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鐘技怪異談W❼巻【完結】
153話「木読さん四択アンケート県民調査」
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「1」
SNSネット上で広まる木読さん。
彼女の存在は謎が多い人物である。
私、亜季田礼奈はネット上に広まる怪異談の一つを友紀達に披露することになった。
ーーーーーー。
あなたのスマホか携帯電話に木読さんという方から通話がかかります。
その内容は四択アンケートである。
四択のアンケートはほとんど「木」としか聞き取れない。
なので番号で答えることになる。
ここでまず好きな番号をひとつ答えると自宅の庭先に奇妙な折れ曲がった木が生えてきます。
ただそれだけです。
回答次第ではどんな木になるかはさまざまです。
またクリスマスの日には立派な木が生えたり、秋の季節になると柿や栗まで生えてきて木読さんを感謝する人達までいる。
しかし、木読さんの真面目なアンケートに蔑ろにしたりいい加減な対応すると、木読さんが直接あなたの自宅まで訪れてきます。
その時、木読さんが何をするかは、ご想像にお任せしますがロクデモナイ事が起きることに間違いないでしょう。
以上、木読さん四択アンケート県民調査でした。
「ふーん。木読さんて謎が深まるばかりね」
「そうじゃな。それよりも礼奈が最近怒らないといいことに寝てるな」
煮部流の指摘通りに絵留胃奈はいびきをかいて寝ていた。
「私の怪異談そんなにつまらないかしら……」
そこで礼奈は彼女に対して懲らしめることにする。
ーー絵留胃奈の自宅ーー
絵瑠胃奈のスマホに礼奈の通話がかけられる。
「もしもし」
『アンケートとります。好きな番号ひとつ選んでね。……いい加減な回答したら、お仕置きするから』
「は、はい!!」
『まず番号1 火炙り番号2惨殺番号3血抜き番号4……あ。どれかひとつ選んでね』
「申し訳ございません。礼奈様許してください!!礼奈様!!」
『ぶぶー。時間切れ。あとでおしおきね』
プツンと通話がそのまま切れた。
この後、絵瑠胃奈はビクビクと怯えながら待っていたが、宅配で送られてきた高級地鶏が来て首を傾げていた。
その時今日が17歳の誕生日だと知るのは友紀達が直接家に誕生日祝いに訪ねてきて嬉しい出来事に彼女はまだ知らない。
木読さん四択アンケート県民調査 完
SNSネット上で広まる木読さん。
彼女の存在は謎が多い人物である。
私、亜季田礼奈はネット上に広まる怪異談の一つを友紀達に披露することになった。
ーーーーーー。
あなたのスマホか携帯電話に木読さんという方から通話がかかります。
その内容は四択アンケートである。
四択のアンケートはほとんど「木」としか聞き取れない。
なので番号で答えることになる。
ここでまず好きな番号をひとつ答えると自宅の庭先に奇妙な折れ曲がった木が生えてきます。
ただそれだけです。
回答次第ではどんな木になるかはさまざまです。
またクリスマスの日には立派な木が生えたり、秋の季節になると柿や栗まで生えてきて木読さんを感謝する人達までいる。
しかし、木読さんの真面目なアンケートに蔑ろにしたりいい加減な対応すると、木読さんが直接あなたの自宅まで訪れてきます。
その時、木読さんが何をするかは、ご想像にお任せしますがロクデモナイ事が起きることに間違いないでしょう。
以上、木読さん四択アンケート県民調査でした。
「ふーん。木読さんて謎が深まるばかりね」
「そうじゃな。それよりも礼奈が最近怒らないといいことに寝てるな」
煮部流の指摘通りに絵留胃奈はいびきをかいて寝ていた。
「私の怪異談そんなにつまらないかしら……」
そこで礼奈は彼女に対して懲らしめることにする。
ーー絵留胃奈の自宅ーー
絵瑠胃奈のスマホに礼奈の通話がかけられる。
「もしもし」
『アンケートとります。好きな番号ひとつ選んでね。……いい加減な回答したら、お仕置きするから』
「は、はい!!」
『まず番号1 火炙り番号2惨殺番号3血抜き番号4……あ。どれかひとつ選んでね』
「申し訳ございません。礼奈様許してください!!礼奈様!!」
『ぶぶー。時間切れ。あとでおしおきね』
プツンと通話がそのまま切れた。
この後、絵瑠胃奈はビクビクと怯えながら待っていたが、宅配で送られてきた高級地鶏が来て首を傾げていた。
その時今日が17歳の誕生日だと知るのは友紀達が直接家に誕生日祝いに訪ねてきて嬉しい出来事に彼女はまだ知らない。
木読さん四択アンケート県民調査 完
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