無敵だけど平穏希望!勘違いから始まる美女だらけドタバタ異世界無双

Gaku

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第四章:家出魔導士と故郷の空

第20話:涙の和解と五人目の仲間

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ミシミシと、まるで世界そのものが悲鳴を上げているかのような不快な音が、天と地の狭間に響き渡っていた。それは、この小さな村を永きにわたり守護してきた大結界が、限界を迎え、崩壊へと向かう断末魔の叫びだった。ルーナの父、村長オルドスが、その命と魂のすべてを注ぎ込んで構築し、維持し続けてきた最後の砦。それが今、彼女の目の前で、ステンドグラスが砕け散るかのように、無数の光の破片となって虚空へと消えていく。

降り注ぐ光の残滓が、夜の闇を刹那的に照らし出し、眼前に迫る巨大な災厄の影を、より一層色濃く浮かび上がらせていた。その名は「嵐喰らい」。実体さえ曖昧な、渦巻く暴風そのものが意志を持ったかのような超常の魔獣。その存在は、ただそこに在るだけで周囲の理を歪め、生命の息吹を根こそぎ奪い去っていく。

結界の破片が頬を掠め、微かな痛みと共に現実を突きつけてくる。ルーナは、血が滲むほど強く下唇を噛みしめた。震える手足とは裏腹に、彼女の青い瞳の奥には、揺るぎない決意の光が、まるで夜明けの明星のように強く、強く宿っていた。もう、二度と迷わない。あの日の、胸を抉るような後悔を、二度と繰り返すものか。

数年前、まだ彼女が未熟だった頃。村を襲った一体の魔獣。父は結界の維持で手一杯で、村の若い狩人たちが立ち向かった。彼女も加わろうとしたが、父に「お前の力はまだ未熟だ。足手まといになる」と止められた。その言葉に反発し、恐怖に足がすくんだ自分を正当化して、ただ祈ることしかできなかった。結果、一人の若者が命を落とした。彼の、絶望に満ちた最後の視線が、今も脳裏に焼き付いて離れない。守れたはずの命だった。自分の力を信じ、一歩踏み出す勇気さえあれば。

後悔は、鉛のように重く、ずっと彼女の心に沈殿していた。だが、今は違う。この手にある杖の重みが、培ってきた魔力の奔流が、そして共に戦ってくれる仲間がいるという事実が、彼女の背中を押していた。

「アルス!ジン!どうか、時間を稼いで!」

それは懇願であり、命令であり、そして魂からの叫びだった。声は震えていたかもしれない。それでも、彼女の悲痛な思いは、二人の頼れる仲間に確かに届いていた。

その声に、誰よりも早く反応したのは、血と戦いを好む生粋の戦闘狂、ジンだった。彼は、嵐喰らいが巻き起こす、岩さえも削り取る暴風に臆するどころか、その口の端を獰猛に吊り上げてみせた。

「言われなくても、分かってる!こいつは俺の獲物だ!」

その言葉が言い終わるか終わらないかのうちに、ジンの姿は疾風となって駆け出していた。彼の手にあるのは、ミスリル銀で鍛え上げられた長剣。嵐喰らいが放つ真空の刃が、彼の周囲で空気を切り裂き、轟音を立てる。常人であれば、その風圧だけで内臓が破裂しているだろう。しかしジンは、まるで荒れ狂う波間を縫って進む小舟のように、その悉くを最小限の動きで見切り、躱し、受け流していく。彼の剣技は、ただ力任せに振り回すだけの粗野なものではない。天性の勘と、幾多の死線を潜り抜けてきた経験則に裏打ちされた、洗練された技術の結晶だった。

剣閃が闇夜を切り裂き、嵐喰らいの不確かな体に幾度となく叩きつけられる。金属と暴風が衝突する甲高い音が、断続的に響き渡った。確かな手応えはない。まるで分厚い粘液を切りつけているかのような不快な感触だけが、剣を通して伝わってくる。それでも、ジンの猛攻は確かに魔獣の注意を引きつけ、その意識を自分一人に集中させていた。

その背後で、俺――アルスは、冷静に戦況を分析していた。ジンの奮闘は見事だが、相手は実体を持たないに等しい魔獣だ。物理攻撃の効果は薄い。彼の体力が尽きるか、あるいは集中力が一瞬でも途切れれば、即座にあの風の刃の餌食となるだろう。時間は、ない。

