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第八部:新世界の秩序と最後の選択
第71話:最後の共同戦線、あるいは物理法則との大喧嘩
しおりを挟む【1:空飛ぶ鉄屑と、優雅な悲鳴】
重力という名の巨人が、大口を開けて待っていた。 耳をつんざく轟音。肌を切り裂くような冷たい夜風。視界の端で、千切れた雲が矢のように後方へ飛び去っていく。 海斗たちの足元には、もはや地面はない。あるのは、自爆によって土台を失い、ただの巨大な鉄の塊となり果てた「天空の要塞」と、その下で黒々と口を開ける夜の太平洋だけだった。
「海斗ぉぉぉっ! 貴様、この状況をどうにかしたまえ! 私の紅茶が! 最高級の茶葉が宙を舞っているのだよ!?」
落下する瓦礫の中で、悪魔パイモンが優雅さをかなぐり捨てて絶叫していた。彼の自慢の燕尾服は強風に煽られ、まるでパタパタと羽ばたくコウモリのようだ。手にはなぜか、空になったティーカップだけが必死に握りしめられている。
「茶葉なんて気にしてる場合か! 死ぬぞ、マジで!」 海斗は叫び返しながら、右腕に全神経を集中させていた。その手は、呆然とするカマエルの腕を力任せに掴んでいる。 カマエルは、人形のように無表情だった。かつて「神の雷」と呼ばれた最強の天使は、信じていた主に「不用品」として捨てられた衝撃で、完全に思考停止していたのだ。
「離せ……」 暴風の中で、カマエルの唇が動いた。 「私は、不要だ。計算上、私がここで消滅することで、要塞の質量は〇・〇二パーセント減少し、君たちの生存確率は……」 「うるさい! 計算すんな!」 海斗はカマエルの腕をさらに強く引き寄せた。 「お前はもう『機能』じゃない! ただの、めんどくさい性格の隣人だ! 隣人が落ちそうなら手ぇ掴むだろ! 理屈なんて後だ!」
その時、海斗たちの体がふわりと浮いた。いや、落下速度がさらに増したのだ。要塞の主機関が完全に停止し、数万トンの鉄塊が、物理法則の命ずるままに死へのダイブを始めたのである。
「珠さん! パイモン! マナ!」 海斗は喉が裂けんばかりに叫んだ。司令塔としての直感が、脳内で火花を散らす。 「バラバラじゃ無理だ! 全員の力を、俺経由で混ぜ合わせる! 繋げ!」
それは、コンピュータのネットワークのような整然としたものではなかった。もっと泥臭く、植物の根が絡み合うような、生々しい感覚だった。 まず、マナの温かい手が海斗の背中に触れた。 ――大丈夫。すべてを受け入れるわ。 マナから流れ込んでくるのは「調和」のイメージ。それは、荒れ狂う激流をそっと撫でて静めるような、母なる海の包容力だった。 次に、パイモンが舌打ちしながら海斗の左肩を掴んだ。 「不本意極まりない! だが、ミンチになるよりはマシだ!」 彼から流れてきたのは「混沌」。ねじれ、反発し、常識を嘲笑うエネルギー。それは重力という絶対的なルールに中指を立てる、反逆の力だ。
そして、海斗が掴んでいるカマエル。 彼の内側にあるのは、冷徹なまでの「秩序」。物事をあるべき場所に固定しようとする、鋼のような意志。
調和、混沌、秩序。 本来なら混ざり合うはずのない三色が、海斗という「結び目」を通して衝突した。
「うおおおおおおっ!」 海斗の体の中を、奔流が駆け巡る。熱い。痛い。でも、不思議と不快ではなかった。 それはまるで、一人ひとりの声はバラバラの雑音なのに、全員で叫んだ瞬間に一つの和音(コード)になって響き渡るような感覚。 誰か一人が正しいわけじゃない。正反対の性質を持つ者たちが、互いの凸凹を埋め合い、支え合うことで、一人では絶対に届かない場所へ手が届く。 これこそが、世界が本来持っている「絡まり合い(縁起)」の力だった。
「カマエル! お前の『固定する力』で、要塞の形を維持しろ! パイモンは重力の向きを逆に! マナは、その二つの喧嘩をなだめて、クッションにしろ!」
カマエルの虚ろだった瞳に、微かな光が戻った。 ――理解不能。非合理的。だが……暖かい。 カマエルの背中から、折れかけた光の翼が噴き出した。しかしそれは、以前のような鋭利な刃物ではない。仲間たちの色が混ざり合った、虹色のような、柔らかく歪な光だった。
「……了解した。不確定要素の塊たちよ」
カマエルが空へ向かって掌をかざす。 瞬間、落下する要塞全体が、目に見えない巨大な繭に包まれたような唸りを上げた。
【2:九本の尾と、海への不時着】
海面まで、あと三百メートル。 通常の物理法則なら、水面に叩きつけられた衝撃で要塞は粉々になり、乗っている全員が即死する。コンクリートの地面に落ちるのと同じだ。 だが、この場にはもう一匹、常識の通じない大妖怪がいた。
「まったく……。年寄りをこき使うでないわ」
瓦礫のてっぺんで、小さな猫の姿をしていた珠が、ふあ、とあくびをした。 次の瞬間、黄金色の光が夜空を焼き尽くした。 ボンッ、という音と共に、猫の姿が膨れ上がる。家一軒ほどもある巨大な九尾の狐が、要塞の上に顕現したのだ。 その九本の尾は、まるで巨大なクッションのように広がり、要塞全体を柔らかく包み込んでいく。
「重いのう! これだから金属臭い文明は嫌いなんじゃ! もっと木と紙で家を作れ、人間ども!」 珠は悪態をつきながらも、その強靭な四肢で要塞をしっかりと踏ん張った。 「おい小僧ども! 衝撃が来るぞ! 歯を食いしばれ!」
ズズズズズゥゥゥゥン――!!!
