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194話、大凶星
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私達を追って来る者は、誰一人として居ない。召喚され続けている『天翔ける極光鳥』は、『大地の覇者』が居る下へ目掛け、光芒となり光の雨を降らせている。
空気が澄んできて、昼空に夜の帳が降りてきた。星が見えないのは、ここが『土の瞑想場』だからだろうか? まあいい、そろそろ頃合いの場所だ。
「ウィザレナ。いつまで昇っても星が見えないから、お前が一番星になってくれないか?」
「むっ、いいだろう! 任せてくれ!」
私の言葉を合図に、ウィザレナが速度を緩めたので、私も箒の速度を落として停止する。高高度まで昇ってきたので、下は白く霞んでいて地面が拝めない。
しかし『大地の覇者』が居る場所は、光芒の雨が教えてくれている。場所は、ほぼ真下。どうやら、少しも動いていないようだ。
下を向いたウィザレナが、息を長く吸い、吸った以上に吐く。意識を集中させると、異彩で煌びやかな虹色の光を纏う弓矢を二本出し、大弓へ構えた。
二本あるという事は、『星雲瀑布』を二連で放つつもりか。レナも、秘薬入りの小瓶を持って待機している。
『古の深淵へ追いやられし、往生も叶わぬ星屑よ! かつての輝きを取り戻し、極光の鼓動を鳴らせ!』
詠唱が始まると、虹色の矢先に直径三十cm前後の魔法陣が二つ出現。その先に設置された魔法陣も、更に先を行く魔法陣も二つずつある。
『深淵を照らし老闇を駆けろ! 原初の産声を聴き回帰せよ! 天上天下の願いを携え、我の元へ集結せん!』
詠唱の終盤に差し掛かり、ウィザレナとレナ全身は、激しい煌めきによって包み込まれていく。あの眩く輝く球体よ、正に星そのものだ。
『出でよ―――』
『嬢ちゃん達、どこを向いてんだあ? その先に、俺様は居ねえぞお』
「うわっ!?」
「きゃっ!?」
「……は?」
……なんで今、ノームの声がした? なぜ、今まで光芒の雨を降らせていた『天翔ける極光鳥』が、いきなり空を目指して昇り始めたんだ?
なんで、悲鳴を上げたウィザレナとレナが居た場所に、どす黒い水柱があるんだ? 二人は一体、どこへ―――。
「グッ!?」
視界が昼夜空を仰ごうとした矢先。目に見える全てが漆黒に塗り潰され、全身に強烈な衝撃が走った。なんだ、何が起こっている!?
全てを塗り潰した漆黒が、外側を覆っていた『風護陣』を木端微塵にしている。なんていう勢いと圧だ、いくら踏ん張っても箒の制御が効かない。このままじゃ、二枚目の『風護陣』も破られてしまう!
『……ふ、不死鳥の息吹!』
火の杖も構えず、今の正面になっている先に手を右手をかざす。が、灼熱の大熱線が出たと同時、二枚目の『風護陣』が音も無く砕け散り。
漆黒の残りが『天翔ける極光鳥』を放出していた八つの魔法陣を掠め、全て粉砕。この漆黒、無詠唱で放った『不死鳥の息吹』と拮抗している。ならば……!
『魂をも焼き尽くすは、不老不死の爆ぜる颶風! 生死の概念から解き放たれし者に、思考をも許されない永遠の眠りを。『不死鳥の息吹』!』
空いた手で火の杖を掴み、二本目の『不死鳥の息吹』で対抗。今度こそ漆黒が完全に振り払われ、辺りに昼夜空の景色が戻ってきた。
漆黒を押し戻している手応えを感じるので、辺りの状況を開始。左側、暴れ狂う純白の大光線を視認。あれは、ウィザレナの『一番星』だ!