俺は、周囲に悟られぬよう、ごく自然な仕草でズボンのポケットに手を入れた。指先が、無造作に詰め込まれたいくつかの小石の中から、最も指馴染みの良い、程よい大きさと重さの一-つを選び出す。別に、特別な石ではない。その辺に転がっている、ただの石ころだ。だが、俺の手にかかれば、それが戦略兵器にもなり得る。

ジンが大きく踏み込み、渾身の突きを繰り出した。それに対する嵐喰らいの反撃は、これまでで最も速く、鋭い風の刃だった。殺意の塊となって、ジンの首筋目掛けて正確に飛翔する。ジンの天性の勘が危険を察知し、体を捻ろうとするが、コンマ数秒、間に合わない。誰もが、ジンの死を確信した、その刹那。

俺は、親指に力を込め、デコピンの要領で、指先の小石を弾いた。

放たれた小石は、大気の壁を突き破り、小さな衝撃波の尾を引きながら、不可視の弾丸と化して飛翔した。それは、人の目には到底捉えきれない、まさしく音速の一撃。誰にも、何にも気づかれることなく、風の刃の側面を正確に打ち抜いた。

ほんのわずかな衝突。しかし、音速で飛来した小石の運動エネルギーは、不可視の刃の軌道を計算通りに逸らすには十分すぎた。

「うおっ、危ねえ!」

死を覚悟したジンの頬を、風の刃が紙一重でかすめていった。熱い痛みと共に、数本の髪が宙を舞う。背筋を駆け抜ける悪寒に、ジンは思わず悪態をついた。

「今のはマジでやばかった……!けど、運が良かったぜ!」

彼は、己の幸運に感謝し、再び剣を構え直した。その一連の攻防の中で、小さな石ころが果たした役割に気づいた者は、この場には誰一人としていなかった。俺は、何食わぬ顔で、その光景をただ静かに見守る。

ジンの奮闘と、俺の密やかな援護によって稼ぎ出された貴重な時間。それを、ルーナは決して無駄にはしなかった。

彼女は、古びた樫の木の杖を天高く掲げ、静かに瞳を閉じて詠唱を開始していた。それは、彼女の一族に代々受け継がれてきた、星の力を借り受けるための古の祝詞。唇から紡がれる一言一言が、周囲の大気に溶け込み、世界そのものを揺り動かす。

風が、彼女を中心に渦を巻き始めた。それは嵐喰らいの凶暴な暴風とは違う、どこか優しく、清浄な風。地面から舞い上がった土埃や枯れ葉、大気中に漂う光の粒子、マナと呼ばれる目に見えないエネルギーのすべてが、彼女の呼び声に応えるように集まってくる。まるで、彼女自身が世界の中心になったかのように、万物が彼女へと引き寄せられていく。

膨大な魔力の奔流に煽られ、彼女の背で結わえられたピンク色のツインテールが、意思を持った生き物のように激しく逆巻いた。その姿は、神々しくもあり、同時に、今にも張り裂けてしまいそうなほどに儚く見えた。

詠唱が佳境に差し掛かる。彼女の脳裏に、守りたいものたちが次々と浮かび上がっては消えていった。村の広場で笑い合う子供たちの顔。畑仕事に精を出す村人たちの逞しい背中。厳格でありながら、その奥に深い愛情を隠している不器用な父の顔。そして、命を懸けて自分に時間を稼いでくれている、かけがえのない仲間たちの姿。

「お願い……!」

祈りが、声となって漏れる。閉じた瞼の裏から、一筋の熱い涙がこぼれ落ち、頬を伝って地面へと吸い込まれていった。それは、絶望の涙ではない。己の無力さを嘆く涙でもない。

「私のすべてを力に変えて……!もう誰も失わないために……村を……父様を……みんなを、守って!」

それは、愛するすべてを、この世界を守り抜くという、鋼の決意を宿した祈りの結晶だった。

その魂の叫びに呼応するように、天が再び白く、強く輝き始めた。しかし、それは前回、嵐喰らいの侵攻を食い止めるために放たれた、無数の光の槍ではなかった。拡散させていた力を、ただ一点に。守りたいという、たった一つの純粋で強靭な意志と共に、ありったけの魔力を、一本の巨大な、あまりにも巨大な「天槍」へと凝縮させていたのだ。

夜空を覆っていた暗雲が割れ、その隙間から、まるで天そのものが槍の形をとったかのような、神々しい光の穂先が姿を現す。その大きさは、村で一番高い鐘楼をも遥かに凌駕していた。