激突音はしなかった。代わりに、世界そのものが揺れるような重低音が響き渡った。 パイモンの重力制御がブレーキをかけ、カマエルの結界が機体を固定し、珠の妖力がエアバッグとなって衝撃を吸収する。 巨大な水柱が天高く上がり、月を隠した。 太平洋の真ん中に、巨大な鉄の島が無理やり誕生した瞬間だった。
衝撃で海斗は床に転がった。 「いっ……てて……」 全身が軋む。だが、生きている。 恐る恐る顔を上げると、パイモンが髪を逆立ててひっくり返っていた。 「……私の、セットしたばかりの髪が……芸術的な乱れ方をしている……」 マナは尻餅をつきながらも、真っ先に海斗の方を見て微笑んだ。 「海斗、無事?」
そして、カマエル。 彼は膝をつき、自分の両手を見つめていた。その手は泥と煤で汚れ、小刻みに震えている。 「生存確認。……なぜだ。計算上、成功率はゼロに近かった。私の力は不完全で、パイモンのベクトル操作は雑で、あの狐の力は気まぐれだった。なのに、なぜ」
「雑とは失敬な!」パイモンが起き上がる。 「いいか、元天使殿。完璧なレンガを積み上げても、地震が来れば崩れるのだよ。だが、形の違う石を組み合わせた石垣は崩れない。隙間があるからこそ、衝撃を逃がせるのだ。それを『遊び』と言う」 パイモンは鼻を鳴らし、汚れた燕尾服を払った。 「貴様の計算には、その『遊び』が欠けていたのさ」
カマエルは、初めて聞く言語を解読するように、しばらく黙り込んでいた。 遊び。隙間。不完全さ。 それが、強さになる?
だが、安堵したのも束の間だった。 ゴゴゴゴゴ……と、不穏な音が海鳴りと共に響いてきた。 要塞の質量が海に落ちたことで、押し出された海水が、巨大なうねりとなって沿岸部へ向かい始めていたのだ。 津波だ。 遠くに見える街の灯り。そこには、何も知らずに眠る人々がいる。
「しまっ……! まだ終わってない!」 海斗が立ち上がる。 「このままだと、街が沈むぞ!」
【3:寄せては返す、命の連鎖】
カマエルがよろめきながら立ち上がった。 「私がやる。……私が落とした質量だ。私が責任を取る」 彼は海に向かって手をかざした。神の力で、波を強制的に凍結させようとする。 「止まれ。静止せよ。……くっ!」 だが、光は弱々しい。先ほどの落下阻止で、彼の力はほとんど底をついていた。それに、海はあまりにも巨大だ。一つの波を止めても、次から次へと新しい波が押し寄せてくる。 カマエルは焦った。 (なぜ止まらない。完璧に制御しなければ。完全に止めなければ) 彼の思考はまだ「独り相撲」だった。自分ひとりで、すべてを背負い込もうとする。
その時、海斗がカマエルの肩を叩いた。 「無理に止めるな! 波と喧嘩してどうする!」 「しかし、止めなければ被害が……」 「受け流すんだよ! 真正面からぶつかるんじゃなくて、方向を変えてやるんだ!」
海斗の声に呼応するように、海面がボコボコと泡立った。 ぬぅっ、と現れたのは、緑色の頭をした河童たちや、巨大な海坊主、半透明な海の精霊たちだった。 「おいおい、俺たちの寝床に何落としてくれてんだ!」 「魚が逃げちまったじゃねぇか!」 日本の妖怪たちだ。彼らは口々に文句を言いながらも、迫りくる津波を見て顔色を変えた。 「げっ、こりゃまずいぞ。陸の人間どもが流されちまう」
海斗は叫んだ。 「みんな! 力を貸してくれ! 波を止めるんじゃなくて、誰もいない沖の方へ『誘導』してほしいんだ! カマエル、お前は妖怪たちが道を作りやすいように、要所要所だけを『壁』にしてサポートしてくれ!」
「……私が、妖怪(バグ)のサポートを?」 カマエルは絶句した。高潔な天使が、不浄な妖怪の下働きなど。 だが、彼は隣にいる海斗の横顔を見た。必死で、汗まみれで、誰よりも真剣な目。 ――不快ではない。 カマエルの中で、何かがカチリと切り替わった。
「……承知した。座標送出。そこの緑色の水棲生物(カッパ)、右翼を展開せよ!」
奇妙な共同作業が始まった。 河童たちが水流を操り、海坊主が堤防となり、パイモンが重力で波の頭を抑え、カマエルが必要な箇所に光の杭を打ち込んで流れを固定する。 それは、誰か一人の英雄が救うのではない。 無数の小さな力、それぞれの得意分野が、網の目のように繋がり合い、巨大な災害というエネルギーを少しずつ、少しずつ削いでいく光景だった。
