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「今なんじ」
もしかしてもう朝か?
あの後またがっつり抱かれてからの記憶が無い
おそらく気でも失ってしまったのだろう
「ハル?おはよう。もう起きたの?あんなめちゃくちゃにしちゃったのに」
「お、おまえめちゃくちゃとか言うなよ」
「昨日俺たちもっと恥ずかしいことしちゃったのに。恥ずかしがっちゃってかわいーの」
「べ、別に恥ずかしい訳じゃないし。昨日はちょっと俺おかしかった」
「全然おかしくないよ。俺の前であんなに足開いてあんあん言っちゃって可愛かったなあ」
「あんあん言ってない!」
「それに好き好き言ってた」
「それは!別にセックスが好きなわけじゃないからな」
まあちょっとは好きかもしれないけど
「え?知ってるよ?俺のことが好きなんでしょ?」
ああまた墓穴掘った。
「分かってるならいちいち言うなよ」
「いや、俺なにも言ってないよ。ハルが急に俺のこと好きって言ってくれたんでしょ」
「っ、お前、いちいちうるさい!!」
「はいはい、そうだね。一緒にシャワー浴びる?」
「いやシャワーくらい1人で浴びれるし」
「そっか、じゃあ先に行っておいで。お湯たまってるから」
「・・・ありがと」
「どういたしまして。この文明の力にもお礼言っておきな」
ああ、そういえばこの前スマホでお湯はりできるって喜んでたもんな
「じゃあ風呂行ってくる」
「うん。ゆっくりしておいで」
やっとのことで風呂場にたどり着いた。
腰が変な感じする。痛いとはまた違う感じ。なんかちょっと、あの、尻が違和感
そうやって鏡の前に立つと、
「な、これ、なに」
身体中、主に首あたりに赤い鬱血痕が散らばっている
「あああ、あいつ、付けすぎだろ!!」
確かに付けてるなとは思ったけど!さすがにこの量は、、
こんなの今の今までセックスしてましたって世間様に見せつけてるようなもんだろ
あいつ、、しかもこんな見えるところに付けやがって
恥ずかしすぎるだろ
っ、まあ付けられたもんはしょうがない
嬉しくないと言ったら嘘になるし
今まで女ばかり抱いてきたあの男が、男の俺に欲情してこんな赤い跡まで付けたのにはまあ優越感を感じる
でも俺あいつに付けてない
服を脱ぐと同時に体がきしきしとなってる気がする
多分、無理な姿勢を長時間続けたせいだろう
あいつ俺の手引っ張ったり、それこそ足を肩まで上げさせたり大変だった
体は柔らかい方だと思ってたけど、でもこんな体勢をするために柔らかいわけじゃないし
ああ、今思い出しても恥ずかしすぎる
何も抵抗できなくなるなんて
とりあえず先に体を洗ってしまおう
この邪な気持ちも一緒に洗い流してしまいたい
といってもそんなベタベタはしないからきっとあの後ユウが拭いてくれたのだろう
あとでお礼言わなきゃだな、
「あーーーーーきもちいーーー」
やっぱり湯船は格別だな
骨の隅々まで熱いお湯が入っていく感じがする
最高だ
でもユウも入るなら早く上がらなきゃだな
とりあえずあと5分つかってあがろう
「風呂先にありがとう」
「いいえー、気持ちよかった?」
「おう」
あ、そういえばやり返そうと思ったんだった
「おい、ちょっと首かせ」
「え?あ、うん。それはもちろんだけどそんな物騒な言い方しないで」
やっぱり俺ひとつもキスマーク付けられてない
ちゅ、ちゅ、と吸い付くと意外と簡単に赤が滲む
「できた」
「え、ハルキスマークつけたかったの?」
「お前ばっかずるいだろ。俺の首、こんな付けやがって」
「えええ、なにそれえっちすぎるじゃん」
「は?お前も付けただろうが」
「だからその首見せる仕草がえっちなんだよ・・・対抗してキスマークつけちゃう所も可愛い」
「あっっそ。勝手に言ってろ」
「ねえハル、太もものキスマーク気づいた?」
え、そんなとこにも
「太ももの内側だよ」
「そ、そんなの知るわけないだろ。自分じゃ見ないし!!!」
なんちゅうところに付けてんだよ
「おい、太ももかせ」
「え、付けてくれるの?」
付けてくれるってなんだよ
「お前だけずるいだろ。それにこれは俺の意思であってお前のためじゃねぇ」
吸い付いてもなかなか赤くならない。
首の時はもっと簡単に着いたはずなのに難しい
「なあ、全然つかねえんだけどなんで」
「あ、そりゃほら、首よりも皮膚は厚いし」
なに狼狽えてんだよこいつ
同じこと俺にしたくせに
まあ悪くない気分だ
「ついた」
「っありがとう!じゃあ俺もお風呂入ってくるね」
「おう」
もしかしてもう朝か?