「よかった、あいつらも生きてる!」
今は、それだけ分かれば十分だ。辺り周辺、より高い空を駆ける光芒群が差し込んだ光景。その中には、さっきまでは居なかった『竜の禊』もチラホラ混じっている。
「……なるほど? あいつめ。どうやって、ここまで移動してきたんだ?」
『不死鳥の息吹』から手応えを感じなくなったので、二本とも解除する。けたたましい紅蓮が晴れていき、目先にある景色の色が、だんだん色付いていった。
「なあ、ノーム?」
より天高き空を仰ぐ視界の先。やや遠く離れた場所に、両腕から『双臥龍狂宴』の本体を生やし、『天翔ける極光鳥』まみれになり。
数多の『光柱の管理人』によって体が穴だらけになっている『大地の覇者』が、雲の様に悠々と浮かんでいた。
先の漆黒は、本体の高圧水流ブレスか。『緋月』で強化されていなかったら、私は高圧水流ブレスを押し返せず、死んでいたかもしれない。
『どうやってってえ。嬢ちゃんは、もう俺様の移動手段を知ってるだろお?』
ノームの移動手段。それは、土や岩石を媒介し、瞬間移動が可能な事。私も、一回それで虚を衝かれた。だが……。
「だからこそ不思議でならないんだ。この高高度には、何も無いんだぞ?」
『何も無いだあ? 嬢ちゃんには見えてねえのかい? 霧散した、この空間を漂う無数の土埃がよお?』
「土埃……? ……おい、冗談だろ?」
確かに、土埃も細かな土だ。風に吹き上げられて、どこまでも移動していく不可視の土。もし、そんな微粒の土ですら移動が可能なら……。
私達は『土の瞑想場』へ強制的に移動させられて来た時点で、逃げ場なんて元々無かった。端から絶望的で、圧倒的不利な状況だった事になる。
『冗談じゃねえぜえ? 実際、俺様はここに居るだろう? それと、ようやく根っこまで絶望してくれたようだなあ? 嬢ちゃん、顔が青ざめてきてんぜえ?』
当たり前だ。絶望しない方がおかしい。四六時中、常に心臓を握られた状態。ノームの機嫌次第で、私達の懐へいつでも潜り込める状態だったんだぞ?
空から降り注ぐ岩石の除去、瓦礫と化した『竜の禊』の警戒、『双臥龍狂宴』が撒き散らした汚泥対策。私がやってきた全てが、とんだ無駄足だった。
その真実が、私の頭に『敗北』という二文字を過らせる。もう、何をやっても無意味。最適解の抵抗をしても、ただのくだらない延命処置に過ぎなくなってしまう。
「ああ。お前の言う通り、顔に出るほど絶望したよ。……で? それがどうした?」
『ああ?』
現状、絶望しただけ。戦闘意欲も丸ごと削がれてしまったが、また焚き直せばいい。
夢を諦めるのは、心臓が潰れた時だけにする。それこそ諦めたら、私という存在意義すら無くなってしまうのだから。
「単に絶望しただけで、心までは折れてないぞ。さあ、ノーム。続きをやろう」
『……嬢ちゃん、イカれてんなあ。恋焦がれちまいそうだぜえ』
「イカれ果ててる奴が、何を言ってるんだ。お前が好きなのは、真っ向からの殴り合いなんだろう? だったら、やってやろうじゃないか。全部受け止めてやるよ」
『おいおい、たまんねえなあ。絶頂しちまいそうだぜえ』
もっと過去の私に戻れ。より狂っていて、命知らずで、相手を殺す事に何の躊躇も持っていなかった頃の私へ。
「なんて禍々しい姿なんだ。今更、本体を相手してる暇なんて無いぞ?」
「まるで大凶星みたい……。あんなのが落ちてきたら、避ける手段なんて無いよ……」
隣から聞こえてくる、ウィザレナとレナの声。声がした方へ横目を流すと、二人を覆っていたはずの『風護陣』が消滅している。とりあえず、二人が無事で本当によかった。
「大丈夫だったか? 二人共」
「なんとかな。まさか、あれごと来るなんて夢にも思ってなかったぞ」
「ウィザレナに同じく……」
やはり、二人も完全にしてやられていたようだ。『怨祓いの白乱鏡』は残っているので、二人共負傷はしていない。無傷を保っている。
