無限のスキルゲッター! 毎月レアスキルと大量経験値を貰っている僕は、異次元の強さで無双する

まるずし

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書籍未収録④ 魔王ガールズvsクラスメイト編

3.フィーリアの本気

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「あっちはなんだ!? 魔王軍のヤツが半透明になって、青く光ってるぞ?」

 ケットさんが驚いているのは、フィーリアと戦っているザフィオスのことだ。

 ザフィオスの持つSSランクスキル『星幽体インビンシブル』は、自身をエネルギー体へと変換し、物理攻撃を全て無効にする性質がある。
 魔法攻撃に対してもダメージを半減化させるので、ザフィオスを弱らせるのは相当骨が折れるだろう。

「美しいフィーリア王女様に攻撃するのは気が引けますが、どうかご容赦下さい。『黒光の雷ブラックライトニング』!」

 そしてこの高出力のエネルギー攻撃を無尽蔵に撃ってくるのが強烈だ。
 ただし、『星幽体インビンシブル』状態ではザフィオス自身も物理攻撃ができなくなるので、攻撃はすべてこのエネルギー波のみになってしまうのが難点か。
 それでも、このほぼ無敵状態のザフィオス相手では、フィーリアにはとても勝ち目がないように思えるが、しかしその心配は大きく外れる。


「我が身を守れ、『破魔の聖法衣フォトン・ヴェストメント』!」

 なんと、詠唱を終えたフィーリアが光魔法を放った!
 いや、以前から光魔法は使えたけど、フィーリアは闇魔法に傾倒していたんで、実戦では全然使ったことなかったんだよね。
 レベルだけは、迷宮で得た経験値で8まで上げてあったようだけど。

 フィーリアに与えた『解放の杖エレフセリア』は、装備者が習得しているレベルの2つ上の魔法が使えるので、レベル8まで上げていればレベル10光魔法も問題なく使用できる。
 レベル8以降はスキルアップに消費する経験値も多いので、『解放の杖エレフセリア』で2つ上の魔法が使えるのはかなり大きなアドバンテージだろう。

 いま使った『破魔の聖法衣フォトン・ヴェストメント』はレベル10の光魔法で、自身の周りに光子フォトンの防御層を形成し、魔法やブレスなどの特殊遠距離攻撃の伝播を減衰させる効果がある。
 特に闇の攻撃に対する防御力が高く、ザフィオスの放った『黒光の雷ブラックライトニング』をほぼ無効化したようだ。


黒光の雷ブラックライトニング! 黒光の雷ブラックライトニング! ……バカなっ、俺のエネルギー攻撃が一切通用しない!?」

 闇=悪魔というわけじゃないんだけど、悪魔は闇の力が強い。
魔王の芽デモンシード』で強化されたザフィオスは、自慢の攻撃がすべて闇のエネルギー波となってしまっている。
 とはいえ、本来ならむしろ厄介な攻撃のはずなのだが、光魔法を使うフィーリアにとっては少しも怖くない状態だ。

「攻撃はそれで終わりですか? では今度はわたくしから攻撃させてもらいますわね。天より来たれ、『降りそそぐ天空の光槍ファーマメント・レーザースコール』!」

 これも光魔法だ。
 レベル10にある攻撃魔法で、天空から超高密度の光線を召喚し、敵に強烈な爆撃シャワーを浴びせる。
 ベルニカ姉妹のマグナさんが得意としていた『空覆う剣の雨エクストリーム・ソードレイン』の上位版ってところかな。


「ぐあああああっ」

星幽体インビンシブル』の能力によって、魔法ダメージを半減化しているはずのザフィオスが、フィーリアの光魔法を喰らって苦しんでいる。
 これ……すごいな、フィーリアの光魔法ってこんなに強力だったの?

 元々フィーリアは光魔法に才能があったんだけど、本人が闇魔法にしか興味なくて、さっぱり使うことが無かった。
 それが、まさかここまで強力だったとは……。

 闇魔法だけじゃダメだと、フィーリアも頑張って特訓したんだろうな。
 フィーリアは光魔法が得意なだけじゃなく神聖力も高いので、悪魔の力を利用しているザフィオスにとっては、それもダメージの上乗せとなっているのかも知れない。


「すんげーっ! あの綺麗な女の子の戦闘力は13000だ! さすが魔王ガールズ、とんでもない強さだぜ!」

「いや、あの光り輝く神々しい姿に対して、魔王ガールズだなんて言うのは失礼かもしれねえぞ」

 うーん、フィーリアは確かに並外れた美しい容姿をしてるんだけど、中身はそこそこ邪悪なんだよなあ……。
 それこそ、クラスメイトたちが元に戻れば、実は1番邪悪なのはフィーリアなのではないかと思えるほどに。

 まあでも、この戦いはもうフィーリアが圧倒している。
 あのザフィオスがまるで相手になってないなんて、フィーリアはめっちゃ退魔師に向いてるぞ。
 光魔法と神聖力に高い才能があるからな。
 フィーリアには、いずれ『退魔術』のスキルが出るに違いない。


 ザフィオスの相手を他の人がしてたら、かなりの苦戦が予想されただけに、この組み合わせは非常に良かった。
 ザフィオスも、まさかフィーリアがこんなに強いとは思ってもいなかっただろう。

 もしみんなが苦戦するようなら、僕が『支配せし王国キングダム』を使って支援することも考えていた。
 敵を弱体化させるのは、彼女たちは不本意だっただろうけどね。
 でも、それはまったく必要無さそうだ。

 僕のベースレベルを2000に上げて『眷女』であるみんなの地力を底上げしたけど、ひょっとしたらそれすら必要無かったかもしれない。
 それくらい、みんなは強くなっている。すごい進歩だ。

 そして、『次元斬』ジュードと『勇者』メジェールの対戦は……。
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