ルーナが、閉じていた瞳をゆっくりと開く。その青い瞳は、もはや涙に濡れてはいなかった。そこにあるのは、自らのすべてを懸けて奇跡を成さんとする、聖女のごとき覚悟。

彼女は、完成した天槍を、眼下の魔獣へと振り下ろした。

「《星屑の天槍》!」

空が裂ける。世界が、その一撃の前に息を呑んだ。
光の槍は、音もなく、しかし絶対的な速度をもって突き進む。嵐喰らいがその身にまとう暴風の鎧など、まるで存在しないかのように易々と突き破り、その不確かな輪郭の中心――ひときわ禍々しい光を放つ、魔獣の力の源泉である「核」を、寸分の狂いもなく正確に貫いた。

**キィィィィィィィン!**

断末魔の叫びともとれる、鼓膜を突き破るほどの甲高い金属音が世界に響き渡った。それは、生物の声というよりも、世界の理そのものが軋む音に近かった。嵐喰らいの渦巻いていた体は、貫かれた核を中心に、内側から浄化の光に呑み込まれていく。禍々しい闇色の暴風が、瞬く間に神々しい純白の光へと変換され、やがて粒子となって霧散していく。塵一つ、怨念のかけら一つ残さず、その存在は完全に消滅した。

あれほどまでに吹き荒れていた暴風が、嘘のように、ピタリと止んだ。

訪れたのは、耳が痛くなるほどの、絶対的な静寂。まるで、嵐など初めから存在しなかったかのように、夜の静けさが戻ってきた。割れた雲の切れ間から、穏やかな月明かりが、戦いの終わった大地へと静かに、静かに差し込んできた。

「……やった……」

安堵の言葉と共に、ルーナの唇に、か細い笑みが浮かんだ。次の瞬間、緊張の糸が完全に切れた彼女の体から、すべての力が抜け落ちていく。まるで、操り糸が切れたマリオネットのように、彼女はゆっくりと、その場に崩れ落ちた。

「ルーナ!」

娘の身を案じ、結界の残滓を維持する役目を終えたオルドスが、老体に鞭打って駆け寄る。彼は、力なく緑の草地に横たわる娘の体を、震える腕で、しかし力強く抱きしめた。その腕は、長年村を守ってきた村長の逞しい腕であると同時に、愛する娘を案じる、一人の父親の腕だった。

「すまなかった……ルーナ……。お前は……お前は、強くなったな……」

厳格さを信条とし、人前で涙を見せることなど決してなかった村長の瞳から、堰を切ったように大粒の涙が次々とこぼれ落ちる。その雫は、魔力を使い果たし、気を失っている娘の頬を濡らした。

「お前の母さんが……生前、いつも誇らしげに言っていた……。この子の優しすぎる心と、強すぎる力は、いつか必ず、誰かを守るための、温かい光になるだろう、と……。父さんは、お前の力を恐れていた。だが、間違っていたのは、この私の方だ……。それは、誰かを傷つけるための力じゃない。守るための力だったのだな……。お前の魔法は、自慢の魔法だ……」

その言葉は、天国にいる妻への報告であり、娘への謝罪であり、そして、これまで素直に口にできなかった、父親としての最大の賛辞だった。彼は、初めて父親の顔で、娘の前で声を上げて泣いた。長年の後悔と、娘への誇りが、涙となって溢れ出していた。

俺は、少し離れた場所から、その感動的な光景を遠巻きに眺めていた。ジンもアリーシアも、言葉もなく父娘の姿を見守っている。誰もが、この劇的な勝利と和解の余韻に浸っていた。そんな中、俺は誰にも気づかれないよう、ごく僅かな魔力を指先に集め、夜の闇に紛れて、指をパチンと軽く鳴らした。

それは、ほとんど音も立てないほどの、ささやかな合図。

すると、オルドスに抱きかかえられたルーナの体に、蛍のように淡く、温かい光がふわりと宿った。それは、枯渇しきっていた彼女の魔力と生命力が、急速に、しかし極めて自然な形で回復していく奇跡の光だった。枯れた花が水を得て再び瑞々しさを取り戻すように、ルーナの顔色にみるみる血の気が戻っていく。この人知れず行われた奇跡に、ただ一人、聖女セレスだけが気づいていた。彼女は俺の方をちらりと見ると、すべてを理解したように、慈愛に満ちた表情で優しく、そして密やかに微笑んでみせた。