さて、『天翔ける極光鳥』を召喚する魔法陣は潰えた。『風壊砲』、『極光蟲』の姿も無い。残っているのは、召喚された大量の『天翔ける極光鳥』と『光柱の管理人』のみ。
再度召喚は、『双臥龍狂宴』の本体とノームが許してくれそうにもない。魔法壁も然り。ここからは、攻撃魔法で防ぎ切るしかないようだ。
『何をしても無駄だって、もう分かってんだろお? 猶予は与えねえぞお?』
「そうだな。今までの気遣い感謝するよ」
『へっへっへっ。そんじゃまあ、そろそろ大凶星様が堕ちるぞお? 必死になって逃げなあ!』
正真正銘、逃げ場の無い絶体絶命。残された時間は、地面に着く瞬間まで。一寸の抜け道すら無い窮地。せめて命が果てる刹那までは、己の力で抗いたいな。
「の、ノーム様が落ちてきた!?」
「横に逃げても無駄だ! 私達も落ちながら戦うぞ!」
「心得た!」
そして、人間の私が抗えぬ限界を迎えた時……。シルフ、頼りにしているぞ? 体を温めて待っていてくれ。
空気が澄んできて、昼空に夜の帳が降りてきた。星が見えないのは、ここが『土の瞑想場』だからだろうか? まあいい、そろそろ頃合いの場所だ。
「ウィザレナ。いつまで昇っても星が見えないから、お前が一番星になってくれないか?」
「むっ、いいだろう! 任せてくれ!」
私の言葉を合図に、ウィザレナが速度を緩めたので、私も箒の速度を落として停止する。高高度まで昇ってきたので、下は白く霞んでいて地面が拝めない。
しかし『大地の覇者』が居る場所は、光芒の雨が教えてくれている。場所は、ほぼ真下。どうやら、少しも動いていないようだ。
下を向いたウィザレナが、息を長く吸い、吸った以上に吐く。意識を集中させると、異彩で煌びやかな虹色の光を纏う弓矢を二本出し、大弓へ構えた。
二本あるという事は、『星雲瀑布』を二連で放つつもりか。レナも、秘薬入りの小瓶を持って待機している。
『古の深淵へ追いやられし、往生も叶わぬ星屑よ! かつての輝きを取り戻し、極光の鼓動を鳴らせ!』
詠唱が始まると、虹色の矢先に直径三十cm前後の魔法陣が二つ出現。その先に設置された魔法陣も、更に先を行く魔法陣も二つずつある。
『深淵を照らし老闇を駆けろ! 原初の産声を聴き回帰せよ! 天上天下の願いを携え、我の元へ集結せん!』
詠唱の終盤に差し掛かり、ウィザレナとレナ全身は、激しい煌めきによって包み込まれていく。あの眩く輝く球体よ、正に星そのものだ。
『出でよ―――』
『嬢ちゃん達、どこを向いてんだあ? その先に、俺様は居ねえぞお』
「うわっ!?」
「きゃっ!?」
「……は?」
……なんで今、ノームの声がした? なぜ、今まで光芒の雨を降らせていた『天翔ける極光鳥』が、いきなり空を目指して昇り始めたんだ?
なんで、悲鳴を上げたウィザレナとレナが居た場所に、どす黒い水柱があるんだ? 二人は一体、どこへ―――。
「グッ!?」
視界が昼夜空を仰ごうとした矢先。目に見える全てが漆黒に塗り潰され、全身に強烈な衝撃が走った。なんだ、何が起こっている!?
全てを塗り潰した漆黒が、外側を覆っていた『風護陣』を木端微塵にしている。なんていう勢いと圧だ、いくら踏ん張っても箒の制御が効かない。このままじゃ、二枚目の『風護陣』も破られてしまう!
『……ふ、不死鳥の息吹!』
火の杖も構えず、今の正面になっている先に手を右手をかざす。が、灼熱の大熱線が出たと同時、二枚目の『風護陣』が音も無く砕け散り。
漆黒の残りが『天翔ける極光鳥』を放出していた八つの魔法陣を掠め、全て粉砕。この漆黒、無詠唱で放った『不死鳥の息吹』と拮抗している。ならば……!
『魂をも焼き尽くすは、不老不死の爆ぜる颶風! 生死の概念から解き放たれし者に、思考をも許されない永遠の眠りを。『不死鳥の息吹』!』
空いた手で火の杖を掴み、二本目の『不死鳥の息吹』で対抗。今度こそ漆黒が完全に振り払われ、辺りに昼夜空の景色が戻ってきた。
漆黒を押し戻している手応えを感じるので、辺りの状況を開始。左側、暴れ狂う純白の大光線を視認。あれは、ウィザレナの『一番星』だ!
