無限のスキルゲッター! 毎月レアスキルと大量経験値を貰っている僕は、異次元の強さで無双する

まるずし

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書籍未収録④ 魔王ガールズvsクラスメイト編

2.作戦通り

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「こいつ、オレの動きについてくるとはっ!」

「それはこっちのセリフだぜ!」

 先に言ったのが『肉体鬼ドーピング』のバングラーで、応えたのがソロルだ。
 こちらもフラウたち同様、実力伯仲の戦いを繰り広げている。

 バングラーのスキル『肉体鬼ドーピング』はSランクではあるが、自身の肉体を究極に強化するので、その戦闘力はSSランクスキルに勝るとも劣らない。
 そもそもスキルのランクは希少さによるもので、ランクで強さは決まらないんだけどね。
 まあでも、大抵はランクが上の方が効果も強力なので、必然的に強さも上となってくるけど。

 いまバングラーはその『肉体鬼ドーピング』を発動してるので、全身の筋肉が膨れあがり、あの『覇王闘者』ゴーグ以上の巨体となっている。
 筋力の強化には『剛力』というスキルもあるが、アレは腕力のみの効果で、全身の強化までには至らない。
 それに、『剛力』ではスピードが上がることはないが、『肉体鬼ドーピング』では速さも含めた全ての要素がパワーアップしている。
 なんと、回避や耐久などの能力まで上がるのだ。
 因みに、僕の持つ『神遺魔法ロストマジック』の『超人化ハイパー』は、『肉体鬼ドーピング』よりもさらに能力が上がるけどね。

「この『岩打ちの大剣ペルグランデ』を喰らえっ!」

 ガギーンッ!

「ぐふうっ、なんだこりゃ? 凄い衝撃だが、オレには効かねえな」

「この剣の攻撃を受けて耐えるとは……怪物め!」

 ソロルの持つ『岩打ちの大剣ペルグランデ』には重力魔法が付与してあって、斬りつけると相手に数トンにも及ぶ衝撃を与えるんだけど、なんとその衝撃をバングラーは片手の剣で受けきったぞ!?
 すごいな。

 しかし逆に言うと、『岩打ちの大剣ペルグランデ』ならソロルも力負けしないということだ。
 あとは純粋な剣技の勝負となる。

「うおおお、あの黒髪の女もすごい戦闘力だ! 12000もある!」

 ソロルは12000か。単純攻撃力が高いから、数値も高めに出てるのかもな。
 そしてこれも当然、メジェールの『軍神の加護フィジカルブースト』と僕の渡した魔装備込みの数値である。
 でも立派立派。
 戦闘を見ている限りでも、ソロルのほうが押しているしね。

肉体鬼ドーピング』のバングラーは、確かにパワーもスピードも飛び抜けているけど、剣技がまだ未熟だ。
 こればかりは『肉体鬼ドーピング』でも上がらないからね。
 レアスキルである『肉体鬼ドーピング』を優先して強化したから、剣術関係の強化まで手が回らなかったんだろう。
 まあでも、これは当然のことで、バングラーは間違っていない。

 それに対して、ソロルには剣術の上位スキル『斬鬼』がある。
 アマゾネスであるソロルは、『神授の儀』を行っていないので、レアスキルを持っていない。
 そのレアスキル分の経験値をほかに回してるので、『斬鬼』以外でもソロルは全体的に基礎スキルが高いのだ。

 ソロルの『斬鬼』はまだレベル1だけど、僕が今まで会った中で『斬鬼』レベル2の人は居なかったから、ソロルのステータス(レベル999)を考えると、剣技は世界トップクラスと考えていいだろう。
 恐らく、今ならシャルフ王ともソロルは互角に戦えるはず。

 それほどの力を持っているので、まあバングラーに勝ち目はないだろう。


「このっ、このっ……くそっ、全然当たらねえっ! まさかリノがこんなに手強いとは……!」

「へへん、キースは近距離戦が得意だろうけど、私も負けないくらい得意なんだよね」

 リノは『闘気術オーラマスター』のキースと戦っている。
 キースの戦闘職は拳闘士で、素手で接近戦をしながら『闘気』も併用して戦う変則的な戦闘スタイルだ。

 この『闘気術オーラマスター』はSランクスキルだけど、これも戦闘力に関しては相当高い。
『闘気』を使って身体強化したり、回復したり、『闘気』そのものを撃ち出したりして戦うんだけど、これらの闘気技がなかなか優秀なのだ。

 特に、手から撃ち出す『闘気弾』は、魔法と違って詠唱など必要なく、瞬時に放てて使い勝手が良い。
 魔法のように広範囲を攻撃することはできないが、ピンポイントで高威力のエネルギー弾を撃ち込めるうえ、両手を使って連射するようなことも可能だ。
 とにかく汎用性が高く、闘気を溜めることによって威力を上げたりもできるので、非常に厄介な技と言える。

 それと、スキル能力だけじゃなく、学校時代キースは運動神経が非常に良かった。
 イザヤやゴーグは別格として、その次くらいに戦闘センスがあったんで、それも相まって手強い存在になっている。

 しかし、そのキースを相手にして、リノは互角以上の戦いぶりだ。
 至近距離から放たれる『闘気弾』を見事に全部避けている。
 これはリノの持つ『滅鬼』スキルの性能だけど、『超五感上昇スーパーセンシティブ』を利用して直感力も上げているようだ。

 いわゆる第六感ってヤツなのかな。
 多分、これも訓練で磨いたんだろう。

 そういえば、この任務に来る前に僕とアピで変装の練習をしてる時、みんなはメジェールと一緒に色々訓練してたな。
 きっと、僕がこっちに来ているあいだも、毎日特訓してたんだろう。
 その成果を見せたくて、このバトルを受けたのかも。


「ほあ~、あのピンク髪の子も戦闘力10000あるぜ。みんな戦闘力が凄すぎて、なんかもうオイラの感覚が狂ってきちゃったな」

 リノは回避力と手数で攻めるタイプだから、数値は低めになっちゃうのかもね。
 それでも10000もあれば充分最強クラスだと思うけど。

 それにしても、この対戦相手の組み合わせは偶然じゃないな。
 リノたちももちろん強くなっているけど、それだけじゃなく、明らかにこっちのメンバーが有利となるような組み合わせばかりだ。

 恐らくこれはメジェールの作戦だろう。
 ここに現れる前に、リノの視力で相手5人の顔ぶれを確認し、相性の良い対戦カードを考えたんだ。
 そういえば、フラウがマズリィンに向かって、自分が相手するって宣言してたっけ。
 自然に相手が決まったように見えたけど、最初から意図的に対戦相手を誘導してたんだな。

 うーんさすがメジェール、頭の切れる少女だ。
 リノたちだけじゃ、こうはいかなかっただろうなあ。
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