記憶喪失の悪役令嬢、断罪フラグより国家破綻が目前なので、牢屋の天才と無骨な騎士と国を立て直します

Gaku

文字の大きさ
7 / 20

第七話:『守られるだけの姫じゃない!騎士団との模擬訓練』

しおりを挟む


レオナルド王子という名の歩く災害が王城に滞在し始めてから、数週間が過ぎた。季節は、燃えるような秋から、静かな冬へとその歩みを進めようとしている。庭園のカエデやナラの木々は、その身にまとっていた最後の赤や黄色の葉を、まるで未練を断ち切るかのように、はらはらと冷たい風に手放していた。枝ばかりになった木々のシルエットが、低く垂れ込めた鉛色の空を背景に、寂しげな影絵を描いている。

空気は日に日にその冷たさを増し、朝、窓を開ければ、肺をきゅっと引き締めるような、鋭く澄んだ冬の匂いがした。それは、暖炉で燃える薪の匂いと、どこか遠くの雪の気配が混じり合った匂い。日差しは力を失い、まるで薄い絹の布を一枚隔てたかのように、弱々しく地上に届くだけだ。

そんな静かで物憂げな季節の移ろいとは全く無関係に、王城の一角だけは、常に騒々しく、そしてひたすらに神経を逆撫でする甲高い声に支配されていた。

「聞いたぞ、アリシア! なんでも君、僕のいない間に、泥だらけになって畑を耕したそうじゃないか! はっはっは、面白い冗談だ! あの気位の高い君が、百姓の真似事など!」

王城のテラスで、レオナルドが分厚い毛皮のガウンをこれみよがしに羽織りながら、腹を抱えて笑っている。その手には、朝から高級なブランデーがなみなみと注がれたグラス。彼の周りだけ、季節感が完全にバグっている。

「……ええ、事実ですわ。国の食糧事情を改善するため、わたくし自ら範を示したまでです」

「範、だと? 王族がすべきことは、範を示すことではなく、ただ威厳を持って君臨することだ! 民草の心配など、下の者に任せておけばいい。それよりアリシア、君はずいぶんと変わってしまったな。落馬のせいで記憶だけでなく、魂まで貧相なものに入れ替わってしまったのではないか?」

彼はそう言うと、品定めするようなねっとりとした視線を私に向けた。

(魂、入れ替わってるんだよ、バーカ! しかもあんたの好きな傲慢令嬢より、ずっとマシな魂だよ!)

口の端まで出かかった本音を、ぐっと飲み込む。この男と会話をしていると、私の沸点が面白いように下がっていくのがわかる。忍耐、忍耐だ。これも国のため。

「しかし、まあいい」

レオナルドは、満足げにブランデーを一口煽った。

「そんなか弱くなってしまった君も、また一興だ。僕がそばにいて、守ってやらねばな。安心するがいい、アリシア。この僕が、どんな敵からも、君を必ずや守り抜いてみせよう!」

彼は、ドン、と自分の胸を叩いた。その自信満々の顔は、確かに絵画のように美しい。だが、その瞳の奥には、私を「自分の所有物」としか見ていない、独善的な光がぎらついている。

守ってやる、だと?

その言葉を聞いた瞬間、私の頭の中で、何かがブツンと切れる音がした。

畑を耕し、財政を見直し、国の未来のために必死で戦っている私に向かって、この男は。この、国の金で贅沢三昧し、民の苦しみなど微塵も考えたことのない、空っぽの王子が。

私を、か弱いだけの、守られるだけの存在だと、そう言ったのか。

「……結構ですわ」

気づいた時には、声が口から出ていた。自分でも驚くほど、低く、冷たい声だった。

「え?」

「ですから、あなた様にお守りいただく必要など、全くございません、と申し上げたのです」

私は、作り笑顔さえもかなぐり捨て、真正面からレオナルドを睨みつけた。

「わたくしの身は、わたくし自身でお守りいたします!」

そう宣言すると、私は彼に背を向け、テラスを後にした。背後でレオナルドが「な、なんだと!? アリシア!」と叫んでいる声が聞こえたが、もうどうでもよかった。怒りと、そして情けないほどの悔しさで、胸の中がぐちゃぐちゃにかき混ぜられるようだった。

