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8.神から与えられたのは、罰と……
運命を大きく狂わせるなんて、夢にも思っていなかった
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「ステラが言ったのは素敵、じゃなくて好き、の間違いじゃねえの」
「どういうことだ……」
「今見ただろう?俺とステラは、夫婦になるって決めたんだ」
はあ!?
恋人を通りこして夫婦!?
メルキオールはぶっ飛んだ思考をしているな、と常々思っていたアルフィーだったが、今日ほどそれを思ったことはなかった。
でも、それ以上にアルフィーには危機感もあった。
「ふう……ふ……だと……」
トラヴィスが、放心状態でステラを見つめていた。
ステラはもしかすると、このタイミングで気づいてしまったのかもしれない。
「トラくん……ごめんなさい……」
と、謝った。
「何で謝んの?」
そこは、もしかするとトラヴィスが言うべきセリフだったろうと、アルフィーは思った。
だが、残念なことに、メルキオールの中には、そういう気遣いみたいなものはないらしかった。
メルキオールに悪気がないのも分かっている。
少々、空気というものを読むのが下手というだけだ。
そこがまた、愛嬌として映るケースもあり、ステラがメルキオールに惚れた理由だったのかも知れない。
だが、恋する男にとっては死活問題を通り越して、ただただ不快でしかないのだろう。
男は恋を成就させなくては、生殖することが叶わない。
つまり、トラヴィスにとって、今は生存欲求が満たされるどころか脅かされる状態にも等しいのだ。
そんな精神状態のトラヴィスの前で、メルキオールが無神経に
「ステラと夫婦になるのは俺だ」
と宣言したようなものだ。
アルフィーはまだ、この時は恋心を経験したことはなかったので想像しかできなかったが、それでもなかなか残酷だなと思った。
だから、アルフィーはこの時、トラヴィスに少しだけ同情してしまっていたのだ。
それ故に、トラヴィスがメルキオールの額に手を触れてから
「そんなくだらないことを言っていられるのは、今のうちだけだ」
と言い放ったのも、トラヴィスの嫉妬から来る行動だと思い、見逃してやろうとアルフィーは思った。
まさか、たったこれだけの事が、この後の魔人全員の運命を大きく狂わせることになるなんて、アルフィーは夢にも思っていなかった。
「どういうことだ……」
「今見ただろう?俺とステラは、夫婦になるって決めたんだ」
はあ!?
恋人を通りこして夫婦!?
メルキオールはぶっ飛んだ思考をしているな、と常々思っていたアルフィーだったが、今日ほどそれを思ったことはなかった。
でも、それ以上にアルフィーには危機感もあった。
「ふう……ふ……だと……」
トラヴィスが、放心状態でステラを見つめていた。
ステラはもしかすると、このタイミングで気づいてしまったのかもしれない。
「トラくん……ごめんなさい……」
と、謝った。
「何で謝んの?」
そこは、もしかするとトラヴィスが言うべきセリフだったろうと、アルフィーは思った。
だが、残念なことに、メルキオールの中には、そういう気遣いみたいなものはないらしかった。
メルキオールに悪気がないのも分かっている。
少々、空気というものを読むのが下手というだけだ。
そこがまた、愛嬌として映るケースもあり、ステラがメルキオールに惚れた理由だったのかも知れない。
だが、恋する男にとっては死活問題を通り越して、ただただ不快でしかないのだろう。
男は恋を成就させなくては、生殖することが叶わない。
つまり、トラヴィスにとって、今は生存欲求が満たされるどころか脅かされる状態にも等しいのだ。
そんな精神状態のトラヴィスの前で、メルキオールが無神経に
「ステラと夫婦になるのは俺だ」
と宣言したようなものだ。
アルフィーはまだ、この時は恋心を経験したことはなかったので想像しかできなかったが、それでもなかなか残酷だなと思った。
だから、アルフィーはこの時、トラヴィスに少しだけ同情してしまっていたのだ。
それ故に、トラヴィスがメルキオールの額に手を触れてから
「そんなくだらないことを言っていられるのは、今のうちだけだ」
と言い放ったのも、トラヴィスの嫉妬から来る行動だと思い、見逃してやろうとアルフィーは思った。
まさか、たったこれだけの事が、この後の魔人全員の運命を大きく狂わせることになるなんて、アルフィーは夢にも思っていなかった。
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