あの後またがっつり抱かれてからの記憶が無い
おそらく気でも失ってしまったのだろう
「ハル?おはよう。もう起きたの?あんなめちゃくちゃにしちゃったのに」
「お、おまえめちゃくちゃとか言うなよ」
「昨日俺たちもっと恥ずかしいことしちゃったのに。恥ずかしがっちゃってかわいーの」
「べ、別に恥ずかしい訳じゃないし。昨日はちょっと俺おかしかった」
「全然おかしくないよ。俺の前であんなに足開いてあんあん言っちゃって可愛かったなあ」
「あんあん言ってない!」
「それに好き好き言ってた」
「それは!別にセックスが好きなわけじゃないからな」
まあちょっとは好きかもしれないけど
「え?知ってるよ?俺のことが好きなんでしょ?」
ああまた墓穴掘った。
「分かってるならいちいち言うなよ」
「いや、俺なにも言ってないよ。ハルが急に俺のこと好きって言ってくれたんでしょ」
「っ、お前、いちいちうるさい!!」
「はいはい、そうだね。一緒にシャワー浴びる?」
「いやシャワーくらい1人で浴びれるし」
「そっか、じゃあ先に行っておいで。お湯たまってるから」
「・・・ありがと」
「どういたしまして。この文明の力にもお礼言っておきな」
ああ、そういえばこの前スマホでお湯はりできるって喜んでたもんな
「じゃあ風呂行ってくる」
「うん。ゆっくりしておいで」
やっとのことで風呂場にたどり着いた。
腰が変な感じする。痛いとはまた違う感じ。なんかちょっと、あの、尻が違和感
そうやって鏡の前に立つと、
「な、これ、なに」
身体中、主に首あたりに赤い鬱血痕が散らばっている
「あああ、あいつ、付けすぎだろ!!」
確かに付けてるなとは思ったけど!さすがにこの量は、、
こんなの今の今までセックスしてましたって世間様に見せつけてるようなもんだろ
あいつ、、しかもこんな見えるところに付けやがって
恥ずかしすぎるだろ
っ、まあ付けられたもんはしょうがない
嬉しくないと言ったら嘘になるし
今まで女ばかり抱いてきたあの男が、男の俺に欲情してこんな赤い跡まで付けたのにはまあ優越感を感じる
でも俺あいつに付けてない
服を脱ぐと同時に体がきしきしとなってる気がする
多分、無理な姿勢を長時間続けたせいだろう
あいつ俺の手引っ張ったり、それこそ足を肩まで上げさせたり大変だった
体は柔らかい方だと思ってたけど、でもこんな体勢をするために柔らかいわけじゃないし
ああ、今思い出しても恥ずかしすぎる
何も抵抗できなくなるなんて
とりあえず先に体を洗ってしまおう
この邪な気持ちも一緒に洗い流してしまいたい
といってもそんなベタベタはしないからきっとあの後ユウが拭いてくれたのだろう
あとでお礼言わなきゃだな、
「あーーーーーきもちいーーー」
やっぱり湯船は格別だな
骨の隅々まで熱いお湯が入っていく感じがする
最高だ
でもユウも入るなら早く上がらなきゃだな
とりあえずあと5分つかってあがろう
「風呂先にありがとう」
「いいえー、気持ちよかった?」
「おう」
あ、そういえばやり返そうと思ったんだった
「おい、ちょっと首かせ」
「え?あ、うん。それはもちろんだけどそんな物騒な言い方しないで」
やっぱり俺ひとつもキスマーク付けられてない
ちゅ、ちゅ、と吸い付くと意外と簡単に赤が滲む
「できた」
「え、ハルキスマークつけたかったの?」
「お前ばっかずるいだろ。俺の首、こんな付けやがって」
「えええ、なにそれえっちすぎるじゃん」
「は?お前も付けただろうが」
「だからその首見せる仕草がえっちなんだよ・・・対抗してキスマークつけちゃう所も可愛い」
「あっっそ。勝手に言ってろ」
「ねえハル、太もものキスマーク気づいた?」
え、そんなとこにも
「太ももの内側だよ」
「そ、そんなの知るわけないだろ。自分じゃ見ないし!!!」
なんちゅうところに付けてんだよ
「おい、太ももかせ」
「え、付けてくれるの?」
付けてくれるってなんだよ
「お前だけずるいだろ。それにこれは俺の意思であってお前のためじゃねぇ」
吸い付いてもなかなか赤くならない。
首の時はもっと簡単に着いたはずなのに難しい
「なあ、全然つかねえんだけどなんで」
「あ、そりゃほら、首よりも皮膚は厚いし」
なに狼狽えてんだよこいつ
同じこと俺にしたくせに
まあ悪くない気分だ
「ついた」
「っありがとう!じゃあ俺もお風呂入ってくるね」
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