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3.聖女に会おう、まずはそれから
さあ、参りましょうか
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(やっぱりそうだった……!でも……あれ……?)
私は、差し出された手を握り返しながら、プルメリアと名乗る少女の全身を、改めて眺める。
銀髪に、透明に近い灰色の目。
そこまでは、小説通り。
だけど……。
日に焼けて、そばかすがうっすらある顔。
体は、骨と皮しかないのか……と言いたくなる程の細さ。
鎖骨がくっきり出ていて、胸も……声を聞かなければ男の子と間違えてしまうかもしれない。
それにも関わらず、重そうな薙刀っぽい武器をぶん回すほどの腕力。
それらは、私が知っている聖女の特徴ではなかった。
どちらかというと、小説に書かれている聖女は、カサブランカの幼少期の時期の雰囲気の方が近いかもしれない……。
「……なさいましたか?」
「えっ!?あの!何か!?」
急に話しかけれたかと思って、驚いたが
「どうかなさいましたか?……と、お伺いしたのですがお返事がなかったので……」
「あ、そ、そうでしたか……」
考え事をしている間に、彼女の声を聞き逃しただけだったらしい。
「どこか痛みますか?」
「あ、それは大丈夫……っ!!」
(忘れてた……足のこと……)
「あら、大変……そんなに傷ついて……」
プルメリアは屈んで、私の足に手をあてた。
「安心してくださいませ、もう大丈夫ですわ」
そう言うと、プルメリアは、小さな声で何かをつぶやいた。
痛みが少しずつ、消えていった。
(これは、癒しの力……。やっぱり彼女は聖女なんだ……!)
神に愛されたものにしか授からないという、究極の魔法が、いくつかある。
そのうちの1つが先読みの力。
もう1つが、この癒しの力。
王族ですら、使えない奇跡。
「さあ、参りましょうか」
「え?」
プルメリアは、にっこり微笑みながら、武器を持っていない手で口笛を吹く。
すると。
ひひーんと、馬が森の中から現れた。
プルメリアの髪の色と同じ、銀色のたてがみを持っていた。
馬は、プルメリアの方に近づき、大人しくなった。
「いい子ですわね、あとでお腹いっぱいご飯食べましょうね」
と、プルメリアは馬にささやくと、その軽やかそうな体をひょいっと持ち上げ、あっという間に馬の背に乗った。
(かっ……かっこいい……むしろ聖女じゃなくて聖王子の方が近いんじゃ……。これで声が低かったら……○塚の男役として完璧すぎる……)
つい、プルメリアの姿に見惚れてしまう。
プルメリアが、もう1度私に手を差し伸べてくる。
私は、吸い込まれるようにその手を取ろうとした。
その時、別の方向から馬の蹄の音が近づいてきた。
それからもう1つ……。
「カシー!!!!!」
その声は、カサブランカの体を反応させた
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体は、骨と皮しかないのか……と言いたくなる程の細さ。
鎖骨がくっきり出ていて、胸も……声を聞かなければ男の子と間違えてしまうかもしれない。
それにも関わらず、重そうな薙刀っぽい武器をぶん回すほどの腕力。
それらは、私が知っている聖女の特徴ではなかった。
どちらかというと、小説に書かれている聖女は、カサブランカの幼少期の時期の雰囲気の方が近いかもしれない……。
「……なさいましたか?」
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「あ、それは大丈夫……っ!!」
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「あら、大変……そんなに傷ついて……」
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「安心してくださいませ、もう大丈夫ですわ」
そう言うと、プルメリアは、小さな声で何かをつぶやいた。
痛みが少しずつ、消えていった。
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もう1つが、この癒しの力。
王族ですら、使えない奇跡。
「さあ、参りましょうか」
「え?」
プルメリアは、にっこり微笑みながら、武器を持っていない手で口笛を吹く。
すると。
ひひーんと、馬が森の中から現れた。
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プルメリアが、もう1度私に手を差し伸べてくる。
私は、吸い込まれるようにその手を取ろうとした。
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