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8.神から与えられたのは、罰と……
結果的に全て話してしまった。そして……
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アルフィーは、気づくべきだった。
いや、知っていたはずだった。
でも、気づかなかった。
違う。
知らないふり、気づかないふりをしていた。
風が、音を運ぶこと。
そして風は、メルキオールが操れること。
「どうした……」
と、聞くのもアルフィーは怖かった。
けど、聞いてしまった。
メルキオールは、絶望に満ちた表情でアルフィーを見た。
「ステラが……俺の名前を呼んでいるんだ……」
メルキオールは、アルフィーの襟元を掴み、アルフィーの体を揺らす。
「なあ、お前には聞こえないのか?アルフィー。ステラが苦しんでいるんだ。痛がってるんだ」
「メルキオール……」
「どうしてだ?あの城は、外部からの侵入者が来ない様に、ステラの魔で守られてたはずなのに。何でステラは泣き叫んでるんだ!?」
メルキオールは、答えを求める様にアルフィーにすがる。
アルフィーは、どう答えるべきか悩んだ。
寄り添うべきか。
それとも一緒に驚くべきか。
事実を伝えるべきか。
そんなことを考えるべき時ではなかったと気付かされるのは、メルキオールの次の言葉から。
「おい……何でお前……驚かないんだ?」
「え?」
「普通ならこういう時、動揺するもんじゃないのか?一緒に」
しまった。
油断した。
アルフィーがそう思ってしまったのを、メルキオールは見逃してはくれなかった。
「お前……まさか……何か知ってるのか?」
いや、とか、違う、とか。
アルフィーは言うべきだった。
でも、アルフィーは生真面目を絵に描いたような人物だったため、最後までシラを切り通すことができなかった。
意志が弱かったわけではない。
嘘をつき続けられないほど、正義感が強すぎたのだ。
「すまない……」
アルフィーは、結果的に全て話してしまった。
メルキオールは、全てを聞く前に、アルフィーを力の限り殴り続けた。
それから、アルフィーが立ち上がれなくなった頃。
メルキオールは血だらけの拳を握りしめたまま、風に乗って城の方に戻っていった。
アルフィーをその場に残して。
ただ、それでもメルキオールまだこの時非情ではなかった。
その証拠は、アルフィーが雨に降られない様に作られた石の雨よけ。
アルフィーは、それを見上げながら涙を流し続けた。
いや、知っていたはずだった。
でも、気づかなかった。
違う。
知らないふり、気づかないふりをしていた。
風が、音を運ぶこと。
そして風は、メルキオールが操れること。
「どうした……」
と、聞くのもアルフィーは怖かった。
けど、聞いてしまった。
メルキオールは、絶望に満ちた表情でアルフィーを見た。
「ステラが……俺の名前を呼んでいるんだ……」
メルキオールは、アルフィーの襟元を掴み、アルフィーの体を揺らす。
「なあ、お前には聞こえないのか?アルフィー。ステラが苦しんでいるんだ。痛がってるんだ」
「メルキオール……」
「どうしてだ?あの城は、外部からの侵入者が来ない様に、ステラの魔で守られてたはずなのに。何でステラは泣き叫んでるんだ!?」
メルキオールは、答えを求める様にアルフィーにすがる。
アルフィーは、どう答えるべきか悩んだ。
寄り添うべきか。
それとも一緒に驚くべきか。
事実を伝えるべきか。
そんなことを考えるべき時ではなかったと気付かされるのは、メルキオールの次の言葉から。
「おい……何でお前……驚かないんだ?」
「え?」
「普通ならこういう時、動揺するもんじゃないのか?一緒に」
しまった。
油断した。
アルフィーがそう思ってしまったのを、メルキオールは見逃してはくれなかった。
「お前……まさか……何か知ってるのか?」
いや、とか、違う、とか。
アルフィーは言うべきだった。
でも、アルフィーは生真面目を絵に描いたような人物だったため、最後までシラを切り通すことができなかった。
意志が弱かったわけではない。
嘘をつき続けられないほど、正義感が強すぎたのだ。
「すまない……」
アルフィーは、結果的に全て話してしまった。
メルキオールは、全てを聞く前に、アルフィーを力の限り殴り続けた。
それから、アルフィーが立ち上がれなくなった頃。
メルキオールは血だらけの拳を握りしめたまま、風に乗って城の方に戻っていった。
アルフィーをその場に残して。
ただ、それでもメルキオールまだこの時非情ではなかった。
その証拠は、アルフィーが雨に降られない様に作られた石の雨よけ。
アルフィーは、それを見上げながら涙を流し続けた。
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