強気な受けVS溺愛する攻め

サム

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「ほら、自分で脱ぐんでしょ?」

「っ脱ぐ、から」

 震える指でゆっくりパンツのゴムに手をかける

 この手を下ろしたらユウに見られてしまう

 いや、でも俺が今来てるあいつのスウェット大きいから見えない可能性もあるっちゃある

 くっそなんで俺だけこんな辱めに

 とりあえずパンツを膝までおろす

 よかった。狙い通り。スウェットが大きいおかげで前も後ろも綺麗に隠れてる

「えろ、でもねハル?それじゃ見えないよ」

「お前のがでかいんだからしょうがないだろ」

「俺は確認したいんだから見えなかったらできないよ?」

「じゃあどうしろっていうんだよ。寒い思いしてまでスウェットは脱がないからな」

「脱がなくていいよ。ハルに寒い思いはさせたくない。ちょっとスウェットの裾を持ち上げればいいんだよ」

 は?何言ってんのこいつ

「俺に自分で見せろって言ってんの?」

「そうそう。ハルは飲み込みが早くて助かるよ」

 いや、そんなん嫌だろ普通に

 自分で見せつけてるみたいになるじゃないか

「嫌だよなんでそんな」

「ほら、持って?」

「いや、だから流石にそれは」

「ほら、ハル?」

「いや、だから、」

なんだよ、そんな顔で見つめてくるなよ
自分の顔がいいことくらい自覚しろよ
いや、自覚してゆえにこんな見つめてくるのか?!

「ハル?」

「っ、持てばいいんだろ持てば!」

 やけくそだ

 こうなったらなんでもしてやるよ

 スウェットの裾を両手で少し持ち上げる

「よく出来ました!」

「なんだよおれ赤ちゃんじゃねえし」

 その褒め方やめろ

「じゃあそのままもうちょっとこっちにおいで?」

 くそ、

「じゃあうしろ向いてくれる?」

 っ、

「ほら、ちゃんと裾持って?落ちてきたら可愛いハルのお尻が見えなくなっちゃうよ」

「この変態が!」

「じゃあちょっと前かがみになれる?」

 嫌だ。恥ずかしい。でも恥ずかしいのにちょっと興奮してる自分がいちばん嫌だ

「んー挿ってはないね。大丈夫みたい」

「っそうかよ。俺は最初からそうだと思ってた」

 この変態が

「ほら、ちゃんとハルの綺麗なお尻がみえるよ。さっき使いすぎちゃったもんね。赤くなっちゃってる」

「そ、そんなこといちいち言うな!」  

「だって見てよほら。このちっちゃいところで俺を受け入れてくれたんでしょ?ちゃんといたわらないと」

 そうやって尻に遠慮なく触れてくる

 その手つきが優しいのが逆にいやらしい

「ちょ、どこ触って、ゃん、ね、ほんとに」

「んー?」

「ねえ、っあ、声出るから」

「いっぱい出してくれた方が俺は嬉しいよ?ハルの可愛い声ずっと聞いていたい」

「え、やああ、あ、ゆび、いれんなぁ」

「だってハルがお尻ひくひくさせるから」

「そんな、ん、してない、」

「だってほら、今だって吸い付いてくる」

「やあ、ああ、まって、ねえ」

 もう、立ってられない

「ハル?こっち向いて?」

「んあっ、じゃあ、ゆび、ぬけよ!」

「わかった」

 ユウの指がいい所を掠めながら抜けていく

「っあん、お前、それ、わざと、すんな」

「何が?ほら、抜いたよ」

「っあん、はぁ」

 素直にユウの方を振り向く

 気持ちよくなると考え無しになる俺の悪い癖だ

「なんだよ、」

「あれ、ハルのおっきくなっちゃってるね?」

「おおおお前が触るからだろ!お前のせいだ!」

「そうだね、意地悪しちゃってごめんね。俺が責任とるから」

「あっ、やぁ、また、ゆび、あう、なかかきまわすなぁ、やっ、あ」

「うんうん気持ちいいね」

「ああああああ、ああ」

 ユウに触られてるって理解したらそれがどこであっても気持ちよくなってしまう

 もう俺はパブロフの犬も同等だろう

「ほら、乳首も触ってあげるからちゃんと裾持って?」

「やあっ、もてないいい」

「大丈夫だよ。ほら、両手で持ってみて?」

「あ、あ、あ、こう?ああ、」

「そうそう上手」

 尻と乳首を触ってもらうために自分で服を持つなんてこんなの恥ずかしさの極みでしかない

 またこんな恥ずかしい格好させられて、でもどうしても興奮してしまう

「あ、ナカしまった?」

「やああ、ああ、まって、でるっ」

「ほんと眼福。最高の眺めすぎる」

「ねえ、やだっ、キスがいい、」

「ええもうハルが可愛すぎてどうしよう」

「んんんんんんんんっ」

 もう、いっちゃった

 ユウに触られると毎回すぐいってしまう

「ごめんねハル、また暴走しちゃった。綺麗にするからお風呂入ろっか」

「お前、挿れなくて、いいの」

「っえ、挿れていいの?」

「彼氏、なんだろ。別にだめなことはないんじゃねえの」

「だってハル腰痛いんじゃないの?」

「別に痛くはない。ただちょっと違和感があるだけ」

「でもまた悪化したら、」

「俺がいいって言ってんだからいいだろ。自分の体のことは自分が1番分かってんだよ」

「ほんとに?無理してない?また今度でもいいんだよ?」

「俺が、挿れて欲しいって言ってんだよ!言わせんなよ!変なところでヘタレになりやがって」

 さっきまで俺の体散々したくせになんでここで止まろうとすんだよ

 お前のがっちがちのくせに

「挿れないで我慢出来んのかよ」

「ハルのためならいくらでも。でもハルがいいって言ってくれるなら遠慮はしない」

「いいって言ってんだろ。ほら、こいよ」

「っ、ハルっ」



 そうして俺の腰が違和感を通り越して筋肉痛になったのは言うまでもない







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