私は、城の長い廊下を、ヒールの音も荒々しく突き進んだ。向かう先は一つ。

「クラウス!」

騎士団の訓練所の前で、部下たちに指示を出していたクラウスは、私の怒気に満ちた声に、驚いて振り返った。

「王女様? いかがなさいましたか、そのような血相で」

「単刀直入に言うわ。私に、剣を教えてちょうだい」

「……は?」

クラウスは、完璧なまでに整った彼の顔を、これ以上ないというほどに歪めた。その表情は「ついに王女様は、本当におかしくなってしまわれた」と雄弁に物語っていた。

「聞こえなかったの? 私に、剣術の稽古をつけてほしいと言っているのよ。自分の身くらい、自分で守れるようにならなければ、国の未来など守れるはずがないわ」

「し、しかし王女様、剣術は一朝一夕で身につくものでは…それに、あなた様のお身体に万が一のことがあれば…」

「問答無用! これは王命よ! あなたが教えないというのなら、他の誰かに頼むまでだわ!」

私がそう言い放つと、クラウスはぐっと言葉に詰まった。そして、深く、深いため息をついた後、諦めたように、しかしどこか覚悟を決めたような目で、私を見据えた。

「……承知、いたしました。ですが、手加減はいたしません。途中で泣き言を言っても、やめませんぞ」

「望むところよ!」

こうして、私の無謀極まりない挑戦の幕が、切って落とされたのである。

***

翌日、私は騎士団の訓練所にいた。

だだっ広いそこは、踏み固められてカチカチになった乾いた土の匂いと、鉄の錆びた匂い、そして男たちの汗の匂いが混じり合った、むせ返るような場所だった。壁際には、剣や槍、盾などがずらりと並び、その無骨な光景は、レースと宝石に囲まれて生きてきたであろう「元のアリシア」とは全くの無縁の世界だ。

「……で、王女様。その格好は、一体…?」

クラウスが、こめかみをひきつらせながら尋ねる。

今日の私の出で立ちは、農作業の時以上に、革命的だった。侍女長に「動きやすくて、とにかく動きやすい服を!」と無茶を言って作らせた、黒いズボンと体にぴったりとフィットするシャツ。髪は邪魔にならないよう、きつく後ろで一つに結わえている。貴族の女性がズボンを履くなど、この国では天変地異に等しい。遠巻きに見ている騎士たちが、ヒソヒソと何かを話しているのが聞こえる。

「訓練用の服よ。何か問題でも?」

「いえ…問題しか無いように思いますが…」

クラウスの呟きは無視して、私は彼が差し出した木剣を受け取った。ずしり、とした重みが腕に伝わる。

(まあ、前世で、ほんのちょーーーっとだけ、剣道の経験はあるし? 体育の授業でやった程度だけど。竹刀より重いけど、なんとかなるっしょ!)

そんな私の甘い考えは、開始五分で木っ端微塵に砕け散った。

「まず、構えが違います。足はもっと深く、腰を落として」

「こ、こう?」

「いえ、そうではありません。背筋は伸ばし、しかし肩の力は抜く」

「む、むずかしいわね…」

「剣を振る時は、腕の力だけでなく、体全体を使います。こう、腰の回転で…」

クラウスが手本を見せる。ヒュン、と風を切る鋭い音と共に、彼の木剣が美しい軌跡を描いた。

「なるほど。…そぉい!」

私が振り回した木剣は、しかし、そんな美しい音とは程遠い「ぶぉん」という鈍い音を立て、明後日の方向に飛んでいきそうになった。

「わっ!」

バランスを崩し、私は見事にすっ転んだ。今度は尻から。硬い地面に強かに打ち付けた尾てい骨に、じーんと痺れるような痛みが走る。

「いっ…たぁ…」

「だ、大丈夫でございますか!」

慌てて駆け寄るクラウス。遠くの方から、またしても「ぶふっ」「くくくっ」と、堪えきれない笑い声が聞こえてくる。

うるさい! 人の努力を笑うな!

