無限のスキルゲッター! 毎月レアスキルと大量経験値を貰っている僕は、異次元の強さで無双する

まるずし

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第7章 新国テンプルム

第298話 新国テンプルム誕生

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 とうとう国としての形が完成し、明日正式に建国となった。各国にはもちろん通達してある。
 まあ完成と言っても、最低限の施設しかないんだけどね。
 一応『神域魔法』レベル5の巨大結界ですっぽり国を覆ってるから、魔物の襲撃対策も万全だ。

 ただ、覆っている部分があまりにも広大なので、魔物除けとしての効果はちょっと弱まっている。
 排除のための結界ではなく、魔物感知としての役割が大きい。
 それでも、通常の王都や街に丸ごと結界で覆われたようなモノは無いから、他国よりも安全対策は充分だ。
 法王国王都だけは、大きな聖結界で守られているけどね。あの国は特別だから。

 外壁には当然見張り台もあるので、よほどのことがなければ魔物に侵入されるということはないだろう。
 あとは冒険者たちに、定期的に近隣の魔物を駆除してもらえば問題ないはず。

 僕が倒しちゃってもいいんだけど、そうすると冒険者たちの仕事がなくなっちゃうからね。
 建物だって、僕がいくらでも作れるけど、それじゃ来てくれた人たちの仕事がなくなってしまう。
 任せられる部分はどんどんお願いしていこうと思っている。

 ちなみに、テイムされた魔物は、基本的には街に入ることはない。これは他国も同じだ。
 外壁の外に待機させておくのが通常である。


 近隣諸国には『転移水晶』を配ったので、明日の建国式典には各国の大使が参加してくれる予定だ。
 ただ、アニスさんたちの母国ファーブラ、ベルニカ姉妹のいる魔導国イオ、そしてパスリエーダ法王国は、まだ僕が行ったことがないので『転移水晶』を届けられなかった。
 熾光魔竜ゼインでひとっ飛びというのも考えたけど、巨大ドラゴンで乗り付けるのもどうかと思われたし、最初の外交となるだけに、その辺は慎重に判断して今回は見合わせることにした。

 この3カ国には改めて招待、もしくはこちらから伺うことにして、今回は魔導伝鳥でのご報告のみとさせてもらった。
 あと、建国をまだ認めてもらってないグランディス帝国とその属国コーネイにも、一応報告はしておいた。

 今後のトラブルが心配だが、ここまで来てしまった以上、こっちもあとには引けない状況だ。
 なんとか頑張るしかないな。


 明日からのために、スタッフもエーアスト国とシャルフ王から借りている。
 各ギルド職員なども数人待機させてあるけど、武器屋や道具屋などの出店はまだない。
 スタッフが足らないので、まだ観光地の整備もできていない。
 現地に行くだけなら問題ないけど、お店も何も無いので、たぶん退屈するだけだろう。

 食事についてもしばらくは大丈夫だけど、人数が増加したら対策を取らないと。
 今後、来訪者に合わせて人数を補強していくつもりだ。

 明日の式典に際しては、一般人ももちろん参加する。ただし、人数は100人ほど。
 今日の昼に5台の魔導バスが各地に迎えに行ってるので、それが明日の昼に到着する。
 その人たち100人のみ、一般人として式典に参加可能となっている。
 馬車や徒歩で来る人は、数日遅れでここに到着する見込みだ。

 本来は人が大勢集まって、それをまとめるために国を興すのが順番だと思うけど、僕の国は逆だから国民がまだ全然いない。
 だから、僕の国へと来る人は、移住希望者を優先している。
 それについては、すでに各国に伝えてある。移住希望者は下見に来てほしいと。

 なので、明日来るのは移住の下見も兼ねている人たちばかりだ。
 以降も順次来るはずなので、噂が広まれば、徐々に移住希望者も増えるだろう。

 実はすでに40人ほどの移住が決まっている。
 それは、山賊のアジトで助けた女性たちだ。

 彼女たちはゼルドナで暮らしていたんだけど、僕の国の話を聞いてすぐに移住を決めたらしい。
 その連絡をゼルドナから受けて、彼女たちを僕の国へと招待した。すでに全員『転移水晶』で連れてきて、農地に住んでいる。

 彼女たちは農業に慣れているので、そのまま任せるつもりだ。
 明日の式典にも、彼女たちは参加してくれる。


 これからは頑張って国を運営していかなくちゃいけないけど、税制など諸々は他国を参考にした。
 国として収支を上げて、それで国政をしていきたいと思ってる。
 まあ経済とか素人なので、その時々で状況を見て、専門家に相談しながら手探りでやることになるだろうけどね。

 それに際し、僕たちの中でも役割を決めた。
 シャルフ王からも優秀な人材を借りているんだけど、やはり重要なところは自分たちでやっていきたいと思ったからだ。

 まずは国の宰相――それはアニスさんにお願いした。
 アニスさんは交渉能力に長けているし、経験や度胸、判断能力もある。
 シャルフ王も含めて各国もバックアップしてくれるし、アニスさんなら務まるはずと思っての任命だ。

 アニスさんに相談したら、是非やらせてくださいと快諾してくれた。
 眷女になれない分、違うところで僕を支えたいらしい。
 そういうことを言ってもらえて、僕も本当に嬉しいし、心強い。
 アニスさんなら絶対大丈夫だ。

 国防の要、将軍はディオーネさんにお願いした。
 ディオーネさんの強さに関してはもはや世界クラスだし、元々特殊任務隊の隊長もやっている。
 補佐に優秀な参謀を付ければ、これも全く心配はないだろう。

 騎士団長には、フィーリアの元護衛騎士隊長アイレ・ヴェーチェルさんを、エーアストから引き抜かせてもらった。
 もちろん、エーアストの王様から承諾もいただいている。

 アイレさんは実力的に少し不足と思われる部分があったので、僕の作った魔装備を渡してある。
 僕は強さにはこだわっていないんだけど、下の者に示しが付かないと、やはり上には立ちづらいかなと。
 アイレさんの正義の心は折り紙付きなので、騎士団長には本当に相応しいと思っている。

 あとはヨシュアさんには、僕の国の冒険者ギルドの国家ギルド長になってもらった。
 これは僕のほうから冒険者ギルドに推薦して、首尾よく認めてもらった形だ。
 最初、ヨシュアさんはイマイチ気乗りしてなかったけど、そろそろ腰を落ち着けてみるかと承諾してくれた。
 ちなみに、約束通り国民第1号はヨシュアさんである。

 同じように、盗賊シーフギルドの支部長には、ケットさんに就任してもらった。
 ケットさんは元々世界でも腕利きの盗賊――『探求者シーカー』なので、これも問題なかった。
 これからはみんなで良い国を作っていこうと思う。


 そしてこの僕の国の名称は――平和を意味する『テンプルム』だ。
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