翌朝。
一夜にして世界を蹂躙した嵐が嘘であったかのように、空は洗い流されたようにどこまでも澄み渡っていた。地平線の彼方から昇る朝日は、燃えるようなオレンジと紫のグラデーションを描き出し、破壊された村の残骸と、その向こうに広がる雄大な雲海を、荘厳なまでに美しく染め上げていた。それは、戦いの爪痕という深い悲しみと、それでも人は立ち上がり、前へ進むのだという、復興への力強い希望を感じさせる光景だった。

村人たちは、夜明けと共に家々から出てきて、言葉少なに後片付けを始めていた。悲しみに暮れる暇もない。生きるためには、動かなければならないのだ。その光景を、俺たちは村の入り口から静かに見守っていた。

すっかり回復したルーナは、俺たちの前で、父オルドスに向き直っていた。その手には、旅のための最低限の荷物をまとめた小さな鞄が握られている。彼女は、父の目をまっすぐに見つめると、深々と、丁寧に頭を下げた。

「父様、私、行かせてください。この人たちと一緒に、旅に出たいのです」

その声に、以前の迷いや怯えは微塵も感じられなかった。

「この村で、父様やみんなに守られているだけでは、本当の強さの意味は分からないままだと思いました。私は、私のこの力が、母様の言っていたような『誰かを守る優しい光』になれるのかどうか、この目で確かめたい。そのためには、もっと広い世界を見て、多くのことを学び、様々な人々と出会わなければなりません。この旅は、きっとその答えを見つけるためのものになるはずです」

彼女の言葉を聞き、オルドスは何も言わなかった。ただ、厳しい表情を少しだけ和らげ、ごわごわとした大きな手で、娘のピンク色の髪を一度だけ、優しく撫でた。そして、懐から古びた木彫りの人形を取り出し、ルーナの手にそっと握らせる。それは、お世辞にも上手いとは言えない、不格好な鳥の形をしたお守りだった。

「……母さんが、お前が生まれた時に彫ったものだ。ずっと、私が持っていた。これからは、お前が持っていなさい」
その声は、相変わらず不器用で、ぶっきらぼうだった。
「……いつでも帰ってこい。ここが、お前の家だということを忘れるな」

それだけを言うと、オルドスは背を向け、村の復興作業を指揮するために、足早に去っていった。その背中が、わずかに震えているように見えたのは、きっと気のせいではないだろう。
父の不器用な優しさに、ルーナの瞳が再び潤んだ。彼女は、握りしめた木彫りのお守りを胸に当て、父の去っていった背中に、もう一度深く頭を下げた。

こうして、俺たちの旅に、聖女の祈りを力に変える心優しき魔法使い、ルーナという五人目の仲間が加わった。

王都から乗ってきた、決して大きいとは言えない馬車に全員で乗り込むと、案の定、中はすし詰め状態になった。屈強なジン、大柄ではないが鎧をまとったアリーシア、そして俺とセレス。そこに、ルーナと彼女の荷物が加わったのだから当然の結果だった。

「ちょっと、何なのよこの狭さは!ジン!あんたは男なんだから、外を歩いて馬でも引いてなさいよ!」
早速、王女様であるアリーシアが、隣に座るジンの肩を肘で押しやりながら文句を言う。

「はあ!?なんで俺だけなんだよ!てめえだって鎧脱げば少しはマシになるだろうが!」
ジンも負けじと、むっとした顔で言い返す。

「わ、私……その、私が乗ったから……。ごめんなさい、私、歩きます……」
新入りのルーナは、二人の剣幕にすっかり恐縮して、おろおろと立ち上がろうとする。

「まあまあ、皆さん落ち着いて。ルーナさんは座っていてくださいな。少しの間ですから、仲良くしましょう?」
セレスが、いつものように穏やかな笑顔で場をとりなそうとするが、一度火のついた口論は簡単には収まらない。

ぎゃあぎゃあと騒がしい声が、馬車の中に響き渡る。俺は、ますます手狭になった空間の中で、これからさらに増えるであろう頭痛の種に思いを馳せ、ただただ、遠い目をするしかなかった。

しかし、その喧騒は、決して不快なだけのものではなかった。嵐が過ぎ去った後の、新しい日常の始まり。様々な過去と目的を持った者たちが、一つの場所に集い、新たな物語を紡ぎ始める。その賑やかさの中に、守るべきものの温かさを感じながら、俺たちの馬車は、復興へと向かう村を後にして、朝日に照らされた道をゆっくりと進んでいくのだった。
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