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鐘技怪異談W❶巻 【完結】

104話「暗黒怪異談ゾク」

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題一話「暗黒裁判」

 ーー20XX年XX月XX日暗黒法廷ヨリーー



「主文、これより判決をいい渡す」


 企画   野薔薇真理亜


 いよいよだ。僕の判決がーー。


 脚本  鬼村星華


「被告人をーー」

 演出   安良田恵

「暗黒刑に処する」

 監督   鐘技友紀


 は?どういうことだ??


 すると、法廷全体が徐々に黒く塗りつぶされていくーー。

 そして次第に僕ら含む全身を巻き込むほど黒く塗りつぶされていた。
 僕の悲痛な助けが呼べないほどの暗黒に包まれていった。


 暗黒裁判  END


 著作  暗黒怪異談続きモノやろうぜチーム

 協力   鐘技市のみなさん。

 出演   鐘技市のみなさん。

 作:暗黒怪異談ゾク


 題二話「暗黒漫画」

 俺は家の中の居間で漫画を読んでいた。
 今、話題の暗黒怪異談である。
 読んだモノを暗黒面に取り憑かれるらしいが……。

 と、丁度暗黒裁判という漫画のページの見出しの次にページを開くと黒く全体真っ暗であった。
 次のページをパラパラとめくって見たが真っ暗だったのでしばらくすると、その漫画のページからモノすごい引っ張られるような吸引力で吸い込まれていく。
 そう全て吸い込むほどのブラックホールのような感じだった。


「という話ですがどうでしょうか?」
「ボツだな。なんだかイマイチだね」

 漫画の編集者にボツを喰らわされて泣く泣く描き直す羽目になった。

 暗黒漫画  END


 題三話「暗黒銭湯」

 漫画のダメ出しの帰り道に丁度銭湯に寄ることにした。

 そこでゆっくりとお風呂を浸かる。

 途中に疲れていた僕はうとうと眠りたくなるほど眠る。

 そう、銭湯全体が真っ黒に塗りつぶされていく。

 そして次第に僕の身体も徐々に溶けていく時その銭湯の色は黒く濁っていた。

 暗黒銭湯   END


 題四話「暗黒部屋」

 僕が目を覚ますと見知らぬ部屋にいた。
 その部屋は不思議と光る銀河のようだった。そしてその部屋はいくつかチャンネルで切り替わりそこで最終的に法廷に切り替わる時、何か外される。
「被告人、法廷に前を出なさい」
 その時なぜか僕は法廷に立たされて裁判を受けることになる。
 その永遠の暗黒に苦しめることになる。

 暗黒部屋  END

 暗黒裁判replay?

 暗黒怪異談ゾク  完
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