「だ、大丈夫よ! これくらい!」

私は意地で立ち上がった。しかし、その後も私の無様は続いた。素振りをすれば腕が絡まり、足捌きを教われば自分の足にもつれて転ぶ。クラウスの指示は的確なのだろうが、私の体は全く言うことを聞かない。

三十分もすると、私はすっかり息が上がり、汗だくになっていた。腕はぷるぷると震え、木剣を握っていることすら辛い。

「はぁ…はぁ…な、なんでこんなに重いのよ、この棒きれは…」

「…王女様。本日は、ここまでにいたしましょう。これ以上は、お体に障ります」

クラウスが、心配そうな、しかしどこか「ほら、言わんこっちゃない」とでも言いたげな顔で言った。騎士たちも、もう笑う気力も失せたのか、同情的な目つきでこちらを見ている。

悔しい。

レオナルドへの怒りから始まったこととはいえ、このまま「やっぱりお姫様には無理でした」で終わるのは、あまりにも情けない。何より、私を信じて(半ば強制的にだが)ついてきてくれているクラウスやエーリヒに、顔向けができない。

(何か…何か、ないの? 前世の記憶で、使えるものが…)

体育の授業でやった、剣道。先生が何を言っていたか。

『中心を取れ』
『打つ時は、恐れず、迷わず、真っ直ぐに』
『気、剣、体の一致』

そうだ。真っ直ぐ。ただ、真っ直ぐに、振り下ろす。

私は、最後の力を振り絞って、よろよろと立ち上がった。

「…もう一回だけ」

「王女様…」

「いいから! もう一回だけ、お願い!」

私の鬼気迫る表情に、クラウスは何も言わず、すっと距離を取って構えた。

私は、ゆっくりと息を吸った。雑念を払う。レオナルドの顔も、騎士たちの視線も、全て意識の外に追い出す。目の前には、クラウスの構える木剣の切っ先だけ。

(中心を…!)

剣道の、あの中段の構えを思い出す。足を前後に開き、背筋を伸ばし、木剣を体の中心で、真っ直ぐに構える。

「……!」

空気が、変わった。

さっきまでの、ふらふらとした頼りない構えではない。そこには、一本の、揺るがない芯が通っていた。

クラウスの瞳が、わずかに見開かれる。遠巻きに見ていた騎士たちのざわめきが、ぴたりと止んだ。

私は、全ての意識を、振り下ろす、その一太刀に込めた。

「やぁっ!」

気合と共に、振り下ろす。腕の力じゃない。肩甲骨から、背中を通り、腰の回転、そして踏み込んだ足の力。全ての力を、木剣の先に伝える。

パァンッ!

乾いた、鋭い音が訓練所に響き渡った。

私の木剣は、クラウスが受け止めた木剣に、寸分の狂いもなく真っ直ぐに打ち込まれていた。衝撃で、じぃんと両手が痺れる。

「……」

「……」

沈黙が、落ちる。

打ち込んだ私自身が、一番驚いていた。

「…い、今の…」

クラウスは、目を見開いたまま、動かない。その氷のような瞳が、信じられないものを見るかのように、激しく揺れていた。

その時だった。

パチパチパチ…。

訓練所の入り口から、乾いた拍手が聞こえた。振り返ると、そこには、いつの間にか来ていたエーリヒが、興味深そうな顔で立っていた。

「素晴らしい。実に、合理的な一撃です。最小限の動きで、最大限のエネルギーを目標に伝達する。美しい…実に、美しい物理法則の体現ですな」

彼は、学者らしい独特の表現で、私の一撃を称賛した。

その声で、訓練所の張り詰めた空気は、一気に弛緩した。騎士たちは、どよめき、口々に「今の、見たか?」「王女様、まさか才能が…?」「いや、まぐれだろう…」と囁き合っている。

私は、その場にへなへなと座り込んでしまった。もう、本当に、指一本動かせない。

「…クラウス。今日は、もう、終わり…」

「…はっ。…お見事で、ございました」

ようやく我に返ったクラウスが、どこか夢見るような、呆然とした声でそう言った。

夕暮れの光が、訓練所に長く差し込んでいた。空は、淡いオレンジ色から、深い紫色へとそのグラデーションを変えている。私の流した汗が、その最後の光を浴びて、きらりと光った。

