?」
「オイラもう大抵のことじゃヒロには驚かないと思ってたけど、まだこんな力を隠してたとは……あんな魔将なんてまるで問題じゃなかったのか」
「ヴァクラース程度でビビってたユーリが、逆に情けなく思えてきたわ」
なんか好き勝手に言われちゃってるな。
ちなみに、それなりに本気で撃ったら、2発で魔力が空になっちゃった。
なので、『完全回復薬』で回復して、また『分子破壊砲』を連発していく。
ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォン……!
ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォン……!
ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォン……!
「ご主人様さいこーデス!」
「さすがユーリ様ですわ!」
「ダーリンは絶対人間じゃない……」
後々貴族に領地を与える可能性もあるから、その分を考えて、余裕を持って少し広めに整地しよう。
あとは、街道を作るための場所も空けておかないと。
僕は少し威力を調節して『分子破壊砲』を撃ち放つ。
その効果で、他国に移動用の直線的な道が出来上がる。
これも連発して実験したからこそできる技だ。
色々と調整して領地としての形を整えながら、無事整地は終わった。
「わっ……っと、いきなりだからビックリした。お帰りユーリ!」
「あら、熾光魔竜は帰しちゃったのね」
「ただいま! 一通りここら一帯は見てきたんで、もう熾光魔竜のやることはないからね」
「それだけのために呼び出されるなんて、熾光魔竜さんも少々気の毒ですわね」
「地上最強と言われてる伝説のドラゴンなのになあ。それほどの存在が、ユーリ殿にかかればグリフォン程度の扱いしかされないとは」
「グリフォンですら、もう少し大事に扱われるデスよ」
「いや、熾光魔竜は目立つから、用も無いのにいつまでも居られても困るし……」
とはいうものの、みんなから言われて、確かに熾光魔竜の扱いをぞんざいにしちゃってるかもと反省した。
熾光魔竜がいてくれたからこそ、『魔王ユーリ』としてのハッタリも効果的に利いたわけで……もっと感謝してあげないとダメだな。
とりあえず、次の段階へ進もう。
「国を作るだいたいの位置を決めてきたんで、今からそこに移動するよ」
みんなを集め、ここから少し離れた場所に『空間転移』で移動した。
◇◇◇
「お、さっきとはだいぶ周りの様相が違うな。結構凸凹してるし、山も森も近くに見えてるが、ここに国を作るのか?」
「ふーむ、いったいここはどの辺なのだヒロ? 転移で移動すると、自分がどこに居るのか全然把握できぬな」
「さっきよりも、もう少し北西に行ったところです。この辺りのほうが大きく土地を取りやすく、そして他国への街道も作りやすいんですよ」
ヨシュアさんとディオーネさんの質問に答える。
『空間転移』で移動すると、来るまでに通ってきた道とかが無いから、自分の居る場所が分からなくなるようだ。
まあ当然といえば当然なんだけど。
「ヨシュアの言う通り、ここでいいのかヒロ? 周りにゃあ岩山もゴロゴロあるし、オイラにゃあとても国が作れるような場所には見えないんだが……?」
「場所的にここがベストなんですよ。凶悪な魔物の棲息地は遠いですし、ここからならどの国へも通行が楽なんです。土地については今から整地しますよ」
さぁて、ここからが本番となっていくぞ。
実は、ずっと試したかったことがあったんだよね。
それは周りに絶対迷惑がかからない場所じゃないとできないようなことだった。
今後ここは僕の領地になるし、建国するために整地もしなくちゃいけないので、ここなら試してみても誰にも怒られない。
この辺りに人の気配は無かったし、そこそこ全力でやっても大丈夫なはずだ。
棲息しているモンスターには申し訳ないけど、その駆除も含めて、ちょっとだけ無茶させてもらうよ。
「みんなちょっと離れててね。よーし、行くぞ~。『分子破壊砲』~っ!」
僕は『神遺魔法』にある攻撃魔法を手加減せずに撃ってみた。
すると……
ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォン……!
遙か彼方まで音を響かせながら、目の前の景色を全て吹き飛ばした。
さっすが『神遺魔法』、とんでもない威力だ。
いつか本気で撃ってみたかったんだ。う~ん気持ちイイねえ!
あまりに強すぎて、戦闘に使えなくて困ってたんだけど、整地するにはもってこいの魔法だな。
この威力のおかげで、広大な土地を平らにすることができたよ。
「ヒ……ロ……、お前というヤツは……………………」
あれ、ヨシュアさんを始め、みんな口を開けた状態で固まっちゃってる。
ケットさんてば、鼻水が出ちゃってますよ?
「こ、こんな凄い魔法持ってるなら、あのセクエストロ戦で使えば良かったじゃないの!」
「いやメジェール殿、あのときは周りを全て兵士たちで取り囲んでいたので、とても撃てるような状況ではなかったですぞ」
「あっ、そういやそうだったわね。でもこれ、魔王でも一撃で倒せるんじゃないの?」
「それはちょっと僕にもわからないな。この魔法といえども、防ぎ方は色々あるし。空間魔法でも使われたら、逆にこっちが危険になっちゃう」
だから安易には撃てなかったんだけどね。
まあでも、ここなら撃ち放題だし、整地ついでに色々実験させてもらおう。
そぉ~れもう一発!
ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォン……!
「こ、こんな整地なんてありかよ!?」
「オイラもう大抵のことじゃヒロには驚かないと思ってたけど、まだこんな力を隠してたとは……あんな魔将なんてまるで問題じゃなかったのか」
「ヴァクラース程度でビビってたユーリが、逆に情けなく思えてきたわ」
なんか好き勝手に言われちゃってるな。
ちなみに、それなりに本気で撃ったら、2発で魔力が空になっちゃった。
なので、『完全回復薬』で回復して、また『分子破壊砲』を連発していく。
ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォン……!
ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォン……!
ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォン……!
「ご主人様さいこーデス!」
「さすがユーリ様ですわ!」
「ダーリンは絶対人間じゃない……」
後々貴族に領地を与える可能性もあるから、その分を考えて、余裕を持って少し広めに整地しよう。
あとは、街道を作るための場所も空けておかないと。
僕は少し威力を調節して『分子破壊砲』を撃ち放つ。
その効果で、他国に移動用の直線的な道が出来上がる。
これも連発して実験したからこそできる技だ。
色々と調整して領地としての形を整えながら、無事整地は終わった。
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※小説家になろう、カクヨム、エブリスタでも投稿中