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4.王子の葛藤
これがキス
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「んっ……!!!」
ノアが、俺の口の中に舌を入れてくる。
(気持ち悪い……!!)
俺はノアを突き飛ばして、口を思いっきり拭いた。
「何するんだ!!」
「せっかく教えてあげたのに」
「こんなの、ただ汚いだけじゃないか!!」
「カシーが、喜ぶかもしれないのに?」
「……え?」
(カシーが……喜ぶ?これで……?)
ノアが、俺の顎を引き寄せて、顔を近づけながら
「これは、キスというんだ」
「キス……?」
「好きな人とすると、幸せな気持ちになるんだ」
「幸せに……?」
「カシーが、もし本当にエディのことがすきなら喜ぶはずだよ。花なんか送るより……ずっと」
そう言うと、ノアはさっさと扉から出て行ってしまった。
……そんなはずないと、思った。
カシーは、花の方が喜ぶはずだ。
キスなんて、気持ち悪いだけだった。
少なくとも、俺はノアにキスというものをされた時、吐きそうになるほど気持ち悪いと思った。
好きという言葉は、俺には分からない。
幸せという言葉も、俺にはよく分からない。
誰も、その言葉を俺には教えてくれなかった。
だけど、カシーは俺と会ってる時に
「美味しいもの食べられて幸せだな~」
「外で遊べるのって楽しいな~幸せ~」
「お菓子、とっても好き!」
と、よく言っていた。
その時のカシーは、俺がいつも見たいと思っていたカシーの満面の笑顔だった。
つまり、好きや幸せというのは、笑顔になる、ということなんだろうな……ということだけ、何となく思っていた。
だけど、カシーと会った日。
いつものように2人で笑い合っていた時。
カシーの唇が俺に近づいたとき。
突然、ノアの言葉を思い出してしまう。
「キスは、好きな人とすると、幸せになる」
薔薇色に染まるカシーの唇に、吸い寄せられる。
そのままカシーの唇に自分の唇を重ねてしまう。
ふわっと、カシーから良い匂いがした。
心が、ワクワクした。
唇の感触が、とても気持ちいいと思った。
幸せだ、と、思った。
もっと欲しいと、思った。
(これが、キスなんだ……)
もっとしたい。
そう思った時
「いやっ!!!」
カシーは、俺を突き飛ばした。
ノアに、俺がしたのと同じように、拒絶の言葉と共に。
ノアが、俺の口の中に舌を入れてくる。
(気持ち悪い……!!)
俺はノアを突き飛ばして、口を思いっきり拭いた。
「何するんだ!!」
「せっかく教えてあげたのに」
「こんなの、ただ汚いだけじゃないか!!」
「カシーが、喜ぶかもしれないのに?」
「……え?」
(カシーが……喜ぶ?これで……?)
ノアが、俺の顎を引き寄せて、顔を近づけながら
「これは、キスというんだ」
「キス……?」
「好きな人とすると、幸せな気持ちになるんだ」
「幸せに……?」
「カシーが、もし本当にエディのことがすきなら喜ぶはずだよ。花なんか送るより……ずっと」
そう言うと、ノアはさっさと扉から出て行ってしまった。
……そんなはずないと、思った。
カシーは、花の方が喜ぶはずだ。
キスなんて、気持ち悪いだけだった。
少なくとも、俺はノアにキスというものをされた時、吐きそうになるほど気持ち悪いと思った。
好きという言葉は、俺には分からない。
幸せという言葉も、俺にはよく分からない。
誰も、その言葉を俺には教えてくれなかった。
だけど、カシーは俺と会ってる時に
「美味しいもの食べられて幸せだな~」
「外で遊べるのって楽しいな~幸せ~」
「お菓子、とっても好き!」
と、よく言っていた。
その時のカシーは、俺がいつも見たいと思っていたカシーの満面の笑顔だった。
つまり、好きや幸せというのは、笑顔になる、ということなんだろうな……ということだけ、何となく思っていた。
だけど、カシーと会った日。
いつものように2人で笑い合っていた時。
カシーの唇が俺に近づいたとき。
突然、ノアの言葉を思い出してしまう。
「キスは、好きな人とすると、幸せになる」
薔薇色に染まるカシーの唇に、吸い寄せられる。
そのままカシーの唇に自分の唇を重ねてしまう。
ふわっと、カシーから良い匂いがした。
心が、ワクワクした。
唇の感触が、とても気持ちいいと思った。
幸せだ、と、思った。
もっと欲しいと、思った。
(これが、キスなんだ……)
もっとしたい。
そう思った時
「いやっ!!!」
カシーは、俺を突き飛ばした。
ノアに、俺がしたのと同じように、拒絶の言葉と共に。
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