無限のスキルゲッター! 毎月レアスキルと大量経験値を貰っている僕は、異次元の強さで無双する

まるずし

文字の大きさ
133 / 258
第7章 新国テンプルム

第300話 建国式典

 建国式典の開会時間が迫ってきたので、シャルフ王を貴賓室に案内してそこで待ってもらうことに。
 そして、僕たちは会場のほうへ行ってみると、懐かしい人たちがそこに居た。

「久しぶりだな、ユーリ君。建国おめでとう」

「ユスティーさん! 来てくれたんですか!?」

 僕がまだ冒険者として経験が浅かった頃、一緒に合同任務をこなしたユスティーさんが、チームメンバーの3人と一緒にそこに立っていた。
 エーアスト近辺に居たアンデッド群――デュラハンロードなどの討伐を一緒にしたんだ。懐かしいなあ……。
 そのときに、冒険者としての心得を教えてもらったりもした。
 まあアンデッド自体は、僕が全部倒したんだけど。

 エーアストを奪還したとき、ユスティーさんは王都をちょうど離れていたので会えなかったんだよね。
 無事ということは聞いてたので、いずれ機会があればまたお会いしたいと思っていたんだけど、ユスティーさんのほうから僕の国まで来てくれるとは……。


「仕事で少し遠出をしていたんで、ユーリ君の王都帰還に立ち会えなくてね。そして帰ってきたら、今度は入れ違いで君が出発してしまって……」

「よくこの国のことが分かりましたね?」

「伝手を頼ってなんとか噂を嗅ぎ付けることができてね。慌てて駆け付けようとしたんだが、『魔導バス』というヤツはアマトーレでは抽選となっていたんで、早馬車を飛ばしてやってきたってところだ。式典にギリギリ間に合って良かったよ」

「わざわざ来ていただいてありがとうございます。知っていれば、お迎えに行ったんですが……」

「いやいや、そんなに気を使わんでくれよ。君は王様なんだから。おっといかん、王様相手に『ユーリ君』なんて呼び方では失礼だな」

「いえ、そのままのほうが僕も気が楽です。あのときは色々とお世話になりました」

「何を言う! 君のおかげでエーアスト王都は救われたんだ。あの時点で君はいずれ英雄になるだろうとは思っていたが、まさか王様になるなんてな。あのとき一緒だったキャマラードたちはちょっと仕事を外せないらしいんで、ヤツらの分までオレからお祝いを言わせてもらうよ」

「ありがとうございます。今日はゆっくりしていってください」

 みんな元気そうで良かった。
 そういえば、Sランクだったユスティーさんは、あのあと無事SSランクへと昇級したらしい。
 もうちょっとで昇級できるって言ってたもんね。


「ヒロ、式典参加者が続々と集まって……あれ、ユスティーじゃないか!」

「あっ、ヨシュアさん! なんでこんなところに?」

 僕たちと別行動していたヨシュアさんが、合流すると同時に、ユスティーさんを見て声を上げた。
 あれ、知り合いなの?

「なんでも何も、オレはこのテンプルム国の冒険者ギルド長なんだぜ?」

「ええっ!? あのヨシュアさんが!?」

あの・・とは言ってくれるじゃないかユスティー」

「ああ、すみません、オレの知ってるヨシュアさんは、ギルド長なんてタイプじゃなかったんで……」

「まあな、このヒロに頼まれて、腰を落ち着ける気になったよ」

「ヒロ? ってユーリ君のことですか?」

 なんと、ヨシュアさんとユスティーさんは、以前一緒に合同任務をこなしたことがあるらしかった。
 そういえば、ヨシュアさんって色んな任務を受けてたんで、顔が広かったっけ。
 ユスティーさんもそこそこ有名な冒険者らしいから、知り合いでも不思議じゃなかったか。

「これからこのテンプルムの冒険者活動を盛り上げていくから、ユスティーも気兼ねなく来てくれ」

「はい、エーアストから活動拠点の移動も考えておきますよ」

 冒険者ギルドのほうも、ヨシュアさんに任せておけば大丈夫そうだな。


「ユーリ陛下、この度は建国おめでとうございます」

「あっ、アパルマさん! いらしてくれたんですね!」

「先ほど用事を終えて、頂いた『転移水晶』でいま来たところです」

 アパルマさんは山賊のアジト近くで知り合って以来、ずっと取引でお世話になっている商人だ。
 今日の式典については、アパルマさんは行商に忙しくて、参加できるか分からなかったんだよね。
 もし間に合うようなら是非来てほしいと思って、『転移水晶』だけ一応渡しておいたんだ。

 アパルマさんは取引の都合上なかなかスケジュールを空けられないようなんだけど、それらの行商が一段落付いたら、僕の国に移住して商人ギルドのテンプルム支部長になっていただく予定だ。
 もちろん、アパルマさんからも承諾をもらっている。

「アパルマさん、『陛下』はやめてくださいよぉ……」

「何を仰いますユーリ陛下! こういうことはしっかりしないと、示しが付きません!」

「え、そ、そうですか?」

「そうです。今後はもっと大勢から言われるようになるのですから、ユーリ陛下にも慣れていただかないと!」

 そ、そう……なのかも?
『陛下』なんて、どうも僕には似合わない呼ばれ方な気がして、そわそわしちゃう。
 シャルフ王のように、いつかサマになればいいけど……。



 そして各国の大使や一般参加者100人も無事到着し、予定通り建国式典を開始した。
 祝辞をいただいたり、宰相のアニスさんが上手に演説してくれたあと、国王として僕も挨拶した。

 いやー緊張しました。
 何を喋ったか、半分くらいもう憶えてないけどね。
 とりあえず、式典をつつがなく終えることができました。

 夕方には、早朝待合所を出発した魔導バスが到着し、さらに100人ほど来訪者が増えた。
 バスに乗った人たちは、みんなそのスピードには驚いたようだった。
 ここまで来るのが、あっという間だもんね。
 明日からは往復輸送でどんどん人数は増えていくから、頑張って対応していかないと。

 このあと、建国の祝賀会として、来てくれた人たちに料理を大盤振る舞いした。
 さぁて、これからいよいよ国の運営開始だ!
感想 679

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話

桜井正宗@オートスキル第1巻発売中
青春
 ――結婚しています!  それは二人だけの秘密。  高校二年の遙と遥は結婚した。  近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。  キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。  ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。 *結婚要素あり *ヤンデレ要素あり

戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件

さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。 数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、 今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、 わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。 彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。 それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。 今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。   「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」 「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」 「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」 「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」   命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!? 順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場―― ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。   これは―― 【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と 【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、 “甘くて逃げ場のない生活”の物語。   ――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。 ※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。

美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった

ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます! 僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか? 『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗@オートスキル第1巻発売中
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

Bグループの少年

櫻井春輝
青春
 クラスや校内で目立つグループをA(目立つ)のグループとして、目立たないグループはC(目立たない)とすれば、その中間のグループはB(普通)となる。そんなカテゴリー分けをした少年はAグループの悪友たちにふりまわされた穏やかとは言いにくい中学校生活と違い、高校生活は穏やかに過ごしたいと考え、高校ではB(普通)グループに入り、その中でも特に目立たないよう存在感を薄く生活し、平穏な一年を過ごす。この平穏を逃すものかと誓う少年だが、ある日、特A(特に目立つ)の美少女を助けたことから変化を始める。少年は地味で平穏な生活を守っていけるのか……?