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7.呪われしアルストメリー
神の力を操る魔人 ルカ
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アルフィーがルカと会ったのは、アルフィーが夜、森の中でキノコを焼いていた時。
夜に、獣に襲われないように火を起こし、その火を使って食事をする。
国にいて、国の規則の中で守られている間は、する必要がなかった行為。
ただ、知識としては知っていた。
知っていただけの知識は、こうして自分を助けてくれる。
命を、繋いでくれる。
人と共に生きない方が良いのではとまで、アルフィーは思いながら、キノコを頬張ったまさにその瞬間、いきなり周囲の草むらからザワザワと音がした。
アルフィーは獣を警戒した。
急いで即席で作った松明に火を灯してから
「そこにいるのは誰だ!!」
と大声で叫んだ。
(猪だったら、そのまま炎に放り込んで、丸焼きにでもしてやろうか……)
などとアルフィーが考えていると、ぎゅるるるると、耳馴染みがある奇妙な音がした。
それと同時に
「お腹が減った……」
見た目は10歳になりたてという少女が、ぼろぼろの布切れを纏っただけの姿で現れた。
「お前……人間か……!?」
「……あっ……!!!」
アルフィーの問いかけに対して、少女は答えない。
その代わりに、じーっとキノコを焼いている炎の方を見たかと思うと
「おじさん!あれ、ちょうだい!」
「おじっ……!?」
アルフィーはこの時20歳そこそこ。
国にいた時の友人の何人かは、子供を持っている年齢ではあるものの、おじさんと言われるのは、とても癪だったので
「コラ!勝手に食うな」
と、少女の首根っこを捕まえた。
見た目よりずっと軽かった少女の体に驚いたアルフィーは、ゆっくり自分の横に座らせながら
「お前、一体なんだ?」
と聞いた。
子供の暗殺者を使う国もあると、アルフィーは知識としては知っていた。
そして、この少女が自分を殺すために送り込まれた暗殺者である……という可能性が頭をよぎったので、いつでも反撃できるようにと胸に仕込んだナイフを意識した。
すると、少女はその隙をついて、キノコを取ると
「おいしー!!!」
と大声をあげた。
ただ、それだけならまだ良かったが、アルフィーが耳を疑ったのは少女の次の言葉だった。
「神様ってすごーい!ほんとに私が食べたもの、食べさせてくれたー!」
「……なんだって?」
アルフィーが尋ねると、少女は2つ目のキノコに手を伸ばしながら
「私がキノコを食べたいって神様にお願いしたらね、西に行きなさい、キノコを食べられるようにしておいてやるって、神様が言ってくれたの……!」
アルフィーが「神の力を操る魔」の力を知ったのは、ここから始まった少女のおしゃべりから。
少女は、自らをルカと名乗り、神様のことをアルフィーにベラベラと聞いてもいないことまで、話し始めた。
夜に、獣に襲われないように火を起こし、その火を使って食事をする。
国にいて、国の規則の中で守られている間は、する必要がなかった行為。
ただ、知識としては知っていた。
知っていただけの知識は、こうして自分を助けてくれる。
命を、繋いでくれる。
人と共に生きない方が良いのではとまで、アルフィーは思いながら、キノコを頬張ったまさにその瞬間、いきなり周囲の草むらからザワザワと音がした。
アルフィーは獣を警戒した。
急いで即席で作った松明に火を灯してから
「そこにいるのは誰だ!!」
と大声で叫んだ。
(猪だったら、そのまま炎に放り込んで、丸焼きにでもしてやろうか……)
などとアルフィーが考えていると、ぎゅるるるると、耳馴染みがある奇妙な音がした。
それと同時に
「お腹が減った……」
見た目は10歳になりたてという少女が、ぼろぼろの布切れを纏っただけの姿で現れた。
「お前……人間か……!?」
「……あっ……!!!」
アルフィーの問いかけに対して、少女は答えない。
その代わりに、じーっとキノコを焼いている炎の方を見たかと思うと
「おじさん!あれ、ちょうだい!」
「おじっ……!?」
アルフィーはこの時20歳そこそこ。
国にいた時の友人の何人かは、子供を持っている年齢ではあるものの、おじさんと言われるのは、とても癪だったので
「コラ!勝手に食うな」
と、少女の首根っこを捕まえた。
見た目よりずっと軽かった少女の体に驚いたアルフィーは、ゆっくり自分の横に座らせながら
「お前、一体なんだ?」
と聞いた。
子供の暗殺者を使う国もあると、アルフィーは知識としては知っていた。
そして、この少女が自分を殺すために送り込まれた暗殺者である……という可能性が頭をよぎったので、いつでも反撃できるようにと胸に仕込んだナイフを意識した。
すると、少女はその隙をついて、キノコを取ると
「おいしー!!!」
と大声をあげた。
ただ、それだけならまだ良かったが、アルフィーが耳を疑ったのは少女の次の言葉だった。
「神様ってすごーい!ほんとに私が食べたもの、食べさせてくれたー!」
「……なんだって?」
アルフィーが尋ねると、少女は2つ目のキノコに手を伸ばしながら
「私がキノコを食べたいって神様にお願いしたらね、西に行きなさい、キノコを食べられるようにしておいてやるって、神様が言ってくれたの……!」
アルフィーが「神の力を操る魔」の力を知ったのは、ここから始まった少女のおしゃべりから。
少女は、自らをルカと名乗り、神様のことをアルフィーにベラベラと聞いてもいないことまで、話し始めた。
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