巨大な波は、まるで意思を持った龍のようにうねりながらも、街を避けるように大きくカーブを描き、誰もいない沖合へと消えていった。 遠くの街の灯りは、一つも消えることなく、静かに瞬いている。 誰も、この奇跡には気づかないだろう。 それでよかった。
【4:泥だらけの夜明け】
すべてが終わった頃、東の空が白み始めていた。 嵐の過ぎ去った海は、嘘のように穏やかだ。 要塞の残骸の一部が、浜辺に乗り上げて小さな岬のようになっている。 その砂浜に、カマエルは大の字になって倒れていた。 輝く鎧は消滅し、今は海斗が予備で持っていたヨレヨレのパーカーを着せられている。かつての威厳はどこにもない。顔も髪も泥だらけだ。
「……汚れた」 カマエルがぽつりと呟いた。 「私の純白の翼が。神聖な波動が。泥と塩と、魚の生臭い匂いで満たされている」
海斗は隣にどかっと座り込み、コンビニで買った(いつ買ったのか、ポケットの中で潰れていた)あんパンを二つに割った。 「そりゃそうだろ。生きてりゃ汚れるんだよ」 海斗はあんパンの半分をカマエルに差し出した。 「食うか?」 「……有機物の摂取は必要ない」 「いいから食えって。美味いぞ、労働の後は」
カマエルは渋々、その潰れたパンを受け取った。一口かじる。甘ったるいあんこと、少ししょっぱいパンの味が口の中に広がる。 それは、決して洗練された味ではなかった。天界で摂取していた高純度のエネルギーとは比べるべくもない、雑多で、不純な味。 だが、喉を通った瞬間、体の芯がじんわりと温かくなるのを感じた。
「……甘いな」 「だろ?」
水平線から、太陽が顔を出した。 黄金色の光が、波頭をキラキラと照らし、濡れた砂浜を鏡のように輝かせる。 風が吹いた。潮の香りと、どこかで咲いている朝顔のような植物の匂いを含んだ、湿った秋の風。 それは、カマエルの頬を撫で、海斗の髪を揺らした。
カマエルは、その光景を見て、ふと涙が流れていることに気づいた。 悲しいわけではなかった。悔しいわけでもない。 ただ、世界が「在る」ということが、強烈な質量を持って胸に迫ってきたのだ。
「海斗」 「ん?」 「私は、すべてを失った。主も、力も、帰る場所も」 カマエルの言葉は震えていた。それは、生まれたばかりの赤ん坊のような、頼りない響きだった。 かつて「すべては苦しみである」という真理から目を背け、完璧な世界を作ろうとした天使は今、泥の中で、その苦しみのど真ん中にいた。 思い通りにならないことだらけだ。服は汚いし、体は重いし、隣の人間は能天気だ。
だが、海斗は笑って、太陽を指差した。 「失ったんじゃないさ。スペースが空いただけだ」 「スペース?」 「ああ。空っぽになった分、これからいろんなものが入ってくる。美味い飯とか、変な友達とか、見たことない景色とかさ。……お前は今、ようやく『始まった』んだよ」
マナが、珠が、パイモンが、朝日に照らされてこちらへ歩いてくる。 彼らの足跡が、砂浜に点々と残っていく。波が来れば消えてしまうような、儚い足跡。 しかし、確かにそこに刻まれた「生きた証」。
――諸行無常。 すべては移ろい、形を変えていく。完璧な要塞も、昨日の敵対関係も、すべては波のように消え去った。 けれど、消えた後に残ったのは虚無ではなかった。 泥だらけの手と手で結ばれた、温かくて厄介な「縁」が、そこにはあった。
カマエルは、潰れたあんパンをもう一口かじった。 「……悪くない。この不完全な味も、今の私にはお似合いかもしれない」
海斗はニッと笑い、カマエルの背中をバンと叩いた。 「よし! じゃあ帰ろうぜ。みんなで朝飯だ!」 「痛いぞ、貴様。加減を知らんのか」 「あはは、ごめんごめん」
朝日の中、ちぐはぐな一行が歩き出す。 世界は依然として謎に満ち、敵はまだ潜んでいる。 それでも、今この瞬間、風は心地よく、お腹は空き、隣には誰かがいる。 それだけで、今日は生きていける。そんな気がした。
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