「よかった、あいつらも生きてる!」
今は、それだけ分かれば十分だ。辺り周辺、より高い空を駆ける光芒群が差し込んだ光景。その中には、さっきまでは居なかった『竜の禊』もチラホラ混じっている。
「……なるほど? あいつめ。どうやって、ここまで移動してきたんだ?」
『不死鳥の息吹』から手応えを感じなくなったので、二本とも解除する。けたたましい紅蓮が晴れていき、目先にある景色の色が、だんだん色付いていった。
「なあ、ノーム?」
より天高き空を仰ぐ視界の先。やや遠く離れた場所に、両腕から『双臥龍狂宴』の本体を生やし、『天翔ける極光鳥』まみれになり。
数多の『光柱の管理人』によって体が穴だらけになっている『大地の覇者』が、雲の様に悠々と浮かんでいた。
先の漆黒は、本体の高圧水流ブレスか。『緋月』で強化されていなかったら、私は高圧水流ブレスを押し返せず、死んでいたかもしれない。
『どうやってってえ。嬢ちゃんは、もう俺様の移動手段を知ってるだろお?』
ノームの移動手段。それは、土や岩石を媒介し、瞬間移動が可能な事。私も、一回それで虚を衝かれた。だが……。
「だからこそ不思議でならないんだ。この高高度には、何も無いんだぞ?」
『何も無いだあ? 嬢ちゃんには見えてねえのかい? 霧散した、この空間を漂う無数の土埃がよお?』
「土埃……? ……おい、冗談だろ?」
確かに、土埃も細かな土だ。風に吹き上げられて、どこまでも移動していく不可視の土。もし、そんな微粒の土ですら移動が可能なら……。
私達は『土の瞑想場』へ強制的に移動させられて来た時点で、逃げ場なんて元々無かった。端から絶望的で、圧倒的不利な状況だった事になる。
『冗談じゃねえぜえ? 実際、俺様はここに居るだろう? それと、ようやく根っこまで絶望してくれたようだなあ? 嬢ちゃん、顔が青ざめてきてんぜえ?』
当たり前だ。絶望しない方がおかしい。四六時中、常に心臓を握られた状態。ノームの機嫌次第で、私達の懐へいつでも潜り込める状態だったんだぞ?
空から降り注ぐ岩石の除去、瓦礫と化した『竜の禊』の警戒、『双臥龍狂宴』が撒き散らした汚泥対策。私がやってきた全てが、とんだ無駄足だった。
その真実が、私の頭に『敗北』という二文字を過らせる。もう、何をやっても無意味。最適解の抵抗をしても、ただのくだらない延命処置に過ぎなくなってしまう。
「ああ。お前の言う通り、顔に出るほど絶望したよ。……で? それがどうした?」
『ああ?』
現状、絶望しただけ。戦闘意欲も丸ごと削がれてしまったが、また焚き直せばいい。
夢を諦めるのは、心臓が潰れた時だけにする。それこそ諦めたら、私という存在意義すら無くなってしまうのだから。
「単に絶望しただけで、心までは折れてないぞ。さあ、ノーム。続きをやろう」
『……嬢ちゃん、イカれてんなあ。恋焦がれちまいそうだぜえ』
「イカれ果ててる奴が、何を言ってるんだ。お前が好きなのは、真っ向からの殴り合いなんだろう? だったら、やってやろうじゃないか。全部受け止めてやるよ」
『おいおい、たまんねえなあ。絶頂しちまいそうだぜえ』
もっと過去の私に戻れ。より狂っていて、命知らずで、相手を殺す事に何の躊躇も持っていなかった頃の私へ。
「なんて禍々しい姿なんだ。今更、本体を相手してる暇なんて無いぞ?」
「まるで大凶星みたい……。あんなのが落ちてきたら、避ける手段なんて無いよ……」
隣から聞こえてくる、ウィザレナとレナの声。声がした方へ横目を流すと、二人を覆っていたはずの『風護陣』が消滅している。とりあえず、二人が無事で本当によかった。
「大丈夫だったか? 二人共」
「なんとかな。まさか、あれごと来るなんて夢にも思ってなかったぞ」
「ウィザレナに同じく……」
やはり、二人も完全にしてやられていたようだ。『怨祓いの白乱鏡』は残っているので、二人共負傷はしていない。無傷を保っている。
さて、『天翔ける極光鳥』を召喚する魔法陣は潰えた。『風壊砲』、『極光蟲』の姿も無い。残っているのは、召喚された大量の『天翔ける極光鳥』と『光柱の管理人』のみ。
再度召喚は、『双臥龍狂宴』の本体とノームが許してくれそうにもない。魔法壁も然り。ここからは、攻撃魔法で防ぎ切るしかないようだ。
『何をしても無駄だって、もう分かってんだろお? 猶予は与えねえぞお?』
「そうだな。今までの気遣い感謝するよ」
『へっへっへっ。そんじゃまあ、そろそろ大凶星様が堕ちるぞお? 必死になって逃げなあ!』
正真正銘、逃げ場の無い絶体絶命。残された時間は、地面に着く瞬間まで。一寸の抜け道すら無い窮地。せめて命が果てる刹那までは、己の力で抗いたいな。
「の、ノーム様が落ちてきた!?」
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