その日の訓練は、それで終わった。

しかし、それは、私と、そして何より、私の最も近くにいる騎士の心に、忘れられない確かな何かを刻みつけた、始まりの一日となったのである。

***

【クラウス視点】

訓練が終わり、王女様が侍女に付き添われて去った後も、俺はしばらくその場に立ち尽くしていた。

右の手のひらが、まだじんじんと痺れている。あの一撃の、重みが残っている。

あれは、まぐれなどではない。

素人のそれとは、全く質の違う、一点の迷いもない、研ぎ澄まされた一撃だった。力任せではなく、全ての動きが連動した、流れるような太刀筋。俺が長年かけて練り上げてきた剣の世界の理(ことわり)に、彼女は、たった一日で、その入り口に触れてみせた。

(このお方は、一体…)

落馬の後、王女様は変わられた。

以前の王女様は、美しくはあったが、それはまるで、触れるもの全てを傷つける、ガラス細工のような冷たい美しさだった。その瞳には、傲慢と気まぐれだけが宿り、我々騎士団の者も、民も、ただ恐怖の対象としてしか彼女を見ていなかった。俺も、そうだ。この身を捧げると誓った主君ではあったが、そこに敬愛の念は、欠片もなかった。

だが、今の王女様は、どうだ。

国のために、自らの贅沢品を売り払い、民のために、泥だらけになって畑を耕す。そして今度は、自分の身を守るため、と、慣れない剣を手に取る。

やることなすこと、全てが破天荒で、常軌を逸している。しかし、その行動の全てには、一本の、決して揺るがない筋が通っている。

――国を、民を、守る。

そのひたむきな姿は、時に滑稽で、危なっかしくて、見ているこちらの肝が冷えることばかりだ。だが、気づけば、俺は、その姿から目が離せなくなっていた。

夕暮れの訓練所。

弱々しい光が、汗に濡れた彼女の横顔を照らし出していた。頬を伝う一筋の汗が、まるで金の雫のように輝いて見えたのを、俺は忘れることができないだろう。

木剣を握り、ぜえぜえと息を切らしながらも、その瞳は、決して諦めてはいなかった。真っ直ぐに、前だけを見据えていた。

その時、俺の胸を突いたこの感情は、一体何だ。

主君への忠誠? それだけでは、ない。彼女が見せる、思いがけない強さへの驚嘆? それだけでも、ない。

もっと、個人的で、もっと、どうしようもなく、切ない感情。

守られるだけの姫君ではない、と彼女は言った。だが、俺は。

(お守りしたい)

そう、強く、思ってしまったのだ。

国を守る盾としてではない。一人の騎士として、主君を守るという、当然の義務感からでもない。

ただ、一人の男として。この、小さく、しかし誰よりも強い魂を持った女性を、この腕で、守り抜きたいと。

決して、許されるはずのない感情だ。俺は、王女に生涯を捧げる騎士。彼女は、いずれ隣国の王子に嫁がれるお方。天と地ほどに、身分は違う。この想いは、決して口にしてはならない、大罪だ。

それでも。

この胸に芽生えてしまった、熱く、そして痛みを伴うこの感情を、俺は、もう、消し去ることなどできそうになかった。

冬の訪れを告げる冷たい風が、乾いた訓練所の土を巻き上げて、俺の頬を撫でていった。それは、俺の心に吹き始めた、新しい、そしておそらくは、茨の道へと続くであろう、恋という名の風のようだった。
しおりを挟む
感想 33

あなたにおすすめの小説

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! 仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。 カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。

ゲーム未登場の性格最悪な悪役令嬢に転生したら推しの妻だったので、人生の恩人である推しには離婚して私以外と結婚してもらいます!

クナリ
ファンタジー
江藤樹里は、かつて画家になることを夢見ていた二十七歳の女性。 ある日気がつくと、彼女は大好きな乙女ゲームであるハイグランド・シンフォニーの世界へ転生していた。 しかし彼女が転生したのは、ヘビーユーザーであるはずの自分さえ知らない、ユーフィニアという女性。 ユーフィニアがどこの誰なのかが分からないまま戸惑う樹里の前に、ユーフィニアに仕えているメイドや、樹里がゲーム内で最も推しているキャラであり、どん底にいたときの自分の心を救ってくれたリルベオラスらが現れる。 そして樹里は、絶世の美貌を持ちながらもハイグラの世界では稀代の悪女とされているユーフィニアの実情を知っていく。 国政にまで影響をもたらすほどの悪名を持つユーフィニアを、最愛の恩人であるリルベオラスの妻でいさせるわけにはいかない。 樹里は、ゲーム未登場ながら圧倒的なアクの強さを持つユーフィニアをリルベオラスから引き離すべく、離婚を目指して動き始めた。

40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです

カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私 とうとうキレてしまいました なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが 飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした…… スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます

女王ララの再建録 〜前世は主婦、今は王国の希望〜

香樹 詩
ファンタジー
13歳で“前世の記憶”を思い出したララ。 ――前世の彼女は、家庭を守る“お母さん”だった。 そして今、王女として目の前にあるのは、 火の車の国家予算、癖者ぞろいの王宮、そして資源不足の魔鉱石《ビス》。 「これ……完全に、家計の立て直し案件よね」 頼れない兄王太子に代わって、 家計感覚と前世の知恵を武器に、ララは“王国の再建”に乗り出す! まだ魔法が当たり前ではないこの国で、 新たな時代を切り拓く、小さな勇気と現実的な戦略の物語。 怒れば母、語れば姉、決断すれば君主。 異色の“王女ララの再建録”、いま幕を開けます! *カクヨムにも投稿しています。

悪徳領主の息子に転生しました

アルト
ファンタジー
 悪徳領主。その息子として現代っ子であった一人の青年が転生を果たす。  領民からは嫌われ、私腹を肥やす為にと過分過ぎる税を搾り取った結果、家の外に出た瞬間にその息子である『ナガレ』が領民にデカイ石を投げつけられ、意識不明の重体に。  そんな折に転生を果たすという不遇っぷり。 「ちょ、ま、死亡フラグ立ち過ぎだろおおおおお?!」  こんな状態ではいつ死ぬか分かったもんじゃない。  一刻も早い改善を……!と四苦八苦するも、転生前の人格からは末期過ぎる口調だけは受け継いでる始末。  これなんて無理ゲー??

相続した畑で拾ったエルフがいつの間にか嫁になっていた件 ~魔法で快適!田舎で農業スローライフ~

ちくでん
ファンタジー
山科啓介28歳。祖父の畑を相続した彼は、脱サラして農業者になるためにとある田舎町にやってきた。 休耕地を畑に戻そうとして草刈りをしていたところで発見したのは、倒れた美少女エルフ。 啓介はそのエルフを家に連れ帰ったのだった。 異世界からこちらの世界に迷い込んだエルフの魔法使いと初心者農業者の主人公は、畑をおこして田舎に馴染んでいく。 これは生活を共にする二人が、やがて好き合うことになり、付き合ったり結婚したり作物を育てたり、日々を生活していくお話です。

神様の忘れ物

mizuno sei
ファンタジー
 仕事中に急死した三十二歳の独身OLが、前世の記憶を持ったまま異世界に転生した。  わりとお気楽で、ポジティブな主人公が、異世界で懸命に生きる中で巻き起こされる、笑いあり、涙あり(?)の珍騒動記。

【完結】奇跡のおくすり~追放された薬師、実は王家の隠し子でした~

いっぺいちゃん
ファンタジー
薬草と静かな生活をこよなく愛する少女、レイナ=リーフィア。 地味で目立たぬ薬師だった彼女は、ある日貴族の陰謀で“冤罪”を着せられ、王都の冒険者ギルドを追放されてしまう。 「――もう、草とだけ暮らせればいい」 絶望の果てにたどり着いた辺境の村で、レイナはひっそりと薬を作り始める。だが、彼女の薬はどんな難病さえ癒す“奇跡の薬”だった。 やがて重病の王子を治したことで、彼女の正体が王家の“隠し子”だと判明し、王都からの使者が訪れる―― 「あなたの薬に、国を救ってほしい」 導かれるように再び王都へと向かうレイナ。 医療改革を志し、“薬師局”を創設して仲間たちと共に奔走する日々が始まる。 薬草にしか心を開けなかった少女が、やがて王国の未来を変える―― これは、一人の“草オタク”薬師が紡ぐ、やさしくてまっすぐな奇跡の物語。 ※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。

処理中です...